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嫉妬 ☆
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「お父様、壷をすみません」
翌朝早く屋敷を離れようと出立の支度をしたアンバーは、玄関前でダリルに頭を下げていた。
「皆無事だったのだから、何も言いっこなしにしよう」
「ドランスフィールド卿、厄介事を持ち込んで申し訳なかった。屋敷で破損、汚してしまった物などはすべて弁償する。昨晩であらかた片付けさせたつもりだが、掃除のために必要な人員は多少残しておく。彼らはあなたの方で役立ててもらった後、暫く護衛につかせる。体の大きな者がいてかさばるだろうが、少しのあいだ我慢して頂きたい」
昨晩湖で濡れた妖艶さはどこかに、ヴォルフはいつもの黒いフロックコートを身に纏っていた。クラヴァットもきちんと結び、堂々たる貴族の姿だ。
アンバーはヘレヤークトフントから運んできた荷物の中から、明るいオレンジ色のドレスを選んだ。シシィの勧めもあり、嫌なことがあった後は明るい色を着ると良いと思ったのだ。
「閣下、海よりも広く深い温情感謝致します。あなたが追っていらっしゃる事件が解決し、我が娘も平和と幸福を取り戻す事をお祈りしております。その時はまた、改めてご連絡ください」
ヴォルフに対し何も逆らわず、すべて委ねるという父の対応を見て、アンバーは父もまた事情を察してているのだと悟った。
ダリルもまたこの周辺で誘拐事件が多発していると聞き、国境を任される者として気にしていたのだろう。ヴォルフは追っている事件の内容を言わなかったが、大人の男同士で通じるものがあるのかもしれない。
「しかしアンバーは綺麗になったわね?」
「そ、そうですか? お母様」
いきなり母に褒められ、アンバーは面食らう。
「だってあなた、ずっと頬のほくろを気にして爪で掻いていたじゃない。肌に気を遣っていても、いつもうっすら頬が赤かったのよ。それに……、いえ。何でもないわ」
自分でも気づいていなかった癖を指摘され、アンバーはパッと左頬に手を当てた。だが言われた通り、最近ずっとそこに手をやっていなかった気がする。
「それに……」に続く言葉は、恥ずかしいが「雰囲気が色っぽくなった」とかだろうか。さすがに父の前でヴォルフとの仲を言及されたくなかったので、母が言葉を控えてくれて助かった。
「ドランスフィールド卿、これから私とアンバーの間にはまだ試練が立ちはだかると思う。だが必ず彼女を守り、あなたに最高の結果をお伝えするので、私を信じて待っていてほしい」
「あなたのお言葉を信じております。閣下」
胸に手を当てうやうやしくお辞儀をするダリルは、どうやらヴォルフを完全に信頼しているようだ。
色々気に掛かる事はあったが、自分で言葉にしたように、まず目の前の事から片付けていくのが一番だと思う。複数の悩みをすべて解決しようとしても、ただ思い悩むだけで終わってしまうだろう。
アンバーが壷で殴った男は、その後尋問で『自分たちはあるお方のために邪魔者を消すのだ』と言っていた。
だがその『あるお方』が誰なのか問い詰めようとした時、自ら口に仕込んでいた毒を含み自害したそうだ。
結局アンバーは、そのまま急いでヘレヤークトフントへの帰路についたのだった。
**
また長い道のりと時間を掛け、やっとあの城に戻った時には庭にチューリップやスイセンが咲き乱れていた。
加えてあと三週間もすれば、春の大舞踏会が王宮で開催される。
そのあいだアンバーは、ヴォルフに旅の疲れを癒やすよう言われていた。
あのあと襲撃はなく、この城も要塞のような形をしているので侵入は難しいらしい。
まずもって門と領地の間に深い堀と跳ね橋があり、用事のある時しか下ろさないので侵入は不可能だ。高い塀の上には鋭利な忍び返しがついていて、猫すらも歩けない。
加えて東西の塔の最上階にはそれぞれ二人の見張りが常駐し、そこから遠方の敵を射る事もできるようだ。
アンバーには教えられていないが、城の内部だけでなく敷地のありとあらゆる場所に仕掛けがあり、ある程度の敵はまみえる事もなく仕留められるとか。
守られた環境下でアンバーはゆっくりと体を癒やし、シシィからマッサージを受けて凝った体を解した。
帰還して三日ほどは、ヴォルフも遠慮して手を出してこなかった。だがそろそろ疲れも癒えただろうという頃合いになれば、また毎日のように寝所で執拗な愛を叩きつけてくる。
確かにドランスフィールド邸を襲撃された後、ヴォルフに激しく愛され恐怖は快楽に上書きされた。
だがあの時の質問に、ヴォルフはまだ返事をしていない。
「……っですから、ヴォルフ様は昂揚された後は誰かを抱いて『発散』していたのですか?」
今はアンバーが彼の体の上に身を沈め、自ら動いて快楽を貪っている番だった。
ヴォルフに上になられると、あっという間に押し流されて理路整然とした思考を失ってしまう。
昼間忙しい彼の時間を取らせるのも本意でなく、食事の時間に嫉妬した話をするのも行儀が悪い。なのでアンバーは閨の時間、特に自分に比較的余裕のあるシーンで再びあの話を蒸し返していた。
腰を動かせばくちゅんくちゅんと音がし、全身に快楽が絡みついてくる。
だが今はまだ、それらを自分で制御できる。
快楽と興奮に彩られ、嫉妬と怒りという感情を纏ったアンバーは、女王然としてヴォルフを見下ろし腰をくねらせていた。
「……我が妻となる君に嘘はつけないから、正直に言おう。誰とも関係を結んでいない」
「……本当、ですか?」
いつの間にアンバーの腰の動きは止まっていて、彼女は呆然とヴォルフを見下ろしている。彼は引く手あまたなので、最悪の返事を覚悟していたのだ。だから内心肩すかしを食らった気分だ。
「本当だ。元帥とあろうものが情けないが、いつも一人で発散させていた」
ヴォルフは右手を軽く握り、上下に振ってみせる。そのジェスチャーが意味するところを察し、アンバーは赤面した。
「あ、遊びの関係の女性などはいらっしゃらないのですか?」
それでもアンバーは、なお根掘り葉掘り聞いてしまう。
「一応、身持ちが堅いことで有名なんだがな? 君の事が好きで堪らないという男に、あまりこういう事を言わせないでくれ」
苦笑したヴォルフに、アンバーは思わず「すみませんでした……」と消え入りそうな声で呟いた。
「他は? もうないのか?」
「え?」
「君が嫉妬してくれて、俺を束縛するのは気持ちがいい。もっと俺に縄をかけ、締め上げてくれ」
「……え、……ぇっ? ヴォ、ヴォルフ様ってそういう……」
困惑し、どこか怯えた目をするアンバーに、ヴォルフは屈託のない笑みを浮かべる。
「君に束縛されるのが心地いいと言っているだけだ。他の者に対して被虐的になる趣味など持ち合わせていない。どちらかと言えば、俺は逆……だからな」
ふと目線を逸らしとぼけたように言うが、アンバーはヴォルフの本性を何となく把握していた。
自分の前では決して見せないが、この人が鞭を手に持ち目に冷たい炎を燃やしている姿が容易に想像できる。恐らく彼は、仕事のためなら男も女も関係なく徹底的に処すのだろう。
(……格好いい。私だけのものでいてほしい)
相手がヴォルフなら、普通なら人が恐れる所業すら美点になっていた。
うっとりと目を細め、ヴォルフの顔を両手で包みちゅ、ちゅとキスを落とす。
「……約束ですからね? ずっと私だけを見ていてください」
「俺には、君以外に必要なものは考えられないけれどな」
ふ……と甘く笑ったあと、ヴォルフはアンバーの尻たぶに両手を食い込ませた。
「あ……っ!?」
「じゃあ俺にも、君がちゃんと俺のものになったと実感させてくれ」
「あぁあうっ!」
下から物凄い勢いで突き上げられ、アンバーの思考はすぐに攪拌され何も考えられなくなった。
耳に入るのは寝台が軋む悲鳴のような音、ジュプジュプと愛蜜が泡立った音に、腰がぶつかり合う乾いた音。
ヴォルフの体温に包まれ、彼の高貴な香りを鼻腔に吸い込みながら、アンバーはすぐに快楽に墜ちていった。
**
翌朝早く屋敷を離れようと出立の支度をしたアンバーは、玄関前でダリルに頭を下げていた。
「皆無事だったのだから、何も言いっこなしにしよう」
「ドランスフィールド卿、厄介事を持ち込んで申し訳なかった。屋敷で破損、汚してしまった物などはすべて弁償する。昨晩であらかた片付けさせたつもりだが、掃除のために必要な人員は多少残しておく。彼らはあなたの方で役立ててもらった後、暫く護衛につかせる。体の大きな者がいてかさばるだろうが、少しのあいだ我慢して頂きたい」
昨晩湖で濡れた妖艶さはどこかに、ヴォルフはいつもの黒いフロックコートを身に纏っていた。クラヴァットもきちんと結び、堂々たる貴族の姿だ。
アンバーはヘレヤークトフントから運んできた荷物の中から、明るいオレンジ色のドレスを選んだ。シシィの勧めもあり、嫌なことがあった後は明るい色を着ると良いと思ったのだ。
「閣下、海よりも広く深い温情感謝致します。あなたが追っていらっしゃる事件が解決し、我が娘も平和と幸福を取り戻す事をお祈りしております。その時はまた、改めてご連絡ください」
ヴォルフに対し何も逆らわず、すべて委ねるという父の対応を見て、アンバーは父もまた事情を察してているのだと悟った。
ダリルもまたこの周辺で誘拐事件が多発していると聞き、国境を任される者として気にしていたのだろう。ヴォルフは追っている事件の内容を言わなかったが、大人の男同士で通じるものがあるのかもしれない。
「しかしアンバーは綺麗になったわね?」
「そ、そうですか? お母様」
いきなり母に褒められ、アンバーは面食らう。
「だってあなた、ずっと頬のほくろを気にして爪で掻いていたじゃない。肌に気を遣っていても、いつもうっすら頬が赤かったのよ。それに……、いえ。何でもないわ」
自分でも気づいていなかった癖を指摘され、アンバーはパッと左頬に手を当てた。だが言われた通り、最近ずっとそこに手をやっていなかった気がする。
「それに……」に続く言葉は、恥ずかしいが「雰囲気が色っぽくなった」とかだろうか。さすがに父の前でヴォルフとの仲を言及されたくなかったので、母が言葉を控えてくれて助かった。
「ドランスフィールド卿、これから私とアンバーの間にはまだ試練が立ちはだかると思う。だが必ず彼女を守り、あなたに最高の結果をお伝えするので、私を信じて待っていてほしい」
「あなたのお言葉を信じております。閣下」
胸に手を当てうやうやしくお辞儀をするダリルは、どうやらヴォルフを完全に信頼しているようだ。
色々気に掛かる事はあったが、自分で言葉にしたように、まず目の前の事から片付けていくのが一番だと思う。複数の悩みをすべて解決しようとしても、ただ思い悩むだけで終わってしまうだろう。
アンバーが壷で殴った男は、その後尋問で『自分たちはあるお方のために邪魔者を消すのだ』と言っていた。
だがその『あるお方』が誰なのか問い詰めようとした時、自ら口に仕込んでいた毒を含み自害したそうだ。
結局アンバーは、そのまま急いでヘレヤークトフントへの帰路についたのだった。
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また長い道のりと時間を掛け、やっとあの城に戻った時には庭にチューリップやスイセンが咲き乱れていた。
加えてあと三週間もすれば、春の大舞踏会が王宮で開催される。
そのあいだアンバーは、ヴォルフに旅の疲れを癒やすよう言われていた。
あのあと襲撃はなく、この城も要塞のような形をしているので侵入は難しいらしい。
まずもって門と領地の間に深い堀と跳ね橋があり、用事のある時しか下ろさないので侵入は不可能だ。高い塀の上には鋭利な忍び返しがついていて、猫すらも歩けない。
加えて東西の塔の最上階にはそれぞれ二人の見張りが常駐し、そこから遠方の敵を射る事もできるようだ。
アンバーには教えられていないが、城の内部だけでなく敷地のありとあらゆる場所に仕掛けがあり、ある程度の敵はまみえる事もなく仕留められるとか。
守られた環境下でアンバーはゆっくりと体を癒やし、シシィからマッサージを受けて凝った体を解した。
帰還して三日ほどは、ヴォルフも遠慮して手を出してこなかった。だがそろそろ疲れも癒えただろうという頃合いになれば、また毎日のように寝所で執拗な愛を叩きつけてくる。
確かにドランスフィールド邸を襲撃された後、ヴォルフに激しく愛され恐怖は快楽に上書きされた。
だがあの時の質問に、ヴォルフはまだ返事をしていない。
「……っですから、ヴォルフ様は昂揚された後は誰かを抱いて『発散』していたのですか?」
今はアンバーが彼の体の上に身を沈め、自ら動いて快楽を貪っている番だった。
ヴォルフに上になられると、あっという間に押し流されて理路整然とした思考を失ってしまう。
昼間忙しい彼の時間を取らせるのも本意でなく、食事の時間に嫉妬した話をするのも行儀が悪い。なのでアンバーは閨の時間、特に自分に比較的余裕のあるシーンで再びあの話を蒸し返していた。
腰を動かせばくちゅんくちゅんと音がし、全身に快楽が絡みついてくる。
だが今はまだ、それらを自分で制御できる。
快楽と興奮に彩られ、嫉妬と怒りという感情を纏ったアンバーは、女王然としてヴォルフを見下ろし腰をくねらせていた。
「……我が妻となる君に嘘はつけないから、正直に言おう。誰とも関係を結んでいない」
「……本当、ですか?」
いつの間にアンバーの腰の動きは止まっていて、彼女は呆然とヴォルフを見下ろしている。彼は引く手あまたなので、最悪の返事を覚悟していたのだ。だから内心肩すかしを食らった気分だ。
「本当だ。元帥とあろうものが情けないが、いつも一人で発散させていた」
ヴォルフは右手を軽く握り、上下に振ってみせる。そのジェスチャーが意味するところを察し、アンバーは赤面した。
「あ、遊びの関係の女性などはいらっしゃらないのですか?」
それでもアンバーは、なお根掘り葉掘り聞いてしまう。
「一応、身持ちが堅いことで有名なんだがな? 君の事が好きで堪らないという男に、あまりこういう事を言わせないでくれ」
苦笑したヴォルフに、アンバーは思わず「すみませんでした……」と消え入りそうな声で呟いた。
「他は? もうないのか?」
「え?」
「君が嫉妬してくれて、俺を束縛するのは気持ちがいい。もっと俺に縄をかけ、締め上げてくれ」
「……え、……ぇっ? ヴォ、ヴォルフ様ってそういう……」
困惑し、どこか怯えた目をするアンバーに、ヴォルフは屈託のない笑みを浮かべる。
「君に束縛されるのが心地いいと言っているだけだ。他の者に対して被虐的になる趣味など持ち合わせていない。どちらかと言えば、俺は逆……だからな」
ふと目線を逸らしとぼけたように言うが、アンバーはヴォルフの本性を何となく把握していた。
自分の前では決して見せないが、この人が鞭を手に持ち目に冷たい炎を燃やしている姿が容易に想像できる。恐らく彼は、仕事のためなら男も女も関係なく徹底的に処すのだろう。
(……格好いい。私だけのものでいてほしい)
相手がヴォルフなら、普通なら人が恐れる所業すら美点になっていた。
うっとりと目を細め、ヴォルフの顔を両手で包みちゅ、ちゅとキスを落とす。
「……約束ですからね? ずっと私だけを見ていてください」
「俺には、君以外に必要なものは考えられないけれどな」
ふ……と甘く笑ったあと、ヴォルフはアンバーの尻たぶに両手を食い込ませた。
「あ……っ!?」
「じゃあ俺にも、君がちゃんと俺のものになったと実感させてくれ」
「あぁあうっ!」
下から物凄い勢いで突き上げられ、アンバーの思考はすぐに攪拌され何も考えられなくなった。
耳に入るのは寝台が軋む悲鳴のような音、ジュプジュプと愛蜜が泡立った音に、腰がぶつかり合う乾いた音。
ヴォルフの体温に包まれ、彼の高貴な香りを鼻腔に吸い込みながら、アンバーはすぐに快楽に墜ちていった。
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