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第54話、おしまい!
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「これで最後だ! 魔王!」
「クッ……人間にこのような者がいようとは……!」
俺、いや俺達は今、魔王と絶賛交戦中である。トワイマライトとエメラルドの一件から約一年と半年、主にS○Xとエメラルドや他の奴らとの戦闘訓練を経て、俺は人類最強の男として現在単身魔王の城へと乗り込んでいる。
あれから俺は片っ端の女と言う女を抱きまくり、つい一年と半年と少し前までは童貞だった俺が、現在では経験人数が三桁に迫ろうかと言う程までに増えた。実際は五十人以上百人未満という経験人数だが、十の位を四捨五入すれば百になるため別に嘘は付いていない。
そして俺の能力であるS○Xしたらなんか知らんが強くなる能力を最大限に利用し、そして戦闘訓練で何やかんや体術や剣術を覚え、こうして今魔王にとどめを刺さんという所まで来た。
「人間……貴様、名は何といったか……」
「……俺は明智 正義……いや、俺はザーメン! 人類最強の回復魔法の使い手にして、また人類最強の戦闘力を持つ男……ザーメンだ!」
「ザーメン……その名前、しかと刻んだぞ! さぁ、とどめを刺すがいい!! ザーメンよ!!!」
「……その意気や良し! 魔王! 貴様に特に恨みはないが、人類の未来のため! そして俺の安全で楽しいS○Xライフのため! お前にはここで死んでもらう!!」
「私はここで貴様の手によって死を迎える! だが、何光ある限り闇もまたある! 私には見えるのだ……再び何者かが闇から現れよう! だがその時お前は歳を老いて生きてはいまい! ワハハハハハハハハハハッ!!!」
いざ魔王にとどめを刺そうというタイミングで、何やら魔王が復活のフラグを立て始めた。俺が歳を老いて生きてはいない? それがどうした!
「それがどうした! 未来の事は未来の人間が何とかすればいい! 俺には関係のない話だ!!」
「貴様ッ!? それでも人類の命運を背負っている勇者か!? そこは自分の子孫達が何とかするとか言うのがお約束であろう!?」
「うるさい! 俺は早くお前を倒して皆の元へと戻り! 温かい飯を腹いっぱい食べ! そして温かいベッドで女を抱く! そもそも俺は勇者ではない!! お前は勇者と一緒に巻き込まれて召喚された! 人よりかなり特殊な力があっただけの一般人に殺されるんだ!!」
「待っ……!!」
「くらえ! これが俺が性行為以外で放つ、最後の精液だーーーーーーーーッ!!!」
(ドッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッピュン!!!!!!!!!!!)
「グワアアアアアアアアアアアアッ!!!」
俺は魔王に精液を放ち、奴を跡形もなくこの世から消し去った! 今倒した魔王はアンデット種の王的な存在だったので、俺の精液が滅茶苦茶刺さる相手だった。
無理やり戦闘力を圧倒的なまでに上げ、エメラルド達との過酷な修行に耐えた今の俺なら、正直精液を使わなくても倒す事はできた。現に精液を放つ前は素手で魔王を圧倒していた。
だが俺は今まで戦って来た強敵は、基本的に精液で倒してきた。なのでこの世界で俺が戦う最強の存在であろう魔王も、やはり精液で倒すのが一番収まりがいい気がしたのだ。
まぁ何にせよ、これで魔王は討伐し終えた。だが俺達はおそらく向こうの世界に還ることはできない。何故ならば俺達を召喚した国の城がすでにこの世にないからだ。
エメラルド曰く、雌のオーク達が町を襲った後に城に乗り込んで暴虐の限りを尽くしたらしい。あの時もしも城に一縷の望みを掛けて逃げ込んでいたら、俺達も今この世にいなかったという事になる。あの時別の町に逃げたのは最善手だったというわけだ。
正直な話、別にあっちの世界に未練等はない。なので還れなくても問題はない。というよりもこっちの世界に大事なものができすぎたという方が正確か。
真珠にルビサファ姉妹、一応エメラルドにその他の女達。後何かいい感じの家。わざわざ向こうの世界に還らなくても、俺はこっちで充分に暮らしていける。
親やその他の知り合いに、別れの挨拶ができていないのだけは若干の心残りではあるが、どうしようもないので気にしない事にしよう。
「……さて、そろそろ帰るか。皆が待つ場所へ。」
~Fin!~
「クッ……人間にこのような者がいようとは……!」
俺、いや俺達は今、魔王と絶賛交戦中である。トワイマライトとエメラルドの一件から約一年と半年、主にS○Xとエメラルドや他の奴らとの戦闘訓練を経て、俺は人類最強の男として現在単身魔王の城へと乗り込んでいる。
あれから俺は片っ端の女と言う女を抱きまくり、つい一年と半年と少し前までは童貞だった俺が、現在では経験人数が三桁に迫ろうかと言う程までに増えた。実際は五十人以上百人未満という経験人数だが、十の位を四捨五入すれば百になるため別に嘘は付いていない。
そして俺の能力であるS○Xしたらなんか知らんが強くなる能力を最大限に利用し、そして戦闘訓練で何やかんや体術や剣術を覚え、こうして今魔王にとどめを刺さんという所まで来た。
「人間……貴様、名は何といったか……」
「……俺は明智 正義……いや、俺はザーメン! 人類最強の回復魔法の使い手にして、また人類最強の戦闘力を持つ男……ザーメンだ!」
「ザーメン……その名前、しかと刻んだぞ! さぁ、とどめを刺すがいい!! ザーメンよ!!!」
「……その意気や良し! 魔王! 貴様に特に恨みはないが、人類の未来のため! そして俺の安全で楽しいS○Xライフのため! お前にはここで死んでもらう!!」
「私はここで貴様の手によって死を迎える! だが、何光ある限り闇もまたある! 私には見えるのだ……再び何者かが闇から現れよう! だがその時お前は歳を老いて生きてはいまい! ワハハハハハハハハハハッ!!!」
いざ魔王にとどめを刺そうというタイミングで、何やら魔王が復活のフラグを立て始めた。俺が歳を老いて生きてはいない? それがどうした!
「それがどうした! 未来の事は未来の人間が何とかすればいい! 俺には関係のない話だ!!」
「貴様ッ!? それでも人類の命運を背負っている勇者か!? そこは自分の子孫達が何とかするとか言うのがお約束であろう!?」
「うるさい! 俺は早くお前を倒して皆の元へと戻り! 温かい飯を腹いっぱい食べ! そして温かいベッドで女を抱く! そもそも俺は勇者ではない!! お前は勇者と一緒に巻き込まれて召喚された! 人よりかなり特殊な力があっただけの一般人に殺されるんだ!!」
「待っ……!!」
「くらえ! これが俺が性行為以外で放つ、最後の精液だーーーーーーーーッ!!!」
(ドッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッピュン!!!!!!!!!!!)
「グワアアアアアアアアアアアアッ!!!」
俺は魔王に精液を放ち、奴を跡形もなくこの世から消し去った! 今倒した魔王はアンデット種の王的な存在だったので、俺の精液が滅茶苦茶刺さる相手だった。
無理やり戦闘力を圧倒的なまでに上げ、エメラルド達との過酷な修行に耐えた今の俺なら、正直精液を使わなくても倒す事はできた。現に精液を放つ前は素手で魔王を圧倒していた。
だが俺は今まで戦って来た強敵は、基本的に精液で倒してきた。なのでこの世界で俺が戦う最強の存在であろう魔王も、やはり精液で倒すのが一番収まりがいい気がしたのだ。
まぁ何にせよ、これで魔王は討伐し終えた。だが俺達はおそらく向こうの世界に還ることはできない。何故ならば俺達を召喚した国の城がすでにこの世にないからだ。
エメラルド曰く、雌のオーク達が町を襲った後に城に乗り込んで暴虐の限りを尽くしたらしい。あの時もしも城に一縷の望みを掛けて逃げ込んでいたら、俺達も今この世にいなかったという事になる。あの時別の町に逃げたのは最善手だったというわけだ。
正直な話、別にあっちの世界に未練等はない。なので還れなくても問題はない。というよりもこっちの世界に大事なものができすぎたという方が正確か。
真珠にルビサファ姉妹、一応エメラルドにその他の女達。後何かいい感じの家。わざわざ向こうの世界に還らなくても、俺はこっちで充分に暮らしていける。
親やその他の知り合いに、別れの挨拶ができていないのだけは若干の心残りではあるが、どうしようもないので気にしない事にしよう。
「……さて、そろそろ帰るか。皆が待つ場所へ。」
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