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第十四部・東京日常 編

本格的にイチャイチャしようか ☆

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「わ……っ、と」

「さて、じゃれ合うのはこれぐらいにして、本格的にイチャイチャしようか」

 真剣味の増した表情で微笑まれ、体の奥にジン……と熱が灯る。

「ん……、うん」

 口内に溜まった唾を嚥下した香澄は、照れくさくなって視線を逸らす。

 ふざける事も、本気のイチャイチャも、佑とくっつけるなら何でも好きだ。

 けれどいざ「これから本気で愛するよ」と言われると、恥ずかしくなってしまう。

 佑は香澄の反応を見て笑みを深めたあと、口を開いてもう一度乳房に舌を這わせた。

「ぅ……、ん、あ……」

 乳首ではない場所をれろぉ……と舐められ、胸の奥にも下腹部にも疼きが溜まっていく。

「脚、開いて」

「ん……っ」

 香澄は荒くなる呼吸を手の甲で押さえ、おずおずと脚を開く。

「ここ、こうされるの好きだろ?」

 そう言って佑は香澄のもう片方の乳首を指で弾いてから、軽くカリカリと引っ掻いてきた。

「んぅ、んっ、ううーっ、ン、……ん、好き……っ」

 香澄はゴクッと唾を嚥下し、腰を揺らす。
 すると「こっちも忘れてないよ」と佑が微笑み、もう一度蜜壷に指を挿し入れてきた。

「あぁあ……っ、ん、んぅ……っ、く、――ぁ」

 くちゅ、ぷちゅ……と小さな水音を立て、佑の指が香澄のお腹の中を探る。
 佑は柔らかな膣壁を指の腹で押し、押したまま内襞をなぞる。

 香澄のお腹がヒクヒクッとわなないたところで、彼は親指で肉芽に触れてきた。

「あぁ、あ、……ん、あぁーっ……」

 佑の指が動くたび、香澄は腰を跳ねさせ悶える。

 プルプルと震える乳房を佑が舐め、もう片方の柔らかな乳房も円を描くようにねっとりと揉む。
 そのあと、とどめを刺すかのように、キュッと先端を摘まんできた。

 ジュプジュプと蜜の量が増えた音がし、佑の指が滑らかに動く。

 粘液質な音を立てて蜜洞をまさぐられるたび、香澄は腰を浮かせて体をくねらせる。
「逃げないと」という恐れを感じているのに、しっかり体を押さえられていて敵わない。

 いつの間にか香澄はしっとりと汗を掻き、呼吸を荒げていた。

「パンツ……邪魔……」

 クロッチを避けて指を入れていた佑が、焦れたように呟く。
 それから両手で、香澄のパンティをズルッと下ろしてしまった。

 彼も下着を脱ぎ去り、香澄の太腿に硬く勃ち上がった肉茎を押しつけた。

(硬く……なってる……)

 その感触に興奮して唇を舐めた時、佑が溜め息混じりに言った。

「今日はゴムつけようか。キスは控えていても、ナマでしてうつったら困るし」

「ん……」

 コンドームを付けていた時の感覚はどうだったか思いだしていると、佑がクシャリと香澄の髪を撫でてきた。

「残念そうな顔をされると、気持ちが揺らぐ」

「えっ? わ、私、残念そうな顔なんて……」

「してたよ。香澄は無意識でも、俺には分かる」

 チュッと音を立てて頬にキスをされ、香澄は両手で頬を押さえて真っ赤になる。

(そんな物欲しそうな顔、してたのかな……。恥ずかしい……)

「その代わり、たっぷり満足させてあげるから安心して」

 微笑んだ佑は香澄の腰の下に枕を挟む。
 それから彼女の下腹部にキスをし、申し訳程度に生えた和毛を口に含んできた。

「やっ、やだっ! アンダーヘア弄るのはやめて!」

 香澄は悲鳴を上げるが、佑は意味深な微笑みを浮かべ、何も返事をしない。

 そして舌を出し、香澄の肉芽をペロリと舐めたあと口に含んできた。
 指は蜜洞を暴き、香澄の弱点をぬちぬちと指先でいじめる。

「ん……っ、んぅ、あ……っあぁ」

 香澄はピクンッピクンッと腰を跳ねさせ、佑の頭を両手で押さえる。
 悩ましい手つきで彼の髪を掻き回し、仔犬のように鼻を鳴らして嬌声を堪えた。

 けれど佑はわざとジュウッと音をたてて肉芽を吸い、舌で舐め続ける。
 膨らんで大きくなった肉真珠をチュッチュッと吸っては、チロチロと舌先で弾く。

 最も敏感な場所を執拗に弄られ、蜜洞は弱い場所を優しく擦られ、どんどん淫悦が高まってゆく。

「んぅ……っ、うーっ、い……ぃ……く……っ、か、ら……っ、もぉ……っ」

 腰を揺すり立てて絶頂が近いと告げても、佑は腰を抱えたまま許してくれない。
 挙げ句の果てに、腹部や太腿を撫でていた手が乳房に向かったかと思うと、キュッと乳首を摘まんできた。

「っあぁあああぁ……っ!!」

 とうとう香澄は足の指でギュッとシーツに皺をつけ、思い切り達してしまう。

 香澄が達してもなお、佑はジュプジュプと指で蜜洞を擦り、仕上げと言わんばかりに肉真珠を舐め立てた。
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