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第十九部・マティアスと麻衣 編
最高に気持ち良かった ☆
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「んっ、ん、……ん、あ、あぁ、……っあ、あっ」
突き上げられるたび、声が出てしまう。
体の奥を押し上げられると、ほんの少しの苦しさと疼痛がある。
だがそれよりも、体中を駆け巡る快楽と幸せのほうが強い。
麻衣は僅かに残った理性で胸とお腹を隠そうとしたが、マティアスに両手首を掴まれ、シーツに縫い止められてしまった。
「っ、すべて、見せてくれ……っ。俺の愛する女性の姿を、あます事なくすべて……っ」
真剣な目で乞われ、麻衣は観念した。
「――わ、……かった、……も、……隠さ、ない……っ」
全身にマティアスの視線を感じ、恥ずかしくて堪らない。
けれど自分の裸を見る事がマティアスの悦びに繋がるのなら……と思い、我慢した。
「マイ……っ。好きだ……っ、好きだ……っ」
マティアスは快楽に表情を歪め、額に汗を浮かべて麻衣を求めてくる。
ズチュッズチュッと最奥まで太い肉槍で突き上げられるたび、麻衣は嬌声を上げて身を震わせた。
(なんて幸せなんだろう……)
麻衣は夢中になって腰を振るマティアスを見て、無上の歓びを感じる。
初めて蜜壷に含んだ男根は、硬くて大きく、お腹がはち切れてしまいそうだ。
彼が動くたびに麻衣も全身に汗を掻き、ハァハァと息を乱している。
あんなに憧れ、叶わないがゆえに馬鹿にしていた行為が、こんなにも気持ちよく幸せで堪らない。
「ぁ……っ、あぁ、マイ……っ」
マティアスは歯を食いしばり、ガツガツと腰を叩きつけてくる。
「んーっ、あぁ、あ……っ、マティアス……っ、さ……っ」
最後にマティアスは背中を丸め、息が詰まるほど激しく突き上げたあと、ぐぅっと亀頭で最奥を突き上げ、胴震いした。
「――――く、……ぅ……っ、あぁっ」
膣内でマティアスの屹立が大きく膨れ上がり、ビクビクッと震える。
(……あ。これが……、達ってる……、の……?)
麻衣は潤んだ目で天井を見て、射精している彼を抱き締める。
マティアスも両腕に力を込め、痛いほど麻衣を抱き締めてきた。
彼はさらに何度か突き上げて最後の一滴まで射精し終えたあと、ハァハァと激しく呼吸を繰り返し、体重を預けてくる。
(……終わった……?)
麻衣はセックスで絶頂できなかったが、とても満たされていた。
最初は彼が与えてくれる刺激に翻弄されていたが、途中からはただマティアスに気持ちよくなってほしいと思っていた。
苦しみ抜いた彼が、最後に幸せの象徴として求めてくれたのが自分だ。
何の取り柄もない平凡な自分を彼が選び、〝特別〟にしてくれた。
(これからも、精一杯マティアスさんを癒やしてあげたい。愛したい)
麻衣は哀れみだけでなく、純粋な愛情からそう思っていた。
だから、今はセックスで絶頂できなくても大丈夫だ。
「……だい、……じょうぶ……?」
呼吸を乱した麻衣は、そろりと尋ねる。
彼女の声を聞いてマティアスはノロノロと顔を上げ、ボーッ……とした顔で見てきた。
「……どうしたの?」
心配になってまた問うと、彼はまだぼんやりしたまま柔らかに笑う。
「今までの何よりも、一番に、最高に気持ち良かった……」
そう言われ、麻衣はクシャッと笑って彼を抱き締めた。
「それは、……良かった……」
ふはっと笑った麻衣は、愛しさのままに彼の背中をポンポンと叩く。
やがてマティアスは、繋がったまま麻衣を抱いてゴロンと横になり、愛しそうに麻衣を見つめて丁寧にキスをしてきた。
「ありがとう、マイ」
「どういたしまして」
微笑んだ麻衣を見て、彼はまたキスをしてくる。
「……マイを達かせてやれなくてすまない。不甲斐ない」
謝る彼を見て、さらに愛おしさが募った。
「気にしないで。それに初めてで達くって難しいと思う。それより、マティアスさんが気持ち良くなってくれて良かった。私は沢山気持ち良くしてもらったから、今日はこれでいい」
「本当か?」
彼は不安そうな目で見てくる。
「こんな事で嘘なんかつかないよ。気持ちいい事よりもっと大切な事があるの」
そう言って麻衣はマティアスに抱きつき、彼の胸板に顔をつけて目を閉じた。
突き上げられるたび、声が出てしまう。
体の奥を押し上げられると、ほんの少しの苦しさと疼痛がある。
だがそれよりも、体中を駆け巡る快楽と幸せのほうが強い。
麻衣は僅かに残った理性で胸とお腹を隠そうとしたが、マティアスに両手首を掴まれ、シーツに縫い止められてしまった。
「っ、すべて、見せてくれ……っ。俺の愛する女性の姿を、あます事なくすべて……っ」
真剣な目で乞われ、麻衣は観念した。
「――わ、……かった、……も、……隠さ、ない……っ」
全身にマティアスの視線を感じ、恥ずかしくて堪らない。
けれど自分の裸を見る事がマティアスの悦びに繋がるのなら……と思い、我慢した。
「マイ……っ。好きだ……っ、好きだ……っ」
マティアスは快楽に表情を歪め、額に汗を浮かべて麻衣を求めてくる。
ズチュッズチュッと最奥まで太い肉槍で突き上げられるたび、麻衣は嬌声を上げて身を震わせた。
(なんて幸せなんだろう……)
麻衣は夢中になって腰を振るマティアスを見て、無上の歓びを感じる。
初めて蜜壷に含んだ男根は、硬くて大きく、お腹がはち切れてしまいそうだ。
彼が動くたびに麻衣も全身に汗を掻き、ハァハァと息を乱している。
あんなに憧れ、叶わないがゆえに馬鹿にしていた行為が、こんなにも気持ちよく幸せで堪らない。
「ぁ……っ、あぁ、マイ……っ」
マティアスは歯を食いしばり、ガツガツと腰を叩きつけてくる。
「んーっ、あぁ、あ……っ、マティアス……っ、さ……っ」
最後にマティアスは背中を丸め、息が詰まるほど激しく突き上げたあと、ぐぅっと亀頭で最奥を突き上げ、胴震いした。
「――――く、……ぅ……っ、あぁっ」
膣内でマティアスの屹立が大きく膨れ上がり、ビクビクッと震える。
(……あ。これが……、達ってる……、の……?)
麻衣は潤んだ目で天井を見て、射精している彼を抱き締める。
マティアスも両腕に力を込め、痛いほど麻衣を抱き締めてきた。
彼はさらに何度か突き上げて最後の一滴まで射精し終えたあと、ハァハァと激しく呼吸を繰り返し、体重を預けてくる。
(……終わった……?)
麻衣はセックスで絶頂できなかったが、とても満たされていた。
最初は彼が与えてくれる刺激に翻弄されていたが、途中からはただマティアスに気持ちよくなってほしいと思っていた。
苦しみ抜いた彼が、最後に幸せの象徴として求めてくれたのが自分だ。
何の取り柄もない平凡な自分を彼が選び、〝特別〟にしてくれた。
(これからも、精一杯マティアスさんを癒やしてあげたい。愛したい)
麻衣は哀れみだけでなく、純粋な愛情からそう思っていた。
だから、今はセックスで絶頂できなくても大丈夫だ。
「……だい、……じょうぶ……?」
呼吸を乱した麻衣は、そろりと尋ねる。
彼女の声を聞いてマティアスはノロノロと顔を上げ、ボーッ……とした顔で見てきた。
「……どうしたの?」
心配になってまた問うと、彼はまだぼんやりしたまま柔らかに笑う。
「今までの何よりも、一番に、最高に気持ち良かった……」
そう言われ、麻衣はクシャッと笑って彼を抱き締めた。
「それは、……良かった……」
ふはっと笑った麻衣は、愛しさのままに彼の背中をポンポンと叩く。
やがてマティアスは、繋がったまま麻衣を抱いてゴロンと横になり、愛しそうに麻衣を見つめて丁寧にキスをしてきた。
「ありがとう、マイ」
「どういたしまして」
微笑んだ麻衣を見て、彼はまたキスをしてくる。
「……マイを達かせてやれなくてすまない。不甲斐ない」
謝る彼を見て、さらに愛おしさが募った。
「気にしないで。それに初めてで達くって難しいと思う。それより、マティアスさんが気持ち良くなってくれて良かった。私は沢山気持ち良くしてもらったから、今日はこれでいい」
「本当か?」
彼は不安そうな目で見てくる。
「こんな事で嘘なんかつかないよ。気持ちいい事よりもっと大切な事があるの」
そう言って麻衣はマティアスに抱きつき、彼の胸板に顔をつけて目を閉じた。
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