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第十三部・イタリア 編
耳イキ ☆
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キスをしながら、佑は香澄の乳房を優しく揉んできた。
何度も唇をついばみ、上唇、下唇と軽く噛まれ、気持ちがフワフワとしてくる。
まだ柔らかい乳首をくにゅ、と摘ままれると、下腹部にじんわりとした快楽が訪れた。
「可愛いよ、香澄」
キスの合間に囁かれ、もっと頭がとろけてくる。
「ん……っ」
キスの場所が頬にずれ、そのあと耳たぶをしゃぶられた。
舌で耳の輪郭をグルリと辿られ、さらに下着が濡れる。
「や……っ、佑さ……っ、耳はやなのっ」
「気持ちいいからだろう?」
佑は香澄の反抗を残酷に突き放し、くく、と喉で笑って耳に舌をねじ込んできた。
「っんあああぁああぁ……っ!!」
ぐちゅ、ぐちゅと温かい舌に耳孔を犯され、いやらしい水音が直接頭蓋に響く錯覚を起こす。
敏感な場所を舐められ、香澄は思わず大きな声を上げて体をくねらせた。
「待って、ま、……っぁあっ、や、あぁああ……っ」
自分でもくすぐったいのか、感じているのか分からない。
佑の胸板を押し返して抵抗していると、体ごと抱きすくめられて身動きが叶わなくなる。
上半身を抱き込まれて耳を舐められ続け、いつの間に開いてしまった脚には、佑の腰が入っていた。
その体勢で佑は腰を動かし、スウェット越しに屹立を恥部に押しつけてくる。
「やだ、やだ……っ、まって、っぁ、あぁああ……っ」
これだけで香澄はビクビクと体を震わせ、発火しそうなほど体を熱くさせていた。
口端から涎が垂れているのにも気づかず、強すぎる刺激を懸命に堪える。
敏感に感じている間も、佑はピチャピチャと水音を立てて香澄の耳を舐めていた。
ときおり吐息が耳朶に掛かるのも堪らなく、耳舐めだけで絶頂してしまいそうで香澄は焦る。
先ほどの乳首達きならともかく、耳だけで達するなど変態だ。
必死に自分を制御しようとしているのに、佑は丹念に香澄の耳を愛し、耳たぶや外耳の輪郭までしゃぶってくる。
「んーっ、ん、ぅ、……っうぅ……っ、ンーッ!」
(駄目なのに!!)
香澄は両手で口元を覆い、とうとう耳だけで達してしまった。
性器には触れられていないのに、膣奥がヒクヒクして意識が飛びかける。
「耳で感じてやらしいな」
加えて耳元で低く囁かれ、それだけで香澄はキューッと蜜壷をわななかせた。
「うーっ、……うー、んぅーっ……」
絶頂したあとにしばらくうなっていると、佑が腕を緩めてポンポンと頭を撫でてきた。
「耳で達けて偉いな」
「も……ぉ」
ぐったりとした香澄は反抗できず、横たわったまま荒い呼吸を繰り返す。
彼女が動けないと分かっている佑は、香澄の乳房を左右から集めて顔をまふっと埋める。
そしてちゅっちゅっと両方の乳首にキスをした。
「ぁ……ん」
一度絶頂すると、体中が敏感になっている気がする。
ぷくんと勃ち上がった乳首を吸われ、舐められると、体の深部にどんどん熱が蓄積していく。
(――――ほしい……っ)
下腹部がジンジンしていて、最後までできないのが正直つらい。
堪らなくなった香澄は、涙目になりパンティの上から肉芽を弄り始めた。
「……ん? 我慢できなくなった?」
「ん、も……っ、た、佑さんのせいなんだから……っ。……できないのに、こんな……っ、バカぁっ」
自慰しかけたのを見られ、感情がグシャグシャになった香澄はすべてを彼のせいにする。
「ちょっとの我慢だろう? 数日で終わるんだから」
〝こう〟させた張本人は、にっこり笑っているが、香澄はそれが悪い笑顔だと分かっている。
いい子いい子と頭を撫でられて窘められると、自分がどうしようもない色魔のように思え、恥ずかしくて悔しくて堪らない。
本当なら、「大丈夫だもん」と何事もなかったかのように寝てしまいたい。
けれど体に灯ってしまった欲の火は、ジリジリと香澄を焼いて苛んできた。
「……あの、ちょっとだけ見ないふりして? 自分で弄って達きたい」
こそっと小声でお願いをしたあと、あまりに恥ずかしいので寝返りを打って背を向ける。
そんな香澄に、佑は背後から囁いてきた。
「出血してるなら、指を入れたら駄目だよ」
「そ、外だけ……」
体を気遣ってくれるのは嬉しいが、自慰の心配をされると恥ずかしくて穴を掘って埋まりたくなる。
何度も唇をついばみ、上唇、下唇と軽く噛まれ、気持ちがフワフワとしてくる。
まだ柔らかい乳首をくにゅ、と摘ままれると、下腹部にじんわりとした快楽が訪れた。
「可愛いよ、香澄」
キスの合間に囁かれ、もっと頭がとろけてくる。
「ん……っ」
キスの場所が頬にずれ、そのあと耳たぶをしゃぶられた。
舌で耳の輪郭をグルリと辿られ、さらに下着が濡れる。
「や……っ、佑さ……っ、耳はやなのっ」
「気持ちいいからだろう?」
佑は香澄の反抗を残酷に突き放し、くく、と喉で笑って耳に舌をねじ込んできた。
「っんあああぁああぁ……っ!!」
ぐちゅ、ぐちゅと温かい舌に耳孔を犯され、いやらしい水音が直接頭蓋に響く錯覚を起こす。
敏感な場所を舐められ、香澄は思わず大きな声を上げて体をくねらせた。
「待って、ま、……っぁあっ、や、あぁああ……っ」
自分でもくすぐったいのか、感じているのか分からない。
佑の胸板を押し返して抵抗していると、体ごと抱きすくめられて身動きが叶わなくなる。
上半身を抱き込まれて耳を舐められ続け、いつの間に開いてしまった脚には、佑の腰が入っていた。
その体勢で佑は腰を動かし、スウェット越しに屹立を恥部に押しつけてくる。
「やだ、やだ……っ、まって、っぁ、あぁああ……っ」
これだけで香澄はビクビクと体を震わせ、発火しそうなほど体を熱くさせていた。
口端から涎が垂れているのにも気づかず、強すぎる刺激を懸命に堪える。
敏感に感じている間も、佑はピチャピチャと水音を立てて香澄の耳を舐めていた。
ときおり吐息が耳朶に掛かるのも堪らなく、耳舐めだけで絶頂してしまいそうで香澄は焦る。
先ほどの乳首達きならともかく、耳だけで達するなど変態だ。
必死に自分を制御しようとしているのに、佑は丹念に香澄の耳を愛し、耳たぶや外耳の輪郭までしゃぶってくる。
「んーっ、ん、ぅ、……っうぅ……っ、ンーッ!」
(駄目なのに!!)
香澄は両手で口元を覆い、とうとう耳だけで達してしまった。
性器には触れられていないのに、膣奥がヒクヒクして意識が飛びかける。
「耳で感じてやらしいな」
加えて耳元で低く囁かれ、それだけで香澄はキューッと蜜壷をわななかせた。
「うーっ、……うー、んぅーっ……」
絶頂したあとにしばらくうなっていると、佑が腕を緩めてポンポンと頭を撫でてきた。
「耳で達けて偉いな」
「も……ぉ」
ぐったりとした香澄は反抗できず、横たわったまま荒い呼吸を繰り返す。
彼女が動けないと分かっている佑は、香澄の乳房を左右から集めて顔をまふっと埋める。
そしてちゅっちゅっと両方の乳首にキスをした。
「ぁ……ん」
一度絶頂すると、体中が敏感になっている気がする。
ぷくんと勃ち上がった乳首を吸われ、舐められると、体の深部にどんどん熱が蓄積していく。
(――――ほしい……っ)
下腹部がジンジンしていて、最後までできないのが正直つらい。
堪らなくなった香澄は、涙目になりパンティの上から肉芽を弄り始めた。
「……ん? 我慢できなくなった?」
「ん、も……っ、た、佑さんのせいなんだから……っ。……できないのに、こんな……っ、バカぁっ」
自慰しかけたのを見られ、感情がグシャグシャになった香澄はすべてを彼のせいにする。
「ちょっとの我慢だろう? 数日で終わるんだから」
〝こう〟させた張本人は、にっこり笑っているが、香澄はそれが悪い笑顔だと分かっている。
いい子いい子と頭を撫でられて窘められると、自分がどうしようもない色魔のように思え、恥ずかしくて悔しくて堪らない。
本当なら、「大丈夫だもん」と何事もなかったかのように寝てしまいたい。
けれど体に灯ってしまった欲の火は、ジリジリと香澄を焼いて苛んできた。
「……あの、ちょっとだけ見ないふりして? 自分で弄って達きたい」
こそっと小声でお願いをしたあと、あまりに恥ずかしいので寝返りを打って背を向ける。
そんな香澄に、佑は背後から囁いてきた。
「出血してるなら、指を入れたら駄目だよ」
「そ、外だけ……」
体を気遣ってくれるのは嬉しいが、自慰の心配をされると恥ずかしくて穴を掘って埋まりたくなる。
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