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黒幕を陥れるために4
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昨晩、二月宮でギルバートからすべての事件の繋がりを聞かされた時、エリーゼは激怒し号泣した。そして恋人の無念を晴らすべく、協力すると誓ったのだ。
恨みをより効果的に発散するのは、憎い死神元帥と協力し真犯人を追い詰めることしかない。
今すぐにでも枯れ木のようなスローンに掴みかかりたいのを、エリーゼは必死になって堪えていた。それを堪えられたのも、隣からシャーロットがエリーゼの手を握っているということもある。
「……元帥閣下だとしても、あまりに無礼な物言いはよしていただこう……」
かすれた声でスローンは言い、震える手で書類を押しやる。
「しかし、卿が栽培する植物から取れる、自白剤というのもよく効くものだな。普段ならもっと慎重なはずの卿が、こんなにも饒舌になるのだから」
「……えっ?」
ギルバートから視線をそらしていたスローンが、ギクリと体をこわばらせて隻眼の元帥を見る。
「震え、発汗、唇の変色。まともな思考状況にならず、相手の言葉に過敏に反応する……」
金色の目がスローンを見て、薄い唇がニヤリと笑った。
「チェルシー! おい! どういうことだ!」
また唾を飛ばし、スローンがメイドを怒鳴りつける。
が、お茶を用意したメイドは怯えた顔をしたまま、警備の軍人たちに囲まれているだけだ。
「彼女は私が指示したものを出しただけだから、メイドを叱るな。自白剤入りの茶ばかりたっぷり飲ませておくよう言ったのは私なのだから、文句を言うのなら私に言え」
ギルバートの言葉に、スローンは目が飛び出そうなほどメイドを睨みつける。
「この別邸はまるで……。毒を生成するためにあるみたいだな。一応豪華な内装ではあるが、人が生活しているという様子が微塵もない。屋敷をダミーに、地下室かどこかで毒を生成する場所があるのではないか?」
死神の笑みは、スローンの心を底から冷やしてゆく。
「なぁ? ブレア、セドリック。そんな怪しい地下室がありそうだ」
ギルバートが顎をしゃくって部下を見ると、二人は白々しく返事をする。
「ええ。書斎の本棚に隠し扉があり、その奥に地下室への入り口があるだなんてそんな」
「貴族が持つカンタレラ以外に、ありとあらゆる毒らしきものがあっただなんて、そんな」
「なぁっ!?」
それにはスローンも声をあげ、立ち上がった。
客人である三人を無視して屋敷の奥へと進み――。
「あぁあぁ……」
自分の書斎の本棚が二つにパッカリと割れ、その間に続く地下室への階段が見えてしまっているのに、情けない悲鳴をあげた。
「お前たち! 何をしている! 出ろ! そこから出ろ!」
地下室を調査している軍人たちを怒鳴りつけ、スローンは地団駄を踏む。
その首根っこを、背後からギルバートがガッと掴んだ。そしてスローンの耳元に顔を寄せ、低く囁き込む。
「ここからアルデンホフ伯爵令嬢がシャルに使った眠り薬や、バッハシュタインが私に使おうとした猛毒が出れば、卿は終わりだ」
「そ……そんな……。そっ……その女が犯人だろう! 閣下の奥方を誘拐し、殺害しようとした犯人はその女です! なぜ私が悪者にされなければならないのです!」
なおも足掻こうとするスローンに、ギルバートは凍り付きそうな声で言う。
「確かに彼女は実行犯だが、それを幇助(ほうじょ)しようとした側にも罪があるのを忘れているのか。加えて卿の場合、私の妻に害を与えようとしただけではなく、陛下や国の危機にまで関与している。私たち夫婦のこと以上に、重大な罪だ」
何も言えなくなったスローンはただ真っ青な顔になったまま、猫のように首を掴まれているままだ。
「閣下! これを!」
部下が革手袋をした手に、夜会の晩エリーゼが使ったものとまったく同じ小瓶を持っている。別の部下は、襲撃の際にゴットフリートが持っていた、もう少し大ぶりの瓶と同じものを持っていた。
使われている瓶は、同じ土から同じ焼き窯で作られたとおぼしきもの――。
「アルデンホフ伯爵令嬢」
「ええ。わたくしが怪しい男からもらった物と同じです」
平坦な表情で、エリーゼは胸元より例の小瓶を取り出した。
「それは……っ」
「スローン卿。……貴族が自害するための毒、あるいは猛獣や虫を駆除する毒以外は、生成が禁止されているはずだ。そして毒を有する植物と知って、不必要に栽培するのも禁忌のはずだ」
ガシッとスローンの肩を組み、ギルバートが低く言う。
「わ……私は……」
「この流れだと、あの若い騎士が牢獄で飲んだ毒も……。卿が関わっていそうだな」
「そ……っ、それこそ言いがかりだ! カンタレラのことなど知らない!」
「…………」
スッとギルバートが体を離し、フッと鼻で笑った。周囲の軍人たちも、失笑している。
「なっ、なにがおかしい! 貴様ら全員、侮辱罪で訴えてやる!」
ギルバートをはじめ軍人たちを指さして喚くスローンに、ギルバートはまだ笑っている唇で「失礼」と言う。
「語るに落ちた……と思ってな」
「なんのことだ!」
「十月堂事件の首謀者ベネディクト・フォン・バッハシュタインが、牢で服毒したことは公表された。だがそれがなんの毒かということは公にされていない。知っているのは軍関係者と、毒を送った者だけだ」
「……っ」
ハッと息を呑むスローンを、エリーゼは激しく睨んでいる。
「あの十月堂事件のあと、軍内部で不可解な死を遂げた部下がいた。いずれもベネディクト・フォン・バッハシュタインを投獄した際に、見張りに立っていた者たちだ。酒に強いはずの者が川に浮かんでいたり、眠ったまま起きなかったり……。その代わり、その者たちの実家には金品が入っていたそうだ」
ほんの少し前まで失笑していたというのに、ギルバートの目は冴え冴えとした月のようにスローンを見つめていた。
いっさいの嘘、ごまかしを許さないという目に、スローンは後ずさる。
「どうしてだろうな? スローン卿」
長身のギルバートがスローンを見下ろし、その迫力にスローンはさらに一歩退がる。
「加えて私が聞いた話では、ベネディクト・フォン・バッハシュタインにカンタレラを持ってきたという黒ずくめの男は、王家の紋章をちらつかせたという。だが私が陛下にじきじきにお話を聞いても、そのようなことを命令した覚えはないという」
スローンは額に青筋を浮かべ、蒼白な顔で荒い呼吸を繰り返していた。
「卿がベネディクトにカンタレラを与えたとして、その際の王家の紋章を偽造したのなら、それは重罪となる。……陛下に仇なす行為だと分かってのことか?」
ギルバートに追い詰められ、スローンは血走った目を左右に走らせた。
ふとシャーロットが息を呑んでハラハラしている姿を見て、スローンは彼女の手首に向かって手を伸ばした。
――が、
「あうぅうっ!」
バシィッ! と大きな音がして、スローンはシャーロットに伸ばした手を押さえた。その手は赤くなり、みるみる腫れてゆく。
「……いざとなってか弱い女を盾に取ろうとするな。見苦しい」
ギルバートの手には、腰に下げていた馬用の鞭がある。それを手の中でピタピタと弄びつつ、金色の目は妻に触れようとした男への怒りで燃えていた。
「最後にもう一つ。卿が栽培している植物のなかにパッシフローラがあるな。あれは幻覚症状のある毒草だ。人が触れてはいけないものであり、また馬や動物などにも害がある」
パンッとギルバートの手の中で鞭がしなり、一つだけ残された目が無感情にスローンを見下ろした。
「……私の両親が乗った馬車が事故を起こしたのは……。どうしてだろうな? スローン卿」
「…………」
先ほどから何一つ言い返すことができず、地下室が露見した。そしてギルバートの迫力に押され――。
スローンはその場にヘナヘナと崩れ落ち、ただ一言いった。
「……邪魔だったんだ。私たちを調べようとするから……」
「――捕らえろ。仮にも伯爵だから失礼のないように」
「はっ!」
屈強な軍人たちがスローンを立たせ、引きずるように屋敷の外へ連れ出した。
恨みをより効果的に発散するのは、憎い死神元帥と協力し真犯人を追い詰めることしかない。
今すぐにでも枯れ木のようなスローンに掴みかかりたいのを、エリーゼは必死になって堪えていた。それを堪えられたのも、隣からシャーロットがエリーゼの手を握っているということもある。
「……元帥閣下だとしても、あまりに無礼な物言いはよしていただこう……」
かすれた声でスローンは言い、震える手で書類を押しやる。
「しかし、卿が栽培する植物から取れる、自白剤というのもよく効くものだな。普段ならもっと慎重なはずの卿が、こんなにも饒舌になるのだから」
「……えっ?」
ギルバートから視線をそらしていたスローンが、ギクリと体をこわばらせて隻眼の元帥を見る。
「震え、発汗、唇の変色。まともな思考状況にならず、相手の言葉に過敏に反応する……」
金色の目がスローンを見て、薄い唇がニヤリと笑った。
「チェルシー! おい! どういうことだ!」
また唾を飛ばし、スローンがメイドを怒鳴りつける。
が、お茶を用意したメイドは怯えた顔をしたまま、警備の軍人たちに囲まれているだけだ。
「彼女は私が指示したものを出しただけだから、メイドを叱るな。自白剤入りの茶ばかりたっぷり飲ませておくよう言ったのは私なのだから、文句を言うのなら私に言え」
ギルバートの言葉に、スローンは目が飛び出そうなほどメイドを睨みつける。
「この別邸はまるで……。毒を生成するためにあるみたいだな。一応豪華な内装ではあるが、人が生活しているという様子が微塵もない。屋敷をダミーに、地下室かどこかで毒を生成する場所があるのではないか?」
死神の笑みは、スローンの心を底から冷やしてゆく。
「なぁ? ブレア、セドリック。そんな怪しい地下室がありそうだ」
ギルバートが顎をしゃくって部下を見ると、二人は白々しく返事をする。
「ええ。書斎の本棚に隠し扉があり、その奥に地下室への入り口があるだなんてそんな」
「貴族が持つカンタレラ以外に、ありとあらゆる毒らしきものがあっただなんて、そんな」
「なぁっ!?」
それにはスローンも声をあげ、立ち上がった。
客人である三人を無視して屋敷の奥へと進み――。
「あぁあぁ……」
自分の書斎の本棚が二つにパッカリと割れ、その間に続く地下室への階段が見えてしまっているのに、情けない悲鳴をあげた。
「お前たち! 何をしている! 出ろ! そこから出ろ!」
地下室を調査している軍人たちを怒鳴りつけ、スローンは地団駄を踏む。
その首根っこを、背後からギルバートがガッと掴んだ。そしてスローンの耳元に顔を寄せ、低く囁き込む。
「ここからアルデンホフ伯爵令嬢がシャルに使った眠り薬や、バッハシュタインが私に使おうとした猛毒が出れば、卿は終わりだ」
「そ……そんな……。そっ……その女が犯人だろう! 閣下の奥方を誘拐し、殺害しようとした犯人はその女です! なぜ私が悪者にされなければならないのです!」
なおも足掻こうとするスローンに、ギルバートは凍り付きそうな声で言う。
「確かに彼女は実行犯だが、それを幇助(ほうじょ)しようとした側にも罪があるのを忘れているのか。加えて卿の場合、私の妻に害を与えようとしただけではなく、陛下や国の危機にまで関与している。私たち夫婦のこと以上に、重大な罪だ」
何も言えなくなったスローンはただ真っ青な顔になったまま、猫のように首を掴まれているままだ。
「閣下! これを!」
部下が革手袋をした手に、夜会の晩エリーゼが使ったものとまったく同じ小瓶を持っている。別の部下は、襲撃の際にゴットフリートが持っていた、もう少し大ぶりの瓶と同じものを持っていた。
使われている瓶は、同じ土から同じ焼き窯で作られたとおぼしきもの――。
「アルデンホフ伯爵令嬢」
「ええ。わたくしが怪しい男からもらった物と同じです」
平坦な表情で、エリーゼは胸元より例の小瓶を取り出した。
「それは……っ」
「スローン卿。……貴族が自害するための毒、あるいは猛獣や虫を駆除する毒以外は、生成が禁止されているはずだ。そして毒を有する植物と知って、不必要に栽培するのも禁忌のはずだ」
ガシッとスローンの肩を組み、ギルバートが低く言う。
「わ……私は……」
「この流れだと、あの若い騎士が牢獄で飲んだ毒も……。卿が関わっていそうだな」
「そ……っ、それこそ言いがかりだ! カンタレラのことなど知らない!」
「…………」
スッとギルバートが体を離し、フッと鼻で笑った。周囲の軍人たちも、失笑している。
「なっ、なにがおかしい! 貴様ら全員、侮辱罪で訴えてやる!」
ギルバートをはじめ軍人たちを指さして喚くスローンに、ギルバートはまだ笑っている唇で「失礼」と言う。
「語るに落ちた……と思ってな」
「なんのことだ!」
「十月堂事件の首謀者ベネディクト・フォン・バッハシュタインが、牢で服毒したことは公表された。だがそれがなんの毒かということは公にされていない。知っているのは軍関係者と、毒を送った者だけだ」
「……っ」
ハッと息を呑むスローンを、エリーゼは激しく睨んでいる。
「あの十月堂事件のあと、軍内部で不可解な死を遂げた部下がいた。いずれもベネディクト・フォン・バッハシュタインを投獄した際に、見張りに立っていた者たちだ。酒に強いはずの者が川に浮かんでいたり、眠ったまま起きなかったり……。その代わり、その者たちの実家には金品が入っていたそうだ」
ほんの少し前まで失笑していたというのに、ギルバートの目は冴え冴えとした月のようにスローンを見つめていた。
いっさいの嘘、ごまかしを許さないという目に、スローンは後ずさる。
「どうしてだろうな? スローン卿」
長身のギルバートがスローンを見下ろし、その迫力にスローンはさらに一歩退がる。
「加えて私が聞いた話では、ベネディクト・フォン・バッハシュタインにカンタレラを持ってきたという黒ずくめの男は、王家の紋章をちらつかせたという。だが私が陛下にじきじきにお話を聞いても、そのようなことを命令した覚えはないという」
スローンは額に青筋を浮かべ、蒼白な顔で荒い呼吸を繰り返していた。
「卿がベネディクトにカンタレラを与えたとして、その際の王家の紋章を偽造したのなら、それは重罪となる。……陛下に仇なす行為だと分かってのことか?」
ギルバートに追い詰められ、スローンは血走った目を左右に走らせた。
ふとシャーロットが息を呑んでハラハラしている姿を見て、スローンは彼女の手首に向かって手を伸ばした。
――が、
「あうぅうっ!」
バシィッ! と大きな音がして、スローンはシャーロットに伸ばした手を押さえた。その手は赤くなり、みるみる腫れてゆく。
「……いざとなってか弱い女を盾に取ろうとするな。見苦しい」
ギルバートの手には、腰に下げていた馬用の鞭がある。それを手の中でピタピタと弄びつつ、金色の目は妻に触れようとした男への怒りで燃えていた。
「最後にもう一つ。卿が栽培している植物のなかにパッシフローラがあるな。あれは幻覚症状のある毒草だ。人が触れてはいけないものであり、また馬や動物などにも害がある」
パンッとギルバートの手の中で鞭がしなり、一つだけ残された目が無感情にスローンを見下ろした。
「……私の両親が乗った馬車が事故を起こしたのは……。どうしてだろうな? スローン卿」
「…………」
先ほどから何一つ言い返すことができず、地下室が露見した。そしてギルバートの迫力に押され――。
スローンはその場にヘナヘナと崩れ落ち、ただ一言いった。
「……邪魔だったんだ。私たちを調べようとするから……」
「――捕らえろ。仮にも伯爵だから失礼のないように」
「はっ!」
屈強な軍人たちがスローンを立たせ、引きずるように屋敷の外へ連れ出した。
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