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第5章 失われたもの、大切なもの
第8話 独り嗤う死神
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「待て、ミハイル!!……受ければ良いんだな?受ければその手を止めると約束するか!?」
「ヒャハハハハッ!……分かれば良いんだよぉ」
耳につく高笑いと共に、彼の手が止まった。カンナの顔に拳を突き出す直前だった。代わりに側近達から彼女を受け取ると、その側近2人を俺の元にけしかけた。
「カンナ……!」
「コイツの身は預かる。お前がちゃんと依頼を達成した暁には、お前の元に帰してやるよ。見張りを2人付かせるから、妙な真似すんじゃねーぞ」
と言いつつ、自分はカンナの肩に手を回す。まるで最初から自分のものであるかのように。カンナの顔が恐怖と不安で歪む。彼にとっては、それすら甘美な景色なのだろう。去り際に、俺は奴に背を向けたまま言う。
「お前こそ、俺のカンナにこれ以上何かしたら……殺す」
「へっ、人質をどう扱おうがこっちの勝手だっつーの!当たり前だろぉ?」
「……外道が」
それだけ言い残し、俺は背後を見張りに固められながらギルドを後にした。カンナのためだ、こうなったらさっさと行って帰って来なければ……俺は必死にそう言い聞かせ、足を動かした。だが……ギルドから十分に離れた時、俺は妙な違和感を覚えた。
何故ミハイルは、俺だけをクエストに行かせた?カンナも一緒に連れて行けば良いところを。その方が監視にかける労力も減るし、彼ら自身も他のメンバーを脅迫できる。その機会をみすみす逸するほど、奴は抜けてはいないだろう。
とすると、目的は何だ?俺とカンナを引き離すことに、それほど深い意味があるとは思えない。カンナを人質にした方が、確実に俺を説得できるから?いや、俺が行くと決めた時点で解放し、2人まとめて向かわせれば良いだけの話だ。俺は確かめてみることにした。
「おい、さっさと片付けて帰りたいんだ。走りたいから少し拘束を緩めてくれないか?」
「まぁそう言うなって!お前だって初めてのカルマクエストだろ?」
「道中色々教えてやるから、もっとゆっくり行こうや」
俺の背後の2人は、口々にそう言う。一見すると優しい口調……だが、だからこそ真意が浮き彫りになるというもの。張り付いた笑顔の裏に俺が見たのは、やはり俺の推測通りで間違いなさそうだった。奴め、俺がいない隙に何か良からぬことを企んでいるんだろう。
そもそも俺が出る直前のミハイルの言動。その時点で既に怪しさ満点だった。まるで自分のものであるかのような仕草、加えて人質ならば何をしても自由という発言。そして、俺を引き離して時間を稼ごうとする作戦……。
まさか!!
俺の脳に電撃が迸った。もし俺の予感が当たっているのならば、カンナの身が危ない。それも、ただ危ないだけじゃない。最悪、リアルにも影響が出るかもしれない。こんなこと、余程のクズじゃなければやらないだろうが……奴は俺をクエストに行かせるためだけに、平気で拉致したり暴行したりする真性の外道だ。何をしでかしても不思議ではない!
だとすれば、早くこの状況を脱しなければならない。が、先程から頭の中で詠唱しているはずのスキルが何度やっても発動できない。これは恐らく、俺の手に付けられている拘束具……これにスキルの発動を封じる、所謂サイレンス効果が付いているのだろう。見たところ、俺の短刀さえ使えれば断ち切れそうではある。だが、そのためにはこの2人をどうにかしなくては。
やるしかない……か。
チャンスは一度。これを逃したら、クエスト終了まで二度と帰れないだろう。いやむしろ、終わっても帰れなくなるかもしれない。だが、カンナの身を守るためにも、ここで振り切るより他に道はない!俺は密かに、足に力を込める。
「良いか?暗殺任務に必要なのはなぁ……」
「あぁ、分かってるさ……敵に殺気を悟らせないこと、だろッ!?」
言い切るより先に、俺は身を屈めて背後の見張りの視界から消える。彼らとて優秀なミハイルの側近。俺の行く末を見失うほど愚鈍ではない。だがその1秒の隙、それさえ作れればこっちのものだ。俺は遠心力を加えながら、伸ばした脚で2人の脛を薙ぎ払った。
「ッ!!」
「お前、何を……」
足払いがクリーンヒットし、2人は足から崩れ仰反る。俺はその隙にインベントリから短刀を放出。口でキャッチして、俺の手首の拘束具に刃を当てる。それは立派にも金属で出来ていたが、炎熱伝導技術で作られたこの刃の前では無力だ。数秒押し当てるだけで容易に切断できた。サイレンスが解除されているのを視界の隅で確認する。
「こいつ、やりやがった!」
「早く報告を……」
「させねえよ!!」
突進系スキルを発動。同時に腰の鞘から短刀をもう1本取り出し、自由になった両手で刃を振りかざす。ズバッという快い音が小道に響く。超加速の恩恵も加わって、軽く両断できた。こいつらのHPが0になったことでギルドに通知が行くシステムだと厄介だが……そうでないことを祈って、俺は来た道を急いだ。
カンナ……一体彼らに何をされているんだ。あのミハイルの様子を見ると、色々な考えがよぎってしまう。まあ、仮に何もなかったとしても助け出すことに変わりはないが……頼む、今日だけ、今日だけは俺の予感よ、外れてくれ!
外れてくれっ……!!
祈るような気持ちで、ギルドの扉を蹴破る。そして、目に入る。
「あ、あ……うあああぁぁっっ!!」
皮肉にも、俺の予感は的中していた。それも、俺が考えた限り最悪の方向で。現実世界ではそれは殺害されることだが、一定時間待てばリスポーンできるこの世界においては、現実に帰っても忘れられないほどのトラウマを植え付けられることの方が余程タチが悪い。
そして、カンナのように気弱でルックスの良い女性プレイヤーに多いのは。
「っ……」
もう、言葉など何も出てこなかった。全てがどうでも良く思えた。俺は脳内でスキルを多重発動した。カンナに何重にも結界を張り巡らし、誰も触れられないようにして……俺は溢れ出る殺意のままに、カンナの周りに群がる半裸の男達の蹂躙を開始した。
…………
「もうやめてくれ!悪かった!オレが悪かった!!」
確か、そんなことを言っていたと思う。最も、そんな中身のない言葉などに興味はなかったが。そもそも、カンナに何も言えないように猿ぐつわまでさせて、抵抗を許さぬまま痛めつけていたのは、他でもない目の前のこの男だ。そんな男が今更何を言おうと、もう俺にはどうでも良いことだった。
インベントリに貯蓄していた、貴重な蘇生アイテム。それを湯水の如く主犯に使い、その度殺した。蘇った瞬間、抵抗する暇も与えずに殺す。ただそれだけ。脳で何かを考える必要など何もない、動物にでも出来る簡単な作業。俺はそれを、無言で、アイテムが底を尽きるまで淡々と繰り返した。
そうして俺は何度も殺した。カンナが受けた苦しみ、痛み、屈辱、絶望感……それを少しでも思い知らせるように。俺の中に眠る全てを憎悪に変え、力に変え。思いのままに、しかしどことなく冷静に。
分かっていた。何度こうしてこの男を殴ろうが、斬りつけようが、殺そうが、カンナが受けた傷は癒えないことを。その傷の痛みを全く同じように味合わせることはできないことを。それでも俺は続けた。俺の気が済むまで。蘇生アイテムが尽きるまで。
…………
何度だって殺した。ステータス欄にカルマ値が蓄積され、警告文が出ていることなど気にも留めず、何度も。何度も。
…………
途中から向こうも抵抗を諦めたのか、物一つ言わず黙り込んでしまっても、その奥に閉じこもった彼自身をも破壊しようと、何度も。何度も。何度も何度も。
…………
「ははっ!あはははははははっっ!!!」
狂喜の声。血に魅入られた死神の愉悦。何度も殺した。何度も何度も。何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何
…………
……………………
血の海から彼女の身体を抱き起こす。その目は暗く淀み、虚空を見つめていた。口は半開きのまま何も音を発さず、彼らにやられた跡だろう、その淵からは血の混じった白濁が滴っていた。
「…………」
もう、終わりにしよう。何もかも。そしてゼロから全てをやり直そう。俺は自分のしたことを思い返し、行き場のない激昂がひとまず息を潜めたのを感じながら、無言で俺達のアカウントを消去した。
世界から意識が切り離され、周りの全てが色褪せ、抜け落ちて行く。それを動かなくなった彼女を抱きしめながら、静かに見守る。俺達は今後、二度とこの日を忘れることはできないだろう。金縛りにでも遭ったように、この悪夢に囚われ続けるのだろう。
俺があの空間を出てから、戻って来るまでたった20分。しかし、その長すぎた黒い時間は、いとも簡単に、嘲笑うように、俺達の築いた日常を壊してしまったのだ。
「ヒャハハハハッ!……分かれば良いんだよぉ」
耳につく高笑いと共に、彼の手が止まった。カンナの顔に拳を突き出す直前だった。代わりに側近達から彼女を受け取ると、その側近2人を俺の元にけしかけた。
「カンナ……!」
「コイツの身は預かる。お前がちゃんと依頼を達成した暁には、お前の元に帰してやるよ。見張りを2人付かせるから、妙な真似すんじゃねーぞ」
と言いつつ、自分はカンナの肩に手を回す。まるで最初から自分のものであるかのように。カンナの顔が恐怖と不安で歪む。彼にとっては、それすら甘美な景色なのだろう。去り際に、俺は奴に背を向けたまま言う。
「お前こそ、俺のカンナにこれ以上何かしたら……殺す」
「へっ、人質をどう扱おうがこっちの勝手だっつーの!当たり前だろぉ?」
「……外道が」
それだけ言い残し、俺は背後を見張りに固められながらギルドを後にした。カンナのためだ、こうなったらさっさと行って帰って来なければ……俺は必死にそう言い聞かせ、足を動かした。だが……ギルドから十分に離れた時、俺は妙な違和感を覚えた。
何故ミハイルは、俺だけをクエストに行かせた?カンナも一緒に連れて行けば良いところを。その方が監視にかける労力も減るし、彼ら自身も他のメンバーを脅迫できる。その機会をみすみす逸するほど、奴は抜けてはいないだろう。
とすると、目的は何だ?俺とカンナを引き離すことに、それほど深い意味があるとは思えない。カンナを人質にした方が、確実に俺を説得できるから?いや、俺が行くと決めた時点で解放し、2人まとめて向かわせれば良いだけの話だ。俺は確かめてみることにした。
「おい、さっさと片付けて帰りたいんだ。走りたいから少し拘束を緩めてくれないか?」
「まぁそう言うなって!お前だって初めてのカルマクエストだろ?」
「道中色々教えてやるから、もっとゆっくり行こうや」
俺の背後の2人は、口々にそう言う。一見すると優しい口調……だが、だからこそ真意が浮き彫りになるというもの。張り付いた笑顔の裏に俺が見たのは、やはり俺の推測通りで間違いなさそうだった。奴め、俺がいない隙に何か良からぬことを企んでいるんだろう。
そもそも俺が出る直前のミハイルの言動。その時点で既に怪しさ満点だった。まるで自分のものであるかのような仕草、加えて人質ならば何をしても自由という発言。そして、俺を引き離して時間を稼ごうとする作戦……。
まさか!!
俺の脳に電撃が迸った。もし俺の予感が当たっているのならば、カンナの身が危ない。それも、ただ危ないだけじゃない。最悪、リアルにも影響が出るかもしれない。こんなこと、余程のクズじゃなければやらないだろうが……奴は俺をクエストに行かせるためだけに、平気で拉致したり暴行したりする真性の外道だ。何をしでかしても不思議ではない!
だとすれば、早くこの状況を脱しなければならない。が、先程から頭の中で詠唱しているはずのスキルが何度やっても発動できない。これは恐らく、俺の手に付けられている拘束具……これにスキルの発動を封じる、所謂サイレンス効果が付いているのだろう。見たところ、俺の短刀さえ使えれば断ち切れそうではある。だが、そのためにはこの2人をどうにかしなくては。
やるしかない……か。
チャンスは一度。これを逃したら、クエスト終了まで二度と帰れないだろう。いやむしろ、終わっても帰れなくなるかもしれない。だが、カンナの身を守るためにも、ここで振り切るより他に道はない!俺は密かに、足に力を込める。
「良いか?暗殺任務に必要なのはなぁ……」
「あぁ、分かってるさ……敵に殺気を悟らせないこと、だろッ!?」
言い切るより先に、俺は身を屈めて背後の見張りの視界から消える。彼らとて優秀なミハイルの側近。俺の行く末を見失うほど愚鈍ではない。だがその1秒の隙、それさえ作れればこっちのものだ。俺は遠心力を加えながら、伸ばした脚で2人の脛を薙ぎ払った。
「ッ!!」
「お前、何を……」
足払いがクリーンヒットし、2人は足から崩れ仰反る。俺はその隙にインベントリから短刀を放出。口でキャッチして、俺の手首の拘束具に刃を当てる。それは立派にも金属で出来ていたが、炎熱伝導技術で作られたこの刃の前では無力だ。数秒押し当てるだけで容易に切断できた。サイレンスが解除されているのを視界の隅で確認する。
「こいつ、やりやがった!」
「早く報告を……」
「させねえよ!!」
突進系スキルを発動。同時に腰の鞘から短刀をもう1本取り出し、自由になった両手で刃を振りかざす。ズバッという快い音が小道に響く。超加速の恩恵も加わって、軽く両断できた。こいつらのHPが0になったことでギルドに通知が行くシステムだと厄介だが……そうでないことを祈って、俺は来た道を急いだ。
カンナ……一体彼らに何をされているんだ。あのミハイルの様子を見ると、色々な考えがよぎってしまう。まあ、仮に何もなかったとしても助け出すことに変わりはないが……頼む、今日だけ、今日だけは俺の予感よ、外れてくれ!
外れてくれっ……!!
祈るような気持ちで、ギルドの扉を蹴破る。そして、目に入る。
「あ、あ……うあああぁぁっっ!!」
皮肉にも、俺の予感は的中していた。それも、俺が考えた限り最悪の方向で。現実世界ではそれは殺害されることだが、一定時間待てばリスポーンできるこの世界においては、現実に帰っても忘れられないほどのトラウマを植え付けられることの方が余程タチが悪い。
そして、カンナのように気弱でルックスの良い女性プレイヤーに多いのは。
「っ……」
もう、言葉など何も出てこなかった。全てがどうでも良く思えた。俺は脳内でスキルを多重発動した。カンナに何重にも結界を張り巡らし、誰も触れられないようにして……俺は溢れ出る殺意のままに、カンナの周りに群がる半裸の男達の蹂躙を開始した。
…………
「もうやめてくれ!悪かった!オレが悪かった!!」
確か、そんなことを言っていたと思う。最も、そんな中身のない言葉などに興味はなかったが。そもそも、カンナに何も言えないように猿ぐつわまでさせて、抵抗を許さぬまま痛めつけていたのは、他でもない目の前のこの男だ。そんな男が今更何を言おうと、もう俺にはどうでも良いことだった。
インベントリに貯蓄していた、貴重な蘇生アイテム。それを湯水の如く主犯に使い、その度殺した。蘇った瞬間、抵抗する暇も与えずに殺す。ただそれだけ。脳で何かを考える必要など何もない、動物にでも出来る簡単な作業。俺はそれを、無言で、アイテムが底を尽きるまで淡々と繰り返した。
そうして俺は何度も殺した。カンナが受けた苦しみ、痛み、屈辱、絶望感……それを少しでも思い知らせるように。俺の中に眠る全てを憎悪に変え、力に変え。思いのままに、しかしどことなく冷静に。
分かっていた。何度こうしてこの男を殴ろうが、斬りつけようが、殺そうが、カンナが受けた傷は癒えないことを。その傷の痛みを全く同じように味合わせることはできないことを。それでも俺は続けた。俺の気が済むまで。蘇生アイテムが尽きるまで。
…………
何度だって殺した。ステータス欄にカルマ値が蓄積され、警告文が出ていることなど気にも留めず、何度も。何度も。
…………
途中から向こうも抵抗を諦めたのか、物一つ言わず黙り込んでしまっても、その奥に閉じこもった彼自身をも破壊しようと、何度も。何度も。何度も何度も。
…………
「ははっ!あはははははははっっ!!!」
狂喜の声。血に魅入られた死神の愉悦。何度も殺した。何度も何度も。何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何
…………
……………………
血の海から彼女の身体を抱き起こす。その目は暗く淀み、虚空を見つめていた。口は半開きのまま何も音を発さず、彼らにやられた跡だろう、その淵からは血の混じった白濁が滴っていた。
「…………」
もう、終わりにしよう。何もかも。そしてゼロから全てをやり直そう。俺は自分のしたことを思い返し、行き場のない激昂がひとまず息を潜めたのを感じながら、無言で俺達のアカウントを消去した。
世界から意識が切り離され、周りの全てが色褪せ、抜け落ちて行く。それを動かなくなった彼女を抱きしめながら、静かに見守る。俺達は今後、二度とこの日を忘れることはできないだろう。金縛りにでも遭ったように、この悪夢に囚われ続けるのだろう。
俺があの空間を出てから、戻って来るまでたった20分。しかし、その長すぎた黒い時間は、いとも簡単に、嘲笑うように、俺達の築いた日常を壊してしまったのだ。
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