1,034 / 1,549
第十六部・クリスマス 編
いきなりきた腰痛 ☆
しおりを挟む
「んーっ、……ん、……ぅう……っ」
香澄は手で自分の口を押さえ、必死に声を殺す。
けれど佑の指がクロッチの隙間から直接秘所に触れてきた時、大きく息を吸い込んで悲鳴を漏らしかけた。
両足を浮かせ、体をギュッと丸めて全身を緊張させる。
腰を浮かせたのがいけなかったのか、一瞬の隙をつかれて佑の指が蜜壷に潜り込んできた。
「っ!!」
香澄は手で口を押さえたまま、体を揺らす。
揺らしてしまってから、この振動が前の席にいる小金井と呉代に伝わったのでは、と赤面した。
それだけではない。ドアを開ければ都会のど真ん中もいい所だ。
(どうしよう……っ、はずかし……っ、怖い……っ)
仕切りがあるとはいえ、すぐ近くに小金井と呉代がいる。
香澄は懸命に声を殺し、呼吸すら止めて佑に「やめて」と視線を送った。
だが佑は香澄を見つめたまま、彼女の手をねっとりと舐めて蜜壷に潜り込ませた指を蠢かせる。
陰核の裏側辺りをトントンとノックされ、香澄はビクッと腰を跳ねさせた。
(やめて……)
香澄は首を左右に振り、必死に佑に訴えかける。
彼の指を押し返そうと下腹部にも力を入れ、ギュッと唇を引き結んで佑の手首を握った。
けれど佑は香澄が抵抗するほど、悪辣に笑って指を動かす。
ジュプジュプと言い訳のできない音が車内に響き、香澄の荒くなった呼吸で空気すら淫猥なものになっている気がした。
油断していたところをクリュンッと陰核を弾かれ、香澄はまたギュッと体を強張らせた。
(もうやめて……っ、お願い。達っちゃう……っ!)
クプクプと泡立った音を立てて佑の指が蜜口を出入りし、赤い下着はもうぐっしょりと濡れてしまっていた。
「んーっ、んぅ、ん、んぅぅーっ」
香澄は仔犬のように鼻を鳴らし、靴を脱いだ足で佑のお腹を押す。
だが佑はそんな反応すら嬉しいと言わんばかりの顔で、片手を彼女の口に押し込んできた。
「んっ!?」
香澄はとっさに彼の手に歯を立ててしまう。
その瞬間、蜜壷に潜った指が、柔らかくなった子宮口近くをグイグイと押してきた。
「――――っ!!」
開発されたポルチオを刺激され、あまりの快楽に目の前がチカチカする。
気持ちよさで涙が溢れ、目の前が霞んだ。
佑の親指は絶妙な加減で敏感な陰核を転がし、蜜を纏ってまたヌルヌルと擦ってきた。
「んぅっ、ん! んぅう! ――――っんっ、ンーッ!!」
香澄はボロボロと涙を零して体を丸め、激しく全身を震わせて達してしまった。
普段なら、佑の手に噛みつくなどできない。
だが今は他に手段がなく、かなりきつく噛みついてしまった。
「ん……ふ」
香澄はフーッフーッと呼吸を繰り返し、脱力してズルズルとのびてしまった。
力の抜けた香澄の口から、佑が手を抜く。
口紅と唾液、歯形のついた手を佑は丁寧に舐め、香澄のスカートを直した。
そして機嫌良さそうに座り直し、シートにもたれかかって脚を組む。
指で達かされた香澄はぐったりしていたが、その後数分で車のドアを開けられてしまう事になる。
小金井がドアを開けてくれたが、彼の目を見て車を降りられない。
両脚をドアの方に向けて一歩踏み出そうとしたが、腰がガクガクして立てる気がしない。
すると、反対側のドアから下りた佑が手を貸してくれた。
「……あ、……ありがとう……」
「どういたしまして」
すぐに後ろから双子とマティアスが降車した物音が聞こえ、香澄はいたたまれなくなって佑を睨む。
「……つ、次やったら絶交だからね」
「何の事かな?」
けれどサラリとかわされ、悔しくて歯噛みする。
「あれ? カスミどーしたの?」
アロイスが佑の腕に縋り付いて歩いている香澄に気づき、声をかけてきた。
「あ、あの……。きゅ、急に腰痛がきちゃって!」
我ながら苦しい言い訳だ。
案の定双子は香澄を見てから佑に視線を向け、「うわぁ……」という顔をする。
香澄は手で自分の口を押さえ、必死に声を殺す。
けれど佑の指がクロッチの隙間から直接秘所に触れてきた時、大きく息を吸い込んで悲鳴を漏らしかけた。
両足を浮かせ、体をギュッと丸めて全身を緊張させる。
腰を浮かせたのがいけなかったのか、一瞬の隙をつかれて佑の指が蜜壷に潜り込んできた。
「っ!!」
香澄は手で口を押さえたまま、体を揺らす。
揺らしてしまってから、この振動が前の席にいる小金井と呉代に伝わったのでは、と赤面した。
それだけではない。ドアを開ければ都会のど真ん中もいい所だ。
(どうしよう……っ、はずかし……っ、怖い……っ)
仕切りがあるとはいえ、すぐ近くに小金井と呉代がいる。
香澄は懸命に声を殺し、呼吸すら止めて佑に「やめて」と視線を送った。
だが佑は香澄を見つめたまま、彼女の手をねっとりと舐めて蜜壷に潜り込ませた指を蠢かせる。
陰核の裏側辺りをトントンとノックされ、香澄はビクッと腰を跳ねさせた。
(やめて……)
香澄は首を左右に振り、必死に佑に訴えかける。
彼の指を押し返そうと下腹部にも力を入れ、ギュッと唇を引き結んで佑の手首を握った。
けれど佑は香澄が抵抗するほど、悪辣に笑って指を動かす。
ジュプジュプと言い訳のできない音が車内に響き、香澄の荒くなった呼吸で空気すら淫猥なものになっている気がした。
油断していたところをクリュンッと陰核を弾かれ、香澄はまたギュッと体を強張らせた。
(もうやめて……っ、お願い。達っちゃう……っ!)
クプクプと泡立った音を立てて佑の指が蜜口を出入りし、赤い下着はもうぐっしょりと濡れてしまっていた。
「んーっ、んぅ、ん、んぅぅーっ」
香澄は仔犬のように鼻を鳴らし、靴を脱いだ足で佑のお腹を押す。
だが佑はそんな反応すら嬉しいと言わんばかりの顔で、片手を彼女の口に押し込んできた。
「んっ!?」
香澄はとっさに彼の手に歯を立ててしまう。
その瞬間、蜜壷に潜った指が、柔らかくなった子宮口近くをグイグイと押してきた。
「――――っ!!」
開発されたポルチオを刺激され、あまりの快楽に目の前がチカチカする。
気持ちよさで涙が溢れ、目の前が霞んだ。
佑の親指は絶妙な加減で敏感な陰核を転がし、蜜を纏ってまたヌルヌルと擦ってきた。
「んぅっ、ん! んぅう! ――――っんっ、ンーッ!!」
香澄はボロボロと涙を零して体を丸め、激しく全身を震わせて達してしまった。
普段なら、佑の手に噛みつくなどできない。
だが今は他に手段がなく、かなりきつく噛みついてしまった。
「ん……ふ」
香澄はフーッフーッと呼吸を繰り返し、脱力してズルズルとのびてしまった。
力の抜けた香澄の口から、佑が手を抜く。
口紅と唾液、歯形のついた手を佑は丁寧に舐め、香澄のスカートを直した。
そして機嫌良さそうに座り直し、シートにもたれかかって脚を組む。
指で達かされた香澄はぐったりしていたが、その後数分で車のドアを開けられてしまう事になる。
小金井がドアを開けてくれたが、彼の目を見て車を降りられない。
両脚をドアの方に向けて一歩踏み出そうとしたが、腰がガクガクして立てる気がしない。
すると、反対側のドアから下りた佑が手を貸してくれた。
「……あ、……ありがとう……」
「どういたしまして」
すぐに後ろから双子とマティアスが降車した物音が聞こえ、香澄はいたたまれなくなって佑を睨む。
「……つ、次やったら絶交だからね」
「何の事かな?」
けれどサラリとかわされ、悔しくて歯噛みする。
「あれ? カスミどーしたの?」
アロイスが佑の腕に縋り付いて歩いている香澄に気づき、声をかけてきた。
「あ、あの……。きゅ、急に腰痛がきちゃって!」
我ながら苦しい言い訳だ。
案の定双子は香澄を見てから佑に視線を向け、「うわぁ……」という顔をする。
13
お気に入りに追加
2,546
あなたにおすすめの小説
『逃れられない淫らな三角関係』番外編 ヘルプラインを活用せよ!
臣桜
恋愛
『逃れられない淫らな三角関係』の番外編です。
やりとりのある特定の読者さまに向けた番外編(小冊子)です。
他にも色々あるのですが、差し障りのなさそうなものなので公開します。
(他の番外編は、リアルブランド名とかを出してしまっている配慮していないものなので、ここに載せるかは検討中)
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる