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恒例のお茶会にて
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あの夜会時には驚きました。面と向かって言ってくる度胸には感心させられました。宣言されて別室に行ってからも、私は一言も話さずに帰宅しました。
エランはあの場にいなかったと思いますが、今日の恒例のお茶会には絶対参加するって言ってたから、やっぱりいたのでしょうか?
お茶会には王太子のグレッグ様も来られますから、言い合いにならなければいいのですが……。
エランは私のことに関しては融通が聞きませんからね。
グレッグ様が来られたと連絡あったのでサロンに行くと、もうすでに一悶着が起きてるわ……。
入ろうか入らないか扉の前で考えていたら、中からエランが飛び出して来て私に抱きついてきたわ。
「アリス姉~待ってたよ……王太子と見知らぬ女がいるけど、さぁ早くお茶しよ~。」
見知らぬ女?誰かしら?と考えていたら、エランに手を握られ引っ張られて、中に入った。
「アリス待ってたよ。こっちはチェスター王国のカザス辺境伯爵の三女で従姉妹のレイラ。」
「グレッグ様、ご機嫌麗しゅうございます。レイラ様初めまして、ミント公爵家長女のアリスと言います、よろしくお願いいたします。」
「アリス様初めましてよろしくお願いします。レイラと呼んでください。」
4人で仲良く話ししながらお茶してたけど、レイラ様とエランの2人は気が合うのか息ぴったりな場面もあったわ。私に関してのことだけど……。
レイラ様もかわいいものが好きなのか、なんかやたらと私を見ては顔を赤らめていたわね。
エランも満更でもないのか、レイラ様と仲良くしてるわね……今までなら顔合わせの時から不機嫌だったのに。
グレッグ様も意外そうな顔で2人を見てるわね。
「グレッグ様ちょっと聞きたいんですが、あのリリス様はどうなりましたの?」
「父上が何やらチェスター王国に手紙出したりと話しを詰めてるみたいだから、リリス嬢はチェスター王国に留学するんじゃないかな。」
「そうですか……。」
リリス様は留学の話し聞いても諦めなかったんですか、グレッグ様に迫って既成事実を作られるよりはいいのでしょうけど複雑です。
「アリス姉~大丈夫でしょ、リリスとやらを確認し調べたけど、向こうに行けばすぐに脱落しそうだしね。あんなお花畑みたいな女にアリス姉は負けないでしょ。」
「何やら面白そうな話をしてますね、叔母様である王妃陛下に少し聞きましたが、なんでも我が国の学園に変わった令嬢が留学するらしいと、私と同い年だそうで学園で会えるの楽しみにしてますの。」
なんか我が国の恥が余計に広まりそうですね……リリス様が大人しく過ごしてくれることを祈ってます。
エランはあの場にいなかったと思いますが、今日の恒例のお茶会には絶対参加するって言ってたから、やっぱりいたのでしょうか?
お茶会には王太子のグレッグ様も来られますから、言い合いにならなければいいのですが……。
エランは私のことに関しては融通が聞きませんからね。
グレッグ様が来られたと連絡あったのでサロンに行くと、もうすでに一悶着が起きてるわ……。
入ろうか入らないか扉の前で考えていたら、中からエランが飛び出して来て私に抱きついてきたわ。
「アリス姉~待ってたよ……王太子と見知らぬ女がいるけど、さぁ早くお茶しよ~。」
見知らぬ女?誰かしら?と考えていたら、エランに手を握られ引っ張られて、中に入った。
「アリス待ってたよ。こっちはチェスター王国のカザス辺境伯爵の三女で従姉妹のレイラ。」
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「アリス様初めましてよろしくお願いします。レイラと呼んでください。」
4人で仲良く話ししながらお茶してたけど、レイラ様とエランの2人は気が合うのか息ぴったりな場面もあったわ。私に関してのことだけど……。
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エランも満更でもないのか、レイラ様と仲良くしてるわね……今までなら顔合わせの時から不機嫌だったのに。
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「グレッグ様ちょっと聞きたいんですが、あのリリス様はどうなりましたの?」
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「そうですか……。」
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「何やら面白そうな話をしてますね、叔母様である王妃陛下に少し聞きましたが、なんでも我が国の学園に変わった令嬢が留学するらしいと、私と同い年だそうで学園で会えるの楽しみにしてますの。」
なんか我が国の恥が余計に広まりそうですね……リリス様が大人しく過ごしてくれることを祈ってます。
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