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番外編

ある日の死神元帥と新妻4 ☆

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「……どうでしたか? ギルさま。お元気になられましたか?」

 ……とは言っても、目の前でいまだ元気にそそり立っているモノがあるのだが。

「シャル、上手にできたな。さすが私の妻だ」

 シャーロットの頭を撫でつつ、ギルバートは椅子を引く。

 デスクの下から這い出ると、空気がやけに新鮮に思えた。

「シャル、キスを」

「え……、でも」

 口の中に出したのに、抵抗はないのだろうか?

 そう思って少し身を引くと、ギルバートが問答無用で抱き締め唇を重ねてきた。

「ん……、んぅ」

 遠慮なしに舌が絡まり、ギルバートが熱烈なキスをしてくる。

 舌先で口腔を蹂躙され、すぐに頭の中が真っ白になってしまったシャーロットは、縋り付くようにしてギルバートの膝の上に座る。

 暖炉の火が燃える音がする中、ちゅ、ちゅ、とリップ音が響く。

 やっと唇が解放された頃になると、シャーロットの唇は腫れてしまっているのではというほど吸われた後だった。

「……ギルさま……」

 くたりと力が抜けたシャーロットは、ギルバートに抱きつき休憩を求める。

 その間ギルバートはシャーロットの脚を広げ、スルスルと下着の紐も解き床に落としてしまった。

「……あの、ここは……。執務室、……なんです」

 最後の抵抗を試みようとするも、絶妙なキスで蕩けきった頭では理路整然とした言葉が出ない。

「ここをこんなにしておいて、『したくない』と言うのか?」

「あんっ」

 濡れた花弁をちゅるっと撫でられ、シャーロットは思わずギルバートにしがみつく。

「私のモノをしゃぶっただけで、感じてしまったのか?」

「そ……それは……」

 最近のギルバートは、こんな風に意地悪を言うことが多くなった。

 出会った当初は真綿に包むように優しく愛し抱いていてくれたが、最近は慣れもあるのかシャーロットの悦ぶこと、快楽のツボを探りつつ色々試してくる。

「ギルさまが愛しくて……。だ、だから仕方がないんです」

 脚を広げられギルバートの腰を跨がされては、もうこれから起こることは避けられない。けれどここは執務室で……、という葛藤がシャーロットを悩ませる。

 しかしギルバートはお構いなしに、シャーロットを椅子の上で膝立ちにさせ、スカートの下から手を忍ばせてきた。

「君が私を満足させてくれたから、今度は私が奉仕する番だ」

 くちゃりと花びらを撫で上げてから、ギルバートの指が媚肉を押し分けて侵入してきた。

「ん……っ、あ……」

 躾けられた体は、指を入れられただけで歓喜に震える。

 口淫をしていたあいだ何も愛撫はなかったのに、シャーロットの蜜壷はたっぷり潤って夫の指を受け入れる。

「……君のナカは相変わらず温かいな」

 くちゃくちゃと音を立てて何度か指を前後させると、ギルバートはすぐに指の本数を増やしてきた。

「ん……、ふ、ぅ」

 二本の指がV字を描くようにシャーロットの蜜壷を拡げてくると、彼女はギルバートの肩口に顔を埋めて声を押し殺す。

 入り口付近を擦ってたっぷり感じさせた後、指は柔らかな肉を押して確認しつつ、奥を目指してゆく。

「ん……、あ……、ぁ」

 きゅう、と体を小さくさせたシャーロットは、ギルバートの軍服の肩口に熱い息を吐いていた。目がトロンとし、夫の背中と椅子の背もたれの隙間をぼんやりと見つめる。

 やがてギルバートの長い指は、シャーロットの最奥まで届いた。手が大きいだけに指も長く、シャーロットの奥の口が下りればこうして直接愛撫できる。

「あ……、ぁ。そこ、……だめ、です」

 大きな声を出さないようにしているシャーロットは、必死になってギルバートの耳元で囁く。

 結果、耳朶を打つ甘い声にギルバートは余計燃えるのだった。

 親指がぷっくりと膨らんだ真珠に触れ、チロチロと刺激してくる。

「あ……っ、は。あ……、ん、んぅ」

 喘ぎかけたシャーロットは思いきり息を吸い込み、お返しと言わんばかりにギルバートの耳元にしゃぶりついた。

 形のいい耳を舐め、もみあげを指で除けて耳たぶをちゅっと吸う。

 ギルバートの耳に直接シャーロットの吐息がかかり、声という声にならないほどの吐息まで聞こえた。

「シャル、私にすべてを見せてくれ」

 シュミーズドレスの背中のボタンを器用に外してしまうと、ギルバートの目の前にプルンと白い果実がまろび出た。

 口を開き既に尖った場所を舐め上げると、シャーロットのナカがきゅうっと締まる。

「いやらしい締め付けだ、シャル」

「やあぁ……っ」

 そのままギルバートは三本の指でシャーロットのナカを暴き、手と舌とで胸を翻弄する。

「ん……っ、あ、あぁ……、ギル……さまっ」

 最初はここが執務室であることに拘っていたシャーロットも、すっかり快楽に呑まれていた。夫の頭をかき抱き、何度も髪を撫でては胸を押しつける。

 ふわふわの胸を押しつけられ、シャーロットの肌からは花の香りがする。この上ない悦楽にギルバートはご機嫌だ。

「あ……、あ、や……、だめ、ですっ、わたし……っ、あ……、ぁ」

 執拗に最奥を押され、シャーロットの秘部からは蜜がポタポタと溢れてギルバートの屹立に落ちていた。

 熱い蜜を敏感な場所に感じ、ギルバートは今にも腰が動きそうなのを堪える。

 トロトロに蕩けた場所は柔肉と蜜との境界すらなくなったように感じ、ギルバートの指はただそのとろみの中を滑るだけだ。

 ぐちゃぐちゃと音がする中、シャーロットは仔犬のような声で啼き昂ぶりを表す。

 やがて――。

「――っ、ぁ、……っあ、あ!」

 ヒクヒクと媚肉をひくつかせ、ギルバートの指をぎゅうっと喰い締め達した。同時にギルバートの頭を思いきり抱き締め、彼は柔らかな胸に押し潰される。

「……は……」

 法悦のあとの気だるい脱力が訪れ、シャーロットはそのままギルバートにもたれかかり休憩を取ろうとする。

 だがこの性欲過多な夫が、前戯だけで満足するはずがない。

「そろそろシャルを食べさせてくれ」

 ずっと我慢していた分身に手を這わせ、入るべき場所を定めるとシャーロットの腰を掴み、思いきり突き上げた。

「んっ、あぁああぁっ!!」

 熱く蕩けた場所に剛直が入り込み、最奥まで貫く。

 その衝撃にシャーロットははばかりなく声を上げてしまった。

 ギルバートはドレスの下に手を忍ばせ、両手で尻たぶを掴み突き上げる。妻の中は温かく柔らかく、彼自身も執務中であることをすっかり失念していた。
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