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後編
『人妻論《ママ狩り》 奥さんは熱いうちに突け! …後編ー②:NiziUの彼方に 』
しおりを挟む9・NiziUの彼方に (木曜日 13:16)
薄暗いラブホテルの一室…、までも行きついていない、扉を入った上がりかまちを越えたあたりの個室に至る短い廊下。
そこには、人妻の愛液が上気し、淫靡な匂いが漂い始めていた。
胎内に三つのローターを挿入されている主婦は、下半身だけひんむかれた裸体を俺の目の前にさらし、壁に身体を預けて、マックスまで振動を高めたバイブレーションにひたすらにビクンビクンと感じていた。
腰の中の大きなフライホイールがグイングイン大回転し、膣肉をかき回し、頂点へのエネルギーを蓄電していた。
てゆーか、感じてる、と言う表現ではすまないくらい、腰だけが別の生き物のようにグラインドされていた。
リカさん……、いやらし過ぎる。
「い、いつも、こ、こんなの(ローター)、も、持ってるんです…ッ、か……?」
奥さんは眉をハの字にして、潤んだ瞳で聞いてきた。
まつげがピクピク、オジギソウのように微動している。
俺は、リカさんの前に膝まづき、その真っ白で華奢な太ももを右手で撫でまわしていた。
快楽の中で、時に鳥肌が立ち、時に火照りで消えていっていた。
奥さんの質問には答えずに、俺はブツブツ囁いた。
「ローターの三連の振動は母体にかなりの快感を生むと思うんだ。……ブツブツ……、子供の頃、『パーマン』って藤子不二雄のアニメがあったんだけど、パーマンってずっこけヒーローは、空を飛ぶことが出来るんだけど、単体で飛ぶよりも、二号三号と直列につながり飛んだほうが、スピードが倍加するんだ。……ブツブツ……、でも、エジソンの直流電流よりも、テスラの交流電流の方が広域的には合理的だという。……ブツブツ……、だが、個体にはこれが利くッ! 膣内を音波で攪拌しまくる……」
リカさんは、冗談めかしての俺のつぶやきに困惑している。
俺はわざとに、呪文めかして言っている。
魔法の詠唱のように思ってくれればいいかな。
田中梨華を、こうした言葉のイニシエーションで「快楽迷宮」に誘っているのだ。
ただ、恐怖の一歩手前、ドン引きされる一歩手前でとどめるのが良い。
なんか変な「危ないヤツ」の一歩手前のギリギリの不安は与えたい。
左手では、リカさんの骨折していたという腕を引き寄せ、上着をまくり、数針縫った傷口に顔を近づけた。
頬ずりし、唇を這わせ、舌を出して舐めた。
リカさんのきめ細やかな肌の傷口の起伏を舌で確かめる。
ピチャッ、ピチャッ!
「な、なんで、そんなことを…?」
俺は答えずに、舐め続けた。
目の前には、人妻の股間があった。
壁にガニ股に寄りかかっていて、薔薇のように充血し濡れた肉ビラは、はしたなくも、内ももに、幾筋もの愛液を垂れ流していた。
「よだれみたいだね」
俺は言った。
「はあああ、アアンッ!」
俺のアクションにとまどっている間なんかない、そんな一言が、リカさんの堪能しているバイブレーションに羞恥のスパイスとなり、二児の母の快感を倍加させる。
恥ずかしいお肉の唇からは、ローターの三本のコードが飛び出ている。
電池ケースに伸びるコードは束ねられて、奥さんの着ているダウンジャケットのポケットに入っている。
いつも、朝の児童の見守り時にも着てるダウンジャケット……、俺は、それを着てきてくれたことが嬉しかった。
俺はそんな、いつもと変わらないリカさんをものにしたかった。
「母親の生活」ってものを「おもちゃ」にしたかった。
「べ、ベッドにはいかないんですか? シャ、シャワー浴びる前に、ううっ、こんなことになッ、なって、恥ずかしいですぅううう」
どちて坊やのように質問や意見を繰り返す奥さんである、だが、俺は、そんなリカさんで良かったと思う。
中指と人差し指をリカさんのヴァギナに突っ込む、ヌルンと容易に受け入れられ、内部のローターを指先で内部に押す!
ヒダヒダが、色がブドウにも似たゼリーの震えのようだ。
「うわーっ!」と喘ぎと言うよりも叫びをあげるリカさん、でもすぐに快感に変換できる貪欲さ。「ううううっ、ううううっ、くーっ!」
一日の疲れを癒す男が生ビールを一気したような表情で、人妻は気持ち良さを堪能した。
「こ、これはすっごーい! 喉奥まで届くぅ!」
凄い表現である。
この奥さん、正直に、快感を言葉であらわしてくれる。
「リカさん、理想通りの可愛い人だ。先ずは聞いたことに答えるね。ローターは、昨夜、ドンキで買ったんだ」
「昨日……、ドンキ……」
リカさんは、快楽と会話のはざまで朦朧としていて、前髪越しに、俺をポーッと見つめるのだが、快楽の波が訪れると、瞬間、いわゆる「アへ顔」になる。
お人形のような端正な顔とアへ顔のギャップは、既に勃起している俺のペニスを、ズボンの中、更なる興奮で痙攣させる。
「うん、それから、傷口を舐めるのは、俺も意味が分からないけど、なんてのかな、リカさんのなんでもをものにしたいという気持ち、傷口も今は俺のもの、舐めてると特別なことをしている充足感があるんだ」
「な、なんか、ちょっと、うれしい気が……」
腰をなまめかしく回転しながらも、ちゃんと言葉を紡ぐリカさんが可憐だ。
真っ赤になっている骨盤の表面には、玉の汗が浮かび上がっている。
凄い凄い! リカさん、腰と頭を別個の意志で動かしている!
さすがは主婦!!
淫靡な他人嫁!!
「それから、ベッドにはまだいかないよ。ここで一回 セックスもするんだ。こういう事って、いままであった?」
「はあーっ!」とリカさんは大きなため息をついた、この不安定なシチュエーションにも感じているのだ。「こ、こういうことも何もっ! ……って、ゆ、指を押さないでくださいッ、うううううっ!」
リカマンコに差し入れている二本指を奥にツンツンしたのだ。
「それに、さっきの店のトイレで、リカさん、ふしだらなマンコの洗浄をしてきたんだろ? 浮気に用意周到なダメママだね!」
あふれ出てくる愛液、指を伝って手に及び、腕から、その透明なツユがしたたり落ちる勢いだ。
「あああ、頭が追いつきませーんッ! あ、あそこがバカになっちゃうウウウっ!」
かつてない衝撃の数々に、リカの身体は必至で順応しようと、潤滑油を健気に精製していた。
可憐なひたむき奥さんである。
性に前向きな人妻である。
「思ったよりも、奥さんがおしゃべりで嬉しいよ。男って、ホントのトコ、女が十全に感じているかわからないじゃん? リカさんみたいな言葉を発し続けてくれると、マジ嬉しい。仰ぎ声だけだったら、ただの動物のメスみたいだからね」
おおっ! 「動物のメス」の箇所で、リカさんの膣が締まった! そういった言葉でも感じるのだ、このメス犬はッ!
「だって、こんなに気持ちいいの初めてだから、あはっ! 言葉に出ちゃぅぅッ!!」
「旦那さんは、こういう愛し方をしてくれないのッ?」
まただ、「旦那さん」の箇所でリカマンコの締め付けが激しくなる。
言葉責めが有効な文学少女ッ!
「主人のことは言わないでーン!(語尾のあたりで感じている)」
「いや、何度でも言うよ!」
「えーっ!」
「田中梨華の主人は、こんなことしてくれないんだろ? 俺は出来る。傷口も舐めたげるし、この後も、もっと凄いよ。だって俺は、田中梨華の『シン・ご主人様』になりたいんだから。いいですか?」
ツンツンを繰り返し、子宮口を刺激する。
もう、リカマンは締まりっぱなし、女は子宮で考えるとはよく言ったものだ。
「いいですかッ?」と大きく質問を繰り返す。
沈黙、そして、田中誠二と言う、深く愛し愛されて結婚した、社会的に認められた戸籍上の夫を持つ田中梨華はおずおずと答えた。
「……こ、こんなことになってしまったら、ハイと言うしかないです、あ、あなたは悪い人……ッ! キャあああ! ああああ、おお、ううっ、スッゴイ、気持ちいーっ!」
俺は、他に選択肢がなく・しょうがなく、俺のものになることを肯定しようとしたリカさんのセリフが言い終わる前に、二本指を更に押し出し、もう一方の手を下腹部にあてがい、押した!
更に、ローターの刺激が胎内に響く!
「違うでしょッ? 全て、リカさんの選択でもあるんだよ。その意識なくて、俺のせいにしているような気がするよ。二人の選んだことだよ、田中梨華が旦那をないがしろにして他の男とした共同作業の結果だよ!」
「ああああ!」と口を開けてよだれを垂らしている奥さん。
囁くように「い、イッてますぅ、いま、イッてますぅうううう……」と白目を剥きながら言葉を発していた。
不意に訪れた大爆発!
思えば、かなりハードな責めで、これまでイッてないのが不思議なくらいだった、潜在意識の貞操観念が絶頂を妨げていたのか?
「いい子だ! じゃあ、イキながら言ってみよう。リカはあなたのものですって」
人妻はガニ股をガクガクさせながら、床に愛液をポツンポツンと振りまきつつ、小刻みに頷くと、片言で言った。
「梨華ハ貴方ノ物デス」
イキながら、よくも、異なる思考ベクトルのセリフを発せられるものだ。
「イク」のが感覚だとしたら、言葉は理屈である。
右脳と左脳の問題だと思うが、女ってのは、仮に、感覚野の二方向の快楽を与えられたとしても、その二つを処理できるだろう。
クリストリスとヴァギナの快楽、更にはそれにアナルなどが加えられても、その三つを別個に、あるいは同じものとして貪欲に美味しく味わうのだろう。
田中梨華が言ってしまった「自分の所有を他の男に委ねる」宣言。
「世の中は言葉で支配されている」。
田中梨華は自らの言葉で自らが支配されることになる。
「いい子だ」
と、優しく言葉をかけるが、その右手の二本指は、リカさんの局所を苛み続ける。
「あああ、あああ、一突き一突きが、私の中のおもちゃの配列をグルングリン変えて、そのたびに、私の中がめくれ上がるように気持ちいいの」
ちゃんと感じるままを言って、実に可愛らしい主婦である。
「これから」と指の動きを止めずに、俺は舌舐めずりをしながら言う。「これから、もっと気持ちいいことが繰り返されるけどリカさん、今みたいに、ちゃんと心の言葉を、このはしたないオマンコのようにダダ洩れし続けるんだよ」
「……はい、でも、な、なんで……?」
イキ続けつつ、その三白眼の貴族のように冷ややかな視線をたまによみがえらせて、奥さんが聞いてきた。
「……例えば、これが小説だとするよ、俺の一人称の小説だとするよ。リカさんは俺に篭絡されるわけだけど、その心理状態の実のところは分からないわけじゃん? わかる?」
「はぁ、はぁ、はぁ、な、なんとなく、分かりますぅッ!」
またイッてる。
イキながら、いちおちゃんと答えている。
こういった過酷な状況を与えられ、それをクリアーしていけばいくほど、リカさんは、俺に依存することになる。
それでよし。
俺はリカさんの家庭を壊すつもりはない、リカさんは旦那に養ってもらえばいい、俺は、リカさんの美味しく実った「最上級の人妻」部分を賞味すればいいんだ。
「だからね、これが一人称の官能小説だとしたら、主人公の観察・洞察でしかリカさんのようなヒロインの心と身体の揺れ動きが分からないんだよ」
「ひ、ヒロイン……」
中身が乙女なリカさん、ヒロインと言う言葉に「支配」される。
「だから、リカさんのように、自分の感じるままを発してくれると、そう、このはしたないオマンコのようにダダ洩れし続けてくれると、俺も、そして、仮に小説だったとしたらの読者も、リカさんのふしだらさがよく分かって嬉しいんだよ」
「はい、はぁいい、わ、わかりました。また、イキます、イキまーす、あんっ!」
そのまま倒れでもしたいのだろうけど、壁に寄っかかって立っている体勢なので、頭でも打ってしまう可能性があり、イキ狂いの中、それでも、転倒を避ける理性は働いて、ガニ股で立っている。
弁慶の立ち往生ならぬ、内弁慶のイキ往生ッッ!!!
両手は、偶然にも外人のやる「ホワ~イ」のポーズのように開いている。
美人のこんな姿を見つめていられる俺は、その自分の偉大さに感動さえしてしまう。
女ってのはもう、一度イッてしまうと、その流れが出来てしまい、何度もイッてしまう。
「何度ぐらい言った?」
「わ、わからなーい! に、にじゅー、二十回ぐらいぃいい、ニジュー、嗚呼、またイク、イクぅうううう、イク!」
俺はもう一方の手をリカさんのクリトリスに伸ばし、つまんだ!
「いやあああーッッッ!!!」
マジいい子だ、こんなに責められているのに、リカさんは手で避けようとしたりしないで、解剖されるカエルのように四肢を開きっぱなしだ。
「そうなんだぁ~、ニジューか、だからNiziUの縄跳びダンスのような格好で腰を振り続けているんだね」
そう言うと、リカさんは自分の格好を思い描き恥ずかし気に頬を歪めた。
確かに、両腕を縄跳びでもしているかのように腰のあたりで開き、取っ手を持つかのように、中空を握っている。
額や頬に汗が流れている。
「暑いんだね? 当たり前だよね? 激しいのにダウンジャケット着たままだからね。イキながら、脱いでみようか? 俺の両手はリカさんを苛めるので使用中だから、リカさんは自分の服は自分で脱がなくちゃな」
「は、はいっ!!!」
俺は二本指でリカマンをほじくり、もう一方の指で陰核をコネコネした。
「うっわー!」
服に手を伸ばしたリカさんの手は、またもNiziUの縄跳びダンスのポーズになった。
壁に背中を密着させているのに、ドシンと音を立てた。
「し、死んじゃうよぉー!!!」
「死んじゃえ!」と、俺は笑いながらコネコネジュポジュポを続けた。
「ああああああ」
リカさんは朦朧としつつ、両手で上着の前ジッパーに手を伸ばし下ろした。
やや上半身がクーリングダウンし、その勢いで、局所が責められているにもかかわらず、ダウンジャケットを脱ぎ切った、早業だ。
主婦って、行動が凄い早いときあるからね、朝の支度の時とか。
そして、俺の頭に、脱いだジャケットをバサッ被せた。
首を振って、ジャケットを振り落とし、俺はリカさんを見上げる。
すると、高貴な視線のリカさんは、
「イジワル返しです……」
と、上品に言った、が、そこに笑みを浮かべる余裕はなく、「はぁはぁ」と息を荒げている。
なんて可愛い女性(ひと)なんだろう……。
色白だけどインドの人のような端正な顔立ち、鼻がツンと尖ってやがる、なのに、俺に、いいようにおもちゃにされているんだもんなぁ。
「リカさん、ベッドの方を見てごらん? 俺、リカさんの痴態を、鏡に映る角度からも楽しんでいたんだぜ!」
責めは続いているが、リカさんは呼吸を荒くしつつ、ベッドの方の姿見に視線を向けた。
同時に、「あああ、恥ずかしいっ!」と叫ぶ、叫びつつ、「恥ずかしいぃいいイイィっ、イクぅ!」と被せた。
そこには、ガニ股で、正面に座った男に性器をグイ~ンと差し出す淑女の姿があった。
「きゃあああ! は、恥ずかしいッ!!!」
何度も叫ぶ、しかし、殿方に供している、その美しい身体を閉じるようなことはしない、従順な「人妻メス」であった。
……「さて、オチンチンを挿れようかな」……。
(続く)
応援ありがとうございます!
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