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第一部
10話 賢者にならないように
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真が慣れない様子で和樹の性器を口に含む。時々歯が当たって痛いが、それすらも快感に変わる。
指が這うように尻の下に挿し込まれ、先から垂れる液体で濡れた後孔の入口を指が撫でる。
「ここ、触っていいか?」
いままで問答無用に触ってきたくせに、太ももの間でお伺いを立てられて腰が「もっとほしい」とねだるように揺れる。
「どうされたいかはお前が決めな」
ずるいセリフに顔がどうしようもなく熱い。
「……触ってください……」
指がゆっくりと中に侵入する。異物感と謎の多幸感で脳が発狂寸前にまで昇る。
「痛くないか?」
「んう……痛く……ないです」
「自分で触ったことある?」
「ふっ……ん……中学の時に」
「あー、すまん、これ以上聞かない」
過去のことには触れないという少しの配慮。それだけで胸がいっぱいになって苦しい。
指の動きが少しずつ大胆になっていき、探るように中をうごめく。
「あっ!」
「なるほど、ここか」
一点を集中的に責められて叫び声をあげる。
「気持ちいいか?」
「気持ちいい、気持ちいい!」
「じゃ、やめるか」
指がぐちょっと音を立てて離れる。
「な……んで」
「目的を忘れんな。気持ちよくさせるんじゃなくて、恥ずかしがらせるのが俺の役目だ。よいしょっと」
真が和樹を固定した椅子を持ち上げて、がたごとと入口の引き戸の近くに移動させる。
引き戸はほんの少しだけ開いていて、隙間から複数の視線を感じた。
「みんなに気持ちいいとこ見せてやれ」
「や、嫌っ」
「自分は変態ですってところ、いっぱい見てもらおうな」
性器をゆする手が速くなって、熱の塊が急速に昇ってくる。
全身がけいれんしてぱたぱたと引き戸に向かって達した瞬間、再び尻に指が入ってきた。
「待っ……!」
「死にたくなけりゃ賢者になるなよ」
「ああっ」
刺激の強い場所をぐりぐり押されて泣きながら椅子を揺らす。中心が起ち上がり、快楽を求め始める。
再び達しそうになった瞬間、快感を強制的に手放され、快感が止まる前に増やした指を抜き挿しされる。
地獄のような羞恥が、何時間も何時間も続いた。
指が這うように尻の下に挿し込まれ、先から垂れる液体で濡れた後孔の入口を指が撫でる。
「ここ、触っていいか?」
いままで問答無用に触ってきたくせに、太ももの間でお伺いを立てられて腰が「もっとほしい」とねだるように揺れる。
「どうされたいかはお前が決めな」
ずるいセリフに顔がどうしようもなく熱い。
「……触ってください……」
指がゆっくりと中に侵入する。異物感と謎の多幸感で脳が発狂寸前にまで昇る。
「痛くないか?」
「んう……痛く……ないです」
「自分で触ったことある?」
「ふっ……ん……中学の時に」
「あー、すまん、これ以上聞かない」
過去のことには触れないという少しの配慮。それだけで胸がいっぱいになって苦しい。
指の動きが少しずつ大胆になっていき、探るように中をうごめく。
「あっ!」
「なるほど、ここか」
一点を集中的に責められて叫び声をあげる。
「気持ちいいか?」
「気持ちいい、気持ちいい!」
「じゃ、やめるか」
指がぐちょっと音を立てて離れる。
「な……んで」
「目的を忘れんな。気持ちよくさせるんじゃなくて、恥ずかしがらせるのが俺の役目だ。よいしょっと」
真が和樹を固定した椅子を持ち上げて、がたごとと入口の引き戸の近くに移動させる。
引き戸はほんの少しだけ開いていて、隙間から複数の視線を感じた。
「みんなに気持ちいいとこ見せてやれ」
「や、嫌っ」
「自分は変態ですってところ、いっぱい見てもらおうな」
性器をゆする手が速くなって、熱の塊が急速に昇ってくる。
全身がけいれんしてぱたぱたと引き戸に向かって達した瞬間、再び尻に指が入ってきた。
「待っ……!」
「死にたくなけりゃ賢者になるなよ」
「ああっ」
刺激の強い場所をぐりぐり押されて泣きながら椅子を揺らす。中心が起ち上がり、快楽を求め始める。
再び達しそうになった瞬間、快感を強制的に手放され、快感が止まる前に増やした指を抜き挿しされる。
地獄のような羞恥が、何時間も何時間も続いた。
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