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第5章 失われたもの、大切なもの
第23話 禁断の錬金術
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「…………ッッ!!?」
目の前の光景に言葉を失う。そこにあったのは、機動兵、機動兵……その大軍だ。僕が出てくるのを、待ち構えていたのだろうか。くそっ、今この数を相手できるわけがない!ここは一旦引いて、迂回しないと……そう思い引き返そうとした矢先、背後の扉がガコンと閉まる。閉じ込められた……!?
「無駄ですよ。貴方の逃げ場はどこにもない……そう、どこにもね」
聞き覚えのある声が響く。大軍をかき分けて、後方から姿を現した男。間違いない、さっきの仮面男だ。一際巨大な機動兵の上に立ち、僕を見下ろしている。その仮面の奥では、さぞやほくそ笑んでいることだろう。
「僕を、どうするつもりだ?見ての通り、僕の身体はボロボロ……瀕死寸前だ。そんな僕を殺して、何がしたいんだ?」
「いえね、どうも私の知るところでは、貴方のような来訪者は死んでも生き返るとのことで……こちらで身柄を拘束したうえで、何度死んでも蘇る実験材料にでもしようかと……ね」
仮面の奥の眼が、怪しく揺らめいた気がした。やはり、そうだ。こいつらは、僕達プレイヤーのリスポーン位置を変えることができる。しかも、僕は例の実験を探ったことで恨みを買っている。流石に捕まったら捕まったでどうにか脱出できる手立てもあるんだろうが、いずれにしろ、今ここで死ぬことはできなくなった。この窮地を、生きて切り抜けるしかない……!
「勿論、貴方が応じてくれるならば、殺さずとも件の実験に貢献させてあげますが……どうしますか?」
「ッ、僕がそんな、馬鹿げた実験に付き合うとでも思うか……!?」
「素晴らしい実験の間違いですよ……ですが、そうですね。貴方がそう答えるのは分かっていました。それでは……こちらも、強硬手段をとらせて頂きます!」
その声と共に、男の乗る機動兵が退がり、傍に寄っていた取り巻き達が肩をひしめき合わせる。来る……!戦闘イベントだ!この数を、左手一本でどうにかできるわけがない。しかも、スキルの数も制限されている現状。使うなら、ここしかないだろう。
《出番だ、イフリート!》
《分かった……精々持ち堪えろよ?》
その声と共に、一つのスキルが追加される。
───スキル【焔体錬成】を獲得しました。
【焔体錬成】消費MP:80 クールタイム:なし
紅焰石と痛みと引き換えに自身の身体の一部を炎で錬成する。また、自身の炎属性攻撃が強化される。
「これが……イフリートの言っていた秘策」
焔で、とは言っているものの、要は人体錬成の一つだろう。これは即ち、錬金術の禁忌に触れる可能性があるということだ。まあ、この世界の最高位精霊が大丈夫だと言うのなら多分大丈夫なんだろうけど。とりあえず、戦闘が始まらないうちに右腕を錬成しなくては。
「【焔体錬成】!」
スキルを発動。その瞬間、いくつかの紅焰石がインベントリから抜けていくと同時に、焼けるような凄まじい痛みが僕の中を駆け巡った。
「ぐわあああぁぁぁぁッッッ……!!?」
腕だけじゃない!全身のありとあらゆるところが、悲鳴を上げている!だが、それでもさっき爆発に巻き込まれた時に、比べれば……ッ!!
グッと歯を食いしばる。やがて痛みが少しずつ収まってくると、なくなったはずの僕の右腕が……確かに、太陽のように揺らめく炎の腕になっているのが分かった。ただ熱いだけじゃない、不思議な力が宿っているこの感じは……精霊のそれに似ている。これが、イフリートの力。
《我が右腕、確かに貸し与えたぞ!》
ちょま、え。模造品じゃなくて本体なの?いくらマナさえあれば自分には無影響だからって、無茶すぎじゃないかイフリート……?
「ほう、面白い!貴方、さては『扉』を見ましたね!?」
扉?何の話だ?そう思い、すかさずステータスを確認する。扉、扉……あった。随分前に取って、何が何だか分からないまま放置していた称号……《禁忌の扉》。これは確か、機刀を妖機刀に進化させる時、様々な生物の血を使ったことで取得してしまった称号。名前からして怪しいとは思っていたが、やはりそういうことだったか……!
禁忌、とはつまり、人体錬成のことだ。だからこそ、生物の生き血をそのまま錬金術の素材にした僕は、人体錬成の入り口に立っていると判断されたのだろう。結果として、そのおかげで小春に人格を与えられるようになったり、こうして欠損した腕を錬成することができるようになったのはプラスだったが……。
(この力を使えるということは、禁忌を犯す予備軍として認識されることでもある、というわけか)
しかも、よりによっていかにも重要そうな立場の敵に知られてしまった。この世界が錬金術で成り立っている以上、僕が禁忌を犯したなどと知られて、今まで通りにいくはずがない。僕は知らない間に、度を越した行動に出ていたらしい。
「やはり貴方を逃すわけにはいきませんね。善良な一般市民を巻き込んだともあれば、多少の糾弾は仕方なかったでしょうが……それも、禁断の甘い果実を口にしてしまった者ならば、何ら問題はない!」
その声に、機動兵達が駆動音で応える。クッ、マズいな……僕がやらかしていると知って、かえって奴らを本気にさせてしまったかもしれない。でも、それは僕だって同じだ。両手が使えるようになった今、槌もスキルも自由に使えるし、どうやら《部位欠損》も一時的に解除されているようだ。現に僕のHPは、徐々に回復し続けている。ここに来て、やっとフルパワーで戦えるというわけだ!
「さあ、我が僕達よ。あの不届き者に鉄槌を下すのです!」
「来い……僕は、簡単には負けない!」
───『仮面の研究所長』マスクドAとの戦闘を開始します。(勝利条件:機動兵長ジルコニウスの撃破orマスクドAの降伏/敗北条件:味方HPの全損)
───【警告】敗北時、リスポーン位置の変更及び捕縛の恐れあり。
視界の隅の不穏なメッセージを頭からかき消す。大丈夫だ。要は、死ななければいいんだ。そして、ジルコニウスというのは恐らく、あの仮面の男……マスクドAが上に乗っていた巨大な機動兵のことだろう。なるべく最優先でそいつを倒しにいきたいが……。
(いかんせん、取り巻きが多いな!)
これでは近づけない。となればまずは、こいつらを叩く!
取り巻きのうちの数体が、こちらへ向かってくる。足の裏にキャタピラでもあるのだろうか?さっきのもそうだったが、特に足を踏み出すことなく移動してくる。しかも、結構な速さで。
だが少なくとも、機体のスペック自体は、僕を追い回していたあの2機ほど高くなさそうだ。AIを搭載していないのだろうか、あまり連携的な動きではない。打撃武器をそれぞれ装備しており、流石に火力はさっきまでのより上だろうが、所詮量産型だろう。僕は後ろに飛び退きながら火球を連発する。命中率は悪くないが……手応えはイマイチだ。
「だったら!」
壁に到達する。追い詰めたと思ったのだろうか、今だとばかりに突っ込んでくる。その単純さが命取りだ。僕は突撃してくる機体の一つにワイヤーを付け、後ろの壁を蹴る。流石にこの速さには、対応できまい!
「ハァッ!!」
お互いの推進力を利用して、そのまま打ち抜く。今度はバッチリ決まった!そう確信したと共に、背後の機体が立ったまま爆ぜた。ふう、よし。これなら何とか……!?
「ッ!!?」
鋭い危機感を覚え、ワイヤーでその場を退避する。さっきまで僕がいた場所には、弾丸の雨が降り注いでいた。
おいおいマジかよ、飛び道具持ちがいるのか!まあ、完璧主義者を自称するなら、このくらいはあって当たり前か。えっと、今射撃した機体は……。
(あそこか!)
空中に滞空するドローン型の機体。あれらが遠距離担当だ。機体の底面に、1門の小型ガトリング砲がある。とりあえず、今見つけた1機に空中で火球を発射。命中すると、そのまま地に落ちていった。どうやら、こっちのモデルは火球が効くらしい。近距離には近距離、遠距離には遠距離で戦え、ということか。
しかし、だとしても良くない状況だ。確かに、機体サイズの小さいドローン型が反動の大きいガトリング砲を装備している時点で、その命中精度はお察しだろう。だが、あの手の武器は1発でも当たると続けざまに被弾することになる。近距離型と同じく相当数いる想定なら、それぞれに定点射撃されるだけでも厄介だ。僕はそれに当たらないように、不用意に立ち止まらないようにしなくてはならない。
「ッ、厳しい戦いになるな、これは……!?」
プレアデス Lv.45
種族:ホムンクルス/職業:宝石技師Lv.36
HP:700(+250)
MP:200(+360)
STR:100(+50)
VIT:80(+50)
AGI:0(+30)
INT:60(+120)
RES:0
DEX:30
LUK:30
SP:0
頭…なし
胸…バトラースーツ
右手…噴炎する竜骨牙の戦槌
左手…-
脚…バトラートラウザーズ
足…執事の革靴
特殊…蒼穹のタリスマン
特殊…聖炎筒イフリート
特殊…空間機動ベルト
所持金:190100G
満腹度:40%
装備効果:物質特効(200%) 《出血》付与(高) 【吸血】攻撃(低) 付加(火炎) 《火傷》付与(高) HP回復(5/秒) MP回復(1/秒) 対魔特効 《火傷》無効
称号:《試行錯誤》《伝説を導く者》《読書好き》《宝石採集者》《伝説を錬成する者》《岩砕き》《破壊者》《無慈悲なる一撃》《石工職人見習い》《木工職人の一番弟子》《宝石技師》《禁忌の扉》《炎纏いし者》《運命の赤い糸》《昨日の敵は今日の友》《精霊を宿す者》《神域に至る者》
生産スキルセット(12/12)
【統合強化】【金属探知】【分解】【精錬】【拡大鏡】【簡易調整】【宝石融合】【宝石分解】【宝石変換】【交渉術】【覚醒強化】【宝石加工】
戦闘スキルセット(14/14)(装備中)
【硬化】【宝石片弾】【ジェットファングⅡ】【付加:陽炎柱】【脆弱化】【ジェノサイド】【精霊喚起】【付加:炎獄】【ドラゴンフレイム】【宝石爆烈弾】【退魔の神炎】【幻影化】【ナパームボム】【焔体錬成】
チェインスキル:【連鎖爆破】【バーストスマッシュ】【桜花壊塵撃】【ヴォルカニック・ゲイザー】【レヴァテイン】
進行中のクエスト:『王都に眠る蒼い石』『錬金術と歴史の裏側』
目の前の光景に言葉を失う。そこにあったのは、機動兵、機動兵……その大軍だ。僕が出てくるのを、待ち構えていたのだろうか。くそっ、今この数を相手できるわけがない!ここは一旦引いて、迂回しないと……そう思い引き返そうとした矢先、背後の扉がガコンと閉まる。閉じ込められた……!?
「無駄ですよ。貴方の逃げ場はどこにもない……そう、どこにもね」
聞き覚えのある声が響く。大軍をかき分けて、後方から姿を現した男。間違いない、さっきの仮面男だ。一際巨大な機動兵の上に立ち、僕を見下ろしている。その仮面の奥では、さぞやほくそ笑んでいることだろう。
「僕を、どうするつもりだ?見ての通り、僕の身体はボロボロ……瀕死寸前だ。そんな僕を殺して、何がしたいんだ?」
「いえね、どうも私の知るところでは、貴方のような来訪者は死んでも生き返るとのことで……こちらで身柄を拘束したうえで、何度死んでも蘇る実験材料にでもしようかと……ね」
仮面の奥の眼が、怪しく揺らめいた気がした。やはり、そうだ。こいつらは、僕達プレイヤーのリスポーン位置を変えることができる。しかも、僕は例の実験を探ったことで恨みを買っている。流石に捕まったら捕まったでどうにか脱出できる手立てもあるんだろうが、いずれにしろ、今ここで死ぬことはできなくなった。この窮地を、生きて切り抜けるしかない……!
「勿論、貴方が応じてくれるならば、殺さずとも件の実験に貢献させてあげますが……どうしますか?」
「ッ、僕がそんな、馬鹿げた実験に付き合うとでも思うか……!?」
「素晴らしい実験の間違いですよ……ですが、そうですね。貴方がそう答えるのは分かっていました。それでは……こちらも、強硬手段をとらせて頂きます!」
その声と共に、男の乗る機動兵が退がり、傍に寄っていた取り巻き達が肩をひしめき合わせる。来る……!戦闘イベントだ!この数を、左手一本でどうにかできるわけがない。しかも、スキルの数も制限されている現状。使うなら、ここしかないだろう。
《出番だ、イフリート!》
《分かった……精々持ち堪えろよ?》
その声と共に、一つのスキルが追加される。
───スキル【焔体錬成】を獲得しました。
【焔体錬成】消費MP:80 クールタイム:なし
紅焰石と痛みと引き換えに自身の身体の一部を炎で錬成する。また、自身の炎属性攻撃が強化される。
「これが……イフリートの言っていた秘策」
焔で、とは言っているものの、要は人体錬成の一つだろう。これは即ち、錬金術の禁忌に触れる可能性があるということだ。まあ、この世界の最高位精霊が大丈夫だと言うのなら多分大丈夫なんだろうけど。とりあえず、戦闘が始まらないうちに右腕を錬成しなくては。
「【焔体錬成】!」
スキルを発動。その瞬間、いくつかの紅焰石がインベントリから抜けていくと同時に、焼けるような凄まじい痛みが僕の中を駆け巡った。
「ぐわあああぁぁぁぁッッッ……!!?」
腕だけじゃない!全身のありとあらゆるところが、悲鳴を上げている!だが、それでもさっき爆発に巻き込まれた時に、比べれば……ッ!!
グッと歯を食いしばる。やがて痛みが少しずつ収まってくると、なくなったはずの僕の右腕が……確かに、太陽のように揺らめく炎の腕になっているのが分かった。ただ熱いだけじゃない、不思議な力が宿っているこの感じは……精霊のそれに似ている。これが、イフリートの力。
《我が右腕、確かに貸し与えたぞ!》
ちょま、え。模造品じゃなくて本体なの?いくらマナさえあれば自分には無影響だからって、無茶すぎじゃないかイフリート……?
「ほう、面白い!貴方、さては『扉』を見ましたね!?」
扉?何の話だ?そう思い、すかさずステータスを確認する。扉、扉……あった。随分前に取って、何が何だか分からないまま放置していた称号……《禁忌の扉》。これは確か、機刀を妖機刀に進化させる時、様々な生物の血を使ったことで取得してしまった称号。名前からして怪しいとは思っていたが、やはりそういうことだったか……!
禁忌、とはつまり、人体錬成のことだ。だからこそ、生物の生き血をそのまま錬金術の素材にした僕は、人体錬成の入り口に立っていると判断されたのだろう。結果として、そのおかげで小春に人格を与えられるようになったり、こうして欠損した腕を錬成することができるようになったのはプラスだったが……。
(この力を使えるということは、禁忌を犯す予備軍として認識されることでもある、というわけか)
しかも、よりによっていかにも重要そうな立場の敵に知られてしまった。この世界が錬金術で成り立っている以上、僕が禁忌を犯したなどと知られて、今まで通りにいくはずがない。僕は知らない間に、度を越した行動に出ていたらしい。
「やはり貴方を逃すわけにはいきませんね。善良な一般市民を巻き込んだともあれば、多少の糾弾は仕方なかったでしょうが……それも、禁断の甘い果実を口にしてしまった者ならば、何ら問題はない!」
その声に、機動兵達が駆動音で応える。クッ、マズいな……僕がやらかしていると知って、かえって奴らを本気にさせてしまったかもしれない。でも、それは僕だって同じだ。両手が使えるようになった今、槌もスキルも自由に使えるし、どうやら《部位欠損》も一時的に解除されているようだ。現に僕のHPは、徐々に回復し続けている。ここに来て、やっとフルパワーで戦えるというわけだ!
「さあ、我が僕達よ。あの不届き者に鉄槌を下すのです!」
「来い……僕は、簡単には負けない!」
───『仮面の研究所長』マスクドAとの戦闘を開始します。(勝利条件:機動兵長ジルコニウスの撃破orマスクドAの降伏/敗北条件:味方HPの全損)
───【警告】敗北時、リスポーン位置の変更及び捕縛の恐れあり。
視界の隅の不穏なメッセージを頭からかき消す。大丈夫だ。要は、死ななければいいんだ。そして、ジルコニウスというのは恐らく、あの仮面の男……マスクドAが上に乗っていた巨大な機動兵のことだろう。なるべく最優先でそいつを倒しにいきたいが……。
(いかんせん、取り巻きが多いな!)
これでは近づけない。となればまずは、こいつらを叩く!
取り巻きのうちの数体が、こちらへ向かってくる。足の裏にキャタピラでもあるのだろうか?さっきのもそうだったが、特に足を踏み出すことなく移動してくる。しかも、結構な速さで。
だが少なくとも、機体のスペック自体は、僕を追い回していたあの2機ほど高くなさそうだ。AIを搭載していないのだろうか、あまり連携的な動きではない。打撃武器をそれぞれ装備しており、流石に火力はさっきまでのより上だろうが、所詮量産型だろう。僕は後ろに飛び退きながら火球を連発する。命中率は悪くないが……手応えはイマイチだ。
「だったら!」
壁に到達する。追い詰めたと思ったのだろうか、今だとばかりに突っ込んでくる。その単純さが命取りだ。僕は突撃してくる機体の一つにワイヤーを付け、後ろの壁を蹴る。流石にこの速さには、対応できまい!
「ハァッ!!」
お互いの推進力を利用して、そのまま打ち抜く。今度はバッチリ決まった!そう確信したと共に、背後の機体が立ったまま爆ぜた。ふう、よし。これなら何とか……!?
「ッ!!?」
鋭い危機感を覚え、ワイヤーでその場を退避する。さっきまで僕がいた場所には、弾丸の雨が降り注いでいた。
おいおいマジかよ、飛び道具持ちがいるのか!まあ、完璧主義者を自称するなら、このくらいはあって当たり前か。えっと、今射撃した機体は……。
(あそこか!)
空中に滞空するドローン型の機体。あれらが遠距離担当だ。機体の底面に、1門の小型ガトリング砲がある。とりあえず、今見つけた1機に空中で火球を発射。命中すると、そのまま地に落ちていった。どうやら、こっちのモデルは火球が効くらしい。近距離には近距離、遠距離には遠距離で戦え、ということか。
しかし、だとしても良くない状況だ。確かに、機体サイズの小さいドローン型が反動の大きいガトリング砲を装備している時点で、その命中精度はお察しだろう。だが、あの手の武器は1発でも当たると続けざまに被弾することになる。近距離型と同じく相当数いる想定なら、それぞれに定点射撃されるだけでも厄介だ。僕はそれに当たらないように、不用意に立ち止まらないようにしなくてはならない。
「ッ、厳しい戦いになるな、これは……!?」
プレアデス Lv.45
種族:ホムンクルス/職業:宝石技師Lv.36
HP:700(+250)
MP:200(+360)
STR:100(+50)
VIT:80(+50)
AGI:0(+30)
INT:60(+120)
RES:0
DEX:30
LUK:30
SP:0
頭…なし
胸…バトラースーツ
右手…噴炎する竜骨牙の戦槌
左手…-
脚…バトラートラウザーズ
足…執事の革靴
特殊…蒼穹のタリスマン
特殊…聖炎筒イフリート
特殊…空間機動ベルト
所持金:190100G
満腹度:40%
装備効果:物質特効(200%) 《出血》付与(高) 【吸血】攻撃(低) 付加(火炎) 《火傷》付与(高) HP回復(5/秒) MP回復(1/秒) 対魔特効 《火傷》無効
称号:《試行錯誤》《伝説を導く者》《読書好き》《宝石採集者》《伝説を錬成する者》《岩砕き》《破壊者》《無慈悲なる一撃》《石工職人見習い》《木工職人の一番弟子》《宝石技師》《禁忌の扉》《炎纏いし者》《運命の赤い糸》《昨日の敵は今日の友》《精霊を宿す者》《神域に至る者》
生産スキルセット(12/12)
【統合強化】【金属探知】【分解】【精錬】【拡大鏡】【簡易調整】【宝石融合】【宝石分解】【宝石変換】【交渉術】【覚醒強化】【宝石加工】
戦闘スキルセット(14/14)(装備中)
【硬化】【宝石片弾】【ジェットファングⅡ】【付加:陽炎柱】【脆弱化】【ジェノサイド】【精霊喚起】【付加:炎獄】【ドラゴンフレイム】【宝石爆烈弾】【退魔の神炎】【幻影化】【ナパームボム】【焔体錬成】
チェインスキル:【連鎖爆破】【バーストスマッシュ】【桜花壊塵撃】【ヴォルカニック・ゲイザー】【レヴァテイン】
進行中のクエスト:『王都に眠る蒼い石』『錬金術と歴史の裏側』
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