【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

文字の大きさ
上 下
1,397 / 1,559
第二十一部・フェルナンド 編

「する……」 ☆

しおりを挟む
「ン……、ぅん……、もぉ……、もぉぉ……っ」

 顔を真っ赤にさせてうなった香澄は、「知らない!」と怒って、思い切って佑の屹立を口に含んだ。

「んぅ、うぅ、むー、ん、ちゅ、……ぅ、む」

 香澄は与えられる気持ちよさを誤魔化すため、懸命に屹立をしゃぶる。

 唾液をまぶし、チュバッと音を立てて吸い上げ、舌を出してレロレロと雁首や亀頭を舐め回す。

 香澄はもう、自分がロサンゼルスのホテルで同じモノに怯えていた事など忘れていた。

 胸にあるのは、いつも佑と愛し合っている時と同じ気持ち。

 ――私が気持ち良くなったのと同じくらい、佑さんを気持ち良くしてあげたい。

 香澄は口いっぱいに大きな亀頭を頬張り、懸命に顔を前後させる。

 すると佑の腰がピクッと動き、彼が腰を動かしたがっているのを察した。

(もっと気持ち良くなって)

 香澄は佑の太腿をサワサワと撫でてから、思い切って喉奥まで亀頭を迎え入れ、口腔全体で屹立を吸い上げた。

 しとどに濡れた秘唇が、佑の熱い吐息を掛けられピクリと震える。

 香澄に攻められて佑も本気を出そうと思ったらしく、秘唇を舐めつつ指で肉芽を転がし始めた。

「っんンんっ!!」

 あえて放置されていた陰核を包皮越しにコリュコリュと捏ねられ、香澄の体の最奥に強すぎ悦楽が刻み込まれる。

 その途端、香澄は目を白黒させ佑の屹立をジュッと吸った。

 佑は唾液をたっぷり纏わせた舌でネロネロと秘唇を舐め、その淫液を指先にまぶして膨らんでさやから顔を出した陰核を直接撫でてくる。

「んンーっ!! んぅうう……っ!! っあぁあああ……っ!」

 香澄はもう攻める気力を失い、口からプハッと屹立を吐き出したあと、堪えきれず大きな声を上げる。

 ビクビクと下肢を小刻みに震わせ、腰を前後に動かして逃げようとするがやはり叶わない。

 さらに佑は愛蜜を塗りつけた指で、香澄の小さな窄まりを撫でてきた。

「そこだめぇっ!」

 羞恥の孔に触れられ、香澄は全身からドッと冷や汗を掻く。

 だがジュルルッと音を立てて陰唇を吸われ、香澄は腰を弓なりに反らして官能を貪る。

(だめ、だめだめだめだめ……っ、達く、達っちゃう……っ、だめ、だめ)

「達く」に頭を支配された香澄は、必死に絶頂しないよう呼吸を整える。

 だが細やかに陰核を撫でられ続け、あっという間に快楽の臨界点を超えてしまった。

「っっ~~~~っ!! ぁああああぁ……っ!!」

 香澄は哀れっぽい啼き声を上げ、佑の太腿に顔を押しつけて絶頂する。

 その間も佑の指は動き続け、小さな後孔に愛蜜がヌルヌルと塗り込まれた。

「だめぇええぇ……っ!」

 頭の中を真っ白にさせた香澄は獣のように吠え、激しく体を震わせたあとにガクリと脱力してしまった。

 ピクピクと震える香澄の口端からは涎が垂れ、薄く開いた目からも涙が流れていた。

 佑は香澄の体をベッドの上に横たえ、頭を撫でてくる。

「大丈夫か?」

「……ん……」

 頷く事すらできない香澄は、喉の奥から声を絞りだして返事をする。

 佑は香澄を見て優しく笑い、彼女の体を仰向けにするとキスしてきた。

「ん……、む……」

 ちゅ、ちゅ、と軽いキスをされたあと、香澄は力の入らない目で彼を見る。

「できるか? やめておく?」

 愛しそうに目を細めて訪ねてくる佑は、香澄がどう答えても受け入れる顔をしていた。

(あんなに興奮してくれてたのに)

 チラリと下を見ると、佑の下腹部には興奮しきった証がそそり立っている。

 一区切りついた今も、佑には気持ち良くなってほしいと思っているし、自分ばかり達して不甲斐ないとすら思っていた。

 だから香澄は「する……」と小さな声で訴えた。

「無理しなくていいんだぞ?」

 佑はそう言って、また香澄の頭を撫でるとちゅっとキスをする。
しおりを挟む
感想 560

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

忘れたとは言わせない。〜エリートドクターと再会したら、溺愛が始まりました〜

青花美来
恋愛
「……三年前、一緒に寝た間柄だろ?」 三年前のあの一夜のことは、もう過去のことのはずなのに。 一夜の過ちとして、もう忘れたはずなのに。 「忘れたとは言わせねぇぞ?」 偶然再会したら、心も身体も翻弄されてしまって。 「……今度こそ、逃がすつもりも離すつもりもねぇから」 その溺愛からは、もう逃れられない。 *第16回恋愛小説大賞奨励賞受賞しました*

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。

青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。 その肩書きに恐れをなして逃げた朝。 もう関わらない。そう決めたのに。 それから一ヶ月後。 「鮎原さん、ですよね?」 「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」 「僕と、結婚してくれませんか」 あの一夜から、溺愛が始まりました。

お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜

Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。 渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!? 合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡―― だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。 「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき…… 《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...