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眠り姫の少女との出会い2
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それから俺は、アラルドさん案内されスミス家のお嬢様の寝ている部屋の前に着く。
その部屋のドアには、【メリエスの部屋】と書かれた可愛らしい札が掛けられていた。
「ここが、お嬢様の部屋です。どうぞお入りください」
そう言ってアラルドさんは、ドアを開いた。
部屋の中には、一人の少女がベットの上に寝ていた。
「っつ!」
俺は、その少女を見た瞬間、隠すことのできない驚きを感じた。
なぜなら、その少女はかつて自分が命の全てをかけて守ると誓いながら守ることのできなかった少女と瓜二つと言っても過言ではないくらいに似ていたからだ。
だが、ここで取り乱すわけにはいかない。
すぐさま俺は少女の状態を確認する。
見る限り、呪術にかかりずっと寝たきり状態というふうには見えなかった。
カーテンの隙間から入ってくる太陽の光がとても幻想的に見える。
その光が少女を照らし俺は、今女神の御前にでもいるのではいのかといった錯覚に陥る。
それほどまでに目の前の少女は、美しかった。
ふと、壁に目をやると女の子の部屋にはあまりにつかない数枚の絵画が飾ってあった。
「メリエスさんは、絵画とかを集められていたのですか?」
「はい。お父上様が相当のコレクターでしてその影響を受けて、以前は、ご自分でも描かれていたこともあります」
ちなみに、俺も絵画とかを見るのは、とても好きだ。
旅をしているためコレクションを集めたりすることができないが、行く先々の国の美術館などに結構足を運んでは時間を忘れて、鑑賞している。
「俺も、絵画とかよく見ます」
「さようでございましたか。この部屋に飾られている物の他にも、地下の部屋に生前ご主人様が集められていた数十枚の絵画がございますので後でご覧になってください」
「ありがとうございます。でも、俺一度に始めると時間のこと忘れて鑑賞に没頭してしまうんですよね」
「いくらでも構いませんよ。時間は、たくさんありますから」
アラルドさんは、そうやさしい口調で言った。俺はアラルドさんは、どんな人からも好意を寄せられる人だと思った。
「ありがとうございます」
「いえいえ」
この屋敷に来れて俺は、ついていると感じた。美味しコーヒーが飲めたことと大好きな絵画を鑑賞することができるからだ。早く、依頼を終わらせて絵画の鑑賞を満喫しようと思った。
それから、俺は目の前で眠っている少女を見る。
外傷は、見られない。しかも、ずっと寝たきり状態だったというのに、やせ過ぎている様子は全くない。
「アラルドさん。メリエルさんは、正確にはいつ頃から寝たきりなのですか?」
「丁度、一年くらいです」
アラルドさんは、先ほどの口調とは一変した低い口調で言った。
「メリエルさんが、こうなる前となった状況を教えてください」
「お嬢様が、寝たきり状態になられる前日はいつもと何ら変わりはありませんでした。決まった時間に寝て、つぎの朝私がなかなか起きられないお嬢様を不思議に思い呼びかけたのです。しかし、それでも起きることはなく。それから、現在にいたるまでの間ずっとこの状態が続いているのです」
「なるほど、では呪術をかけた術者も原因となりうる事象も一切分かっていないということですね」
「はい。そのとうりでございます」
俺は、もう一度少女を見た。現状で分かっているのは、何者かの術式により呪術をかけられているが、術者不明ということ。眠り始めて約1年が経過していること、眠り続けていること以外に異常が一切ないということだ。あと、もう一つ分かっていることがある。
それは、この呪術は正攻法では解くことは、不可能だということ。
「アラルドさん。正直言って正攻法でこの呪術を解くことは不可能でしょう」と俺が言うと、アラルドさんは最初に見たときのような表情になり体をふらつかせて近くのイスにもたれ掛り、額にてをあてうなだれるような体勢になった。
そして、最後の望みにかけるかのように、俺に聞いてきた。
「正攻法でなければ、方法はあるということですか?」
「はい。ただしこの方法を使ったとしてもメリエルさんにかけられた呪術を完全に解くことはできません」
「それでは、やはりお嬢様は二度と目を覚まさないということでしょうか?」
アラルドさんは、一度もとに戻った表情がまた険しくなている。
「いえ、そうではありません。簡単に説明しますと、メリエスさんが呪術を掛けられる前までの時と掛けられた後の時の狭間に二年間という時間を俺の時空系魔法で入れ込みます。そうすることによって、今、現在眠りについてから、一年が過ぎていますので挟み込んだ二年、時間に換算すると五万七千五百二十時間の半分の八千七百六十時間が消滅しますが残り一年という時間が残ります。これは、メリエスさんが呪術に掛かる前の時間ということになるので、これから一年間は、以前のような普通の生活を送ることができます」
俺は、今から行う行為とそれによって現状がどうゆうふうに変わるのかを懇切丁寧に説明した。
「そんなことが、可能なのですか?」
アラルドさんは、驚きを隠せない状態のようだ。豆鉄砲を食らってた鳩のようだ。
「はい。可能です。しかし、1年という時間が過ぎてしまうとメリエルさんは、今と同じように眠り続ける状態に戻ってしまいます。ので、残り1年で完全に呪術を解除する方法を探し出さなければ、いけないわけです。
俺のこの時間を時と時の間に挟み込むという魔法も一回しか使うことができないですので」
「さようでございますか」
「はい。2年という時間が限界でそれ以上は、肉体的、体力的に不可能ですので」
「それでも、お嬢様が、今一度お目覚めになられるのでしたらそんなに嬉しいことは、ございません。どうかよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げるアラルドさんを前にして、俺は自分が他に何かできなか模索していた。なかなか思いつかなかったので後でもう一度考え直すことにする。
「では、今から始めます」
俺は、手のひらを目前の何もない空間に広げた。そして、術式を展開する。
すると、周囲の情景がみるみるうちに崩れ去る。壁も窓も、机もイスも無くなる。残った物は、少女が寝ているベットのみ。
そして新しく表れた、周囲の情景は、空中に無数の時計が浮かんでおり、それ以外は何もなくただただ白い空間だけが広がっている空間だけが続いている。
「ここは、一体、、、」
アラルドさんは、周囲の情景がいきなり変わったことに対して少々驚いている様子だった。
「ここは、俺が自分の魔力で作り出した異空間です。ここでの方がやりやすいので移動させてもらいました。何も言わずにすみませんでした」
「いえ。大丈夫です。少々驚きましたが、以前読んだ魔術に関する書物に魔力で異空間を作り出すことは可能だと書いてあるのを見たことがあったので」
「そうなんですか。ちなみに、アラルドさんは魔術の教育を受けられた経験はありますか?」
「いえ、私には、魔術の才能が無かったので一般教育しか受けておりません。しかし、魔術学院でかなり優秀な生徒であられたお嬢様と話をしているうちに私も興味を持つようになり使うことは出来なくても、見分を広める目的でいくつかの書物を読んでいたという具合です」
なるほど。だから、異空間へ移動したときもあまり驚いていなかったのか。
「そうだったんですね」
俺は、そう言った後、少女の頭の上に手のひらを広げた。
そして、時空間魔法の術式を展開する。
すると、少女の神々とした光の粒子に包まれふんわりと空中へ浮ぶ。
それと同時の周囲にある無数の時計の針が一斉にぐるぐると回り始めた。
少女の体の光は徐々にに頭の方に集約していきどんどん光も強くなっていくそして、ついにその光がその空間を飲み込んだ。
まるで、太陽の光を熱抜きで体全に浴びているような感覚になる。
それほどまでに神々しく、きらびやかな光だった。
そんな光が、視界の全てに広がり渡る
次の瞬間、そこは元の【メリエスの部屋】に戻っていた。
少女は、光の粒子に包まれながら
「これで、終わりです。時期に目が覚めると思います。そしたら、今までのことを話してあげてください」
「本当にこれで、お嬢様が、お目覚に、、、」
「はい」
俺は、この瞬間が好きだ。
依頼人が絶対に不可能だと諦めていた願いを叶えることによって、その人の心に希望の光や幸福というものが生まれる瞬間が。
アラルドさんは、神様を拝むかのように俺を見ながら
「本当にありがとうございます」
と何度も何度も頭を上下に振りながら言った。
「いえいえ、これも仕事ですから」
と俺は、素気ない口調で返事をしたのだった。
その部屋のドアには、【メリエスの部屋】と書かれた可愛らしい札が掛けられていた。
「ここが、お嬢様の部屋です。どうぞお入りください」
そう言ってアラルドさんは、ドアを開いた。
部屋の中には、一人の少女がベットの上に寝ていた。
「っつ!」
俺は、その少女を見た瞬間、隠すことのできない驚きを感じた。
なぜなら、その少女はかつて自分が命の全てをかけて守ると誓いながら守ることのできなかった少女と瓜二つと言っても過言ではないくらいに似ていたからだ。
だが、ここで取り乱すわけにはいかない。
すぐさま俺は少女の状態を確認する。
見る限り、呪術にかかりずっと寝たきり状態というふうには見えなかった。
カーテンの隙間から入ってくる太陽の光がとても幻想的に見える。
その光が少女を照らし俺は、今女神の御前にでもいるのではいのかといった錯覚に陥る。
それほどまでに目の前の少女は、美しかった。
ふと、壁に目をやると女の子の部屋にはあまりにつかない数枚の絵画が飾ってあった。
「メリエスさんは、絵画とかを集められていたのですか?」
「はい。お父上様が相当のコレクターでしてその影響を受けて、以前は、ご自分でも描かれていたこともあります」
ちなみに、俺も絵画とかを見るのは、とても好きだ。
旅をしているためコレクションを集めたりすることができないが、行く先々の国の美術館などに結構足を運んでは時間を忘れて、鑑賞している。
「俺も、絵画とかよく見ます」
「さようでございましたか。この部屋に飾られている物の他にも、地下の部屋に生前ご主人様が集められていた数十枚の絵画がございますので後でご覧になってください」
「ありがとうございます。でも、俺一度に始めると時間のこと忘れて鑑賞に没頭してしまうんですよね」
「いくらでも構いませんよ。時間は、たくさんありますから」
アラルドさんは、そうやさしい口調で言った。俺はアラルドさんは、どんな人からも好意を寄せられる人だと思った。
「ありがとうございます」
「いえいえ」
この屋敷に来れて俺は、ついていると感じた。美味しコーヒーが飲めたことと大好きな絵画を鑑賞することができるからだ。早く、依頼を終わらせて絵画の鑑賞を満喫しようと思った。
それから、俺は目の前で眠っている少女を見る。
外傷は、見られない。しかも、ずっと寝たきり状態だったというのに、やせ過ぎている様子は全くない。
「アラルドさん。メリエルさんは、正確にはいつ頃から寝たきりなのですか?」
「丁度、一年くらいです」
アラルドさんは、先ほどの口調とは一変した低い口調で言った。
「メリエルさんが、こうなる前となった状況を教えてください」
「お嬢様が、寝たきり状態になられる前日はいつもと何ら変わりはありませんでした。決まった時間に寝て、つぎの朝私がなかなか起きられないお嬢様を不思議に思い呼びかけたのです。しかし、それでも起きることはなく。それから、現在にいたるまでの間ずっとこの状態が続いているのです」
「なるほど、では呪術をかけた術者も原因となりうる事象も一切分かっていないということですね」
「はい。そのとうりでございます」
俺は、もう一度少女を見た。現状で分かっているのは、何者かの術式により呪術をかけられているが、術者不明ということ。眠り始めて約1年が経過していること、眠り続けていること以外に異常が一切ないということだ。あと、もう一つ分かっていることがある。
それは、この呪術は正攻法では解くことは、不可能だということ。
「アラルドさん。正直言って正攻法でこの呪術を解くことは不可能でしょう」と俺が言うと、アラルドさんは最初に見たときのような表情になり体をふらつかせて近くのイスにもたれ掛り、額にてをあてうなだれるような体勢になった。
そして、最後の望みにかけるかのように、俺に聞いてきた。
「正攻法でなければ、方法はあるということですか?」
「はい。ただしこの方法を使ったとしてもメリエルさんにかけられた呪術を完全に解くことはできません」
「それでは、やはりお嬢様は二度と目を覚まさないということでしょうか?」
アラルドさんは、一度もとに戻った表情がまた険しくなている。
「いえ、そうではありません。簡単に説明しますと、メリエスさんが呪術を掛けられる前までの時と掛けられた後の時の狭間に二年間という時間を俺の時空系魔法で入れ込みます。そうすることによって、今、現在眠りについてから、一年が過ぎていますので挟み込んだ二年、時間に換算すると五万七千五百二十時間の半分の八千七百六十時間が消滅しますが残り一年という時間が残ります。これは、メリエスさんが呪術に掛かる前の時間ということになるので、これから一年間は、以前のような普通の生活を送ることができます」
俺は、今から行う行為とそれによって現状がどうゆうふうに変わるのかを懇切丁寧に説明した。
「そんなことが、可能なのですか?」
アラルドさんは、驚きを隠せない状態のようだ。豆鉄砲を食らってた鳩のようだ。
「はい。可能です。しかし、1年という時間が過ぎてしまうとメリエルさんは、今と同じように眠り続ける状態に戻ってしまいます。ので、残り1年で完全に呪術を解除する方法を探し出さなければ、いけないわけです。
俺のこの時間を時と時の間に挟み込むという魔法も一回しか使うことができないですので」
「さようでございますか」
「はい。2年という時間が限界でそれ以上は、肉体的、体力的に不可能ですので」
「それでも、お嬢様が、今一度お目覚めになられるのでしたらそんなに嬉しいことは、ございません。どうかよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げるアラルドさんを前にして、俺は自分が他に何かできなか模索していた。なかなか思いつかなかったので後でもう一度考え直すことにする。
「では、今から始めます」
俺は、手のひらを目前の何もない空間に広げた。そして、術式を展開する。
すると、周囲の情景がみるみるうちに崩れ去る。壁も窓も、机もイスも無くなる。残った物は、少女が寝ているベットのみ。
そして新しく表れた、周囲の情景は、空中に無数の時計が浮かんでおり、それ以外は何もなくただただ白い空間だけが広がっている空間だけが続いている。
「ここは、一体、、、」
アラルドさんは、周囲の情景がいきなり変わったことに対して少々驚いている様子だった。
「ここは、俺が自分の魔力で作り出した異空間です。ここでの方がやりやすいので移動させてもらいました。何も言わずにすみませんでした」
「いえ。大丈夫です。少々驚きましたが、以前読んだ魔術に関する書物に魔力で異空間を作り出すことは可能だと書いてあるのを見たことがあったので」
「そうなんですか。ちなみに、アラルドさんは魔術の教育を受けられた経験はありますか?」
「いえ、私には、魔術の才能が無かったので一般教育しか受けておりません。しかし、魔術学院でかなり優秀な生徒であられたお嬢様と話をしているうちに私も興味を持つようになり使うことは出来なくても、見分を広める目的でいくつかの書物を読んでいたという具合です」
なるほど。だから、異空間へ移動したときもあまり驚いていなかったのか。
「そうだったんですね」
俺は、そう言った後、少女の頭の上に手のひらを広げた。
そして、時空間魔法の術式を展開する。
すると、少女の神々とした光の粒子に包まれふんわりと空中へ浮ぶ。
それと同時の周囲にある無数の時計の針が一斉にぐるぐると回り始めた。
少女の体の光は徐々にに頭の方に集約していきどんどん光も強くなっていくそして、ついにその光がその空間を飲み込んだ。
まるで、太陽の光を熱抜きで体全に浴びているような感覚になる。
それほどまでに神々しく、きらびやかな光だった。
そんな光が、視界の全てに広がり渡る
次の瞬間、そこは元の【メリエスの部屋】に戻っていた。
少女は、光の粒子に包まれながら
「これで、終わりです。時期に目が覚めると思います。そしたら、今までのことを話してあげてください」
「本当にこれで、お嬢様が、お目覚に、、、」
「はい」
俺は、この瞬間が好きだ。
依頼人が絶対に不可能だと諦めていた願いを叶えることによって、その人の心に希望の光や幸福というものが生まれる瞬間が。
アラルドさんは、神様を拝むかのように俺を見ながら
「本当にありがとうございます」
と何度も何度も頭を上下に振りながら言った。
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と俺は、素気ない口調で返事をしたのだった。
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