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後編

『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー⑮:SF展開・三人称のはじまり、俯瞰するはアルティミシア(2)』

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 (作者)……一時間ほどしか書けないですが、書けるだけ書いて更新します!

     


     (承前)

 リカはぎょっとした。
 この人、なんで、私の羞恥心を逆なでするようなことばかり提案できるのだろうかと。
 だって、M字開脚で性器を晒すのなんて、私としても究極の恥ずかしさで、でも、それさえも、この人の前でなら気持ち良さに変えられると思って、身体中真っ赤にしながらやってみてるのに、今度はコンビニ袋を差し出してきて、そこにオシッコしろ、だなんて。
 しかも、コンビニ袋を「穿け」って、どうやって「穿く」のよっ!?
 なんか、とてつもない倒錯の予感!
 リカは胸にキュンとした感じが込み上げてきた。
 開いた性器に、静かに吹くエアコンの風が心地よい、恥ずかしさで火照り、また、とめどもなく溢れる愛液にヌラヌラに充血した肉ビラを、ややクーリングダウンしてくれる。
 いや、自分の取り巻く環境(「時間圧縮」によるもの)に、なにがしかの疑問はずっと感じているのだけど、矢継ぎ早に繰り出される「俺」の要望に、我に返る暇のない人妻。
「足、伸ばして……」
 「俺」は、要望と言うか、主婦ごときには抗えない命令をしてくる。
「コンビニ袋を穿かしてあげるから」
 でも、優しい。
「は、はい……」
 他人の嫁でありながら、リカは、旦那以外の男の命令におずおずと従う。
 足を伸ばした。
 「俺」は、それをベッドサイドに立ちながら見下ろし、しばし言葉を失う。
     なんて美しいんだろ……。
 ティーンエイジャーのように華奢なサイズでありながら、そのひょろっとした両足なんて小鹿のようなのに、母親としての柔らかみがちゃんと曲線になって現われている。
 スケールこそ小作りだが、モデルみたいなのはもちろん、ナーギーのような妖艶さもある。

 ……「ナーギー」とは、インドの蛇の神様「ナーガ」の女性版のことだ。インドや東南アジアを旅すると、多くの遺跡で蛇の意匠を見ることになり、徐々に蛇へのマイナス感情が薄れていき、あたかも、その長い身体のしなやかさに、マンガ「ワンピース」の蛇姫ボア・ハンコックの美しささえ見る。また、ナーガの彫刻は、複数の首(七本が多い)を持って表現される。田中梨華にも、女・妻・母親・嫁・奥さん・主婦・不倫女・性奴隷……と、多くの顔があり、重なる面もあろう。

 そんな美麗主婦に見とれていると、下から、首を傾げたリカが見つめてきていた。
「い、いや、お前、マジ可愛いなと思ってさ、思わず、<鑑賞>しちゃったよ」
「ありがと……」
 そのクールな三白眼にはバサリと前髪がかぶっており、その雑然とした雰囲気も美しい。
 本来、観賞用たる美しさをもつ「すてきな奥さん」を、これでもかと堪能できるのはこの上ない幸せだ。

     そう、『すてきな奥さん・早春3月別冊特別猥褻号』だッッ!!!

 「俺」は、先ずは、その片方の足に、二つあるコンビニポリ袋の取っ手の片側を通し、もう一方の足も通した。
 そうして、片方づつ、交互に、ふくらはぎ、膝、太ももと、徐々にくぐらせていった。
 ふくらはぎや太ももを持ち上げるときには、思わずむしゃぶりつきたく、舐め回した。
 汗でしょっぱいけど、人妻の体温・その生命力が感じられてたまらない美味しさだ。
 一度舐めると、それがとまらず、数十秒ベロベロ舐め回してしまう。
 観賞用のモデル奥さんを唾液で汚すのはたまらない……、たまらないけど、「いかんいかん」と我に返り、作業を進める。
 太ももは、細めだと言いつつも、やはり、ポリ袋の取っ手の口径には引っかかる、「俺」は難儀しつつ、太ももの終わりの、腰部分との間のくびれまで、コンビニ袋を履かせた。

 リカは、そろそろ帰らなくちゃいけない時間じゃないかしらと心配になっていた、娘を習い事から迎えに行く時間は、わりと近い時間に迫っていると思われた。
 でも、ベッドサイドにあるだろう固定時計に目をやることは、行為に対し散漫なイメージで、「俺」の心に波風を立てそうなので、それは出来ないし、私自身も、これからやらされる放尿行為への興奮に没頭したかった。
 娘は、この後、いったん家に帰らずに、そのまま習い事の教室に迎えに行けばいいや、と思った。
 思いつつ、余計なことを考えて、あなた(「俺」)、ごめんなさい、と思った。
 「俺」と会ってる時は、「あなた」は「俺」だった。
 また、娘を迎えに行く自分を考えていたら、お父さんとは別の男に愛されてきたそのままに、娘を迎えに行く自分に罪悪感とともに、その背徳に興奮を感じもするのだった。

 今は、閉じているが、大陰唇の間は、興奮愛液でヌチャヌチャしていた。
「よし穿けた! 立って! 立ちションしてるとこ見せて! そう、立ちションショーだ!」
 「俺」は子供のように屈託なく嬉しそうに言った。
 この人、ホント、私のような女を苛めるのが楽しいんだな、リカは咎める意味ではなく、素朴にそう思いつつ嬉しい。
 ふと、子供たちの顔が頭をよぎった。

     ふしだらママでごめんなさい。

 股間にコンビニ袋を穿かされているので違和感と、ワシャワシャとポリ袋がかさばる音、そして、太もも付け根に、袋の取っ手の締め付けを感じつつ、リカは立ち上がった。

「やはり、奇麗だ! 寝てても立っても、お前は綺麗だな!」
 「俺」はほとほと感心しながら言った。
「あなたもベッドの上に……」とリカ。
 とてもとても、ベッドの下から眺められての立ちションは恥ずかし過ぎた。
 せめて、ともにベッドの上で、そう、手でも握り合えたら、「共同作業」みたくて、私も躊躇なくコンビニ袋におしっこできるのに……。
 しかし、「俺」の返答は無慈悲!
「いや、俺はベッドには上がらないんだ」
「えっ? なんで?」
 リカは、困惑し、身体をよじりながら問うた。
 そのしぐさは、世の中に疑問ばかりを持つ少女のようだった。
「そこは、ベッドじゃないから……」
「ん?」
 リカは、この後、「俺」がとてつもなく酷いことを言うのが予感され、ブラの中で、両の乳首をコリコリに勃起させるほどわくわくした。

     「そこ、ベッドじゃなくて、性奴隷人妻の生贄の台に過ぎないから……」

 キターッ!
「はあんッ!!」
 リカは、そのあまりにも残酷な言葉に、瞬間に涙を流し、同時に興奮し、ガクンと膝をガニ股にさせて、一瞬だけ、ビシャーッとおしっこを放出させてしまった。
 放尿先には、コンビニ袋の開口部が待ち受けている。
 ビシャー、シャーっ! ワシャシャシャシャシャ! と、コンビニ袋に少し溜まるオシッコ。
 不透明な袋越しにも黄色いのが分かるほどだ、我慢していたのだ。
「ああああ!」
 エロ主婦は、蔑みの言葉で、……言葉で、イッていた。

                       (続く)
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