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第十四部・東京日常 編

達きたての所に入れたいじゃないか ☆

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 やめてと言っているのに、佑は香澄が達してもなお攻め続けるのが好きだった。

「ぁああぁ……っ、ん! ぁう……っ、んーっ、ん、ぁ、あぁ、んんぁああぁ……っ」

 香澄は髪を乱していやいやと頭を振り立て、涙を流して達き続ける。

 一度目の波が落ち着こうとしているのに、立て続けに攻められ、間もなく二度目の波が訪れようとしていた。

 佑はただただ執拗に優しく淫芽を舐め、香澄は終わらない悦楽に涙を流している。
 柔らかくなった蜜洞を暴く指も二本に増え、トントンと内側から小さく振動をかけるように、膣壁を刺激してくる。

「ふ……っ、う、ん……っ、あぁああ……っ、も、ゆる、――し、て……っ」

 足の裏をシーツに押しつけ、ぐぅっと腰を浮かせて逃げようとしても佑は許してくれない。
 おまけに佑は香澄の望みをあざ笑うかのように、チュッチュッと音をたてて肉真珠を吸った。

「ひぅっ、う……っ、ん、あぁあああぁ……っ!!」

 二度目の絶頂が訪れ、香澄は憐れっぽい泣き声を上げて佑の指を食い締める。
 太腿で彼の顔を挟み、ぶるぶるっと全身を震わせたあと、頭の中を真っ白にさせて弛緩した。

 ようやく香澄を攻めるのをやめた佑は、手にねっとりとついた白っぽい愛蜜を確認し、陶酔した笑みを浮かべる。

 香澄の秘部は感じ切ってぷっくりと充血し、自身の蜜でテラテラと光っていた。

 彼女がぐったりとしている間、佑はベッドサイドの引き出しから避妊具の箱を出し、パッケージを一つ開ける。

 慣れた様子で屹立に装着して、「久しぶりだな」と呟いた。

 香澄は泣き濡れた顔をぼんやりと天井に向け、いまだピクピクと痙攣するお腹の感覚を味わっていた。

 汗だくになり脱力したなかで「疲れた……」と思っていたが、硬く熱い切っ先がピタリと蜜口に当たり、意識が現実に戻る。

「まっ……て」

 弱々しく頼んだ声は、喘ぎすぎてかすれている。
 けれど佑はにっこり微笑み、掌で香澄の下腹を撫でてきた。

「達きたての所に入れたいじゃないか」

「そんな……」

 絶望した顔でフルフルと首を横に振るが、佑は聞き入れてくれなかった。

「入れるよ」

 太腿を割り開かれたかと思うと、竿を手で支えた佑が、グッ……と腰を進めてくる。

「ん……っ、あ……」

 一番太い部分を何とか呑み込み、ぬぷぅ……と太竿が侵入してくる。

「んん……、くるし……」

 佑の男性器は大きいので、体内に入ると異物感がすごい。
 思わずいきんで押し返そうとすると、両乳首をキュッと摘ままれた。

「あ! んっ……ん……、やぁ……」

「あまり締めるなよ」

 トントンとお腹を五指の先でノックされ、その振動だけで膣肉がうねってしまう。
 ゴクッと口腔の唾を飲み込んだ香澄を見て、佑が艶冶に笑った。

「とろけた顔をしてる。入れただけで気持ちいいんだな」

 何か言い返そうとしたのだが、腰を掴んだ彼がズンッと最奥まで突き上げてきたので、一気に頭の中が真っ白になり、目の前で火花が散る。

「あぅっ!! っあ……、ぁ……」

 いやらしく調教された体は、奥まで挿入されただけで、媚肉をひくつかせ彼のモノをしゃぶり尽くす。

「っく……、ぁ。……やらし……。ピクピクして、奥まで吸おうとして……」

 佑は眉間に皺を寄せ、快楽を堪えながらも、嬉しくて仕方がないという顔をしている。

「香澄、キスしよう。舌出して」

「ん……ぁ……」

 言われた通りとろけた顔で舌を出すと、覆い被さってきた佑が舌を絡ませてきた。

「んン……、ん、……ぅん……」

 ねろり、ねろりと舌を絡ませ合うキスはとても淫靡だ。

 佑の滑らかな舌の感触を味わうだけで、体の深部にもっとみだらな熱が宿る。
 その熱を持て余した香澄は、佑の腰に自分の腰を押しつけ、さらなる刺激を求めた。

 すると佑は最奥まで突き入れた亀頭で、ぐりぐりと香澄の最奥をいじめてくる。

「んぅっ、ン、んーっ……」

 蜜壷で佑の肉棒を含んだまま、香澄は太腿で彼の腰を挟みプルプルと体を震わせた。

 キスをされたまま懸命に鼻で息を吸うと、佑の香りを吸い込む事になり、そのいい匂いに酩酊する。
 思う存分吸い込んでメスの本能を刺激され、あまりに感じた香澄は口端から涎を垂らしていた。

 互いの口内を舐めて掻き回すキスが終わると、香澄は顔を真っ赤にして呆ける。
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