引きこもり王女ですが最強パーティーが集まったので世直し旅をします~この紋章が目に入らぬか!~

ぬいぬ

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第1章 旅の始まり

8. この紋章が目に入らぬか!

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 私はルスケン、カクペルとともにヨナランの屋敷に向かっていた。
 屋敷は病院の裏手にあるとは聞いていたが、大病院の裏手に回るには少し時間がかかる。

 ルスケンが心配そうに声をかける。

 「なあ、もうマクリナは本当に大丈夫なんだよな?」
 
 「ええ、呪いは完全に解呪できましたわ。もとより解呪する人間が現れることを前提としていない脆弱なものでしたし、そうでなくても私を出し抜ける魔法使いなど滅多にいませんもの」

 マクリナは現在病室で休んでいる。
 もう呪いによる症状が現れることはないだろうが、体力の消耗が著しいためだ。
 病室に一人残してしまった彼女のもとには、念のため私が力を込めた護符を置いてきている。

 病院の壁を伝って数分歩いていると、個人宅の機能を持っていると思しき建物にたどり着いた。ドクター・ヨナランの屋敷だ。

 門の前に備え付けられている魔法鈴を鳴らす。この鈴自体の音は極めて小さいものだが、これとリンクしている屋敷内の鈴が家主に来客を知らせるという仕組みの装置だ。

 「どなたかね?」

 私たちの目の前にある鈴の中から、男性のくぐもった声が聞こえる。ヨナランの声だ。

 古くからの知り合いである私が話せば素性がばれてしまうかもしれないということで、カクペルがこの声に返答する。

 「夜分に申し訳ありません、ドクター。医療院にてチャプレンを勤めている者です。少しお聞きしたいことがありまして伺った次第です」

 (カクペルたら、結局貴方もチャプレンの設定を使っているではありませんか)

 「急を要することかな? それならば――」

 「ドクター、オレだ」

 ヨナランの声を遮りルスケンが声を上げる。

 「! 君は……ルスク君…………」

 「オレが聞きてぇこと、もうわかってるよな」

 「………………」

 重厚なつくりの門がゆっくりと開かれる。

 「……入りなさい。紅茶を用意させよう」

 ***

 屋敷に入ると寡黙な使用人の女性が私たちを出迎えてくれた。

 薄暗い廊下を抜け、案内されたのは広々とした書斎である。
 壁一面に難解そうな書物がぎっしりと並び、部屋の中央には重厚な木製の机が置かれている。
 
 机の奥の椅子に座っているのはヨナランだ。彼は落ち着いた表情で私たちを見つめている。

 彼が右手を差し出して私たちに着席を促す。私、ルスケン、カクペルの並びでソファに座った。

 私が王女ルキエラであることがばれてしまうかと思ったが、私が普段のシニヨンヘアではなくベレー帽をかぶりゆるい三つ編みをしているからか、もしくは付き添いの修道女に気に掛ける余裕などないからか、私の不安は杞憂に終わった。

 沈黙が続く。

 暖炉にくべられた薪がはぜる音だけが部屋を満たしている。

 1分ほどして、先ほどの使用人が紅茶を運んできた。
 ルスケンがそれに手を伸ばそうとするが、あと少しで指が届きそうなところで彼はためらうように手を膝の上に戻した。

 そしてそのまま彼は目線をまっすぐヨナランへと向ける。

 「単刀直入に聞くぜ。ドクター、あんたマクリナに呪いをかけてただろ」

 ヨナランもまたルスケンをまっすぐ見つめていたが、数秒ののち、目を閉じた。
 そして覚悟するように深く息を吐き、ゆっくりと口を開く。

 「――――――――ああ、そうだ。私は快方に向かいつつあった彼女に呪いをかけ、苦しませた…………本当に、申し訳ない」
 
 ヨナランが頭を下げる。
 
 ルスケンの瞳が怒りを滲ませる。

 「謝って……済む話じゃ、ねェだろ……!!」

 「……わかっている」

 カクペルが口を開く。
 
 「ドクター・ヨナラン、なぜこのようなことを?」

 「それは――――」

 その時、「おやめください」という使用人の焦る声とともに、乱暴な靴音がこちらに近づいてきた。

 扉が勢いよく開かれ、数人の男たちが使用人の制止を無視して書斎に入ってくる。
 一見品のいい紳士のような恰好をしているが、その形相は悪辣さを隠しきれていない。
 
 「こんばんはドクター」

 「……君たちへの支払いは、今日付ですでに完了しているはずだが」

 「利息分の支払いが滞っているんでね」
 
 リーダー格の男がヨナランの足元に一枚の紙を投げる。
 彼らは貸金業者のようだ。

 「契約書にはきちんと利息率を明記しているが。医学書以外の文章を読むのは苦手かな? ドクター」

 「この利息率は高すぎだ。利息制限法に違反しているだろう!」

 「ならば当局に通報するか? ――できないだろう。お前ももう俺たちと同じ、極悪非道の犯罪者なんだからな!」

 「……っ」

 俯くヨナランの肩に男が手を置き、優しく囁く。

 「そう、同じだよ俺たちは。なら気持ちを理解してくれるだろう? 俺たちは俺たちの稼業で儲けたい。ドクター、お前ももっと儲けるために設備投資の金を求めたんだろう?」

 「君たち卑しい金貸しと一緒にするな。私はただ、よりよい医療をもっと多くの人々に行き渡らせるために……!」

 「だが現実はどうだ? そこの連中と話していたことに大凡予測はつく。よりよい医療だと? それを実現させるには無辜の人間を傷つけ搾取することも致し方ないと?」

 「そ、れは……」

 ヨナランが弱弱しくルスケンを見やる。
 ルスケンの表情には変わらず怒りがにじんでいるが、同時に困惑の色も浮かんでいた。

 金貸しの男がヨナランに耳打ちする。

 「楽になれヨナラン。お前は間違いなくこっち側の人間だ。目的のためなら手段を選ばない、わるい人間だ――――こうしよう。利息の返還は求めない。その代わり、お前の医療院にはこれからも我々の活動に協力してもらう。そうすればお前も患者も皆得をする」

 ヨナランの手が膝の上で震える。

 「何をさせるつもりだ?」

 「特別なことは何もない。仲間を治療し、必要な薬を用意し、そして口外しないこと。どれも医者であれば当然のことだろう?」

 「しかし……」

 「これ以上堕ちないでくださいまし、ドクター・ヨナラン」

 私は我慢できなくなり口を開いた。

 「貴方がすべきことはリンデマン兄妹への、そしてもし他にも傷つけた人々がいるならば、彼ら全員への謝罪と償いですわ。たとえ大義のためといえ、これよりさらに悪に手を染めるつもりですか?」

 ヨナランが私のほうを向く。

 「仁道には犠牲が必要であると、本気でお思いなのですか!!」

 「シスター、いえ、貴女はもしや……!?」

 男が肩をすくめ冷笑を浮かべる。

 「善人ぶるにゃ遅すぎるぜドクター。お前に残された選択肢はふたつ。従うか、ここで終わるかだ」

 男が合図すると背後から手下たちがぞろぞろと書斎に入ってきた。
 そして私たちを取り囲む。

 相手の数は総勢10人。彼らの手には粗野なナイフや拳銃が握られている。

 「どうするドクター?」

 ヨナランの顔が苦悶に歪む。

 ルスケンが左手で右手首を握りしめ、低く呟く。

 「……こいつら、マジでやる気だな」

 カクペルが静かにサーベルに手を置く。

 「ドクター、ご自身の信念を忘れないで。貴方が志した仁道は、間違いなく人々を幸せにするものであったはずなのですから」
 
 ヨナランは私の言葉を少しずつ咀嚼するように数秒目を瞑った。
 そして次に目を開けたとき、その瞳には覚悟が宿っていた。

 「――私は、君たちのようなマフィアには屈しない……!」

 「残念だドクター、ミトレウス一の名医よ」

 男たちが一斉に拳銃をこちらに向け、ナイフケースを外す。

 「国の宝でセルヴェル・ド・ヴォーを作りたくはなかった」

 リーダー格の男が引き金を引いた瞬間、私はヨナランを守るように光のバリアを出現させた。
 
 銃弾はバリアにめり込むように侵入したのち、急激に速度を減少させ、そして最後には力なく床に落ちた。

 「このアマ、俺たちの邪魔をする気か!?」

 「本当に、唾棄してもし足りない、不快で下衆な方々ですこと……」

 私は息を吸い、静かに宣言する。

 「カクペル、少し懲らしめてやりましょう」

 「ナメるんじゃねぇ!!」

 男たちが一斉に動く。それと同時にカクペルも一瞬で立ち上がりサーベルを抜いた。

 カクペルはまず一番手近な男の攻撃を半歩で避けると、サーベルの刃を返して相手の腕を打ち、拳銃を弾き飛ばす。そのまま回し蹴りを叩き込み、男の体を机にたたきつけた。

 「ぐっ……!」

 「まずは一人……!」

 ただ戦況を確認するために冷静につぶやきながら、彼は次の男の拳を避け、最小限の動きで剣を振るう。
 
 鈍い音が響き、敵の手からナイフが落ちる。

 ――だがその時

 「カクペル後ろ!!」

 死角から騎士を狙う銃口が光る。

 私が叫んだ直後、乾いた銃声が響く――はずだった。

 「うがっ……!?」

 撃とうとした男の体が、まるで何かに引っ張られるように後方へ吹き飛ぶ。手から滑り落ちた銃は、次の瞬間力強い足によって銃身がぐにゃりとへし曲げられた。

 「つれないなお嬢、オレにも声かけてくれよ」

 聞きなれた飄々とした声。あらためてそちらをしっかり確認するまでもない。

 「暴力沙汰ならオレの専門メジャーだ」

 ルスケンだ。

 「すまない、助かった」

 「ンなこと言う前に集中しろ。死ぬぜ?」

 「言われるまでもない……!」

 カクペルが短く息を吐きサーベルを構え直した。ルスケンも拳を鳴らしながら不敵な笑みを浮かべる。

 その強者の雰囲気に、男たちは恐怖を覚える。
 リーダー格の男が狼狽しながら叫ぶ。
 「ど、どうしたお前たち! なにをビビってる! 向こうは銃も持ってないんだ、さっさと殺れ!」

 「銃、銃ってうるせぇな、オーマイガンってか?」
 
 ルスケンがふいに男に近づき、その銃身を鷲掴む。

 ぐぐぐっと力を入れると、それは数秒で持ち主へと照準を定めるようU字に変形してしまった。

 「そら、お前らの神はこれで終い」

 「ああ、あ……」

 男は力なくへたり込んでしまった。

 「こ、このバケモンがぁ……!!」

 リーダー格の男を見下ろすルスケンに向かって、ナイフを胸に構え突進してくる若い男。

 しかし

 「――――戦意喪失、これで4人」

 騎士の銀色の弧がこれを阻む。
 サーベルで峰打ちにされた男はその場に崩れ落ちた。

 「先ほどの借りは返したぞ」

 「元金の1割も返されてねぇよ。オレでも処理できた」

 軽口をたたきながらふたりは互いに背を預け、取り囲む男たちと対峙する。

 私を入れても3対6。数字の上ではこちらが不利。

 しかし数の利があるはずの相手は明らかに焦っていた。
 目の前のふたりの動きが桁違いに手練れているのを理解しているようである。
 
 「く、くそ……!」

 いまだ立ち上がれていないリーダー格の男が舌打ちしながら吠える。

 「一斉にやれ! 数で押せば――」

 その言葉が終わるよりも早くカクペルが動いた。

 最も近くにいた男のナイフを受け流し、鋭い動きで間合いを詰める。
 
 サーベルの鞘の先端が腹部に突き刺さると、男は苦悶の表情を浮かべ、その場に倒れこんだ。

 そして、返す刀で襲い掛かってきたもう一人を峰打ちにする。

 「6人」

 「こっちも3人倒したぜ」

 振り返ると、ルスケンが一人を踏みつけ、残りの二人をそれぞれ片手ずつに抱えていた。

 カクペルとルスケン、ふたりの視線が残りの一人へと降り注がれる。

 最後に残ってしまった哀れな男は、声にならない声を出しながら両手を上げ降参のポーズをとった。

 趨勢は決した。

 私は息を吸い、高らかに宣言する。

 「ルスケン、カクペル、もうよいでしょう」

 カクペルがサーベルを鞘に納め、ルスケンは抱えていた男たちを床に降ろし、黙ってこちらを見つめる。

 私は腰に差していた剣――王家に伝わる儀式剣を取り出し、天高く掲げる。

 「皆の者、見よ!!」

 剣に魔力を込めると、剣身に刻まれた模様が白く発光しだした。
 その模様が示すのは――――――――

 「この紋章が目に入らぬか!」

 イエローゲート王家の象徴、三つ葉葵トリプルマロウの紋章であった。

 
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