上 下
1,086 / 1,548
第十七部・クリスマスパーティー 編

シャワーで達かされる ☆

しおりを挟む
「メイクを直す暇はなさそうだから、髪と顔は濡らさないほうがいいな」

「うん。体だけ……」

 こういう会話をしていると、本当にセックスするのが目的でホテルに〝休憩〟するようで恥ずかしい。

(しかもこんな高級ホテルなのに……)

 考えるだけで申し訳なくて、ズブズブとその場に埋まりたくなる。

「洗ってあげるよ」

 佑はお湯が掛からないように気をつけて、丁寧に香澄の体にシャワーを掛けていく。
 大きな手が肌を滑り、香澄はドキドキして身を縮こまらせた。

「相変わらず肌がすべすべしていて気持ちいいな。肌に触っているだけで勃つ」

「ちょっ……、もぉ……」

 後ろを向かされて壁に体を押しつけられたかと思うと、うなじに噛みつかれた。

「ん……っ」

 ちゅぷっとリップ音を立ててからねろりと舌で舐められ、また歯を立てられる。

 ゾクッと腰を震わせた香澄の尾てい骨にシャワーが当てられ、その温かさでお腹の奥がウズウズする。
 お尻の割れ目には半分勃ち上がったモノが押しつけられ、随分久しぶりにソレを感じる気がする。

(ああ……。ほしい……)

 恥ずかしくて堪らなかったのに、今はもう佑の事で一杯になっていた。

「香澄……」

 耳元で佑が彼女の名前を呼び、その声音だけで膣奥が疼く。

 気が付けば香澄はシャワーボックスの壁に体を押しつけたまま、トロンとした目で中空を見つめ息を荒げていた。

「いやらしいな。まだ何もしていないよ」

 お尻や腰をシャワーでたっぷり温めたあと、佑はシャワーヘッドを前に持っていく。

「脚、広げて」

「ん……ぁ」

 ペチペチと内腿を軽く叩かれ、香澄は足をにじらせる。

「あっ……、ぁ……」

 無防備な恥丘にシャワーが当てられ、香澄はビクッと腰を跳ねさせた。

「幾ら香澄がいやらしいと言っても、シャワーだけで達くなんて駄目だからな?」

「そんな……っ、ない、――もんっ」

 言葉では抵抗するも、水圧の高いシャワーを肉芽に直接掛けられて、腰がジンジンして堪らない。

「ふぅん?」

 クスクス笑った佑は後ろから体を押しつけてくる。
 そうされると、今までより芯を持った屹立の熱さを克明に感じた。

「香澄のお尻、気持ちいいな。フワフワして柔らかいのに締まりがいいから、お尻の谷間でも達けそうだ」

 佑は香澄のお尻の割れ目に屹立を押しつけ、ゆっくり体を前後させる。

「や……っだ、変な事に目覚めないで……っ」

「香澄の体なら、どこでも気持ちいいけど」

 佑は愉悦の籠もった声で言い、もう片方の手で肉芽に触れてきた。

「んぅ……っ」

 コリコリと指の腹で揺さぶられ、そこを弄る指が二本に増える。

「な……、何……、ぁ、あっ!!」

 佑の指が微かに動いたかと思うと、香澄の体に強すぎる刺激が加わった。

「ま……っ、待って……っ! シャワーっ……強……っ」

「水圧は変わってないよ。ちょっと皮を剥いただけだ」

 耳元で意地悪な声がし、佑はねっとりと香澄の耳の輪郭を舐めてくる。

「か、皮って……っ、ぁ、あ、あ! んーっ、ぁ、あ、あぁああ……っ!」

 指で包皮を押さえられ、剥き出しになった陰核にシャワーを当てられる。
 敏感な場所にビシビシとお湯のつぶてが当たり、香澄は気がおかしくなりそうな快楽を拾っていた。

(駄目……っ、こんなの……っ、きもち……っ)

「あァぁああ……っ」

 強制的な淫悦に、香澄は早くもガクガクと体を震わせていた。

「だめ……っ、だめぇ……っ」

「達っていいよ。――――ただし、俺に達く顔を見せて」

 グイッと体を反転させられ、香澄はとろけた顔を佑に晒してしまう。
 身構える間もなくすぐに脚を開かれ、佑の脚によって固定される。
 そして今まで同様、包皮を剥かれた陰核にシャワーを当てられた。

「み……っ、見ないで……っ、ぁ、あぁあ……っ、や! ――――っあぁあああっ」

 香澄は佑の顔を見ながらポロポロと涙を零し、情けない顔で絶頂する。

 両手で佑の腕を掴むが、香澄の力ごときでどうにかなるはずもない。

 ――全部見られてる。

 絶頂している顔を見られ、香澄は恥辱と開放感に浸って震え続けた。
しおりを挟む
感想 555

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『逃れられない淫らな三角関係』番外編 ヘルプラインを活用せよ!

臣桜
恋愛
『逃れられない淫らな三角関係』の番外編です。 やりとりのある特定の読者さまに向けた番外編(小冊子)です。 他にも色々あるのですが、差し障りのなさそうなものなので公開します。 (他の番外編は、リアルブランド名とかを出してしまっている配慮していないものなので、ここに載せるかは検討中)

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

冷淡だった義兄に溺愛されて結婚するまでのお話

水瀬 立乃
恋愛
陽和(ひより)が16歳の時、シングルマザーの母親が玉の輿結婚をした。 相手の男性には陽和よりも6歳年上の兄・慶一(けいいち)と、3歳年下の妹・礼奈(れいな)がいた。 義理の兄妹との関係は良好だったが、事故で母親が他界すると2人に冷たく当たられるようになってしまう。 陽和は秘かに恋心を抱いていた慶一と関係を持つことになるが、彼は陽和に愛情がない様子で、彼女は叶わない初恋だと諦めていた。 しかしある日を境に素っ気なかった慶一の態度に変化が現れ始める。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

処理中です...