学園の女王と三銃士

学園の女王と三銃士10話

「よく言った静香ぁぁぁぁぁ！！」
この声はまさか…!?
「っげ！この声はって…はぁーやっぱり君達かようこそS5さん」
「ようこそじゃねぇ！てめぇ！うちの静香に何もしてねーだろなー！！！」
「皆！！！」
「連絡つかないと思ったらもーー心配させないでよ静香！あんたのおかげで化粧品買いそこねたよ！皆の都合取り消しにして来たんだからね！」
「大丈夫ですか静香っ！！」
あやちゃんが私に抱きついてきてギューと力をこめる。あやちゃんすごく震えてる。
「うん大丈夫だよ！有難うみんな！」
「まぁーったく。静香以外皆うるさいなーー」
「ああ！？今すぐ地獄に送ったろかー？！」
みかちゃん言葉使いが…ww
「まぁとにかく。私達はあなたがた三銃士には負けませんので。」
「それは去年の話で今年はわかんないだろーー俺ら舐めんなよなーーー確かに可愛こちゃんは可愛いよ。だけど俺達だって頑張ってきたんだから」
「いえ今年も勝たせていただきます」
「どこにそんな根拠があるの？」
そうだよ。何処にも根拠なんて無い。負けるかもしれない、偉そうなこと言っといて負けたら彩ちゃんたちに申し訳ない。
「当たり前でしょー？だって…」　
「「「「うちらのリーダーが言ってるんだから」」」」
…リーダー。嬉しかった。皆に認めてもらえてて。
「そっかなるほど。じゃぁ冬にある今年の投票期待してるよーwwまぁ俺らも負ける気ないけど。じゃぁそろそろでよーか。なんかひと目もあるし。」
そうここはラブホテル。うちらの部屋のドアは開きっぱなしで他のお客さんの迷惑になるだろう。さっと皆でラブホテルを後にし、お互いに別れた。
家に帰り自分の部屋のベッドに横たわった。はぁ。今日は色々あったな…。
ｺﾝｺﾝ｡ガチャっ「お嬢様。お食事の用意が出来ました。」
「分かったー。」
ご飯を食べてお風呂に入って私の長い一日は終わりを告げた。