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第十二部・パリ 編

眠るふわとろ ☆

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 熱が籠もる場所だからか、甘い匂いが濃くなっている。

 舌で花弁を舐めているうちに、そこが潤ってきた。

 溢れてきた愛蜜を唾液に混ぜ、佑は彼女の肉芽を舐めたあとちゅうちゅうと吸う。

「は……っ、――――ン……」

 ピクンッと香澄の腰が跳ねる。

(寝ていても敏感なんだな)

 そう思うと、愛しさが募って堪らなくなった。

 舌を左右に動かし小さな真珠を舐め続けていると、蜜口からトロトロと愛蜜が零れてくる。

「……本当に、濡れやすくていやらしい体だ」

 香澄に触れると、胸の内でモヤモヤとしていたものがどうでも良くなる。

 まるで甘美な薬のようだ。

 くち……と指先で蜜口を揉むと、すでに潤んだそこは小さく口を開く。
 愉悦の籠もった笑みを浮かべて奥へ指を進めると、中指が温かでフワフワな膣肉に包まれた。

「……あったかい。ふわとろだ」

 佑は陶然として呟くと、香澄の下腹部に頭を置き肉芽をチロチロと舐める。
 大切な飴玉でも転がすように、佑は丁寧に香澄の真珠を舐め、時に弾く。

 蜜の甘酸っぱい香りが立ちこめ、佑の屹立はどんどん硬く大きくなっていった。

 チュ、ピチュと小さな音を立てて陰核を舐め、蜜口に挿し入れた指は柔らかな媚肉を探り、いつもの場所をぐぅと押しては細やかに擦る。

「んぁ……、あ、ん……」

 香澄は悩ましい声を上げ、脚で佑の頭をパフンと挟んだ。

(あ……やば。太腿柔らかくて気持ちいい。天国だ)

 むっちりとした太腿に顔を包まれ、佑は自身の内なる変態を解放して匂いを嗅ぎまくる。
 甘い体臭に乗って蜜の甘酸っぱい香りが混じり、佑を狂わせていく。

 ゴクッと唾液を嚥下した佑は、いっそう熱を込めて香澄の陰核を舐める。

「ん……、んン……」

 香澄は無意識に、佑の頭を両手で押して抵抗し始めた。
 それでもまだ目覚めていないようなので、佑は自由に彼女の体を暴く。

 蜜壷を愛撫している手には、もう手首まで愛蜜が滴っていた。

(最近の香澄、膣内がフワフワだよな。何回もセックスしてるから、開発されてこんなエッチな体になったんだろうか)

 彼女が陰で涙ぐましい努力をしていると知らず、佑は指で気持ちいい膣肉を堪能する。

 チュッチュッと何度も真珠をしゃぶっているうちに、ぷっくり膨らんだそこは赤く熟れてきた。

 やがて香澄は限界を迎えたようで、佑の指をキューッと締め付けて膣をうねらせる。

「んーっ」

 香澄はうなり声を上げ、佑の顔を脚で挟んだまま、腰を反らしたり引いたりして快感を表現する。
 しかし佑がしつこく蜜壷を擦り真珠を舐め続けると、体を大きく震わせたあと、クタ……と脱力してしまった。

(達った……)

 香澄を達かせたあとは、この上ない達成感を味わう。
 幸せな気持ちになった佑は、力の抜けた香澄の脚を抱える。

「あぁ……。美味しかった……」

 香澄が聞いていたら真っ赤になって「変態!」と言うだろうセリフを口にし、佑は口の周りや指を丁寧に舐める。

 脱力した香澄は肌を晒してハァハァと息を乱しているが、それでも頑固に眠っている。

(……こうなると、ある意味見事だよなぁ)

 逆に感心した佑はベッドの上に置いてあったスマホを手に取り、シャッター音を鳴らさず香澄を撮った。
 そして動画モードにすると、寝ている香澄を舐めるように撮影する。

「さて……」

 呟いてから香澄の脚を広げ、痛いほど張り詰めている自身の屹立に手を添える。

 ここまできたらもう挿入するしかない。

 ……なのだが、やはり香澄が起きて反応をくれる時が一番興奮する。

 しかしいけない事をしているというこの状況も捨てがたい。

「……せっかく寝てるなら、ハメ撮りしてみようかな」

 天下の御劔佑がそんな事を言い、自分のオカズ映像を制作するためにスマホを構える。

 そして動画を撮りながら、ゆっくり腰を進めていった。

 小さな蜜口にグプ……と亀頭が入り込み、香澄の体に呑まれていく光景はとても淫猥で、さらに一物の硬度が増す。

 おまけに香澄の膣内ときたら、指を入れた時も分かっていたがとろふわで、最高に気持ちがいい。

「……あぁ、くそ。……本当に気持ち良くてすぐ出そうだ」

 ゴク、と唾を嚥下した佑は、慎重に香澄の最奥を目指して腰を進める。

 スマホの画面でズームアップすると、どんなポルノ動画よりいやらしい光景が記録された。
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