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和side
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俺は中村和。とある会社のサラリーマンだ。この会社は業績もまずまずで人が足りてないためブラックになりつつある。
俺の実家は実はそこそこのお金持ち。父さんは社長だがまだ現役のため俺は好きなことをさせてもらっている。
なんで金持ちの息子の俺がこんな会社にいるのかって?
全部好きな人の為だ。それこそ最初は社会勉強の為にこの会社に入った。
数年たってそろそろ父さんの会社で働こうかと思ってた時、新入社員として入ってきたのが葵だった。
眼鏡を掛けていて前髪は少し長め。でもそこから見える目に俺は一瞬で心を奪われた。
そして一緒に過ごすようになり、葵は周りを良く見ていてすごく気の使う人だということがわかった。
自分の仕事が多くても他の人の仕事を手伝い、コーヒーなど他の人のもいれ、時間が足りなくなり毎日のように残業している。
彼も疲れているだろうに、それがさぞ当たり前のように毎日やっていた。
辞めさせるように言おうかとも悩んだが、彼の良さでもあるので潰したくなくて倒れない程度に見守ろうと決めた。
ある日の朝、葵から電話が掛かってきた。
出ると知らない男の声がする。
葵が体調が悪いというのだ。とりあえず葵に代わってもらうと明らかに辛そうな声で会社に行くと言い張っている。
俺は直ぐに休むように言い、夜にでもお見舞いに行って男の事を聞こうと電話を切った。
まさか彼氏?そんな話は聞いたことないし、それに、そんな時間なかったはず。
俺は考え事をしながら仕事に向かった。
昼前頃再び葵から電話があった。
なにかあったのかと急いで出ると再びあの男だった。
うどんの作り方を教えて欲しい。そんな内容だった葵の様子を聞くと素直に教えてくれる。
俺は葵の為だとうどんの作り方を送った。そいつはお礼を言うと電話を切った。
午後は葵のことで頭がいっぱいだった。
仕事が終わると俺は直ぐに葵の家に向かった。途中で夕飯の為にスーパーにより、ゼリーやスポーツドリンクなどもカゴに入れた。
少し重たい袋を持ちながら葵の家のインターホンを鳴らした。直ぐに葵と知らない男が出てきた。
葵は驚いた様子だったが、俺が男に挨拶をするとそいつも俺にも名前を教えてくれた。澪と言うらしい。
葵が話すには犬だと思って拾って帰ったら人間になっていた。澪は狼男だというのだ。
そんな話誰が信じられる。と思ったが大好きな葵の話を信じないわけにはいかなかった。
とりあえず納得したフリをして葵にご飯を作った。澪にも同じのを出すと目をキラキラと輝かせて食べてくれた。
食べると眠くなったようで葵はウトウトしていた。あぁ可愛いな。そんな事を思いながらベッドに行くように言うと、近くにいるのかと聞いてくる。
いつもこのくらい甘えてくれればいいのに。2人で葵が眠るのを見守ると澪に声を掛けリビングに戻った。
澪は驚くほど俺に警戒していなかった。俺の話を素直に聞いてくれた。
さらに驚いたのは澪も葵のことが好きだと思っていたのに本人に全く自覚がないことだ。
俺は宣戦布告をして、葵は渡さないという気持ちを伝えた。
澪は不思議そうな顔をしたが、直ぐに頷いた。俺らは明日のために葵のために寝ることにした。
俺の実家は実はそこそこのお金持ち。父さんは社長だがまだ現役のため俺は好きなことをさせてもらっている。
なんで金持ちの息子の俺がこんな会社にいるのかって?
全部好きな人の為だ。それこそ最初は社会勉強の為にこの会社に入った。
数年たってそろそろ父さんの会社で働こうかと思ってた時、新入社員として入ってきたのが葵だった。
眼鏡を掛けていて前髪は少し長め。でもそこから見える目に俺は一瞬で心を奪われた。
そして一緒に過ごすようになり、葵は周りを良く見ていてすごく気の使う人だということがわかった。
自分の仕事が多くても他の人の仕事を手伝い、コーヒーなど他の人のもいれ、時間が足りなくなり毎日のように残業している。
彼も疲れているだろうに、それがさぞ当たり前のように毎日やっていた。
辞めさせるように言おうかとも悩んだが、彼の良さでもあるので潰したくなくて倒れない程度に見守ろうと決めた。
ある日の朝、葵から電話が掛かってきた。
出ると知らない男の声がする。
葵が体調が悪いというのだ。とりあえず葵に代わってもらうと明らかに辛そうな声で会社に行くと言い張っている。
俺は直ぐに休むように言い、夜にでもお見舞いに行って男の事を聞こうと電話を切った。
まさか彼氏?そんな話は聞いたことないし、それに、そんな時間なかったはず。
俺は考え事をしながら仕事に向かった。
昼前頃再び葵から電話があった。
なにかあったのかと急いで出ると再びあの男だった。
うどんの作り方を教えて欲しい。そんな内容だった葵の様子を聞くと素直に教えてくれる。
俺は葵の為だとうどんの作り方を送った。そいつはお礼を言うと電話を切った。
午後は葵のことで頭がいっぱいだった。
仕事が終わると俺は直ぐに葵の家に向かった。途中で夕飯の為にスーパーにより、ゼリーやスポーツドリンクなどもカゴに入れた。
少し重たい袋を持ちながら葵の家のインターホンを鳴らした。直ぐに葵と知らない男が出てきた。
葵は驚いた様子だったが、俺が男に挨拶をするとそいつも俺にも名前を教えてくれた。澪と言うらしい。
葵が話すには犬だと思って拾って帰ったら人間になっていた。澪は狼男だというのだ。
そんな話誰が信じられる。と思ったが大好きな葵の話を信じないわけにはいかなかった。
とりあえず納得したフリをして葵にご飯を作った。澪にも同じのを出すと目をキラキラと輝かせて食べてくれた。
食べると眠くなったようで葵はウトウトしていた。あぁ可愛いな。そんな事を思いながらベッドに行くように言うと、近くにいるのかと聞いてくる。
いつもこのくらい甘えてくれればいいのに。2人で葵が眠るのを見守ると澪に声を掛けリビングに戻った。
澪は驚くほど俺に警戒していなかった。俺の話を素直に聞いてくれた。
さらに驚いたのは澪も葵のことが好きだと思っていたのに本人に全く自覚がないことだ。
俺は宣戦布告をして、葵は渡さないという気持ちを伝えた。
澪は不思議そうな顔をしたが、直ぐに頷いた。俺らは明日のために葵のために寝ることにした。
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