【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

文字の大きさ
上 下
1,284 / 1,559
第二十部・同窓会 編

盗聴の不安を抱きながらも愛される ☆

しおりを挟む
 佑は薄闇の中で微笑み、髪を撫でてくる。

「好きだよ」

「……ん」

 頷いた香澄を抱き起こした佑は、ベッドのヘッドボードに背中を預けて座る。

 そして膝の上に香澄をのせ、向かい合わせに座らせた。

 香澄のお腹にはガチガチに強張った屹立が当たり、申し訳なさを感じた彼女は、それを優しく撫でる。

 すると、ぎゅっと抱き締められたかと思うと、佑が囁いてきた。

「触れ合っているだけでも気持ちいい」

「ん……」

「香澄の裸を見ただけで勃起できる」

「や、やだ、もう……」

「香澄の体を舐めて、口の中に入れて確かめたい」

「う……うう……」

 恥ずかしい事を言われても、いつものように突っ込めない。

「香澄の唇を見たらキスしたくなるし、着衣でも触りたい気持ちで一杯になる」

「うぅ……」

 佑は言葉責めで感じさせようとしていた。

「乳首が尖ってるの分かる? 当たって気持ちいいんだけど」

「!」

 とっさに距離を取ろうとしたが、佑がしっかり抱き締めて離してくれない。

「も……っ、や、やだ! やです!」

 ぶわわっと赤くなった香澄は耐えきれなくなり、佑の腕の中で暴れる。

 だが力強い腕にしっかり抱き締められ、逃げられない。

 少しでも動くと、熱い屹立に肉芽が擦れてどうしても意識してしまう。

 じたばたしていると、唇を奪われた。

「んぅ…………」

 香澄はキスをされて最初は抵抗していたが、そのうち諦めて彼の舌に応える。

 佑はちゅぱっと音を立てて唇を離したあと、香澄の表情を確認してまた顔を傾け、キスを繰り返す。

 どれだけ感じているか確認されながらキスをされ、香澄はジワジワと焦りに似た羞恥を得た。

「可愛い」

 キスの合間に言われ、トクンと鼓動が跳ねる。

 今まで何回も言われたのに、佑に言われるとどれだけでも嬉しい。

「愛してる」

 愛しむ言葉を聞いて胸の奥が温かくなり、佑を守るためとはいえ、冷たくしようと思った自分が情けなくなった。

 お尻を撫でていた佑の手がスルリと下に移動して、香澄の花弁を擦る。

「ん……っ」

 秘所で佑の指がヌルッと滑り、その感触で先ほどより濡らしてしまった事を知った。

「香澄、俺を見て」

 言われて佑を見ると、彼は香澄を見つめたまま、蜜壷に指を一本入れてゆっくり抜き差しし始めた。

 プチュプチュと小さな音が寝室に響き、恥ずかしくなった香澄は、サッと佑から視線を外した。

「香澄、見て」

 だが優しく命令され、「うぅ……」とうなりながらまた佑を見る。

 指の腹で優しく粘膜を擦られるのが気持ち良く、気がつけば香澄は目を細めて唇を半開きにしていた。

 香澄は呆けた顔になっては表情を引き締め、また顔を蕩けさせる。

「さっきよりヌルヌルになったな。……嫌じゃない?」

「っ……ぃ、嫌じゃ……ない、けど……っ。……ヌルヌルとか、……言うの、や……」

「ごめん、可愛いからつい」

 佑は嬉しそうに笑い、キスしてくる。

 キスされるのが嬉しく、香澄は蜜壷をキュンと締め上げた。

 また何か言われるかと思ったが、佑は愛しそうに見つめるだけで何も言わない。

(引き際をちゃんと分かってるんだよな……。もう)

 それでも、フェルナンドに脅されて緊張しきっていたものの、いつものようにイチャついて気持ちが柔らかくなってきた。

 いつの間にか香澄の秘唇は柔らかく潤み、蜜を零していた。

 佑はいつも、香澄の体がまだセックスに応えられない状態だと知ると、優しく愛撫して待ってくれる。

 だから『大切にされている』と思えるのだ。

(好きだなぁ……)

 愛しさを募らせた香澄は、彼にも気持ち良くなってほしいと思った。

「……ねぇ、久しぶりに口でしようか」

 こうしている間も、盗聴されているかもしれない。
しおりを挟む
感想 560

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

忘れたとは言わせない。〜エリートドクターと再会したら、溺愛が始まりました〜

青花美来
恋愛
「……三年前、一緒に寝た間柄だろ?」 三年前のあの一夜のことは、もう過去のことのはずなのに。 一夜の過ちとして、もう忘れたはずなのに。 「忘れたとは言わせねぇぞ?」 偶然再会したら、心も身体も翻弄されてしまって。 「……今度こそ、逃がすつもりも離すつもりもねぇから」 その溺愛からは、もう逃れられない。 *第16回恋愛小説大賞奨励賞受賞しました*

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。

青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。 その肩書きに恐れをなして逃げた朝。 もう関わらない。そう決めたのに。 それから一ヶ月後。 「鮎原さん、ですよね?」 「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」 「僕と、結婚してくれませんか」 あの一夜から、溺愛が始まりました。

お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜

Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。 渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!? 合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡―― だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。 「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき…… 《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...