【R-18】八年執着されましたが、幸せです

臣桜

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優しくするから、大人しくしてて ☆

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 その唇がやけに熱く思え、芳乃は色めいた吐息をついた。

 続いて、暁人は鎖骨、肩、乳房にと優しいキスを繰り返す。吸っては自分が愛した場所を確かめるように舐める。
 大きな手に乳房を揉まれ、親指で横薙ぎにピンと乳首を弾かれると、お腹の奥にジィン……と甘い疼きが宿った。

「ん……っ、ぁ、はぁ……っ、あ……っ」

 切なく鼻を鳴らし、芳乃は腰を揺らす。

「もっと声を聞かせて」

 低く熱の籠もった声で告げたあと、暁人は彼女の乳首に吸い付いた。
 ちゅぱ、と音を立て、舌で乳輪を舐め回して彼女自身に輪郭を教えたあと、口を大きく開いて周りの肉ごと含んで吸引する。

「んぅ……っ、あ、あ……っ」

 暁人はチロチロと舌を小刻みに動かして乳首を弄んだあと、チュバッと音を立てた。

 その傍ら、反対側の乳首は優しく摘ままれ、指の腹で先端をスリスリと撫でられる。
 かと思えば先端の微かなへこみを爪で引っかかれ、芳乃を堪えきれない掻痒感が襲う。

「っんあぁあああ……っ!」

 気持ちよさとくすぐったさの合間で、芳乃は善がり声を上げる。

「……っは……、好い声……」

 顔を上げた暁人は妖艶に微笑み、舌なめずりをした。
 そして好きなだけ乳房や乳首を愛撫し、柔らかで大きな肉に指を埋め揉み回したあと、彼の唇が次第に下方に向かう。
 腹部にキスをし、その箇所を確認するかのように舐められる。

「は……っ、あぁ、……あ……」

 ゾクゾクとした愉悦が芳乃を襲い、彼女は無意識に腰を揺らす。
 その動きに彼は妖艶な笑みを浮かべ、両手でくびれた腰から臀部の横にかけて撫で下ろした。

「脚……開いて」

 優しく言われ、芳乃は魔法に掛けられたかのように、ボーッとしたまま細く脚を開く。
 けれど「もっと」と言われて左右に脚を割り開かれ、恥ずかしくて両手で顔を覆った。

「ん……」

 暁人は彼女のやわらかな腹部ににも唇をつけ、ちう……っと吸い付く。
 そして両手でベージュピンクのパンティをねじり下ろし、とうとう芳乃を裸にしてしまった。
 羞恥と期待、不安とで芳乃は呼吸を荒げる。

「あの……っ、恥ずかしい……」

「大丈夫。芳乃はすべて綺麗だから」

 賛美され、彼女は何とも言えない感情を抱いた。

 見た目も社会的地位も、何もかも兼ね揃えている彼から、「すべて綺麗」なんて言われると、褒めすぎだと思ってしまう。
 それが恥ずかしくて、嬉しくて、どんな顔をしたらいいのか分からない。

 結局両手で口元を覆ったまま、物言いたげに彼を見つめ返す。
 暁人はすべて分かっているという表情をしたまま、芳乃を見てうっすら笑い、両手で内腿を撫でて秘部に視線を下ろした。

「や……っ、やぁ……っ。み、見ないで……っ」

 必死に脚を閉じようとするも、暁人が内腿に軽く噛みついてきた。

「きゃんっ」

 驚いて悲鳴を上げると、彼が嬉しそうに目を細める。

「優しくするから、大人しくしてて」

 囁くように言い含め、暁人は秘唇に指を押し当てた。
 先ほどの胸への愛撫ですでに潤っていたそこは、男の指を迎えてクチャリと啼く。

「ゆっくりする」

 告げたあと、暁人は指で秘唇の形をたどり、クチュクチュと音を立て、じれったいまでに蜜口の周囲を愛撫していった。

「ん……っ、あぁ、あ……っ、んぁ……っ」

 触れられるところすべてがジンジンして、体の奥が疼いて堪らない。
 全身が火照っていて、まるで暁人の指が訪れた所から温かな火が灯っているかのようだ。

 ――欲しい……。

 こみ上げたのは、女の本能からくる欲だ。
 ウズウズと腰が揺れて、さらなる刺激を欲してならない。
 芳乃の秘唇はすでにふっくらと充血し、蜜孔からは透明な愛蜜を零し、すべての準備を整えていた。

「あ……っ、あの……っ」

「ん?」

 優しく尋ねられ、恥ずかしさと気持ちよさとで芳乃は涙を流した。

「~~~~っ、ぃ、……入れて……っ」

 はしたないのを承知の上でおねだりすると、暁人が嬉しそうに笑う。

「喜んで」

 返事があったかと思うと、男の太く長い指がぬぷりと入り込み、そのまま侵入してきた。
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