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第十五部・針山夫婦 編

俺のこと好きなくせに ☆

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「風呂場だから駄目という理由が理解できないんだが」

 佑は意地悪く尋ね、香澄の首筋を舐めながらゆっくりと腰を前後させる。
 硬くなった亀頭が濡れた秘唇を滑り、ときおりグッと押し上げてくるので、危うく蜜口に入りそうになる。

「あ……っ、ぁ、――だ、め……っ。入っちゃ、う」

「どうして入ったら駄目なんだ?」

 佑は背後から香澄の乳房を包み、ポンポンと柔肉を弾ませる。
 そのあとねっとりと揉みしだき、親指と人差し指で先端をキュッと摘まんではコリコリと揺さぶった。

「んっ……ん、ぁ……」

 気が付けば香澄の脚は大きく開かれ、その間に佑の膝が入って身動きできなくなっている。
 香澄は両手をついて佑に囚われたまま、硬く勃起した肉棒で気がおかしくなるほど秘唇を擦られた。

「んぅっ、ぁ、あう、ぅ、うーっ、う、ぁあっ、ぁ、ああっ」

 先ほどは指で触られていただけなのに、今は激しく擦られ、グチュグチュとすさまじい音がしている。
 佑の手の中で香澄の乳房がプルプルと震え、そのいやらしい形を彼に感じられるのも恥ずかしい。

 ――熱い。

 佑が腰を打ち付けるたびにお湯がザブッザブッと波立ち、それに混じって秘唇が擦られる生々しい音も聞こえる。
 雁首の段差で突起をいたぶられ、香澄は何度も甘達きを繰り返していた。

「俺のこと好きなくせに、まだこうされると『いや』って言うんだな?」

 耳元でねっちりと香澄を責める声がする。
 温かい舌は耳たぶを舐め、ツゥッと耳の輪郭に沿って移動する。

「あぁっ、ぁう、ぁ、……うーっ、ぅ、あぁっ」

 逃げ腰になった香澄は、ガクガクと膝を笑わせて今にも陥落しそうだ。

 それなのに蜜口だけは別の意思を持ったようにヒクついて、佑の雄芯に吸い付きたがっていた。

「一度、達かせてあげようか」

 わざとらしいほど優しい声がしたあと、彼が香澄の肉芽に触れ、クリュッと包皮を剥いてきた。

「だっ、だめっ、まって、待って! ア! っっあぁあ……っ」

 包皮を剥かれた状態で、佑が亀頭を擦りつけてきた。
 エラが張った部分で何度も小さな粒をいたぶられ、香澄は段差にすがりついたまま絶頂する。

 目の前で白い閃光が弾け、自分が叫んでいるのも耳に入らない。
 膝から力が抜けるが、間には佑の膝が入っている。

 崩れ落ちる事すらできず、香澄は段差に上半身を伏せて荒い呼吸を繰り返した。

「……エロ……」

 お尻を突き出してハァハァと呼吸を繰り返している後ろ姿を見て、佑が呟く。
 かと思うと、ドロドロに溶けた蜜壷に容赦なく指が入ってきた。

「ん…………、ぁ……、ま、っ……て、ぇ……」

 香澄は制止の言葉すら満足に言えず、舌足らずに言って緩慢にお尻を振る。

「そのままでいいよ。勝手に指動かすから」

 そう言って、佑はクチュックチュッと音を立てて指を動かし、膣肉を擦ってくる。

「んっ、あぁっ……あ……、ぁ、待って…………」

「さっきから『待って』って言ってるけど、香澄が落ち着くまで待ってたら萎えちゃうから付き合って」

「やぁ、だって……っ」

 まだ口答えをする香澄のお尻に、佑がちゅっとキスをする。
 それからまるい臀部をれろぉ……と舐め、香澄がゾクゾクと腰を震わせたタイミングでわざとチュバッと音を立ててまたキスをした。

「おしり……やだぁ……」

 何度愛されても、口淫に慣れていない。

「可愛いじゃないか。白くてすべすべしてて、かぶりつきたい」

「も……っ、もぉ……っ、ん、……ン」

 文句を言いたいのだが、お腹側の壁を擦られると声も体も力が抜けてしまう。
 濡れたバスタブに香澄の指が擦れ、キュウ……と音を立てる。

「……本当に囓ってみようかな」

 佑は陶酔しきった声で言い、また香澄のお尻を舐めたあと、大きく口を開いて甘噛みしてきた。

「んぁあ……っ」

 軽い痛みがチリッとお尻から腰に走り、下半身の力が抜けてしまいそうになる。
 佑は歯を押し当てたまま、レロレロと舌で彼女のお尻を舐めた。

 温かくいやらしい舌の動き、そして秘部近くに吐かれる熱い息に、お腹の奥が淫猥に疼く。
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