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第1章 錬金術の世界
第2話 刀使いとの出会い
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「はぁ…つ、疲れた…」
現在、冒険開始から30分。王都周辺の中央エルメイア平原。門からそう遠くない距離の木陰で肩で息をするホムンクルスは、なかなかシュールな絵面だった。
「まあ、こうなることはわかってたけどさ…」
ホムンクルスはレベルが5の倍数になった時得られるSPが倍である代わりに、初期SPは50。対して他の種族は倍の100。計算上レベル50まで上げなくてはホムンクルスが他種族にステータスで勝つなど不可能なのだ。
さらにもう一つ、種族にはそれぞれ適性職業というものがある。といっても実際にそういう項目があるわけではないが、種族毎のアビリティの恩恵を受けやすい職業のことを俗に適性職業と呼んだりするのだ。
そしてホムンクルスの適性職業は、アビリティ【再生】を活かすことを考えるとタンクなどの前衛職。対する僕は本来ドワーフが適性の鍛治職人。これの意味する所は、不遇ビルド。レベルが上がれば多少マシになるだろうが、そこに行き着くまでの苦労は適性職業を選んだプレイヤーの比ではない。
じゃあなんでキャラメイクに時間をかけられた僕がそんなビルドにしたのかというと、逆に時間をかけて考えるにつれ、適性職業で型にハマったプレイをするのが面白くないなぁと考えるようになってしまったからだ。ただでさえこのゲームはストーリーにある程度縛られる。なのに、その過程まで運営の思惑通りならやっている意味がない。
「さて…と、そろそろ再開しますかね」
軽く背伸びをして歩き出す。そうだ。真面目な攻略なんて他の大多数に任せればいい。折角懸賞に当たって色々考えられたんだ、全部試したいって思うのも仕方ないよね?
てくてくと平原を歩いていると、不意に背後から声をかけられた。
「やあ、そこのお主。珍しいね、ホムンクルスかい?」
少し古風な口調にはてと振り返ると…狐の半獣人がこちらに手を振っていた。ピンクのショートヘアを平原のそよ風にたなびかせる…女の子、かな?声色的に。因みに、ホムンクルスの特徴はアンドロイドのようにツルツルでメタリックな肌。色こそ普通の人間寄りだが、目の良い人が見たら1発で判別がつく。
「まあ、なかなか見ないですよね…そういうあなたは狐の半獣人、ですか…?毛色と髪色が上手くマッチして、とても綺麗ですね」
「や、やめてくれよそんな、面と向かって…と、自己紹介がまだだったね。ボクは春風。女の子だけどこういう口調なのは気にしないで。昔からの癖なんだ。それと、出来れば丁寧語はやめてくれないかな?余所余所しい感じはあまり好きじゃないんだ」
「分かったよ。僕はプレアデス。ホムンクルスを選ぶ変人だけど、一応まともにプレイはするつもりだからよろしくね」
「あはは、大丈夫だよ?人のプレイスタイルにとやかく言うほどボクは子供じゃないからね。しかし、ホムンクルスかぁ…面白そうだから一緒にレベル上げでもしないかい?…あっ、今の面白いは興味深いとかそっちだからね!?」
そう言って春風と名乗る女の子は両手と首をブンブンと横に振る。何というか、仕草が少し大きいな、この子…まあ見てる分には面白いし良しとしよう。あっ今の面白いは興味深いとかそっちじゃないからね?半分くらいは。
「うん、分かってるよ。じゃあ、折角だし…僕も一緒に回ってもいいかな?」
「もちろん。それじゃ行こう、お互いどんな戦い方をするのかも見てみたい」
そう言って春風は僕の隣を歩く。うん、何というか…いきなり一人称被るの紛らわしいね!?口調は気にしてないとは言ったけどボクっ娘って実在したんだ、って感じだし。
………
僕はわざとらしく大振りに槌で地面を叩く。スレスレにいた「それ」は危機を逃れるべく横に飛び退ける。その先に死を呼び込む刃が迫っているとも知らずに。
「よし、春風!そっち行ったよ!」
「任せて!……せいっ!」
ズバンッ!!
ーーープレイヤーレベルがアップしました。(Lv.2→3)
あれから僕達は平原に出現する雑魚MOBの『ホワイトラビット』を狩っている。今、春風の抜刀斬りがクリーンヒットし、敵がポリゴンとなって消えた。最も、鞘はないので動きだけだが。僕はというとヘイト取り。アビリティ【再生】は使用後全ステータスが10%下がる代償があるが、下がるステータスもない序盤なら気にせず使える。ホムンクルスに与えられた救済措置みたいだ。
もちろん、初期SP+αをSTRとDEXに二極振りしている僕も機会があれば槌で叩き潰している。槌系は重量があり、装備すると左手に装備品を付けられないという欠点があるが、その分一撃は重い。詳しくは知らないが、ダメージ計算時にかかる倍率が武器種毎に異なるらしい。槌はその中でも最大の倍率を持っているようだった。ロマン武器ってやつだな。
因みに、HPとMPだけはSPを使用出来ない。代わりに、これらはそれぞれVIT、INTと関連している。VITを1上げるとHPを5、INTを1上げるとMPを3上げられる仕組みだ。だからこれらは後からでも振れるだろうと思い、初期SPで上げなかったわけだ。
「ふぅ、あらかた狩り尽くしたかな?お疲れ様!敵がリポップするまでそこの木陰で休もっか?」
「賛成。しかし強いね、春風は。まだ始めて1時間も経ってないのに、動きが他の人と全然違う。何というか、迷いがない感じ」
そう言って僕は指された木の根本に腰を下ろす。隣を見ると、春風も刀を脇に置いた後、ちょこんと正座で木陰に身を置いた。
「ありがと。ボクの実家は剣道場でね。昔から師範代として鍛えられてたから。だからボクが特別ゲームが上手いってわけじゃないよ」
なるほど、リアルチートというやつか。これまた珍しい。日本が古来から守ってきた伝統が多く廃れる中、柔道や剣道といった武術も例外ではなく、後継がいないなどの理由で多くの道場が既になくなっている今、こうして道場を守り続けているのは実は凄いことなのだ。
因みに、後から聞いたことだが最近の剣道は、同じく絶滅の危機に瀕している居合道と合併したハイブリッド型が主流なんだとか。それで剣道に元々ない抜刀斬りが出来たのだと納得した。
「そうだったんだ。でもいいの?初めて会った僕にそんなリアル情報を教えちゃって」
「うん、まあ何というか…プレアデス殿はそんな非道な真似はしないだろうなと、話してて思っただけだよ」
おおう、これはプレッシャー。そういう風に思ってくれるのは僕としても嬉しいことだけど。
「あっそうだ。リポップするまでの間、ちょっと素材集めに付き合ってほしいんだけどいいかな?」
そこで僕は本来の目的を思い出す。僕は鍛治に使う素材を集めに来たはずだったのに、敵が多いからそれを振り払うので精一杯だったところだった。そこで春風と出会って今に至る。
「もちろん、お供するよ。でも何を集めるんだい?お主も戦士ではないのか?」
「んーとりあえず木材と石材かな。あれ、言ってなかったっけ?僕は鍛治職人だよ」
「……えっ!!?」
まあ、そういう反応になりますよね…。その後僕は春風と談笑しながら素材集め。春風はその間僕を護衛してくれた。お互いのプレイヤーレベルも5に上がり、リアル2時間が経過したところで、日が傾き始めたのでフレンド登録をした上で、街に戻ることにした。
プレアデス Lv.5
種族:ホムンクルス/職業:鍛治職人Lv.1
HP:300
MP:20→50
STR:30
VIT:0
AGI:0
INT:0→10
RES:0
DEX:25→30
LUK:0→10
SP:25→0
頭:なし
胸:初心者の服(上)
右手:初心者の槌
左手:-
脚:初心者の服(下)
足:初心者の靴
所持金:1000G
満腹度:40%
現在、冒険開始から30分。王都周辺の中央エルメイア平原。門からそう遠くない距離の木陰で肩で息をするホムンクルスは、なかなかシュールな絵面だった。
「まあ、こうなることはわかってたけどさ…」
ホムンクルスはレベルが5の倍数になった時得られるSPが倍である代わりに、初期SPは50。対して他の種族は倍の100。計算上レベル50まで上げなくてはホムンクルスが他種族にステータスで勝つなど不可能なのだ。
さらにもう一つ、種族にはそれぞれ適性職業というものがある。といっても実際にそういう項目があるわけではないが、種族毎のアビリティの恩恵を受けやすい職業のことを俗に適性職業と呼んだりするのだ。
そしてホムンクルスの適性職業は、アビリティ【再生】を活かすことを考えるとタンクなどの前衛職。対する僕は本来ドワーフが適性の鍛治職人。これの意味する所は、不遇ビルド。レベルが上がれば多少マシになるだろうが、そこに行き着くまでの苦労は適性職業を選んだプレイヤーの比ではない。
じゃあなんでキャラメイクに時間をかけられた僕がそんなビルドにしたのかというと、逆に時間をかけて考えるにつれ、適性職業で型にハマったプレイをするのが面白くないなぁと考えるようになってしまったからだ。ただでさえこのゲームはストーリーにある程度縛られる。なのに、その過程まで運営の思惑通りならやっている意味がない。
「さて…と、そろそろ再開しますかね」
軽く背伸びをして歩き出す。そうだ。真面目な攻略なんて他の大多数に任せればいい。折角懸賞に当たって色々考えられたんだ、全部試したいって思うのも仕方ないよね?
てくてくと平原を歩いていると、不意に背後から声をかけられた。
「やあ、そこのお主。珍しいね、ホムンクルスかい?」
少し古風な口調にはてと振り返ると…狐の半獣人がこちらに手を振っていた。ピンクのショートヘアを平原のそよ風にたなびかせる…女の子、かな?声色的に。因みに、ホムンクルスの特徴はアンドロイドのようにツルツルでメタリックな肌。色こそ普通の人間寄りだが、目の良い人が見たら1発で判別がつく。
「まあ、なかなか見ないですよね…そういうあなたは狐の半獣人、ですか…?毛色と髪色が上手くマッチして、とても綺麗ですね」
「や、やめてくれよそんな、面と向かって…と、自己紹介がまだだったね。ボクは春風。女の子だけどこういう口調なのは気にしないで。昔からの癖なんだ。それと、出来れば丁寧語はやめてくれないかな?余所余所しい感じはあまり好きじゃないんだ」
「分かったよ。僕はプレアデス。ホムンクルスを選ぶ変人だけど、一応まともにプレイはするつもりだからよろしくね」
「あはは、大丈夫だよ?人のプレイスタイルにとやかく言うほどボクは子供じゃないからね。しかし、ホムンクルスかぁ…面白そうだから一緒にレベル上げでもしないかい?…あっ、今の面白いは興味深いとかそっちだからね!?」
そう言って春風と名乗る女の子は両手と首をブンブンと横に振る。何というか、仕草が少し大きいな、この子…まあ見てる分には面白いし良しとしよう。あっ今の面白いは興味深いとかそっちじゃないからね?半分くらいは。
「うん、分かってるよ。じゃあ、折角だし…僕も一緒に回ってもいいかな?」
「もちろん。それじゃ行こう、お互いどんな戦い方をするのかも見てみたい」
そう言って春風は僕の隣を歩く。うん、何というか…いきなり一人称被るの紛らわしいね!?口調は気にしてないとは言ったけどボクっ娘って実在したんだ、って感じだし。
………
僕はわざとらしく大振りに槌で地面を叩く。スレスレにいた「それ」は危機を逃れるべく横に飛び退ける。その先に死を呼び込む刃が迫っているとも知らずに。
「よし、春風!そっち行ったよ!」
「任せて!……せいっ!」
ズバンッ!!
ーーープレイヤーレベルがアップしました。(Lv.2→3)
あれから僕達は平原に出現する雑魚MOBの『ホワイトラビット』を狩っている。今、春風の抜刀斬りがクリーンヒットし、敵がポリゴンとなって消えた。最も、鞘はないので動きだけだが。僕はというとヘイト取り。アビリティ【再生】は使用後全ステータスが10%下がる代償があるが、下がるステータスもない序盤なら気にせず使える。ホムンクルスに与えられた救済措置みたいだ。
もちろん、初期SP+αをSTRとDEXに二極振りしている僕も機会があれば槌で叩き潰している。槌系は重量があり、装備すると左手に装備品を付けられないという欠点があるが、その分一撃は重い。詳しくは知らないが、ダメージ計算時にかかる倍率が武器種毎に異なるらしい。槌はその中でも最大の倍率を持っているようだった。ロマン武器ってやつだな。
因みに、HPとMPだけはSPを使用出来ない。代わりに、これらはそれぞれVIT、INTと関連している。VITを1上げるとHPを5、INTを1上げるとMPを3上げられる仕組みだ。だからこれらは後からでも振れるだろうと思い、初期SPで上げなかったわけだ。
「ふぅ、あらかた狩り尽くしたかな?お疲れ様!敵がリポップするまでそこの木陰で休もっか?」
「賛成。しかし強いね、春風は。まだ始めて1時間も経ってないのに、動きが他の人と全然違う。何というか、迷いがない感じ」
そう言って僕は指された木の根本に腰を下ろす。隣を見ると、春風も刀を脇に置いた後、ちょこんと正座で木陰に身を置いた。
「ありがと。ボクの実家は剣道場でね。昔から師範代として鍛えられてたから。だからボクが特別ゲームが上手いってわけじゃないよ」
なるほど、リアルチートというやつか。これまた珍しい。日本が古来から守ってきた伝統が多く廃れる中、柔道や剣道といった武術も例外ではなく、後継がいないなどの理由で多くの道場が既になくなっている今、こうして道場を守り続けているのは実は凄いことなのだ。
因みに、後から聞いたことだが最近の剣道は、同じく絶滅の危機に瀕している居合道と合併したハイブリッド型が主流なんだとか。それで剣道に元々ない抜刀斬りが出来たのだと納得した。
「そうだったんだ。でもいいの?初めて会った僕にそんなリアル情報を教えちゃって」
「うん、まあ何というか…プレアデス殿はそんな非道な真似はしないだろうなと、話してて思っただけだよ」
おおう、これはプレッシャー。そういう風に思ってくれるのは僕としても嬉しいことだけど。
「あっそうだ。リポップするまでの間、ちょっと素材集めに付き合ってほしいんだけどいいかな?」
そこで僕は本来の目的を思い出す。僕は鍛治に使う素材を集めに来たはずだったのに、敵が多いからそれを振り払うので精一杯だったところだった。そこで春風と出会って今に至る。
「もちろん、お供するよ。でも何を集めるんだい?お主も戦士ではないのか?」
「んーとりあえず木材と石材かな。あれ、言ってなかったっけ?僕は鍛治職人だよ」
「……えっ!!?」
まあ、そういう反応になりますよね…。その後僕は春風と談笑しながら素材集め。春風はその間僕を護衛してくれた。お互いのプレイヤーレベルも5に上がり、リアル2時間が経過したところで、日が傾き始めたのでフレンド登録をした上で、街に戻ることにした。
プレアデス Lv.5
種族:ホムンクルス/職業:鍛治職人Lv.1
HP:300
MP:20→50
STR:30
VIT:0
AGI:0
INT:0→10
RES:0
DEX:25→30
LUK:0→10
SP:25→0
頭:なし
胸:初心者の服(上)
右手:初心者の槌
左手:-
脚:初心者の服(下)
足:初心者の靴
所持金:1000G
満腹度:40%
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