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第十七部・クリスマスパーティー 編

〝いつも〟の事後処理 ☆

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「香澄、すっごいやらしい。メイド服の谷間に十億突っ込みたい」

「そ、そんな金額、おひねりできません。圧死する……」

 休憩しつつ唇を尖らせた香澄に、佑はにっこり笑ってみせる。

「小切手っていう便利なものがあってだな」

「あああ……」

 突拍子もない事を言われ、頭を抱えたくなる。

「ホント、佑さんって時々思考回路が残念になる……、……あんっ!」

 呆れた目で佑を見ていたが、お尻を掴まれたかと思うと、下から思いきり突き上げられた。
 油断していたところ、目の前でチカッと星が散るほどの淫激を味わい、香澄はシーツの上に膝をついた。

「ん? 残念? で?」

 佑はしっかり香澄のお尻を掴み、ズグズグと細かに突き上げて彼女の反応を見る。

「ぃ……っ、い、――――じ、わ、……るっ」

 達きかけて寸止めにされた快楽が、すぐせり上がって香澄に絶頂を教えてきた。

「待って! 待っ……っ、――――っ!!」

 ぐしゃ、と香澄の両手の中でシーツが皺を作る。

 叫ぶように大きく口を開いたまま、香澄は声を殺してガクガクと震えた。
 口端からタラッと涎が零れて佑の胸板に落ちたが、それを呆けたまま見つめるしかできない。

 硬い亀頭で何度も子宮口を押し上げられ、ジンジンとした愉悦が波となって香澄を襲い、収まったかと思えばまた次の波がくる。

「っ――――っっ、…………ぁっ、……あ、――――あ」

 香澄は腕から力を抜き、ズルズルと佑の体の上に倒れ込んでしまった。

「俺を達かせたかったようだけど、俺はまだまだ香澄を啼かせたいし、主導権を譲るつもりはないからそのつもりで」

 佑は脱力した香澄の耳元で囁き、チュッと額にキスをしてきた。
 それからまた両手でお尻を掴み、本格的に突き上げてくる。

「んぅっ! ん! あぁあああぁ……っ、あ! ま……っ、また達っちゃうから、待っ……っ!」

 香澄は佑にしがみついたまま絶頂し続け、ビクビクと体を痙攣させる。

 膣肉はわななきっぱなしで、時折プシュッと愛潮を飛ばしてしまう。
 されるがままになっているのが悔しく、香澄は舌を伸ばして佑の乳首をチロチロと舐め始めた。

「っ、……まだ反撃する力があったのか」

 佑は息を吸い込んで一瞬止め、溜め息と共に笑う。
 そのあと、たっぷりと指先に蜜をまぶした指で、クリクリと後孔を撫でてきた。

「そこ……っ、駄目ぇ……っ、あん……っ、ぁ……っ、あ……っ」

 触れられたくない場所に触られ、ギュッと下腹部に力を入れる。

 その途端、きつく締め付けられた佑が「ぁ……っ」と小さく声を漏らした。

 佑に下腹に淫芽が擦れ、乳首も彼の胸板に擦れる。

 あちこちから刺激を受け、もう我慢しきれなかった。

「待って! っ待っ…………ぃ、く――――っ、い…………っ」

 世界がひっくり返ったかのような絶頂を味わった香澄は、気を完全に飛ばして痙攣した。

 柔らかな蜜壷がぎゅうっと佑の肉棒を食い締め、彼が艶冶な声を漏らす。

 佑はずんっと強く香澄を突き上げたあと、溜め込んでいた白濁を解放した。

「……んぅ……っ、ん、――――うぅ、……う……っ」

 半分気を失った状態で、香澄はビクビク跳ねる一物の感触に感じ入る。

 ぐったりと体を弛緩させて涎を垂らし、彼の鼓動と自分の鼓動が混じり合ったのを聞く。

 佑の肉棒はなおも脈動し、吐精する。

 香澄は目を閉じたまま、心地いい闇に引きずり込まれていった。





 佑はしばらく香澄を抱き締めたまま、絶頂の余韻に浸っていた。

 やがて繋がったままゴロリと横を向き、彼女の体を横たえる。

 気絶しているのか分からないが、放っておけば眠ってしまうかもしれない。

 頭についているホワイトブリムを取ると、香澄のまっすぐな黒髪を優しく撫でつける。
 サラサラとしたストレートヘアは、とても気持ちいい。

「愛してるよ、香澄」

 囁いて彼女の頭に唇を押しつけ、桃の香りに酔いしれる。
 深く呼吸を繰り返して〝香澄充〟をしたあと、佑は分身を引き抜き彼女の頭を撫でる。

「香澄?」

「………………ん…………」

 あまり話し掛けると起こしてしまいそうだと思い、とりあえず〝いつも〟の事をしようと行動開始した。

 まず香澄のメイド服を脱がせて全裸にする。

 風邪を引かないように羽根布団を掛け、自分はティッシュで軽く下腹部を拭ってから下着を穿き、洗面所に向かう。
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