701 / 1,544
第十一部・スペイン 編
寝かせたあとに ☆
しおりを挟む
「あっ、あっ、ぃ――――くっ、達くっ、達くっ、の……ぁ、あっ」
「鏡を見て達けたら、少し休憩にしよう」
「んっ」
休憩したいと思っても、香澄の腰はいやらしく動いて止まらない。
グッチュグッチュと激しい音がするたびに新しい愛蜜が溢れ、佑の下腹部や洗面台にまで滴り落ちる。
(鏡……見なきゃ……。終わっちゃいけないんだ……)
とうに焼き切れた思考のなか、香澄はノロノロと鏡を見る。
鏡には、はしたなく脚を広げた自分が映っていて、花弁に佑の肉棒を含み愛蜜を垂らしていた。
白い胸は佑の手でムニュムニュと揉まれ、肉真珠もいじめられている。
「あぁああぁ……っ、あぁ、あーっ、ぁあ……っ」
(やらしい……。嫌だ。いやらしい。恥ずかしい。気持ちいい)
香澄は憚らない嬌声を上げながら、心の中で支離滅裂な感情を交差させる。
「っあぁあああぁ――――っ!!」
とうとう香澄はプシャッと潮をしぶかせ、思い切り佑を締め付けて絶頂した。
「頑張ったな」
ポン、と頭が撫でられ、さらによしよしと何度も撫でられる。
「ん……。がん、……ばっ、……た……」
へた……と体を力を抜くと、佑がしっかりと抱き締めてくれた。
逞しい胸板に体を預けて呼吸を整えていると、「場所を変えようか」と言われる。
「ん……。…………え……?」
佑はぼんやりとした香澄を抱き、繋がったまま洗面台を下りる。
「ちょ……っ、待っ……て」
太腿をしっかり支えられているものの、香澄は彼に抱きついた格好だ。
佑は構わず歩き、ベッドルームを目指す。
「ゃ、あ、……あっ、ん、ぁ、うーっ」
一歩ごとに振動が加わり、いまだ漲ったままの佑の切っ先が、香澄の最奥をグリグリといじめる。
やっとベッドに辿り着いたかと思うと、ベッドの端に寝かされて片脚を担ぎ上げられ、すぐにガツガツと穿たれた。
「ぃあ、あぁあっ、やぁあっ、やすむって、――ぃ、いったぁっ、の、にぃっ」
両手でベッドカバーを引っ張り涙目で訴えるが、彼は悪びれもせずに言う。
「移動中はピストンしてなかったじゃないか」
「もぉぉおっ、やぁあああっ」
――こんなはずじゃなかった!
そう思うものの、もう遅い。
香澄の体は開発され、自分でも〝トレーニング〟をしているので、敏感に感じてしまってつらいほどだ。
香澄は泣きながら逃げようと試みた。
体をひねらせ、ほふく前進をするように両腕で体を引きずり、枕に手を伸ばす。
だが香澄は、抵抗された佑が嗜虐的に笑ったのに気付いていなかった。
「あんっ」
腰を掴まれてズルッと引き戻されると、うつ伏せにされ、後ろからガンガンと突かれる。
「んーっ、んあああぁあっ、あぁああーっ、ぁああぁ、あーっ!」
香澄はなりふり構わず喘ぎ、枕を掴んで涙を流す。
しかしその枕を佑に奪われ、腰の下に挟まれてしまう。
すると角度を得て最奥まで屹立が出入りするようになり、さらに官能の坩堝にたたき落とされた。
「ぁ……っ、きもち……、香澄の中、最高だ……っ」
佑は香澄の体の両側に手をつき、激しく腰を叩きつける。
「やぁああぁっ、きも――っち、ぃっからっぁ! も、……っ、あぁああぁっ!」
ビクンビクンと体を跳ねさせた香澄は、絶頂したまま戻ってこられない。
せっかく顔を洗ったばかりなのに、涙と涎でグシャグシャだ。
「っ――――出る……っ」
佑が低く唸り、体を重ねたかと思うときつく香澄の首筋に噛みついた。
「んンーっ!! っ…………ン、――――ぁ、……あっ」
噛みつかれて痛みを感じるが、今は何をされても気持ちよさしか得ない。
激しく痙攣した香澄は思いきり佑を締め付け、彼の腕の中で脱力していった。
膣内で佑の怒張がドクンドクンと脈打ち、最奥を濡らす。
香澄は佑のぬくもりや荒い呼吸を感じながら、目を閉じて意識を手放した。
佑は疲れ切ってぐっすり眠った香澄の体を清拭する。
お湯で湿らせたタオルで丁寧に拭いたあと、風邪をひかないように羽根布団を被せた。
自分は軽くシャワーで体を流し、下着を穿いてバスローブを羽織った姿でスマホを手に取る。
そのあとベッドルームから一番離れた部屋まで歩き、ドアを閉める。
一人掛けのソファにドサッと座り込んで溜め息をつき、どこかに電話を掛けた。
数回のコール音のあと、「Allo?」と相手が出る。
佑は頭の中をフランス語に切り替え、声量を抑え気味で話し始めた。
「鏡を見て達けたら、少し休憩にしよう」
「んっ」
休憩したいと思っても、香澄の腰はいやらしく動いて止まらない。
グッチュグッチュと激しい音がするたびに新しい愛蜜が溢れ、佑の下腹部や洗面台にまで滴り落ちる。
(鏡……見なきゃ……。終わっちゃいけないんだ……)
とうに焼き切れた思考のなか、香澄はノロノロと鏡を見る。
鏡には、はしたなく脚を広げた自分が映っていて、花弁に佑の肉棒を含み愛蜜を垂らしていた。
白い胸は佑の手でムニュムニュと揉まれ、肉真珠もいじめられている。
「あぁああぁ……っ、あぁ、あーっ、ぁあ……っ」
(やらしい……。嫌だ。いやらしい。恥ずかしい。気持ちいい)
香澄は憚らない嬌声を上げながら、心の中で支離滅裂な感情を交差させる。
「っあぁあああぁ――――っ!!」
とうとう香澄はプシャッと潮をしぶかせ、思い切り佑を締め付けて絶頂した。
「頑張ったな」
ポン、と頭が撫でられ、さらによしよしと何度も撫でられる。
「ん……。がん、……ばっ、……た……」
へた……と体を力を抜くと、佑がしっかりと抱き締めてくれた。
逞しい胸板に体を預けて呼吸を整えていると、「場所を変えようか」と言われる。
「ん……。…………え……?」
佑はぼんやりとした香澄を抱き、繋がったまま洗面台を下りる。
「ちょ……っ、待っ……て」
太腿をしっかり支えられているものの、香澄は彼に抱きついた格好だ。
佑は構わず歩き、ベッドルームを目指す。
「ゃ、あ、……あっ、ん、ぁ、うーっ」
一歩ごとに振動が加わり、いまだ漲ったままの佑の切っ先が、香澄の最奥をグリグリといじめる。
やっとベッドに辿り着いたかと思うと、ベッドの端に寝かされて片脚を担ぎ上げられ、すぐにガツガツと穿たれた。
「ぃあ、あぁあっ、やぁあっ、やすむって、――ぃ、いったぁっ、の、にぃっ」
両手でベッドカバーを引っ張り涙目で訴えるが、彼は悪びれもせずに言う。
「移動中はピストンしてなかったじゃないか」
「もぉぉおっ、やぁあああっ」
――こんなはずじゃなかった!
そう思うものの、もう遅い。
香澄の体は開発され、自分でも〝トレーニング〟をしているので、敏感に感じてしまってつらいほどだ。
香澄は泣きながら逃げようと試みた。
体をひねらせ、ほふく前進をするように両腕で体を引きずり、枕に手を伸ばす。
だが香澄は、抵抗された佑が嗜虐的に笑ったのに気付いていなかった。
「あんっ」
腰を掴まれてズルッと引き戻されると、うつ伏せにされ、後ろからガンガンと突かれる。
「んーっ、んあああぁあっ、あぁああーっ、ぁああぁ、あーっ!」
香澄はなりふり構わず喘ぎ、枕を掴んで涙を流す。
しかしその枕を佑に奪われ、腰の下に挟まれてしまう。
すると角度を得て最奥まで屹立が出入りするようになり、さらに官能の坩堝にたたき落とされた。
「ぁ……っ、きもち……、香澄の中、最高だ……っ」
佑は香澄の体の両側に手をつき、激しく腰を叩きつける。
「やぁああぁっ、きも――っち、ぃっからっぁ! も、……っ、あぁああぁっ!」
ビクンビクンと体を跳ねさせた香澄は、絶頂したまま戻ってこられない。
せっかく顔を洗ったばかりなのに、涙と涎でグシャグシャだ。
「っ――――出る……っ」
佑が低く唸り、体を重ねたかと思うときつく香澄の首筋に噛みついた。
「んンーっ!! っ…………ン、――――ぁ、……あっ」
噛みつかれて痛みを感じるが、今は何をされても気持ちよさしか得ない。
激しく痙攣した香澄は思いきり佑を締め付け、彼の腕の中で脱力していった。
膣内で佑の怒張がドクンドクンと脈打ち、最奥を濡らす。
香澄は佑のぬくもりや荒い呼吸を感じながら、目を閉じて意識を手放した。
佑は疲れ切ってぐっすり眠った香澄の体を清拭する。
お湯で湿らせたタオルで丁寧に拭いたあと、風邪をひかないように羽根布団を被せた。
自分は軽くシャワーで体を流し、下着を穿いてバスローブを羽織った姿でスマホを手に取る。
そのあとベッドルームから一番離れた部屋まで歩き、ドアを閉める。
一人掛けのソファにドサッと座り込んで溜め息をつき、どこかに電話を掛けた。
数回のコール音のあと、「Allo?」と相手が出る。
佑は頭の中をフランス語に切り替え、声量を抑え気味で話し始めた。
22
お気に入りに追加
2,511
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
なりゆきで、君の体を調教中
星野しずく
恋愛
教師を目指す真が、ひょんなことからメイド喫茶で働く現役女子高生の優菜の特異体質を治す羽目に。毎夜行われるマッサージに悶える優菜と、自分の理性と戦う真面目な真の葛藤の日々が続く。やがて二人の心境には、徐々に変化が訪れ…。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる