744 / 1,544
第十二部・パリ 編
ちょっとだけだよ ☆
しおりを挟む
「痛い事はしないよ。裂ける人は、ほぐさないで無理に入れているから裂ける。俺はそんなヘマはしない」
微笑んでいるが、佑はとても真剣な雰囲気だ。
その熱気に押され、香澄は悩ましい溜め息をつく。
「……どうしても?」
「実際に俺のを挿入はしない。今日はこれを入れるだけ」
ピコピコ、とうさぎの尻尾を目の前で振られ、香澄はどんなものか尻尾を彼から受け取る。
「わ……。ふわふわが凄い」
差し込む部分よりも、先に尻尾のファーが気持ちよくてそちらに気を取られた。
しばらく尻尾の感触を楽しんでから、入れる部分を見てみる。
(確かに佑さんのよりずっと細いけど……)
摘まんでみるとシリコン製らしく、ローションで濡らしたらツルッと入りそうな感じはする。
「……どう?」
香澄の様子を見て、佑が尋ねてきた。
「んー……。これ、初心者用?」
「そうだね。小さい部類だと思うよ。最初から太いのを入れようなんて思ってない」
香澄はまた尻尾を見て、次に佑の顔を見て、期待している彼に負けて溜め息をつく。
「……ちょっとだけだよ。痛かったらやめるからね」
「ありがとう」
にっこり笑った佑は、香澄を抱き締めてチュッと頬にキスをしてきた。
「じゃあ、先に入れて、俺が風呂に入っている間に慣らしておこうか」
「えっ? 今入れるの?」
「勿論。アナル用のローションもきちんと用意してあるから、安心して」
(安心するポイントが斜め上!)
目を見開いた香澄に、佑は両手を差しだす。
「はい、手を出して立って」
やる気満々の彼を、香澄はじとぉ……と上目遣いに見た。
「うー……。帰国したら、厚岸の牡蠣が食べたい。あと、回らないお寿司屋さんに行って、ウニとトロとイクラが食べたい」
「もちろん、取り寄せるし連れて行くよ」
香澄の抵抗など歯牙にも掛けず、佑はウィンクしてみせる。
それがまた、さまになるほど格好いいし似合っているので、悔しさが募った。
香澄は精一杯の抵抗で高級食材を口にしたが、佑からすれば食べ物で釣れなら安いものだ。
「もぉ……」
佑の手に自分の手を重ね、香澄はおずおずと立ち上がる。
ふるんと白い乳房が揺れ、佑に見られていると思うと嫌でも乳首が勃つ。
俯いて恥ずかしさを我慢していると、片手を取られてワルツでも踊るようにゆっくり体を回された。
「……ん……」
トト……トト、と香澄は体を回転させ、パールで飾られたお尻もあます事なく見られる。
セクシーランジェリーを身につけた香澄を見て満足した佑は、ベッドに座った。
「おいで」
そう言われ、香澄は不審な顔をしながら彼の膝の上に座る。
するとチュッとキスをされ、うつ伏せにされた。
体勢的に〝お尻ペンペン〟でもされそうな感じで、恥ずかしくて堪らない。
佑はしばし、パールをチャラリと慣らして香澄のお尻を撫でていた。
「ううう……」
香澄は羞恥のあまりうなる。
何せフロントはレースで一応布があるが、バックスタイルはパンティの輪郭だけあり、本来なら布地のある三角地帯にはパールがあるのみ。
お尻の谷間は剥き出しだし、秘部にも後孔にもすぐ触れられる。
やがて何かのキャップを外す音がして、彼の手がお尻に再度触れた。
ビクッと腰を反らした香澄に佑が囁いた。
「少し冷たいよ」
「きゃっ……」
告げられた途端、お尻に冷たい液体が垂らされる。
佑はそれを指に纏ってヌルヌルと香澄の秘部を撫でてきた。
「はぁ……っ、あ、……ん、や、……へん……っ」
ローションを使ったことがないとは言わないが、普通ではない感覚にゾクゾクする。
やがて佑の指が後孔に触れ、クルクルと撫でてきた。
「や……っ! あの……っ」
「大丈夫、指にゴムつけてるから、爪で傷つけたりしないよ」
「そ、じゃなくて……っ、あ、ぁ……っ」
蜜孔よりも恥ずかしい場所に触れられ、香澄は真っ赤になって呼吸を荒げている。
佑はもう片方の手で香澄の背中や頭を撫でていて、そうされる事で彼女は気持ちよさを得ていた。
微笑んでいるが、佑はとても真剣な雰囲気だ。
その熱気に押され、香澄は悩ましい溜め息をつく。
「……どうしても?」
「実際に俺のを挿入はしない。今日はこれを入れるだけ」
ピコピコ、とうさぎの尻尾を目の前で振られ、香澄はどんなものか尻尾を彼から受け取る。
「わ……。ふわふわが凄い」
差し込む部分よりも、先に尻尾のファーが気持ちよくてそちらに気を取られた。
しばらく尻尾の感触を楽しんでから、入れる部分を見てみる。
(確かに佑さんのよりずっと細いけど……)
摘まんでみるとシリコン製らしく、ローションで濡らしたらツルッと入りそうな感じはする。
「……どう?」
香澄の様子を見て、佑が尋ねてきた。
「んー……。これ、初心者用?」
「そうだね。小さい部類だと思うよ。最初から太いのを入れようなんて思ってない」
香澄はまた尻尾を見て、次に佑の顔を見て、期待している彼に負けて溜め息をつく。
「……ちょっとだけだよ。痛かったらやめるからね」
「ありがとう」
にっこり笑った佑は、香澄を抱き締めてチュッと頬にキスをしてきた。
「じゃあ、先に入れて、俺が風呂に入っている間に慣らしておこうか」
「えっ? 今入れるの?」
「勿論。アナル用のローションもきちんと用意してあるから、安心して」
(安心するポイントが斜め上!)
目を見開いた香澄に、佑は両手を差しだす。
「はい、手を出して立って」
やる気満々の彼を、香澄はじとぉ……と上目遣いに見た。
「うー……。帰国したら、厚岸の牡蠣が食べたい。あと、回らないお寿司屋さんに行って、ウニとトロとイクラが食べたい」
「もちろん、取り寄せるし連れて行くよ」
香澄の抵抗など歯牙にも掛けず、佑はウィンクしてみせる。
それがまた、さまになるほど格好いいし似合っているので、悔しさが募った。
香澄は精一杯の抵抗で高級食材を口にしたが、佑からすれば食べ物で釣れなら安いものだ。
「もぉ……」
佑の手に自分の手を重ね、香澄はおずおずと立ち上がる。
ふるんと白い乳房が揺れ、佑に見られていると思うと嫌でも乳首が勃つ。
俯いて恥ずかしさを我慢していると、片手を取られてワルツでも踊るようにゆっくり体を回された。
「……ん……」
トト……トト、と香澄は体を回転させ、パールで飾られたお尻もあます事なく見られる。
セクシーランジェリーを身につけた香澄を見て満足した佑は、ベッドに座った。
「おいで」
そう言われ、香澄は不審な顔をしながら彼の膝の上に座る。
するとチュッとキスをされ、うつ伏せにされた。
体勢的に〝お尻ペンペン〟でもされそうな感じで、恥ずかしくて堪らない。
佑はしばし、パールをチャラリと慣らして香澄のお尻を撫でていた。
「ううう……」
香澄は羞恥のあまりうなる。
何せフロントはレースで一応布があるが、バックスタイルはパンティの輪郭だけあり、本来なら布地のある三角地帯にはパールがあるのみ。
お尻の谷間は剥き出しだし、秘部にも後孔にもすぐ触れられる。
やがて何かのキャップを外す音がして、彼の手がお尻に再度触れた。
ビクッと腰を反らした香澄に佑が囁いた。
「少し冷たいよ」
「きゃっ……」
告げられた途端、お尻に冷たい液体が垂らされる。
佑はそれを指に纏ってヌルヌルと香澄の秘部を撫でてきた。
「はぁ……っ、あ、……ん、や、……へん……っ」
ローションを使ったことがないとは言わないが、普通ではない感覚にゾクゾクする。
やがて佑の指が後孔に触れ、クルクルと撫でてきた。
「や……っ! あの……っ」
「大丈夫、指にゴムつけてるから、爪で傷つけたりしないよ」
「そ、じゃなくて……っ、あ、ぁ……っ」
蜜孔よりも恥ずかしい場所に触れられ、香澄は真っ赤になって呼吸を荒げている。
佑はもう片方の手で香澄の背中や頭を撫でていて、そうされる事で彼女は気持ちよさを得ていた。
21
お気に入りに追加
2,511
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
なりゆきで、君の体を調教中
星野しずく
恋愛
教師を目指す真が、ひょんなことからメイド喫茶で働く現役女子高生の優菜の特異体質を治す羽目に。毎夜行われるマッサージに悶える優菜と、自分の理性と戦う真面目な真の葛藤の日々が続く。やがて二人の心境には、徐々に変化が訪れ…。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる