【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

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第十八部・麻衣と年越し 編

そろそろご飯だよ ☆

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「こっちも触ってほしい?」

 佑が親指でクリッと肉芽に触れ、香澄は大きく体を跳ねさせた。

「だっ、駄目っ! そこは声が出ちゃうから、駄目! 弄ったら絶交する!」

 小さな声で言い、香澄は首を左右に振りたくる。
 いつもなら「駄目」と言われても、したいようにする佑だが、今ばかりは理解してくれたらしい。

「分かったよ」

 佑は残念そうに言いつつも舌で首筋を辿り、さらに指で蜜洞を愛撫してくる。

「んぅーっ、ん……、ぅ、あ……っ」

 香澄はゴクッと唾を嚥下し、絶頂へのきざはしを上っていく。

 ヒクつく蜜壷に佑の指が入り込み、掻き回してはグチュグチュと音を立てて官能を煽ってくる。
 ぬめった蜜壁を何度も擦られ、肉芽をかすられて新たに蜜が溢れた。

(駄目……っ、達く、達っちゃう……っ)

 香澄は狂おしくかぶりを振り、腰を揺らす。
 その果て、せり上がった愉悦に堪えきれず、再び絶頂してしまった。

「んんんん……っ、ぅ、――――うーっ……」

 香澄はギュウッと佑の指を締め付けて激しく痙攣したあと、ぐったりと脱力していく。
 佑はくずおれそうになった香澄をしっかり抱き留め、指を引き抜いた。

 そして指にたっぷりついた蜜を舐めとったあと、香澄を姫抱っこする。

 そのまま、彼は書斎を出て寝室まで行くと、香澄をベッドに横たえた。

「……駄目、……だよ?」

 香澄は絶頂の余韻に晒されたまま、小さな声で念を押す。

 佑は力の入らない彼女の手に、恭しく唇を押しつけてきた。

「しないよ」

 そう言って彼は香澄に羽根布団を被せ、自分は枕元に座る。

「ゆっくり休んで、仕事に備えたら?」

(休ませてくれなかったのは、誰ですか……!)

 言われて、香澄は思わず心の中で突っ込み、恨みがましい目で彼を見る。
 そのあと、久しぶりに絶頂して心地いい疲れに身を委ねる。

(さっき目を覚ましたばっかりなのに……)

 そう思いながら、ウトウトしてしまう。

 佑が頭を優しく撫でてくれる心地よさも手伝って、気が付けばまた眠りの淵に落ちてしまっていた。



**



 再び目を覚ましたのは、佑に優しく揺り起こされてだった。

「そろそろご飯だよ」

「うん……」

 ふにゃっとした声で返事をすると、枕元のライトがついた。

「よく寝てたみたいだな」

 ベッドの縁に腰掛けた佑がクスクス笑い、香澄の口元を指で拭う。

「……あれ、涎……。やだ……」

「涎を垂らした香澄も可愛いよ」

「……もう、そういうのいい……」

 寝ぼけながらむくれるが、佑に「可愛い」と言われてまんざらでもない。

 好きな人に涎を垂らした姿を見られるのは勿論恥ずかしいが、すでに佑には色んな姿を見せてしまい、受け入れてもらえている。

 こういうやり取りをするたびに、自分たちが深い仲になれたのだと感じて嬉しくなった。

「麻衣さんが『疲れさせたんじゃないか』って心配していたよ」

「やだ、そんな心配しなくていいのに」

 ベッドから下りて伸びをした香澄に、佑が「はい」とグラスに入った水を手渡してきた。

「ありがとう」

 香澄はコクコクと水を飲み、「んっ」とストレッチをする。

「麻衣を放ったらかしにしちゃった。申し訳ない」

 ひと眠りしたあとは頭がスッキリしていて、疲れも取れた。

 そして健康な事に、お腹も空いていた。





 階段を下りてリビングに行くと、麻衣、双子、マティアスが夕食のスタンバイしているところだった。

「ああーっ! のんびり寝ててごめんね!? 手伝う!」

 香澄は慌ててキッチンで手を洗うが、麻衣は笑いながら言う。

「気にしなくていいって。支度はほとんど斎藤さんがやってくれたし、私たちは運んでるだけ」

「今日はなに?」

「御劔さんが『ランチを多めに食べたので、簡単な物でいいです』って言ったから、さっきスパゲッティとサラダを作ってくれたよ。カルボナーラが簡単な料理って凄いよね」

「おおー! カルボナーラ! やったね!」

 斎藤はすでに帰ったらしく、姿がない。

 年末年始なので、斎藤も料理を作り溜めしたあとは自分の家族とゆっくり過ごす予定だと言っていた。
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