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後編

『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー㉝:告解・その4:姿見とクスコ内視鏡』

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     33:告解・その④:姿見とクスコ内視鏡 (木曜日 13:25)

 高校生の頃ってのは、セックス行為よりも女性器に興味津々だった。
 胸と言うシンプルなラインの産物よりも、メビウスの輪やクラインの壺のように四次元めいて、大人になった今、わりと容易に女性器を見ることが出来る年齢になっても、その形を頭にイメージしようとすると混沌とさせられる妖しきものだ。
 アダルトビデオなどで見る、女性器を強制的に開く器具・クスコにえらく気持ちがひかれた。
 女性の一番プライベートな部分に挿入できる<大人のおもちゃ>は多いが、侵入し、緊収縮を切り開いての拡張、「秘中の秘」の部分を衆人環視にさらすことの出来るクスコは、なんという業の深い道具であろうか。
 多くの<大人のおもちゃ>がプラスチック製で、多少の柔らかさを感じさせてくれるのに対し、クスコはスティール製の冷たく光るステンレス、そもそもが医療器具だ。
 それが、人なる女の一番柔らかな肉の部分に無造作に入れられる。
 魅惑的である。
 若い頃にはありがちだが、性に関した言葉には敏感になり、「俺」は、地図帳などを見ていると、南米ペルーのとある地名を聞いただけで、心がざわめいた。

     南米ペルー高山都市クスコ……。

 もう、頭の中では、そこには、ピンク色の洞窟があるはずなのである。
 湧き水や結露や地下水が滴る、柔らかな岩石組成の淫靡な空間が容易に想像できた……。

 ……それはペルーに対しての、あまりにもの冒涜の想像だ、だが、ペルーに関係なく、ペルーも含んでもちろん、全人類の半分の女性が、内部に<複雑な秘密>を抱いている。

 それから、テレビ版の「キャプテン・ハーロック」にクスコ教授って人物もいた。
 ありゃ、きっと女体観察に特化した研究者なのだろう(んな訳ない。彼は普通な性の嗜好だ、って! そんなことも
作品では描かれちゃいない)。

 俺の眼前 一桁センチメートルには、二児の子供をすでに産み育てている女性、その性器内部があった。
 肉々しい両太もも、さわさわとしたわずかな陰毛を上部に、てかてかの南天クリトリス、尖らした小さな唇のような尿道口、その下に、<アヒル口>のようなへら(クスコ)に開かれた膣内部が広がっている。
 すごーくささやかな楚々とした小宇宙空間。
 「俺」の持ってきたクスコは本格的だが、医療器具ではなくプレイ用、小さな発光ダイオードのような豆電球みたいのが膣の中を照らしている。
 クスコによって拡張された内部は、薄い紅色の濃淡をくっきりと見せていた。
 ……美しいのはもちろんだが、そこには、「静かに躍動する」生命感があった。
 よーく見ていくと、情熱的で力強い。
 奥の奥のそれは、多分 子宮口……、が白っぽい桜色に息づいていた。
 なんか、そこだけが生き物にも見え、可愛い顔のようでもあった。
 そこには愛液がタプンタプンと溜まり、ある種の食虫植物の花弁の中を見るようだった。
 人妻のお尻を持ち上げて、人妻の腰をグラスに見立て、その愛液溜まりを飲み干すことも出来よう……、まあ、すぐにまた溜まっちゃうのだが。
 そんな膣内、可愛いキャラクターのようにも見える子宮口は、切なげに溺れそうに収縮を密にしていた。
 内壁は、たまに大きなうねりを起こし、中の色のグラデーションが万華鏡のようにうつろった。
 音は聞こえないが、愛液が泡立ち、グジュグジュ・ピチャピチャとたゆたっていた。
 重力に逆らうことなく、膣内上方(天井)からは側方(壁)を伝って、粘液上の分泌液がゆっくりと流れていた。

     女ってば、マジ凄い。
     体内にこんな魅力的な<ピンクの熱帯雨林>を隠し持っているんだもの。

 俺は、うーんと、器具で開かれたリカマンコ内部に顔を近づけた、そして、その子袋の入り口を見ながら、舌を大陰唇下部や肛門に這わせた。
「ひゃあ、そこっ!?」
 奧さんは声をあげた。
「子宮口までは舌が届かないから、そこをガン見しながら、リカの肛門を舐めてる次第……。リカのお尻の味が、俺の中では子宮の味……」
「そ、そっか、な、なんか、こそばゆいよ」と、主婦は納得しかけるのだが、変な状況だ。
 肛門を舐められると、肛門括約筋はキュッと閉じられる、何て名前の筋肉がそこを統御しているのかは分からないが、連動して、膣内もギュギュっと絞られる、子宮口も笑い顔から厳しい顔へ。
 子宮内が狭まると、溜まっていた愛液が波打ち、クスコ内壁の綺麗なステンレスを汚して、溢れてくる。
 「俺」は慌てて、肛門から開かれたクスコ開口部に口を開き、肉の器からこぼれるリカ汁を味わう。

    熱いぐらいの母性の体温、感じられて最ッ高!!

   ◇     ◇

   (告白・4)

 ……私、あの時に飛躍的に、フェラチオのテクニックを身に着けたかも。
 それは、あなたの「お前の自由にしてごらん」的な雰囲気づくりにリラックスできたから。
 私、エッチな冒険に挑めた、冒険おばさんッ!

     おばさんにそぐわない容姿の女性が、自称「おばさん」言うのは可愛い。

 オチンチンにチューッとキスマーク付ける程の吸引をしてみたり、ハーモニカでも吹くみたいに、横からパクついたり、頭の部分だけを咥えて、ベロをグルングルン回したり、「あなたが下品な音を立てたほうがお互いに興奮するよ」って言うから、私、おそばを食べるときみたいに、思いっきり音を立てたつもりが、チュピチュピって、なんか可愛いユーモラスな音しかたてられなくて……、可愛い女でごめんなさい、なんちって。
 舐めながら、何度もイッたわ、ウズラからの刺激は一定なんだけど、身体の位置を変えると、お腹の中のウズラの位置が変わって、あたり所がズレたり、それとは違うけど、徐々に蓄積される快感もあって、それが定期的に爆発するの。
 口の中にオチンチンがあっての絶頂感は、なんか安心感があるわ。
 私も貢献を出来てるってのもありのイキだからかな。
 でも、あなたはすぐに私にイジワルをする、私にフェラチオのピスを激しくするように命じながら、うん、私は言われるがままに実行したわ、そしたら、それを続けながら、「家族を思い出せ」と言ってくる。
 私、フェラは言いつけられたから続けるしかないけど、涙が出た。
 私、家族を愛してるから、かけがいのないものだから、でも、裏切って、他の男の人のオチンチンをおしゃぶりして、でも、それもやめられない。
 泣くしかなかった。
 でも、あなたは更に、酷い。
 私は、あまりにもの連続するエッチに意識していなかったんだけど、部屋には大きな姿見があったのね。
 それを、あなたが見ろ! って。
 そこには、最低の母親の姿があった。
 仁王立ちしたあなた、私は、誠二さん以外の男の前にかしずき、お口に木刀みたいな長い棒を突き立てられている、それを私自ら、両手を背中に回し、難儀しながらも膝立ちで、お口だけで愛おしんでいる姿が映っているんだもの。
 もう、何もかも忘れて、私、イクしかないじゃない。
     ……涙、大粒の涙、家族たちの面影、肉棒、固い肉棒……
 鏡に映るちっぽけな身体の私、大きくそびえ立つあなた、刺してくる肉棒、固い肉棒……。
 最大級の快感が私を襲った。
 ダメダメママだけど、家族への申し訳ない想いが快感を倍増させていた、でも、この時点では、それを認めちゃいけないと思ってたよ。
 あなたは、そんな私への戒めとして、私を壁にオチンチンで打ちつけた、私、オチンチンで頭が満タンになり、そして、更にイッた。
 ……しばらく放心状態、ボーッとしてたら、あなたはオチンチンを抜き、私を担ぎ上げた。
 抜かれると同時に、私、オシッコ漏らしたかも、ビシャーって!
 向かい合いで、私がしゃがんだ格好のままに持ち上げた。
 持ち上げられたら、周囲の大気がかき回され、私の気化したオシッコの匂いがふわりと漂い恥ずかしかったよ。
 私は言われたからだし、落ちそうなので、あなたの首に手をまわした。
 あなたは当然に、私が舐めていたままのオチンチン、避妊具をつけていない。

 あなたは残酷な選択を私に突きつけた。
 姿見を見せられた。
 そこには、しゃがんだ姿勢で持ち上げられた私がいて、仁王立ちしているあなたに縋っている構図、私のほぼ全体重は、あなたに支えられて、バランスは、あなたの首に掛けられた私の両手に調節されている。
 私が手を離したら、壁があるからそうはならないけど、後方の下に落ちていく力学。
 抱えられた私の下には、これ以上なく勃起したあなたのオチンチンがギンギンに揺れている。
 あまりにもの持て余した勃起が、ときおり、私のヴァギナにぶつかる。
 私のヴァギナに「早く入室させろ!」とノック! ノック! ノック!
 私のあそこ、既にふやけきってるし、オチンチンでお肉を叩かれるし。
 私、もう、それだけでたまらなかった、声にならない歓喜をあげた。

     ……あなたに強引に入れられるのならば、生挿入は致し方なかった。

 でも、あなたは、その選択を、決断を、私に促した。
 ……これからセックスをするけど、その最初はお前が始めるんだよ、お前が手の力を緩めたら、お前の身体が下がり、自然と俺のオチンチンが生で挿入される、入れたくなったら、手の力を抜くといいよ・・・・・・、なんてことを言ってきた。
 私、どうしたらいいか分からなかった。
 刺し貫かれるのは、私自身の欲求としても避けられない。
 気持ちいいのは分かってる、生挿入も、されるのならばどうにか受け入れる、けど、自らが、他の男の子供を妊娠する可能性のある、生挿入の初っ端を切るようなことがあっては主婦として最低最悪となる……。
 どうしよう、どうしよう、私、悩んだよ。
 あなたに助けを求め、見るけど、あなたは冷たささえない無表情を返してくるだけ、ただ、言葉では「私の選択が、二人で決めた選択だよ」とも言っていてくれていた。
 その時、三つのウズラのタマゴの刺激が重なり、私の性感のバイオリズム表みたいなものも頂点に達したの。
 い、イキますッ!!!
 汗で滑ったという言い訳も出来たけど、違います、私、我慢できなかった……。
 私の下を振幅するオチンチンも、ちょうどいい位置にあった、いや、それもわかってた。
 ちょうど、小陰唇の辺りで、私はイキを操作し、手の力も緩めた。
 私はふしだら、でも、自分を見失わないふしだらママなの。

     男の「俺」には、この辺の母親の変なプライド(見栄)がよく分からない。
     よく分からないけど、可愛いとは思う。

 エレべ―タ―が降下する時のような感覚とともに、私に、もう一つの背骨を貫き通したかのような「ズボボボボボボボッ!」って衝撃が地割れのように響いた。
 凄いよね、私、この時初めて気づいた、ウズラのタマゴが入りっぱなし!
 あなたのおちんちんと、ウズラのタマゴ型三つの長径が、私の膣内で直列し、子宮を打ち抜いた!

    凄まじい痛み!

 私、叫んだ、叫んだら鼻の奥がキナ臭かった!
 死の臭い、なんか、戦争の臭い、と思った!
 もう、これが、「再起不能」ってやつかぁ、と思わせられる激痛!

                      (続く)
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