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第2章 その石、危険につき
第18話 手料理
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「待って待って情報量多い!僕の頭の中通知音でうるさいんだけど」
「あはは…とりあえずご飯食べに行かない?もう空腹度が危ないし」
「賛成…そこで色々整理しよう」
というわけで。
「かぁっ!仕事の後の食事は美味いですなぁ」
「おじさん臭いよ、プレア殿…」
「あはは、ごめんごめん」
今僕達が来ているのは、毎度お馴染み『旅人の住処』…ではない。だって今ゲーム内朝の6:00前。そんな変な時間にやっているお店なんか殆どない。なので、手持ちにあった食材で自炊したのだ。何気に、この世界で遊んで初めての自炊かもしれない。
実はボス戦後、泊まる部屋を変えたのだ。以前はお金が殆どなかったから、一泊300Gという安めの部屋に泊まっていた。しかし、最近素材や荷物が増えてきたり、お金が多少は増えてきたこともあって、思い切って長期滞在用の部屋に変更してみた。因みに一泊500G。一見大したことない差に見えるが、毎日泊まると大きく出てくる。
それで、長期滞在用の部屋ということでキッチンなどの機能が付いているのだ。僕は殆ど料理はできないのでお手伝い。料理はハルが作ってくれた。ていうか、ハル料理上手くない?正直『旅人の住処』の料理と大差ないんだけど。と言ったら、
「えー?全然違うじゃん。もしかしてプレア殿って少し味音痴?」
「うっ…言われてみればそうかも」
「ふふっ…でも、それはそれで美味しいって言ってくれるから良かった」
ハルは食べる手を止め、自分の肩を抱いてそんなことを言う。少し、しんみりとした表情で。僕は現実でもゲームでも自炊なんか殆どしたことがないので分からないが、自分が作った料理を人に食べてもらうとなると、きっと不安を感じるのだろう。美味しく食べてくれるかな?上手くできたかな…?と。
「とっても美味しいよ。味に関しては鈍感だし独りよがりかもしれないけど、ハルが、心を込めて作ってくれたんだなって思った」
「んっ!?うぅ…ありがと」
目を逸らし、頬が少し色づく。窓から差し込む朝焼けが、それを隠す。それでも雰囲気で何となく分かった。僕も…言った後で恥ずかしくなってきた。慣れないことは言うもんじゃないな。
食事もひと段落し、しばし沈黙が流れる。気まずいような、くすぐったいような、そんな朝のひと時。それは、決して嫌な時間なんかじゃなく。心のどこかで、このままでいたい、とすら思える気がした。
「…そろそろお皿片付けよっか?時間も少なくなってるだろうし」
「あ、ほんとだ…もう2時間もないや。お皿割らないように気をつけるよ」
「そこまで不器用じゃないでしょ?いつも作業見てるから知ってるもん」
「あはは、そうだったね」
言いながらお皿の汚れを洗い流していく。初めて使ったけれど、この世界の洗剤はすごいな。『ホワイトラビットの肉』を焼いたため、油汚れがそれなりについているのだが、軽く撫でただけでスルスル取れていく。
現実でも、ひと昔前はこういう性能重視の洗剤が流行ったらしい。しかし、最近では環境保護のため、海水中で分解され、魚が口に入れても無害な洗剤が専ら出回っている。そのため、こういった油汚れを撫でるだけで落とすような洗剤は、実は生で見るのは初めてだったりする。
皿洗いも早々に終わり、今は朝日を浴びながらソファで寛いでいる。前の部屋はここまで寛げるスペースはなかった。最も、それは僕達が加工に使う道具を片付けていなかったせいなんだけれど。元々広くなかったし仕方ないよね?
「そうだ、さっきの通知の整理しないの?」
「あ…ありがと、忘れてた。今やっちゃおうか」
危ない危ない。ハルのおかげで忘れずに済んだ。さっき、セイスさんのボウガンを新調した時、システムメッセージが滝のように流れてきたので一旦放置していたのだ。時間もまだ多少はあるので、一つ一つ消化していこうと思う。
『暗殺者のボウガン RC』☆7 ATK+100 半自動装填 対人ダメージ100%増
売却不可。武器後部のフックショットにより、自動で弦が引かれる。そのため、通常より固い弦が使われており、連射性能は勿論、非常に高い威力で射出できる。装備中はスキル【バスターショット】を使用可能。『初心者のボウガン』を元にしているため、何回使っても壊れない。
【バスターショット】消費MP:80 クールタイム:60秒
全身のエネルギーを集中し、渾身の一発を撃ち込む。生じる風圧は射線上の物体を吹き飛ばし、遠くの敵にも高い威力を発揮する。
まずはセイスさんの新武器なのだが…どうしてこうなった。僕はあくまで連射性能に重きを置いて、弦を引く機構としてわざわざフックショットまで作ったのに。あれ作るのすごい苦労したのに。
「どうして、こんな威力重視みたいな武器に仕上がっちゃったんですかねぇ…」
ステータスの上げ方も尖っているし、極めつけは何だ、このスキルは。とても掠め手が多彩で隠密性が重要なハンターが使うようなスキルじゃない。こんなの使ったら一発でバレる。まあ、セイスさんは元々AGI極振りとかいう尖りまくりなステータスしてるし、今更何をってやつか。よし、ほっといて次は称号だ。
《木工職人の一番弟子》
一定回数以上木材を使用したアイテムの錬成に成功することで取得。木材の加工に中補正。
《宝石技師》
一定回数以上宝石を使用した機械の開発に成功することで取得。特殊職業『宝石技師』を解放し、宝石の加工に中補正。
今回手に入れた称号2つは、いずれも以前獲得したものの上位互換。そのため、前取った方の称号は統合された。これは、称号によって得られる効果の重複を防ぐためのシステムだ。ハルの《居合術の使い手》も、元はと言えば《抜刀術の使い手》の上位互換だ。これも、同様に強い方に統合されている。
とはいえ、スキルに関してはそのまま継続される。つまり、一つ前の称号《宝石使い》で獲得し、現在僕の戦術の主軸になりつつある【宝石片弾】は、新しい称号に統合された今でも、失われることなく使用できる。この辺は親切設計だな。
決め手になったのは恐らくあのフックショット。あれを作るのに、木材を多く使ったり、射出する機構を宝石で作ったりと大変だったのだ。特に、何回撃っても真っ直ぐ飛ぶように木材を微調整する工程はまさしく苦行だった。出来ればもう二度と作りたくない。
そして、目を引くのが「特殊職業」という単語。これは、通常の職業とは異なり、条件を満たすことで初めて就くことが出来る特別な職業のことだ。現実で言えば、資格が必要な医師や、人に選ばれる必要のある政治家などが良い例だ。そして件の職業の必要条件は、この称号を持っていること。
では、どうやって職業を変えられるのかといえば、職業レベル20に到達することだ。職業レベルをLv.20まで上げると、転職を行うことができ、それをするのに特別何かする必要もないのがこのゲームの転職システムだ。他のゲームだと、専用の場所に行ったりしなければいけなかったりするが。
と、その前にスキルについても触れておこう。Lv.20では、転職システム解放の他に、勿論スキルの獲得もある。因みに、スキルはレベルが5の倍数に到達した時に獲得できる。
「あはは…とりあえずご飯食べに行かない?もう空腹度が危ないし」
「賛成…そこで色々整理しよう」
というわけで。
「かぁっ!仕事の後の食事は美味いですなぁ」
「おじさん臭いよ、プレア殿…」
「あはは、ごめんごめん」
今僕達が来ているのは、毎度お馴染み『旅人の住処』…ではない。だって今ゲーム内朝の6:00前。そんな変な時間にやっているお店なんか殆どない。なので、手持ちにあった食材で自炊したのだ。何気に、この世界で遊んで初めての自炊かもしれない。
実はボス戦後、泊まる部屋を変えたのだ。以前はお金が殆どなかったから、一泊300Gという安めの部屋に泊まっていた。しかし、最近素材や荷物が増えてきたり、お金が多少は増えてきたこともあって、思い切って長期滞在用の部屋に変更してみた。因みに一泊500G。一見大したことない差に見えるが、毎日泊まると大きく出てくる。
それで、長期滞在用の部屋ということでキッチンなどの機能が付いているのだ。僕は殆ど料理はできないのでお手伝い。料理はハルが作ってくれた。ていうか、ハル料理上手くない?正直『旅人の住処』の料理と大差ないんだけど。と言ったら、
「えー?全然違うじゃん。もしかしてプレア殿って少し味音痴?」
「うっ…言われてみればそうかも」
「ふふっ…でも、それはそれで美味しいって言ってくれるから良かった」
ハルは食べる手を止め、自分の肩を抱いてそんなことを言う。少し、しんみりとした表情で。僕は現実でもゲームでも自炊なんか殆どしたことがないので分からないが、自分が作った料理を人に食べてもらうとなると、きっと不安を感じるのだろう。美味しく食べてくれるかな?上手くできたかな…?と。
「とっても美味しいよ。味に関しては鈍感だし独りよがりかもしれないけど、ハルが、心を込めて作ってくれたんだなって思った」
「んっ!?うぅ…ありがと」
目を逸らし、頬が少し色づく。窓から差し込む朝焼けが、それを隠す。それでも雰囲気で何となく分かった。僕も…言った後で恥ずかしくなってきた。慣れないことは言うもんじゃないな。
食事もひと段落し、しばし沈黙が流れる。気まずいような、くすぐったいような、そんな朝のひと時。それは、決して嫌な時間なんかじゃなく。心のどこかで、このままでいたい、とすら思える気がした。
「…そろそろお皿片付けよっか?時間も少なくなってるだろうし」
「あ、ほんとだ…もう2時間もないや。お皿割らないように気をつけるよ」
「そこまで不器用じゃないでしょ?いつも作業見てるから知ってるもん」
「あはは、そうだったね」
言いながらお皿の汚れを洗い流していく。初めて使ったけれど、この世界の洗剤はすごいな。『ホワイトラビットの肉』を焼いたため、油汚れがそれなりについているのだが、軽く撫でただけでスルスル取れていく。
現実でも、ひと昔前はこういう性能重視の洗剤が流行ったらしい。しかし、最近では環境保護のため、海水中で分解され、魚が口に入れても無害な洗剤が専ら出回っている。そのため、こういった油汚れを撫でるだけで落とすような洗剤は、実は生で見るのは初めてだったりする。
皿洗いも早々に終わり、今は朝日を浴びながらソファで寛いでいる。前の部屋はここまで寛げるスペースはなかった。最も、それは僕達が加工に使う道具を片付けていなかったせいなんだけれど。元々広くなかったし仕方ないよね?
「そうだ、さっきの通知の整理しないの?」
「あ…ありがと、忘れてた。今やっちゃおうか」
危ない危ない。ハルのおかげで忘れずに済んだ。さっき、セイスさんのボウガンを新調した時、システムメッセージが滝のように流れてきたので一旦放置していたのだ。時間もまだ多少はあるので、一つ一つ消化していこうと思う。
『暗殺者のボウガン RC』☆7 ATK+100 半自動装填 対人ダメージ100%増
売却不可。武器後部のフックショットにより、自動で弦が引かれる。そのため、通常より固い弦が使われており、連射性能は勿論、非常に高い威力で射出できる。装備中はスキル【バスターショット】を使用可能。『初心者のボウガン』を元にしているため、何回使っても壊れない。
【バスターショット】消費MP:80 クールタイム:60秒
全身のエネルギーを集中し、渾身の一発を撃ち込む。生じる風圧は射線上の物体を吹き飛ばし、遠くの敵にも高い威力を発揮する。
まずはセイスさんの新武器なのだが…どうしてこうなった。僕はあくまで連射性能に重きを置いて、弦を引く機構としてわざわざフックショットまで作ったのに。あれ作るのすごい苦労したのに。
「どうして、こんな威力重視みたいな武器に仕上がっちゃったんですかねぇ…」
ステータスの上げ方も尖っているし、極めつけは何だ、このスキルは。とても掠め手が多彩で隠密性が重要なハンターが使うようなスキルじゃない。こんなの使ったら一発でバレる。まあ、セイスさんは元々AGI極振りとかいう尖りまくりなステータスしてるし、今更何をってやつか。よし、ほっといて次は称号だ。
《木工職人の一番弟子》
一定回数以上木材を使用したアイテムの錬成に成功することで取得。木材の加工に中補正。
《宝石技師》
一定回数以上宝石を使用した機械の開発に成功することで取得。特殊職業『宝石技師』を解放し、宝石の加工に中補正。
今回手に入れた称号2つは、いずれも以前獲得したものの上位互換。そのため、前取った方の称号は統合された。これは、称号によって得られる効果の重複を防ぐためのシステムだ。ハルの《居合術の使い手》も、元はと言えば《抜刀術の使い手》の上位互換だ。これも、同様に強い方に統合されている。
とはいえ、スキルに関してはそのまま継続される。つまり、一つ前の称号《宝石使い》で獲得し、現在僕の戦術の主軸になりつつある【宝石片弾】は、新しい称号に統合された今でも、失われることなく使用できる。この辺は親切設計だな。
決め手になったのは恐らくあのフックショット。あれを作るのに、木材を多く使ったり、射出する機構を宝石で作ったりと大変だったのだ。特に、何回撃っても真っ直ぐ飛ぶように木材を微調整する工程はまさしく苦行だった。出来ればもう二度と作りたくない。
そして、目を引くのが「特殊職業」という単語。これは、通常の職業とは異なり、条件を満たすことで初めて就くことが出来る特別な職業のことだ。現実で言えば、資格が必要な医師や、人に選ばれる必要のある政治家などが良い例だ。そして件の職業の必要条件は、この称号を持っていること。
では、どうやって職業を変えられるのかといえば、職業レベル20に到達することだ。職業レベルをLv.20まで上げると、転職を行うことができ、それをするのに特別何かする必要もないのがこのゲームの転職システムだ。他のゲームだと、専用の場所に行ったりしなければいけなかったりするが。
と、その前にスキルについても触れておこう。Lv.20では、転職システム解放の他に、勿論スキルの獲得もある。因みに、スキルはレベルが5の倍数に到達した時に獲得できる。
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