【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

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第十五部・針山夫婦 編

もっと啼いていいよ ☆

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「……キス……して」

 その言葉を聞いて佑はヘーゼルの目を細めて微笑んだ。

 頭を撫でられたあと、彼の唇が与えられる。
 けれど柔らかな唇は、ちゅっとついばんだあとにすぐ離れてしまう。

(……それだけ?)

 そう思った香澄の感情が、顔に出てしまっている。

 佑は目だけで、「それも言葉にしてごらん」と言っていた。

「…………も、もっと……やらしい、キス……して。……体も……触って、……いいから」

 小さな声でねだった香澄の額に、佑は「よくできました」とキスを落とした。
 そして親指で香澄の唇をなぞったあと、顔を傾けて本格的な口づけを始める。

「ん……っ、ン、む……っ」

 柔らかな唇と滑らかな舌に翻弄され、香澄の頭の中はすぐに佑で一杯になった。

 閉じていた彼女の脚を、佑は左右に優しく開く。
 そのままスベスベと内腿の感触を掌で楽しみ、濡れている秘唇を撫でた。

「ん、…………んっ」

 今度は焦らさずに彼の指が入り、彼女がどれだけ濡らしているか確認してくる。
 さらにねっとりと口内を舐められ、舌でかき回される。

 それだけでもおかしくなりそうなのに、下肢にも快楽を与えられ、香澄はムズムズと腰を揺らす。

 だがその彼女諫めるように、佑は膣壁をトントンと打ってきた。

「んっ、んむっ、――――んっ」

 ジィンと痺れるような心地よさが全身に広がり、トプリと蜜を零す。

 蜜を纏った佑の指はさらに滑りを良くし、チュクチュクと音を立てて陰核の裏側を擦り始めた。
 指の腹で膣壁を執拗に擦られ、すぐに淫悦の炎が香澄の身を包んでくる。

「ぁ……っ、あ、んーっ、ん、……ぷ、ぁ、…………あーっ」

 キスの息継ぎの時に香澄は悩ましい声を上げ、潤んだ目で佑を見る。

「指、もう一本入れるよ。きちんと解さないとな」

「んっ! あぁああぁ……っ」

 佑は優しく、けれどとても愉しげに言ったあと、もう一本指を蜜壷に潜らせた。
 指二本がジュプジュプと蜜孔に出入りし、香澄を蹂躙してくる。

 彼が毎回しつこく前戯を長引かせるのは、楽しんでいるだけではなく、香澄の体を労ってもいる。
 佑の指を二本、三本咥えられたとしても、彼の屹立はそれに及ばない太さがある。

 だからゆっくりたっぷり感じさせ、蜜壷を柔らかくほぐして潤さなければならなかった。

 けれど香澄は、前戯だけでも気持ちよすぎてつらい。

 蜜壷を掻き回す音が次第に大きくなり、香澄の快楽も高まっていく。
 無意識に彼女は下腹に力を入れ、佑の指を押し返そうとした。

「……ん……」

 佑は香澄の首筋、鎖骨にキスをしてから、胸の膨らみを舐めてキスマークをつけてきた。

「ぃ、……あっ」

 皮膚を噛まれてチリッとした痛みが走り、香澄は体をくねらせる。
 そのあと敏感になった乳首を、ねろりねろりと何度もねぶられた。

「ふ……っ、ぁ、ああぁ……っ」

 佑はもう片方の手で乳房を揉み、すべすべとした肌を掌で撫でてから乳首を転がす。

「んーっ、ん、んぅぅーっ、だ……っ、め、――――ぃ、く……から、…………っめ、ぇっ」

「何回でも達っていいよ」

 胸から顔を離した佑が、香澄の耳元で低く囁いてきた。

「~~~~っ!」

 それだけで香澄はゾクゾクと感じ、思いきり息を吸い込むと蜜壷できつく佑の指を吸い上げた。
 絶頂している最中も佑の指は膣内で蠢き、香澄が感じる場所を刺激し続ける。

「ぁっ、――――あっ、…………あぁああん……っ」

 息を止めて嬌声を堪えていた香澄は、耐えきれず泣き声にも似た悲鳴を漏らした。

「もっと啼いていいよ。香澄の可愛い声を聞かせて」

 佑の声に応じるように、膣奥からどぷどぷと濃い蜜が溢れてくる。

 潤沢に潤った蜜洞が、グッチュグッチュと掻き回される音がして恥ずかしい。
 さらに耳を舐められ、香澄は悶え抜く。

「あぁっ、やぁあっ! ……もっ、許し、――てっ」

 香澄は佑の手を挟んだまま脚を閉じ、むりやり横を向いた。
 抵抗され、佑が尋ねてくる。

「もう降参?」

 尋ねながらも、佑は香澄の太腿に手を挟まれたまま指を動かし、肉芽を刺激する。

 香澄は息を吸い、涙を纏った目で佑を見上げた。

「……駄目。……お願い、そこは駄目」

 佑の指は肉芽に触れたまま動かない。
 けれどヘーゼルの目は愉悦の籠もった感情を湛えてジッと見つめてくる。

 彼の意思一つでおかしくされてしまうのを察し、香澄は泣きそうになって見つめ返す。
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