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第1章 旅の始まり
2. はじめての世界
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「殿下、足元にご注意を」
「あら、ここに『殿下』はいなくてよ。私はただの修道女ですわ」
「では……シスター、お手を。この通路は老朽化が進んでおります。足場も悪くございますので、慎重にお進みください」
私は頷き、先導するカクペルの手をとった。
私たちは現在、古い地下通路を歩いている。湿った冷たい空気が頬を撫で、石造りの壁にはカクペルが持つランタンの明かりがてらてらと反射している。
ここは城内から城下町に通じる地下の隠し通路。
父の説得から数日後。旅支度を整えた私達は、秘密裏に出立するため、王族と一部の重臣のみが知るこの通路を歩いていた。
カクペルは何度かこの通路を使ったことがあるのか、ランタンのか細い明りに頼るしかないにもかかわらず、慣れた足取りで私を導いてくれている。
しかし私にとってはこの通路も、知識としては把握していたものの、昨日までは実際に見たことも通ったこともない場所だった。
それでも、不思議と恐怖は感じなかった。胸の中で高鳴る鼓動が、そのすべてを期待と興奮に変えてくれていた。
「ねえ、あとどれくらいで外に出られますの?」
「もうすぐですよ――あちらの階段がお見えになりますか?」
カクペルが前方を指さす。暗闇に慣れた目を凝らすと、今まで平坦だった道の突きあたり、数十メートル先に階段があるのが見えた。
「あれが出口……!」
思わず歩みを早める。
「シスター、お焦りにならぬよう」
後ろから、いつの間にか追い抜いていた先導者の声が聞こえたが、私はもう止まれなかった。
初めて目にする世界が、そこに待っているのだ。
階段を駆け足で登っていくと、その先には鉄製の古びた扉があった。扉は大部分が錆びてしまっており、これが設置されてから長い年月が経過していることがうかがえる。
「カクペル、鍵を!」
「承知いたしました」
数秒遅れて到着したカクペルが私に無骨な鉄製の鍵を手渡した。
手にした鍵はずっしりと重く、その冷たさが手のひらに染み込んでくる。
鍵穴を見つけ慎重に差し込むと、鉄がわずかに軋む音を立てながら回った。
腕の力をかけてノブをひねる。
「少し、重いですわね……っ!」
肩を扉にぴたりとつけ、全身の力をかけて扉を押し開いた。
「――――っ」
わずかな隙間から差し込んできた光に思わず目を瞑る。
次に目を開けると、そこに広がっていたのは私の頭の中にしかなかったはずの世界――首都・ウェスマウンソーの景色だった。
「これが……外の世界……」
私は震えるような感覚を覚えながら、ゆっくりと一歩踏み出した。
きょろきょろと周囲を見渡す。
地下通路の出口――古びた倉庫に偽装された建物から出ると、通りには活気があふれていた。色とりどりの屋台が並び、果物や焼き菓子、布地や陶器が所狭しと並べられている。商人たちは声を張り上げ、通りを行き交う人々の中で笑い声が響き渡る。その中には子供たちがはしゃぎながら駆け回る姿もある。
(これが私の国、私の愛する民なのね)
思わず目頭が熱くなる。
物心ついたころから守るべきと教えられてきた光景がいまここにあるのだ。
そんな私の感慨などいざしらず、人々は私など存在を気にすることもなく目の前を通り過ぎていく。
かつて一般参賀や宮中パーティーで私が民の前に出る際、そのつま先が彼らの面前に現れた瞬間から、庶民も貴族も「王女」を大いなる歓声と拍手でもって迎えてくれていたものだ。
しかし今ここにいるのはただの年若い修道女。よっぽどのもの好きでない限り、倉庫での雑務を終えた(と思われているだろう)修道女に特別の注意を向ける者はいない。その無関心が私にとってはどこか新鮮だった。
「カクペル、私、いまとても幸せですわ」
緩む頬を抑えきれないままカクペルをふりかえる。
普段は王女にふさわしい所作をと窘める従者も、今回ばかりはそんな私を受け止めるように優しく頷いてくれた。
「さあ、ここで立ち尽くしている場合ではありませんわ! 行きましょう! 国全体を回るこの旅程、まずはこの国の首都を隅々まで知り尽くさなければ!」
それからは疲れ知らずでウェスマウンソーの城下町を歩き回った。
花屋に芝居小屋、種々の討論が行われている活気ある広場……どれも私には目新しいものだ。
少し歩いたのち、まず私が惹きつけられたのは、愛らしい雰囲気に飾り付けられたベーカリーだった。
「あら、かわいらしいシスターさん」
店頭に並べられた数多くのパンに見とれていると、店主とおぼしきマダムに声をかけられた。
(そうですわ、今の私はシスター・ルキエラでした)
「ごきげんようマダム」
「見ない顔だね。新入りさんかい?」
「ええ、最近修道会に」
「だと思ったよ、まだまだ世間慣れしていない感じだものねぇ」
「あら……」
世間知らずが透けて見えてしまっているということかしら。
まあ修道会には身分の高い家柄の子女が入会することも珍しくはないというからいいだろう。
これからは「最近修道会に入会したばかりの貴族の末娘」という設定で通すのもいいかもしれない。
「修道会って厳しいんだろう? 大変だねぇ……ああ、そうだ!」
手を叩いたのち、マダムはいそいそと裏に引っ込んでいってしまった。
「はい、これはおばちゃんからのプレゼント」
差し出されたのはひとつのクロワッサン。
「これは……?」
「焼きたてのパンだよ。遠慮せずにお食べ、お姉さん方には秘密にしといたげるからさ」
「まあ! ありがとうございます!」
「その代わり、お使いの時にはウチをごひいきにね!」
マダムが朗らかに、かつしたたかに笑う。
私はそれに頷いて返事をした後、あらためて手の中のクロワッサンに向き合った。
まだパンに残る熱が手のひらにじんわりと伝わってくる。端のほうから少しちぎると、ふわりとバターの香りが漂ってきた。
「早速いただいて……」
「お待ちくださいシスター」
カクペルが静かに声をかけてきた。
その顔は相変わらず不愛想だが、付き合いの長い私にはわかる。これは非難が込められた表情だ。
十中八九「毒見の済んでいない食物を摂るなど無防備にもほどがあります。殿下の命を狙う者はどこにでもいるであろうということをどうかお心がけください」ということだろう。
パンを焼いた本人の前で口にできることではないから我慢しているらしいが、とはいえ私がこのままパンを口につけることを黙ってみていてはくれるほど甘い男でもない。
「――ごめんあそばせブラザー、あなたもおなかがすいていらっしゃったわね。ええ、一緒にいただきましょう」
(貴方が『毒見』してくだされば安心でしょう?)
「…………」
「ははは、そこの美丈夫もシスターのお仲間だったか! これは気が利かなかったねぇ。仲良く食べておくれよ」
「では……」
私はクロワッサンを半分に分け、食いしん坊扱いされて若干不服そうな雰囲気を醸し出しているカクペルの手にそっと乗せた。
彼は一瞬ためらったが、一口かじる。一呼吸置いたのち、彼は眼を輝かせながら感慨深げに頷いた。
「――――美味い」
その反応に私とマダムが満足気にほほ笑む。
私は彼に続くようにもう半分のパンを口に運んだ。
「まあ、なんて贅沢な味なの! バターの香りとサクサクの食感……生地が薄く層になっているのがたまらなく美味ですわ!」
店のマダムに向き直る。
「実は私たち、修道会の命で正しい教えを伝えるための旅を始めたばかりなのです。出立にあたりこのお店のパンを旅の供とさせていただきたいのですが、保存の効く限りの当分の食糧を買うにはどれくらいの銀貨が必要ですか?」
私の言葉を聞いたマダムは声をあげて笑い、
「銀貨1枚もありゃ、あんたたち2人がかりでも2週間は食べきれないくらい買えるよ!」
と返してくれた。
「これほど美味なパンがですの!? 素晴らしいですわ、買いますわ!」
私は笑顔で銀貨を取り出し、マダムに渡そうとする。しかしあと少しのところでカクペルに腕をつかまれてしまった。
「シスター、お買い物の練習をしましょう。これではすぐに旅費が尽きてしまいます」
「ははは、そうだねえ。シスター、お買い物はこれが初めて?」
いけない。やってしまいましたわ。
顔が熱くなっていく。
民とともに歩もうと決意したのなら、買い物という当たり前の営みを当たり前にできるようにしなければ。
「そ、そうですわね。マダム、では、保存の利くパンを10日分ほど見繕ってくださいまし」
「予算はどれくらいだい?」
「よさん……」
カクペルに助けを求める。
「白パンでしたら、2人合わせて1日あたりおよそ1グルース、すなわち1タリウス銀貨の24分の1の価格が相場かと」
なるほど、つまりさっきの私は3週間強分のパンを買おうとしていたわけだ。
次代の女王として特に経済学は力入れて勉強してきたはずだが、今まで買い物をしたことがなかったからミクロな視点が完全に欠如していた。
(早速勉強になってしまいましたわ)
私は12グルースの予算――白パンだけでは飽きてしまうだろうから――でパンを見繕ってもらい、マダムに手を振りながら店を後にした。
「あら、ここに『殿下』はいなくてよ。私はただの修道女ですわ」
「では……シスター、お手を。この通路は老朽化が進んでおります。足場も悪くございますので、慎重にお進みください」
私は頷き、先導するカクペルの手をとった。
私たちは現在、古い地下通路を歩いている。湿った冷たい空気が頬を撫で、石造りの壁にはカクペルが持つランタンの明かりがてらてらと反射している。
ここは城内から城下町に通じる地下の隠し通路。
父の説得から数日後。旅支度を整えた私達は、秘密裏に出立するため、王族と一部の重臣のみが知るこの通路を歩いていた。
カクペルは何度かこの通路を使ったことがあるのか、ランタンのか細い明りに頼るしかないにもかかわらず、慣れた足取りで私を導いてくれている。
しかし私にとってはこの通路も、知識としては把握していたものの、昨日までは実際に見たことも通ったこともない場所だった。
それでも、不思議と恐怖は感じなかった。胸の中で高鳴る鼓動が、そのすべてを期待と興奮に変えてくれていた。
「ねえ、あとどれくらいで外に出られますの?」
「もうすぐですよ――あちらの階段がお見えになりますか?」
カクペルが前方を指さす。暗闇に慣れた目を凝らすと、今まで平坦だった道の突きあたり、数十メートル先に階段があるのが見えた。
「あれが出口……!」
思わず歩みを早める。
「シスター、お焦りにならぬよう」
後ろから、いつの間にか追い抜いていた先導者の声が聞こえたが、私はもう止まれなかった。
初めて目にする世界が、そこに待っているのだ。
階段を駆け足で登っていくと、その先には鉄製の古びた扉があった。扉は大部分が錆びてしまっており、これが設置されてから長い年月が経過していることがうかがえる。
「カクペル、鍵を!」
「承知いたしました」
数秒遅れて到着したカクペルが私に無骨な鉄製の鍵を手渡した。
手にした鍵はずっしりと重く、その冷たさが手のひらに染み込んでくる。
鍵穴を見つけ慎重に差し込むと、鉄がわずかに軋む音を立てながら回った。
腕の力をかけてノブをひねる。
「少し、重いですわね……っ!」
肩を扉にぴたりとつけ、全身の力をかけて扉を押し開いた。
「――――っ」
わずかな隙間から差し込んできた光に思わず目を瞑る。
次に目を開けると、そこに広がっていたのは私の頭の中にしかなかったはずの世界――首都・ウェスマウンソーの景色だった。
「これが……外の世界……」
私は震えるような感覚を覚えながら、ゆっくりと一歩踏み出した。
きょろきょろと周囲を見渡す。
地下通路の出口――古びた倉庫に偽装された建物から出ると、通りには活気があふれていた。色とりどりの屋台が並び、果物や焼き菓子、布地や陶器が所狭しと並べられている。商人たちは声を張り上げ、通りを行き交う人々の中で笑い声が響き渡る。その中には子供たちがはしゃぎながら駆け回る姿もある。
(これが私の国、私の愛する民なのね)
思わず目頭が熱くなる。
物心ついたころから守るべきと教えられてきた光景がいまここにあるのだ。
そんな私の感慨などいざしらず、人々は私など存在を気にすることもなく目の前を通り過ぎていく。
かつて一般参賀や宮中パーティーで私が民の前に出る際、そのつま先が彼らの面前に現れた瞬間から、庶民も貴族も「王女」を大いなる歓声と拍手でもって迎えてくれていたものだ。
しかし今ここにいるのはただの年若い修道女。よっぽどのもの好きでない限り、倉庫での雑務を終えた(と思われているだろう)修道女に特別の注意を向ける者はいない。その無関心が私にとってはどこか新鮮だった。
「カクペル、私、いまとても幸せですわ」
緩む頬を抑えきれないままカクペルをふりかえる。
普段は王女にふさわしい所作をと窘める従者も、今回ばかりはそんな私を受け止めるように優しく頷いてくれた。
「さあ、ここで立ち尽くしている場合ではありませんわ! 行きましょう! 国全体を回るこの旅程、まずはこの国の首都を隅々まで知り尽くさなければ!」
それからは疲れ知らずでウェスマウンソーの城下町を歩き回った。
花屋に芝居小屋、種々の討論が行われている活気ある広場……どれも私には目新しいものだ。
少し歩いたのち、まず私が惹きつけられたのは、愛らしい雰囲気に飾り付けられたベーカリーだった。
「あら、かわいらしいシスターさん」
店頭に並べられた数多くのパンに見とれていると、店主とおぼしきマダムに声をかけられた。
(そうですわ、今の私はシスター・ルキエラでした)
「ごきげんようマダム」
「見ない顔だね。新入りさんかい?」
「ええ、最近修道会に」
「だと思ったよ、まだまだ世間慣れしていない感じだものねぇ」
「あら……」
世間知らずが透けて見えてしまっているということかしら。
まあ修道会には身分の高い家柄の子女が入会することも珍しくはないというからいいだろう。
これからは「最近修道会に入会したばかりの貴族の末娘」という設定で通すのもいいかもしれない。
「修道会って厳しいんだろう? 大変だねぇ……ああ、そうだ!」
手を叩いたのち、マダムはいそいそと裏に引っ込んでいってしまった。
「はい、これはおばちゃんからのプレゼント」
差し出されたのはひとつのクロワッサン。
「これは……?」
「焼きたてのパンだよ。遠慮せずにお食べ、お姉さん方には秘密にしといたげるからさ」
「まあ! ありがとうございます!」
「その代わり、お使いの時にはウチをごひいきにね!」
マダムが朗らかに、かつしたたかに笑う。
私はそれに頷いて返事をした後、あらためて手の中のクロワッサンに向き合った。
まだパンに残る熱が手のひらにじんわりと伝わってくる。端のほうから少しちぎると、ふわりとバターの香りが漂ってきた。
「早速いただいて……」
「お待ちくださいシスター」
カクペルが静かに声をかけてきた。
その顔は相変わらず不愛想だが、付き合いの長い私にはわかる。これは非難が込められた表情だ。
十中八九「毒見の済んでいない食物を摂るなど無防備にもほどがあります。殿下の命を狙う者はどこにでもいるであろうということをどうかお心がけください」ということだろう。
パンを焼いた本人の前で口にできることではないから我慢しているらしいが、とはいえ私がこのままパンを口につけることを黙ってみていてはくれるほど甘い男でもない。
「――ごめんあそばせブラザー、あなたもおなかがすいていらっしゃったわね。ええ、一緒にいただきましょう」
(貴方が『毒見』してくだされば安心でしょう?)
「…………」
「ははは、そこの美丈夫もシスターのお仲間だったか! これは気が利かなかったねぇ。仲良く食べておくれよ」
「では……」
私はクロワッサンを半分に分け、食いしん坊扱いされて若干不服そうな雰囲気を醸し出しているカクペルの手にそっと乗せた。
彼は一瞬ためらったが、一口かじる。一呼吸置いたのち、彼は眼を輝かせながら感慨深げに頷いた。
「――――美味い」
その反応に私とマダムが満足気にほほ笑む。
私は彼に続くようにもう半分のパンを口に運んだ。
「まあ、なんて贅沢な味なの! バターの香りとサクサクの食感……生地が薄く層になっているのがたまらなく美味ですわ!」
店のマダムに向き直る。
「実は私たち、修道会の命で正しい教えを伝えるための旅を始めたばかりなのです。出立にあたりこのお店のパンを旅の供とさせていただきたいのですが、保存の効く限りの当分の食糧を買うにはどれくらいの銀貨が必要ですか?」
私の言葉を聞いたマダムは声をあげて笑い、
「銀貨1枚もありゃ、あんたたち2人がかりでも2週間は食べきれないくらい買えるよ!」
と返してくれた。
「これほど美味なパンがですの!? 素晴らしいですわ、買いますわ!」
私は笑顔で銀貨を取り出し、マダムに渡そうとする。しかしあと少しのところでカクペルに腕をつかまれてしまった。
「シスター、お買い物の練習をしましょう。これではすぐに旅費が尽きてしまいます」
「ははは、そうだねえ。シスター、お買い物はこれが初めて?」
いけない。やってしまいましたわ。
顔が熱くなっていく。
民とともに歩もうと決意したのなら、買い物という当たり前の営みを当たり前にできるようにしなければ。
「そ、そうですわね。マダム、では、保存の利くパンを10日分ほど見繕ってくださいまし」
「予算はどれくらいだい?」
「よさん……」
カクペルに助けを求める。
「白パンでしたら、2人合わせて1日あたりおよそ1グルース、すなわち1タリウス銀貨の24分の1の価格が相場かと」
なるほど、つまりさっきの私は3週間強分のパンを買おうとしていたわけだ。
次代の女王として特に経済学は力入れて勉強してきたはずだが、今まで買い物をしたことがなかったからミクロな視点が完全に欠如していた。
(早速勉強になってしまいましたわ)
私は12グルースの予算――白パンだけでは飽きてしまうだろうから――でパンを見繕ってもらい、マダムに手を振りながら店を後にした。
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