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第1章 錬金術の世界
第10話 付加と統合
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『モルドの実×30』☆2
売価10G。モルドの木から採取できる小さな果実。すり潰すことで粘度の高い果汁を抽出できる。天然の接着剤にも、薬品の素材にも使える。
エリア2に生えていた『モルドの木』という低木が付ける木の実。大きさはブルーベリーと同じくらいで、殻が硬い。そのため、棒か何かですり潰す必要がある。
僕は図書館の帰りに露店で買ったすり鉢(500G)に果実を入れると、《木工職人見習い》の小補正のおかげで速くなった手つきで『アルバノの木の枝』を剥いで、切って、圧縮した。この前作った木槌の柄を太く硬くした棒を持って、ゴリゴリ潰して…潰れない。硬すぎだろ…あっそうだ。
「【硬化】!」
僕は鍛治職人Lv.5で習得したスキルを使った。木の実にじゃないよ?右手の棒に。ゲーム内午前に出かけた時、このスキルの検証も色々やっていたのだが、どうもこのスキル、かなり汎用性が高いらしい。
というのも、このスキル自体はMOB以外に対しても発動できる。その場合ステータスを上げる効果はなく、ただ硬くするだけ。だがそれでも出来ることは多い。それこそ武器に使って威力を上げたり、石に使って投げるだけでも、使わない時の倍近いダメージを与えられていた。現に、僕の眼下では硬かった『モルドの実』の殻が粉々になっている。
このゲームはステータスが全てじゃない。メインストーリーを用意するほどには硬派なゲームだと思っていたが、どうやら考えを改める必要がありそうだ。考えてみればシークレットコマンドといい今回の隠されたATK上昇といい、プレイヤーには見えない「マスクデータ」が多く存在しているように思われる。こういった発見をしていくことが、このゲームを攻略する鍵なのかもしれない。
…と、考えごとをしている場合じゃなかった。早くハルを苦行から解放してあげないと。
「ふぬー!ふぬぬー!」
「ごめんお待たせ、ハル。接着剤出来たよ」
「プレア!良かった…結構限界来てたから…」
いつもの殿が付いてない。どうやら本当に余裕がなかったらしい。指で付けると指まで一緒にくっ付きかねないので、その辺に落ちてた羽根を使って繋ぎ目に点々と着けていく。あっこれ『エルメイアイーグルの羽根(良)』だ。レア素材使っちゃったな…まあ、洗えば使えるかな?最悪また取りにいけばいいし。
と、1人で考えているうちにくっ付いたみたい。かなり即効性のある糊のようだ。本当は粉々になった殻を取り除くことでより純度の高い接着剤にできるらしいが、仮止めに使う程度なのでこれでいい。
少し時間を置いたら、伸びた『バークウルフの声帯』の上から鞘を作っていく。今回も贅沢に若枝を使う。さっきの錬成陣は鞘に付ける予定なので、同じく地属性との親和性が高い方が良いだろう。素材集めで若枝も取ってきたので在庫には余裕がある。出し惜しみはしない。
まず当てがってみる。うーん、少し長いかなぁ。若干の余裕は持たせるとして、それでも余分な部分はノコギリで切断。よし。そうしたらもう3本若枝。同じように調整していく。長さを揃えたら、上手く鞘の形に収まるようにそれぞれ刀に合わせて木槌で平たくし、更に万力で少々強引にカーブさせていく。これでヒビすら入らない若枝の弾力と強度は恐ろしい。
4本の若枝で刀身を囲めるようにそれぞれ形を整えたら、いよいよ仕上げ。それぞれの接着面に念のためさっきの接着剤の残りを塗り広げて、2つめの声帯で慎重に覆っていく。接着面がズレると大変なので、一旦くっ付けた方が安全なのだ。よし、覆えた。そしたらハルに再び押さえてもらい、残り少ない接着剤を使って声帯を接着。
「ふぅ…鞘なんて作ったことないからこれで上手くいくか分からないけど…どうだろ?」
「ボクも分かんないな。でも、プレア殿ならきっと何とかできるって感じる自分がいるんだ」
「あはは、それは嬉しいけどプレッシャーかな?まあ、ゲームの都合で上手く行ってくれればいいね」
ゲーム内でちょうど1日。リアル換算でたったの8時間。その短い時間でも、こんなに僕のことを信頼してくれる。ハルがそのうち詐欺師に騙されないかは心配だが、それ以上にとても嬉しい。僕のことを信じてくれる大切な友達のためにも、成功してほしいな…。
……
休憩がてら近くのカフェでお茶をして戻ってきた。ウェイトレスさんの服がとてもお洒落で、少し見入っているとしばらくハルに拗ねられたのは何故だろうか。
それはともかく鞘!どうなっただろうか。カバー兼定着用の2つの声帯を慎重に取っていく…おお!
『堅木の鞘』☆3 抜刀攻撃時ATK+5
売価2000G。刀を納めるための鞘。刀に合わせて作られているため抜刀直後のATKが増加する。大地の恵みが隅々まで行き渡っており、地属性との親和性が高い。硬い木材を素材にしているため耐久力はとても高い。
「やった!できた!できてるよ!?」
「うん、うん!プレア殿、凄いよ!」
カフェ帰りの僕達は、コーヒーの残り香を漂わせながら思わず手を取りキャッキャと小躍り。いやほんと、まさか上手くいくなんて!作り方も知らないし最後のくっ付け方なんて素人のそれだ。多少壊れやすかったり不恰好でも仕方ないかと思っていた矢先、予想以上の出来栄えだった。
刀の上から作るやり方は間違っていなかったらしい。そのおかげか、抜刀時のATKが5上昇する効果を得た。勿論、今後どんどんインフレしていけば大した数値ではなくなるだろうがそれでも良い。こうして一から作ることができた、それだけでも満足なのだ。それに、ハルなら会心攻撃を確定で出せる分、ATK上昇効果は更に価値が高い。
さて、喜びも束の間。ここからがメインだ。思い立ってからゲーム内半日。随分と待たせてしまった…だが、これでいよいよ最後だ。僕は隣にいるハルと顔を見合わせると、頷き、刀と鞘と、そして錬成陣を作業台の上に置いた…。
「行くよ…?【付与強化】!!」
いつもより気持ちがこもり、声が大きくなる。その声に応えてか否か、アイテム達から発せられる光もいつもより強いように感じた。僕は鞘に、『ホワイトラビットの毛皮(良)』を土台に描いた錬成陣を優しく乗せて、毛皮が鞘に溶け込むのを見ながら、ハルの木刀を静かに納刀していく…。
「「……ゴクリ」」
光が消える。緊張の瞬間。2人の耳に聞こえたのは、互いの唾を呑む音のみ。一瞬とも、永遠とも取れるような時間が、静かに流れていた。
おかしい、いつもならもうシステムメッセージが来る頃だ。刀は出来た。鞘も出来た。錬成陣も完璧で、土台が溶け込むところも見た。準備はどれも完璧だった。
まさか、失敗…?考えたくもないようなことが頭を過った瞬間、
「うわっ!?」
「何これ、キャッ!!」
突然、作業台上の刀が強く発光した。眩い光はあっという間に僕達のいる部屋を覆い尽くし、なおも発光を続けた。それは、ただ力強いだけじゃない、どこか優しさを、暖かさを感じる心地良い光でもあった。五感が研ぎ澄まされたゲームだからだろう、浴びているだけでそんな感覚に陥った。
……
ーーー素材の合計レア度が10以上での付与強化に初めて成功しました。ユニークスキル【付与強化】がランクアップしました。これに伴いユニークスキル【統合強化】に派生進化しました。
ーーー統合強化に成功しました。『銘刀アルバノ』『堅木の鞘』『大地の錬成陣:付加』は『大地の精霊刀アルバノ=ガイア』に統合強化されました。
ーーー職業レベルがアップしました。(Lv.5→8)
ーーー全プレイヤーに通達。伝説級アイテムが初めて錬成されました。シークレットクエスト『新たな伝説の錬成』がクリアされました。プレゼントボックスに『EXP宝玉』を贈りました。
ーーーシークレットクエスト『新たな伝説の錬成』をクリアしました。『EXP宝玉×3』を獲得しました。称号《伝説を導く者》を獲得しました。
プレアデス Lv.8
種族:ホムンクルス/職業:鍛治職人Lv.8
HP:300→350
MP:50
STR:35
VIT:0→10
AGI:0
INT:10
RES:0
DEX:30
LUK:10
SP:10→0
頭:なし
胸:初心者の服(上)
右手:石の破城槌
左手:-
脚:初心者の服(下)
足:初心者の靴
所持金:7200G
満腹度:50%
称号:《試行錯誤》《木工職人見習い》《伝説を導く者》
スキル:【統合強化】【硬化】
売価10G。モルドの木から採取できる小さな果実。すり潰すことで粘度の高い果汁を抽出できる。天然の接着剤にも、薬品の素材にも使える。
エリア2に生えていた『モルドの木』という低木が付ける木の実。大きさはブルーベリーと同じくらいで、殻が硬い。そのため、棒か何かですり潰す必要がある。
僕は図書館の帰りに露店で買ったすり鉢(500G)に果実を入れると、《木工職人見習い》の小補正のおかげで速くなった手つきで『アルバノの木の枝』を剥いで、切って、圧縮した。この前作った木槌の柄を太く硬くした棒を持って、ゴリゴリ潰して…潰れない。硬すぎだろ…あっそうだ。
「【硬化】!」
僕は鍛治職人Lv.5で習得したスキルを使った。木の実にじゃないよ?右手の棒に。ゲーム内午前に出かけた時、このスキルの検証も色々やっていたのだが、どうもこのスキル、かなり汎用性が高いらしい。
というのも、このスキル自体はMOB以外に対しても発動できる。その場合ステータスを上げる効果はなく、ただ硬くするだけ。だがそれでも出来ることは多い。それこそ武器に使って威力を上げたり、石に使って投げるだけでも、使わない時の倍近いダメージを与えられていた。現に、僕の眼下では硬かった『モルドの実』の殻が粉々になっている。
このゲームはステータスが全てじゃない。メインストーリーを用意するほどには硬派なゲームだと思っていたが、どうやら考えを改める必要がありそうだ。考えてみればシークレットコマンドといい今回の隠されたATK上昇といい、プレイヤーには見えない「マスクデータ」が多く存在しているように思われる。こういった発見をしていくことが、このゲームを攻略する鍵なのかもしれない。
…と、考えごとをしている場合じゃなかった。早くハルを苦行から解放してあげないと。
「ふぬー!ふぬぬー!」
「ごめんお待たせ、ハル。接着剤出来たよ」
「プレア!良かった…結構限界来てたから…」
いつもの殿が付いてない。どうやら本当に余裕がなかったらしい。指で付けると指まで一緒にくっ付きかねないので、その辺に落ちてた羽根を使って繋ぎ目に点々と着けていく。あっこれ『エルメイアイーグルの羽根(良)』だ。レア素材使っちゃったな…まあ、洗えば使えるかな?最悪また取りにいけばいいし。
と、1人で考えているうちにくっ付いたみたい。かなり即効性のある糊のようだ。本当は粉々になった殻を取り除くことでより純度の高い接着剤にできるらしいが、仮止めに使う程度なのでこれでいい。
少し時間を置いたら、伸びた『バークウルフの声帯』の上から鞘を作っていく。今回も贅沢に若枝を使う。さっきの錬成陣は鞘に付ける予定なので、同じく地属性との親和性が高い方が良いだろう。素材集めで若枝も取ってきたので在庫には余裕がある。出し惜しみはしない。
まず当てがってみる。うーん、少し長いかなぁ。若干の余裕は持たせるとして、それでも余分な部分はノコギリで切断。よし。そうしたらもう3本若枝。同じように調整していく。長さを揃えたら、上手く鞘の形に収まるようにそれぞれ刀に合わせて木槌で平たくし、更に万力で少々強引にカーブさせていく。これでヒビすら入らない若枝の弾力と強度は恐ろしい。
4本の若枝で刀身を囲めるようにそれぞれ形を整えたら、いよいよ仕上げ。それぞれの接着面に念のためさっきの接着剤の残りを塗り広げて、2つめの声帯で慎重に覆っていく。接着面がズレると大変なので、一旦くっ付けた方が安全なのだ。よし、覆えた。そしたらハルに再び押さえてもらい、残り少ない接着剤を使って声帯を接着。
「ふぅ…鞘なんて作ったことないからこれで上手くいくか分からないけど…どうだろ?」
「ボクも分かんないな。でも、プレア殿ならきっと何とかできるって感じる自分がいるんだ」
「あはは、それは嬉しいけどプレッシャーかな?まあ、ゲームの都合で上手く行ってくれればいいね」
ゲーム内でちょうど1日。リアル換算でたったの8時間。その短い時間でも、こんなに僕のことを信頼してくれる。ハルがそのうち詐欺師に騙されないかは心配だが、それ以上にとても嬉しい。僕のことを信じてくれる大切な友達のためにも、成功してほしいな…。
……
休憩がてら近くのカフェでお茶をして戻ってきた。ウェイトレスさんの服がとてもお洒落で、少し見入っているとしばらくハルに拗ねられたのは何故だろうか。
それはともかく鞘!どうなっただろうか。カバー兼定着用の2つの声帯を慎重に取っていく…おお!
『堅木の鞘』☆3 抜刀攻撃時ATK+5
売価2000G。刀を納めるための鞘。刀に合わせて作られているため抜刀直後のATKが増加する。大地の恵みが隅々まで行き渡っており、地属性との親和性が高い。硬い木材を素材にしているため耐久力はとても高い。
「やった!できた!できてるよ!?」
「うん、うん!プレア殿、凄いよ!」
カフェ帰りの僕達は、コーヒーの残り香を漂わせながら思わず手を取りキャッキャと小躍り。いやほんと、まさか上手くいくなんて!作り方も知らないし最後のくっ付け方なんて素人のそれだ。多少壊れやすかったり不恰好でも仕方ないかと思っていた矢先、予想以上の出来栄えだった。
刀の上から作るやり方は間違っていなかったらしい。そのおかげか、抜刀時のATKが5上昇する効果を得た。勿論、今後どんどんインフレしていけば大した数値ではなくなるだろうがそれでも良い。こうして一から作ることができた、それだけでも満足なのだ。それに、ハルなら会心攻撃を確定で出せる分、ATK上昇効果は更に価値が高い。
さて、喜びも束の間。ここからがメインだ。思い立ってからゲーム内半日。随分と待たせてしまった…だが、これでいよいよ最後だ。僕は隣にいるハルと顔を見合わせると、頷き、刀と鞘と、そして錬成陣を作業台の上に置いた…。
「行くよ…?【付与強化】!!」
いつもより気持ちがこもり、声が大きくなる。その声に応えてか否か、アイテム達から発せられる光もいつもより強いように感じた。僕は鞘に、『ホワイトラビットの毛皮(良)』を土台に描いた錬成陣を優しく乗せて、毛皮が鞘に溶け込むのを見ながら、ハルの木刀を静かに納刀していく…。
「「……ゴクリ」」
光が消える。緊張の瞬間。2人の耳に聞こえたのは、互いの唾を呑む音のみ。一瞬とも、永遠とも取れるような時間が、静かに流れていた。
おかしい、いつもならもうシステムメッセージが来る頃だ。刀は出来た。鞘も出来た。錬成陣も完璧で、土台が溶け込むところも見た。準備はどれも完璧だった。
まさか、失敗…?考えたくもないようなことが頭を過った瞬間、
「うわっ!?」
「何これ、キャッ!!」
突然、作業台上の刀が強く発光した。眩い光はあっという間に僕達のいる部屋を覆い尽くし、なおも発光を続けた。それは、ただ力強いだけじゃない、どこか優しさを、暖かさを感じる心地良い光でもあった。五感が研ぎ澄まされたゲームだからだろう、浴びているだけでそんな感覚に陥った。
……
ーーー素材の合計レア度が10以上での付与強化に初めて成功しました。ユニークスキル【付与強化】がランクアップしました。これに伴いユニークスキル【統合強化】に派生進化しました。
ーーー統合強化に成功しました。『銘刀アルバノ』『堅木の鞘』『大地の錬成陣:付加』は『大地の精霊刀アルバノ=ガイア』に統合強化されました。
ーーー職業レベルがアップしました。(Lv.5→8)
ーーー全プレイヤーに通達。伝説級アイテムが初めて錬成されました。シークレットクエスト『新たな伝説の錬成』がクリアされました。プレゼントボックスに『EXP宝玉』を贈りました。
ーーーシークレットクエスト『新たな伝説の錬成』をクリアしました。『EXP宝玉×3』を獲得しました。称号《伝説を導く者》を獲得しました。
プレアデス Lv.8
種族:ホムンクルス/職業:鍛治職人Lv.8
HP:300→350
MP:50
STR:35
VIT:0→10
AGI:0
INT:10
RES:0
DEX:30
LUK:10
SP:10→0
頭:なし
胸:初心者の服(上)
右手:石の破城槌
左手:-
脚:初心者の服(下)
足:初心者の靴
所持金:7200G
満腹度:50%
称号:《試行錯誤》《木工職人見習い》《伝説を導く者》
スキル:【統合強化】【硬化】
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