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次の日王都の屋敷までやってきましたわ。
両親とお兄様夫婦は元気そうですわ……サロンでお茶飲んでましたわ。

「ただいま帰りました、昨日領地の本邸にハリオット様がやってきて、復縁を願ってましたわ。」

「やっぱりエリーナの所にも押しかけたか……。」
「侯爵家が来たんだよ、前侯爵夫人は来なかったけどな、支援金の話し合いをしたんだけど、返金は求めないし慰謝料請求もしないことにしたんだよ。」

「こちらも関わりたくなかったしな、侯爵家も代替わりするし、当主となるラリオット様も結婚するらしいし、エリーナと離婚したからこれからは支援しないって感じでまとまったんだよ。」

「そうなんですの。昨日ハリオット様が言うには支援金などの条件忘れてたしラリオット様が家を継いだから勘当されるとか行き場がないとか言ってましたわ。」

「侯爵家で話し合ったんじゃないか?話し合いに来た時にエリーナがいないって知ったからな。」

話し合いしたことは知りませんでしたわ、領地にいたしランドール様とイチャイチャしてましたしね。
離婚したしハリオット様のことは忘れてたましたわ。

「昨日やって来たから明日頃には侯爵家に着くんじゃないでしょうかね。」
「身ごもったというキャサリン様のアビール伯爵家に婿入りしたらよろしいんですけどね、昨日は捨てたとか言ってましたわ。」

「そうか、関わりたくないが手紙を出すか。」

「離婚したし、養女の手続きも完了させるか……ハリオット様が接近してくるみたいだしな。辺境伯の養女になれば安心できるだろ、ハリオット様も辺境伯までは来ないだろ。」

それからはお茶飲んでゆっくり休みましたわ……お義姉様のお腹を触らして貰いましたわ。
胎動もあるらしくて激しいそうですわ。

2日ほどのんびりして領地に帰りますわ、叔父様夫婦宛の手紙も受け取ったので辺境伯にも行きますわ。

本邸に帰ってきた翌日に叔父様夫婦に会いに行き、お父様達からの手紙を渡しましたわ。
読まれたあと叔父様夫婦に抱きしめられましたわ。

「エリーナ、大変だったね……ハリオット様はどうしようもないね、養女の手続きをするわね。」

「エリーナ、養女になってくれてありがとうな。」

今日はお祝いだといって豪勢な夕食でしたわ。
ランドール様も招かれていましたわ、執事やメイド、侍女達にも歓迎されましたわ。

1晩お泊まりして翌日、訓練後に本邸に帰りましたわ。
また引っ越しですので部屋を片付けて、持って行く物と置いて行くものを分けたりしましたわ。
領地を見て回ったり、商会にも顔を出して挨拶をしましたわ。

「近いうちに辺境伯に住むことになりました、今までみたいに来れませんが、来た時はよろしくお願いしますね。」
「今までありがとうございました。」

「エリーナ様、こちらこそありがとうございました、たまには顔を見せに来てくださいね。」

入り口まで見送りしてくれましたわ。
本邸で過ごす最後の晩餐になりましたわ、メイドに執事や側近達と楽しく過ごしましたわ。

「皆さん、今までありがとうございました、頼りない部分もあったと思いますがお世話になりましたわ。また来た時はよろしくお願いしますね。」

そう挨拶して1人ずつハグしに回りましたわ。





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