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第十五部・針山夫婦 編
なんて顔をしてるんだ ☆
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(後ろ向きで……良かった……。こんな、顔……見せられない……)
わななく唇は閉じられず、涎を垂らしかけては舌で舐める。
香澄は顔を涙でグシャグシャにしたまま、腰を上下させ続けた。
動くたびに、グチュッグチュッと蜜壷が肉棒を咀嚼する音が聞こえる。
佑はさっき「音が聞きたい」と言った。
だからなのか、彼は手を伸ばしてパネルを操作し、ジェットバスの泡を止めた。
「んンっ……、ぅーっ、う、……ぁっ、……っあんっ、ぁ……っ」
香澄は腰を上下させては休憩し、絶頂しないように調整する。
タンッタンッと腰を何度か押しつけ、動きを止めてはバスタブの縁を握り締めて呼吸を整える。
そうやって少しずつ快楽を育てて、静かに絶頂できれば……と思っていた。
だが――。
「っ香澄……っ。ごめん、つらい」
苦しげな佑の声がし、「つらい」という言葉に香澄は思わず「えっ?」と振り向いた。
「い、痛かった? ご、ごめんなさいっ」
尋ねたが、佑は赤面して眉間に深い皺を寄せ、何かを堪える顔をしている。
「……いや、痛いとかじゃなくて。……ホント、生殺し」
「え? ……え?」
香澄は動くのに精一杯で、今まで彼が何を考えていたのか分からない。
呼吸を乱して目を丸くする彼女を見て、埒があかないと思ったのか、佑は彼女の腰を両手で掴んだ。
「動いていい? 香澄が頑張ってくれるのは嬉しいけど、物足りないんだ。強くされるのは嫌か?」
尋ねながらも、佑の指は香澄の腰に食い込んでいる。
今すぐ手に力を込めて、腰を叩きつけたい衝動と戦っている。
けれどいつもと比べたら、今日はとても我慢しているほうなのだろう。
「う……うん。……だい、……じょうぶ」
返事をした香澄の乳房を、佑がたぷ……と揉み始める。
「本当に大丈夫か? 自分のペースがいいなら、我慢する」
(あ……)
そう言わせてしまい、香澄は「違う」と思った。
確かに自分のペースでしたいと思ったが、それでは佑が満足できない。
香澄は「ぅん……っ」と体をねじらせ、彼を見つめる。
「……佑さんの、好きなようにしていいよ」
濡れた視線が絡み合う、その一瞬ですべてが通じた気がした。
佑が片手で香澄の乳房を揉み、もう片方の手は腹部を撫でてからあえかに生えたアンダーヘアに至る。
肉芽に触れられた瞬間、香澄はビクッと体を跳ねさせて本能的に脚を閉じかけた。
「頑張って脚開いてて」
「ん……」
けれどそう言われ、コリコリと肉芽を捏ねられるのを我慢して脚を開き続けた。
「あン……っ、ん! ん~~っ……」
佑は結合部から蜜をすくい取り、それを塗り込めるように肉芽を捏ねてくる。
思わず下腹部に力を込めると、佑が深く息を吸ったのが聞こえた。
「……締まる……っ」
彼は唸ったあと、苦しそうに、けれど気持ちよさそうに息を吐く。
そして不規則に香澄を突き上げ、両手を動かし続ける。
「ぅんっ、ン! うぅーっ、……あっ、あぁあっ……んぁっ、……ぁ、くっ」
佑の太い一物を蜜壷で頬張ったままだというのに、弱点をコリュコリュと捏ね回されて堪らない。
何かにしがみつきたくて堪らなくなった香澄は、またバスタブの縁に縋り付いた。
「達きたいなら達っていいよ?」
「んっ! ……っ、う、……ぅ、っあぁあああぁ……っ、あんっ! んっ」
肉芽の包皮をツルンと剥かれ、数度ヌルヌルと撫でられただけで絶頂が訪れた。
香澄はギュウッと蜜洞で佑を喰い締め、ガクガクと全身を震わせる。
彼女はそのまま脱力し、前のめりになってバスタブの中に座り込んでしまった。
「香澄、まだいけるか?」
尋ねられて振り向くと、図らずも目の前に彼の漲った屹立が迫った。
大好きな人の最たる部分だと思うと、愛しくなってつい手がでてしまう。
「香澄?」
香澄は座り込んだまま、佑の屹立に手を添えて軽く握ると手を前後させる。
屹立は蜜で濡れているので滑りがいい。
知らずと香澄はゴクッと唾を嚥下し、物欲しそうに唇を開いていた。
その表情を見た佑が、苦笑いをして頭を撫でてくる。
「なんて顔をしてるんだ」
「んン……?」
濡れた唇を親指でなぞられ、香澄はトロンとした目で佑を見上げる。
「いま、何をしたい? 素直に言ってごらん」
さらに顎の下をくすぐられ、まるでペットのうさぎになった気分だ。
香澄はまた唾を嚥下すると、おずおずと尋ねた。
わななく唇は閉じられず、涎を垂らしかけては舌で舐める。
香澄は顔を涙でグシャグシャにしたまま、腰を上下させ続けた。
動くたびに、グチュッグチュッと蜜壷が肉棒を咀嚼する音が聞こえる。
佑はさっき「音が聞きたい」と言った。
だからなのか、彼は手を伸ばしてパネルを操作し、ジェットバスの泡を止めた。
「んンっ……、ぅーっ、う、……ぁっ、……っあんっ、ぁ……っ」
香澄は腰を上下させては休憩し、絶頂しないように調整する。
タンッタンッと腰を何度か押しつけ、動きを止めてはバスタブの縁を握り締めて呼吸を整える。
そうやって少しずつ快楽を育てて、静かに絶頂できれば……と思っていた。
だが――。
「っ香澄……っ。ごめん、つらい」
苦しげな佑の声がし、「つらい」という言葉に香澄は思わず「えっ?」と振り向いた。
「い、痛かった? ご、ごめんなさいっ」
尋ねたが、佑は赤面して眉間に深い皺を寄せ、何かを堪える顔をしている。
「……いや、痛いとかじゃなくて。……ホント、生殺し」
「え? ……え?」
香澄は動くのに精一杯で、今まで彼が何を考えていたのか分からない。
呼吸を乱して目を丸くする彼女を見て、埒があかないと思ったのか、佑は彼女の腰を両手で掴んだ。
「動いていい? 香澄が頑張ってくれるのは嬉しいけど、物足りないんだ。強くされるのは嫌か?」
尋ねながらも、佑の指は香澄の腰に食い込んでいる。
今すぐ手に力を込めて、腰を叩きつけたい衝動と戦っている。
けれどいつもと比べたら、今日はとても我慢しているほうなのだろう。
「う……うん。……だい、……じょうぶ」
返事をした香澄の乳房を、佑がたぷ……と揉み始める。
「本当に大丈夫か? 自分のペースがいいなら、我慢する」
(あ……)
そう言わせてしまい、香澄は「違う」と思った。
確かに自分のペースでしたいと思ったが、それでは佑が満足できない。
香澄は「ぅん……っ」と体をねじらせ、彼を見つめる。
「……佑さんの、好きなようにしていいよ」
濡れた視線が絡み合う、その一瞬ですべてが通じた気がした。
佑が片手で香澄の乳房を揉み、もう片方の手は腹部を撫でてからあえかに生えたアンダーヘアに至る。
肉芽に触れられた瞬間、香澄はビクッと体を跳ねさせて本能的に脚を閉じかけた。
「頑張って脚開いてて」
「ん……」
けれどそう言われ、コリコリと肉芽を捏ねられるのを我慢して脚を開き続けた。
「あン……っ、ん! ん~~っ……」
佑は結合部から蜜をすくい取り、それを塗り込めるように肉芽を捏ねてくる。
思わず下腹部に力を込めると、佑が深く息を吸ったのが聞こえた。
「……締まる……っ」
彼は唸ったあと、苦しそうに、けれど気持ちよさそうに息を吐く。
そして不規則に香澄を突き上げ、両手を動かし続ける。
「ぅんっ、ン! うぅーっ、……あっ、あぁあっ……んぁっ、……ぁ、くっ」
佑の太い一物を蜜壷で頬張ったままだというのに、弱点をコリュコリュと捏ね回されて堪らない。
何かにしがみつきたくて堪らなくなった香澄は、またバスタブの縁に縋り付いた。
「達きたいなら達っていいよ?」
「んっ! ……っ、う、……ぅ、っあぁあああぁ……っ、あんっ! んっ」
肉芽の包皮をツルンと剥かれ、数度ヌルヌルと撫でられただけで絶頂が訪れた。
香澄はギュウッと蜜洞で佑を喰い締め、ガクガクと全身を震わせる。
彼女はそのまま脱力し、前のめりになってバスタブの中に座り込んでしまった。
「香澄、まだいけるか?」
尋ねられて振り向くと、図らずも目の前に彼の漲った屹立が迫った。
大好きな人の最たる部分だと思うと、愛しくなってつい手がでてしまう。
「香澄?」
香澄は座り込んだまま、佑の屹立に手を添えて軽く握ると手を前後させる。
屹立は蜜で濡れているので滑りがいい。
知らずと香澄はゴクッと唾を嚥下し、物欲しそうに唇を開いていた。
その表情を見た佑が、苦笑いをして頭を撫でてくる。
「なんて顔をしてるんだ」
「んン……?」
濡れた唇を親指でなぞられ、香澄はトロンとした目で佑を見上げる。
「いま、何をしたい? 素直に言ってごらん」
さらに顎の下をくすぐられ、まるでペットのうさぎになった気分だ。
香澄はまた唾を嚥下すると、おずおずと尋ねた。
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