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夫の嫉妬2 ☆
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いつものようにシャーロットの腿を抱え、左右に割る。
それからギルバートは柔らかな二の腕や腋を触りながら、胸元にキスを落としていった。
「ん、あ……、ぁ、そこ触ったら恥ずかしいです……っ」
フニフニと二の腕を揉まれ、腋のラインを親指でなで上げられる。ギルバートの唇は真っ白な胸を吸い、チュウッという音とともに赤い跡をつけていった。
「あ……っ、や。強い、……です」
「数日は消えない跡をつけているところだ。君に拒否権はない」
「……っ」
冷たい言い方なのに、そういう風に言われるとシャーロットは自分の心の奥に火が灯ったように感じた。
(何かしら……。この感覚)
ジワッと悦びが沸き起こり、もっと冷たい言い方をしてほしい。命令されたいという願望が目覚める。
「あぁっ!」
今度は乳首を強く吸われ、シャーロットは悲鳴を上げた。痛みのためではない。ビリッと強い快楽が体を駆け上がったからだ。
同時に下肢が蜜を吐き出すのを感じ、頬を染める。
右の胸に所有印をつけ終わったあと、ギルバートは次に左胸にとりかかる。シャーロットの首筋から胸元まで、すっかり赤い跡が点々とついていた。
「ん……、はぁっ」
最後に胸の谷間をジュウッと強く吸われた頃には、シャーロットはすっかり蕩けた顔になっていた。
ギルバートは柔らかな腹部にもキスを落とし、やがてぷっくりと盛り上がった丘を愛しそうになで回す。
「あ……っ、あ……」
夫の掌と自分の下腹の間で、和毛がこすれてショリショリと音をたてる。
「もうたっぷり濡れているな」
「ひぁんっ」
ツルリと花弁をなで上げられ、シャーロットは敏感に反応する。特に膨れ上がった真珠を指がかすった時、下半身を中心に甘い疼きが支配した。
「挿れてほしいか?」
またギルバートが意地悪に問い、シャーロットは胸の奥に歪んだ悦びを感じる。
「……はい。ギルさまに愛されたいです」
濡れた唇で乞えば、快楽が与えられると思っていた。
けれど、ギルバートは隻眼を細めて酷薄に笑う。
「では、私の前で乱れてくれないか? 自分で指を入れ、感じてほしい」
「……え」
予想外のことを言われ、シャーロットは目を瞬かせる。そのあと自分が求められていることを想像し、カァッと頬を染めた。
「君が言うことを聞かないのなら、私はこれ以上君に何もしない。さぁ、どうする?」
「ど、どうして……」
「だから言ったろう? 私以外の男に微笑みかけた罰だ」
「…………」
じわ、と顔を歪めたシャーロットは、少し迷っていた。
ギルバートの目の前でそんなふしだらなことをするのは、もちろん恥ずかしい。けれどそうしなければ、これ以上の快楽は与えてもらえない。
「……笑わないでくださいね」
目にたっぷりと涙を溜め、シャーロットは膝を胸につくまで上げる。そしてギュッと目を瞑り、自分の胸元から腹部とゆっくり手を下げていった。
「……あ」
濡れた茂みが手に触れ、指先に突起がかかって小さく声を出す。
『そこ』は一番感じる場所だということを、シャーロットはもう知っている。さやの上からコリッと潰してみると、下肢に快楽がジワッと広がった。
「っん……」
そこから指は止まることを知らず、シャーロットは目を閉じたまま感覚を鋭敏にさせていた。
濡れた真珠はすぐにさやに包まれた本体をさらけ出し、そっとそれに触れてみると強すぎるほどの快感が走る。
「っあ、あ……」
もう一方の手で恐る恐る秘唇に触れてみると、たっぷり濡れたそこは形が分からなくなるほど蕩けていた。優しく撫でまわし、少し検討をつけてからそっと指を一本入れてみた。
戒められた手ではやりづらいが、シャーロットは懸命にギルバートの命令をきこうとする。
「……ん、ぅ」
ナカに指が入った。
蜜壷は温かく柔らかな肉に囲まれていて、たっぷりとした蜜がシャーロットの指を滑らせる。少しお腹に力を入れれば、ツルッと吐き出されてしまいそうだ。
「…………」
その痴態を、ギルバートは片膝を立ててじっと見つめていた。
――こんな姿を知っているのは、自分だけだ。
それはギルバートだけが知っていることで、他の人間たちはシャーロットが育ちのいい上品な令嬢ということしか知らない。
アリスだって部下たちだって、彼女の優しく聡明なところしか知らないだろう。
シャーロットがベッドでどのように乱れ、感じればどんな風に声を出すのか、彼らは知らない。
そう分かっていても、ギルバートは心の奥底で煮えたぎるものを鎮められずにいた。
「シャル、もっと声を出すんだ」
「ん……、ぅ、ん、ぁ……」
クチクチと小さな音をたてて真珠を撫で、シャーロットは懸命に指を出し入れしていた。
けれど急に手の動きを止めてしまうと、悲しそうに目を開ける。
「……ギルさまが欲しいんです。自分の手では、気持ち良くなれません」
「嘘だ。君はいま感じていた」
「……お願いです。ギルさまに愛してもらいたいんです」
悲しそうに夫を見上げるシャーロットは、眦から涙を零していた。
それからギルバートは柔らかな二の腕や腋を触りながら、胸元にキスを落としていった。
「ん、あ……、ぁ、そこ触ったら恥ずかしいです……っ」
フニフニと二の腕を揉まれ、腋のラインを親指でなで上げられる。ギルバートの唇は真っ白な胸を吸い、チュウッという音とともに赤い跡をつけていった。
「あ……っ、や。強い、……です」
「数日は消えない跡をつけているところだ。君に拒否権はない」
「……っ」
冷たい言い方なのに、そういう風に言われるとシャーロットは自分の心の奥に火が灯ったように感じた。
(何かしら……。この感覚)
ジワッと悦びが沸き起こり、もっと冷たい言い方をしてほしい。命令されたいという願望が目覚める。
「あぁっ!」
今度は乳首を強く吸われ、シャーロットは悲鳴を上げた。痛みのためではない。ビリッと強い快楽が体を駆け上がったからだ。
同時に下肢が蜜を吐き出すのを感じ、頬を染める。
右の胸に所有印をつけ終わったあと、ギルバートは次に左胸にとりかかる。シャーロットの首筋から胸元まで、すっかり赤い跡が点々とついていた。
「ん……、はぁっ」
最後に胸の谷間をジュウッと強く吸われた頃には、シャーロットはすっかり蕩けた顔になっていた。
ギルバートは柔らかな腹部にもキスを落とし、やがてぷっくりと盛り上がった丘を愛しそうになで回す。
「あ……っ、あ……」
夫の掌と自分の下腹の間で、和毛がこすれてショリショリと音をたてる。
「もうたっぷり濡れているな」
「ひぁんっ」
ツルリと花弁をなで上げられ、シャーロットは敏感に反応する。特に膨れ上がった真珠を指がかすった時、下半身を中心に甘い疼きが支配した。
「挿れてほしいか?」
またギルバートが意地悪に問い、シャーロットは胸の奥に歪んだ悦びを感じる。
「……はい。ギルさまに愛されたいです」
濡れた唇で乞えば、快楽が与えられると思っていた。
けれど、ギルバートは隻眼を細めて酷薄に笑う。
「では、私の前で乱れてくれないか? 自分で指を入れ、感じてほしい」
「……え」
予想外のことを言われ、シャーロットは目を瞬かせる。そのあと自分が求められていることを想像し、カァッと頬を染めた。
「君が言うことを聞かないのなら、私はこれ以上君に何もしない。さぁ、どうする?」
「ど、どうして……」
「だから言ったろう? 私以外の男に微笑みかけた罰だ」
「…………」
じわ、と顔を歪めたシャーロットは、少し迷っていた。
ギルバートの目の前でそんなふしだらなことをするのは、もちろん恥ずかしい。けれどそうしなければ、これ以上の快楽は与えてもらえない。
「……笑わないでくださいね」
目にたっぷりと涙を溜め、シャーロットは膝を胸につくまで上げる。そしてギュッと目を瞑り、自分の胸元から腹部とゆっくり手を下げていった。
「……あ」
濡れた茂みが手に触れ、指先に突起がかかって小さく声を出す。
『そこ』は一番感じる場所だということを、シャーロットはもう知っている。さやの上からコリッと潰してみると、下肢に快楽がジワッと広がった。
「っん……」
そこから指は止まることを知らず、シャーロットは目を閉じたまま感覚を鋭敏にさせていた。
濡れた真珠はすぐにさやに包まれた本体をさらけ出し、そっとそれに触れてみると強すぎるほどの快感が走る。
「っあ、あ……」
もう一方の手で恐る恐る秘唇に触れてみると、たっぷり濡れたそこは形が分からなくなるほど蕩けていた。優しく撫でまわし、少し検討をつけてからそっと指を一本入れてみた。
戒められた手ではやりづらいが、シャーロットは懸命にギルバートの命令をきこうとする。
「……ん、ぅ」
ナカに指が入った。
蜜壷は温かく柔らかな肉に囲まれていて、たっぷりとした蜜がシャーロットの指を滑らせる。少しお腹に力を入れれば、ツルッと吐き出されてしまいそうだ。
「…………」
その痴態を、ギルバートは片膝を立ててじっと見つめていた。
――こんな姿を知っているのは、自分だけだ。
それはギルバートだけが知っていることで、他の人間たちはシャーロットが育ちのいい上品な令嬢ということしか知らない。
アリスだって部下たちだって、彼女の優しく聡明なところしか知らないだろう。
シャーロットがベッドでどのように乱れ、感じればどんな風に声を出すのか、彼らは知らない。
そう分かっていても、ギルバートは心の奥底で煮えたぎるものを鎮められずにいた。
「シャル、もっと声を出すんだ」
「ん……、ぅ、ん、ぁ……」
クチクチと小さな音をたてて真珠を撫で、シャーロットは懸命に指を出し入れしていた。
けれど急に手の動きを止めてしまうと、悲しそうに目を開ける。
「……ギルさまが欲しいんです。自分の手では、気持ち良くなれません」
「嘘だ。君はいま感じていた」
「……お願いです。ギルさまに愛してもらいたいんです」
悲しそうに夫を見上げるシャーロットは、眦から涙を零していた。
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