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第二十部・同窓会 編

抱いてやんよ ☆

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「か、香澄?」

 戸惑って目を丸くした佑に、香澄は笑いかけた。

「したかったんでしょ。気持ち良くしてあげる」

 香澄は芯を持った男根をよしよしと撫で、何度もさすったあと陰嚢も揉む。

 ムクムクと大きくなる彼の分身を見て微笑むと、先端にチュッとキスをした。

「香澄、無理はしなくてい――――」

 佑はそう言って上体を起こそうとしたが、香澄は掌を突き出して制した。

 それから唇の前に人差し指を立て、「しぃ……」と動かないようにと示す。

「抱いてやんよ」

 香澄はそう言ってクシャッと笑い、それを聞いた佑も破顔した。





「ん……っ、ン、…………ん、ん、……んぅ……」

 香澄は佑の亀頭を口に含み、クプックプッと音を立てて顔を上下させる。

 佑はシックスナインを提案したが、今日は奉仕したい気持ちが強いので断った。

 雁首をグルリと舐め回して吐息をついた香澄は、クロッチが随分濡れているのを自覚する。

 ――好き。

 その想いを込めて佑の屹立を舐め、チュウッと亀頭を吸って口内でいやらしく舌を絡める。

「……っあぁ……、気持ちいい……」

 佑は上ずった声を上げて快楽を示し、香澄の頭を撫でる。

 帰宅してそのままなので、香澄はまとめ髪のままだ。

 いつもなら髪でフェラしている顔が隠れるが、今は丸見えだ。

 香澄はいつも以上の羞恥を覚えながら、懸命に口を動かした。

 息継ぎついでに佑を見ると、彼の顔が快楽に彩られているのが見えた。

(気持ち良くなってくれてる……)

 嬉しくなった香澄は、さらに亀頭をちゅうちゅう吸った。

(いやらしくしたほうが喜んでくれる)

 そう思った香澄は、口内に溜まった先走りと唾液を嚥下したあと、見せつけるように舌を出し、レロレロと亀頭や雁首を舐め回した。

「っは…………、エロ……っ」

 興奮した佑はときおり突き上げるように腰を跳ねさせ、香澄の口内を犯したいのを必死に我慢している。

「ん…………、たひゅくさん、ん、……ん」

 喋ろうとすると唾液が零れかけ、ペロリと唇を舐めた。

 そして顔を上げ、蕩けた顔で微笑んだ。

「腰を動かしたいならどうぞ。あんまり乱暴にされるとつらいけど、優しくしてくれるならいいよ」

「いや、いい。香澄がつらくなる事はしたくない」

 佑は彼女の提案に魅力的に感じつつも、強固な理性で拒否した。

 そう言うだろうと思って、香澄はにっこり笑うと少し煽った。

「いつもならやらせてあげないけど、今ならいいよ。今やっておかないと後悔するかも?」

 香澄の言葉を聞いた佑は、困り切って頭を掻いたあと、ベッドのヘッドボードに預けていた上体を起こす。

「……本当にいいのか?」

「いいよ。ほら、……あーん」

 香澄はベッドの上にぺたんと座り、目を閉じて口を開いてみせる。

 しばらく佑は迷っていたが、ベッドを揺らして立ち上がった。

 そのあと彼に頭を撫でられ、頬や顎にも触れられる。

 彼は香澄の濡れた唇を指で辿ったあと、彼女の下唇に亀頭を押し当ててきた。

 少しだけ舌を出すと、温かくツルリとした亀頭の感触がして、先走りのしょっぱい味がした。

「香澄……入れるよ」

「ん……」

 頷くと、舌の上に滑らせるようにして、亀頭が口腔に侵入してきた。

「んぅ…………、ん……、ぷ」

 香澄は熱い亀頭を頬張り、できるだけ喉の奥を開いて太く長い一物を迎え入れた。

「ん…………ふぅ……」

 切っ先が喉の奥に到達する前に、香澄は舌の根と喉で奥を閉ざして「ここまで」と示す。

「あぁ……」

 肉竿を温かな口腔に包まれた佑は、艶冶な声を上げる。

 香澄は佑の腰を抱き締め、懸命に鼻で息をした。

(……おいしい)

 口の中いっぱいに佑を感じた香澄は、うっとりとして屹立を吸い上げる。

 佑は彼女の陶酔した顔を見て息を震わせながら吐き、愛しそうに頭を撫でてきた。

「髪……ほどいていい?」

「んン」

 尋ねられ、香澄は肉棒を加えたまま小さく頷く。
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