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メロディはというと

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転移したメロディはいうと、山の中にいました。

これからは誰にも会わずに気楽にできるわ。
専属メイドのリリだけは心配だけどね……ちょっと様子を見に行こうかしら。

私の部屋なら転移できるし、リリが部屋にいるかもしれないわね。

さっさと行きますか。
部屋に戻ってきましたわ、リリがいましたけどため息ついてましたわね。

「メロディお嬢様はどこに行ったのかしら?旦那様に探すように言われたから、部屋に来たけども。」

気づいてないみたいなので、肩を叩きましたわ。

リリはビクッとして、恐る恐ると振り返りましたわ。
叫ばれそうになったので、あわてて口を塞ぎましたわ。
落ち着いたのを見計らってから、転移魔法の話をしましたわ。

リリは驚いてはいたけど、騒がなかったので安心しましたわ。
リリにこれからどうするか尋ねましたわ。

「リリはどうするの?私と一緒に行きます?自給自足だし、給料は払えませんわ。」

「あたしもついて行きます。ここに残っても、ミルカお嬢様の被害にあいそうですし。」

「分かりましたわ、じゃさっさと行きましょう。」

また山の中に戻ってきましたわ。

「ここはどこなんですか?」

「ここは実母の伯父様がいらっしゃる国ですわ。えーと、祖国から3つほど国を挟んだ所ですわね。マゼラン国ですわ。」

「ここなら誰も来ないし見つからないでしょう。」

リリも納得してくれましたが、ため息ついてましたわ。

私が使える魔法は転移と結界と空間拡張と生活魔法ですわ。
アイテムボックスがあるので、手ぶらでも大丈夫ですわ。

山を下りて買い物に行きましょう。
食べ物とかないですから、お金はありますわ……お小遣い貯めてたし、ドレスや宝石等を買い取ってもらいましたので大丈夫ですわ。

買い物が終わって、山小屋に入りましたわ。
狭いので空間拡張で広くしましたわ……外からは分かりませんが。

落ち葉や枯れ木を集めて、魔法で火をつけて肉を焼いたりしましたわ。
水も出せるので便利ですわね。

不用心なので山小屋全体に結界を張りましたわ。
これで安心して寝れますね、ベッドがないのでソファーで寝ますわ。

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