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第十八部・麻衣と年越し 編

少し触るだけだよ ☆

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「クリスマスはドイツの家族と過ごすと思うけど、年末は割と自由だな。少し前にオーマが『長時間の移動がキツイ』と零していたから、頻繁に移動する事はないと思うが……。……この間、『来ちゃった』って帰国した時は驚いたけど」

「確かに」

 最後に節子と会ったのは、アドラー達から謝罪を受けた時だ。

「向こうも頻繁に顔を合わせられる距離じゃないって分かっているから、ドイツに行った時に挨拶をすればいいよ。出張ついでとか」

「うん」

 会話をしているあいだ、香澄はずっと佑に抱きついて目を閉じていた。
 佑も香澄の背中やお尻を撫で、久しぶりに二人の時間を過ごせている。

 時折こめかみにちゅ、とキスされ、気持ちがフワフワする。

 やがて佑の手が動き、ワンピースを捲り上げてレギンスのお尻を触ってきた。

「……佑さん? ……っん」

 つぅっと秘部の割れ目を指先でなぞられ、思わず体が震える。

「だ、駄目だよ……」

 そう言うものの、香澄は大した抵抗を見せていない。

「シたくなってない?」

 囁かれ、腰の奥に熱が宿ろうとしている。
 火が点いてしまえば、麻衣がいるのに求めてしまいそうで、香澄は必死に自分を制御する。

「できません」

 佑の膝から下りて背中を向けた途端、グイッと抱き締められた。

「たっ……、!」

 またワンピースが捲り上げられたかと思うと、今度こそ迷いなくレギンスとパンティの中に手が入ってきた。

「少し触るだけだよ。香澄さえ声を出さなければ、すぐ終わる」

 脅すような事を言い、佑は指先でまだ柔らかい肉芽をコリッと捏ねてきた。

「…………っ」

 上半身は佑の片手に抱き留められ、自由が利かない。
 脚も両脚に佑の脚が絡まって、開かれたまま固定されている。

「んっ……、ぅ」

 佑の指が動き、知らないうちに潤んでいた蜜口を揉まれた。
 何度か指先でグリグリと揉まれるうちに、閉じていた場所がほどけ、トプッと蜜が溢れた。

「凄く濡れてるじゃないか。これについて言い訳は?」

「うぅ、うー……」

 物寂しく思っていた場所に佑の指を迎え、香澄は顔を真っ赤にしてうなる。

「階下の人たちが来たらどうしよう?」と思うのに、一度メスのスイッチが入った体は発情を迎えている。

 吐息を震わせ、ゴクッと唾を飲み込む。
 佑は全身を火照らせる香澄の耳を甘噛みし、ヌルッと蜜口に指を挿し入れてきた。

「んぅっ!」

 香澄は反射的に彼の指をきつく締め付け、唇を震わせる。

 ドロドロになった蜜壷を探られ、気持ちよさがすぐに襲ってきた。

 静かな室内に香澄の荒くなった呼吸音と、ブチュグチュと泡立った音が響く。

「んーっ、ん……、んー……っ」

「あぁ……。あったかくて柔らかい。キュウキュウ締め付けて……」

 耳元で熱の籠もった声がし、「入れたい」と囁かれて膣肉が媚びるように締まる。
 佑のたくましい肉茎に犯される想像をしただけで、香澄は軽く達してしまった。

「――――っ、…………!」

 背中を丸めてブルブルッと震えた彼女を、佑はしっかり抱き留める。
 そしてさらに深い場所に指を潜らせた。

 感じ切って下りてきた子宮口をグゥッと押された瞬間、目の前が白に染まった。

「ぁ! ――――っ、うぅっ、――――んーっ、ぅ、…………っう……っ」

 大きな声を上げそうになり、香澄は必死に唇を引き結ぶ。

 佑の指は二本に増え、ブチュブチュと香澄の蜜壷を蹂躙してきた。
 香澄は、ふぅーっ、ふ、ふーっ、と獣のような呼吸を繰り返し、口端から涎を垂らす。

「香澄のココ、達きっぱなしでピクピクしてるよ。俺の指を吸い上げて、もっと奥に欲しいと言ってる」

 耳元でいやらしい言葉を囁かれ、新たな蜜が佑の指を濡らす。

 いつもなら愛撫されたあと、必ず佑が抱いてくれる。
 だが今は階下に客がいて、そんな事はできない。

 本当なら指だけでも控えなければいけないのに、燃え上がった香澄は理性を取り戻せずにいた。

 衣服越しに佑の硬くなったモノを感じ、香澄はさらに燃え上がる。

 知らずと腰を揺らし、お尻で彼の屹立を刺激していた。
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