643 / 1,549
第十一部・スペイン 編
愛欲の確認 ☆
しおりを挟む
佑の腰をぐっと押し込まれると、彼の下腹部に香澄の肉芽が潰されて強い喜悦が脳髄まで駆け抜ける。
「ぁ…………、は……っ」
唇が離れたあと、佑は激しい熱の籠もった目で見つめてくる。
その上、深い場所まで亀頭をグリグリと押し込んでくるので、香澄はとろけた顔でビクビクッと体を跳ねさせた。
「いい……顔」
再びちゅ、とキスをされ、香澄はあと僅かな刺激で達してしまいそうだ。
佑は香澄を見つめたまま、ずん、ずん、とゆっくり突き上げてきた。
「ぁあ……、あ……っ、ン、あぁ……っ」
すっかり感じて下りてきた子宮口を、硬い切っ先で何度も押し上げられる。
佑の分身を蜜壷が含むたびに、泡立つような卑猥な音が何度も聞こえた。
「可愛い……」
熱くかすれた声で佑が呟き、両手で香澄の乳房を包みむにゅむにゅと揉みまわす。
真っ白でもっちりとした肌を堪能し、掌ですべすべと撫でると、先端がぷつんと勃ち上がった。
「ん……、佑……さん……っ、ン……」
両手の親指で勃起した乳首をピンと弾かれ、香澄は悩ましく眉を寄せる。
そこを弾かれただけで、刺激が体を伝い子宮まで届く。
まるで香澄という楽器を、佑という奏者がかき鳴らしているように思えた。
自分の胸を愛撫する佑の手がいやらしく、香澄は彼の手に手を重ねてやんわりと制する。
しかし彼の手の動きを自分の手で知る事になり、赤面する結果となった。
「どうしてほしい?」
佑は雁首が見えるまでゆっくりと腰を引くと、またヌルル……と香澄の中へ押し込んでいく。
亀頭で柔らかい壁を擦り、そこから蜜を最奥まで押し込む。
それからまた雁首で蜜を掻き出しつつ、竿を引く。
「んぅ……っ、ン……、じ……らさ、な……っぃ、で」
香澄の腰はガクガク震え、柔らかな内腿がその振動で震えている。
「『焦らさないで』だけじゃ分からないな?」
分かっているくせに、佑は困ったように笑って香澄の言葉を望む。
その意地悪に、香澄は「うーっ」と小さく唸って首を振りたくる。
艶やかな黒髪がパサパサとシーツを打ち、唇を濡らした涎を赤い舌が舐めとった。
「うーっ、……ン、ん……、もっと……、お、奥、まで……っ、たくさん、つい、て」
涙を纏った目で懇願したその姿が、佑の嗜虐心を刺激しているなど香澄は知らない。
ただ達けそうで達けない苦痛から、早く解放してほしかった。
腰ははしたなく震え、無意識に佑の腰に擦りつけて自ら快楽を拾おうとしている。
浅ましい姿を晒してなお、香澄は淫悦の終焉を望んでいた。
「そんなに可愛くおねだりされたら、仕方がないな」
佑はこの上なく嬉しそうに微笑み、ちゅ、と香澄にキスをしてから彼女の腰を抱えた。
悠然とした支配者の目に見下ろされ、香澄は自分がこれからあられもなく悶え抜く予感を覚える。
彼はジッと香澄の体を見つめ、膨らんだまるい乳房からキュッとくびれたウエスト――腹部を見る。
そして掌をお腹に押し当て、円を描くように優しく撫でてきた。
「ここに精液を注いでいいのは、一生俺だけだからな?」
「ん……? うん……」
佑が抱えているトラウマを知らず、香澄は微かに頷く。
「香澄を初めて妊娠させる相手も絶対に俺。いいな?」
「うん……」
妊娠と言われても、まだピンとこない。
それでも佑から子供の話をされると、いつ妊娠してもいいと言われている気がして、とても嬉しかった。
「いい子だ」
お腹を撫でていた手が香澄の頭を撫で、そして頬を包む。
まるで飼い主に撫でられている気分になり、香澄はその手に頬ずりしていた。
彼女を愛しみながら、佑はゆっくりと腰を動かし始める。
最初は香澄の蜜洞の柔らかさを確認するように遠慮した動きだったが、次第に最奥をずんずんと押し上げるようになってくる。
「んンーっ! ん、あぁ、ア、あぁんっ、んぁぁあ、あ、あぁーっ」
子宮口を力強く突き上げられるたび、凄まじい喜悦が駆け抜けて涙が止まらない。
腰はガクガク震え、嗚咽交じりになっているため呼吸まで乱れていた。
何より自分の体の一番奥まで佑が届いていると思い知らされ、彼に支配されているのが嬉しくてならない。
香澄は懸命に佑を締め付け、彼の動きに合わせて腰を揺らし、貪欲に快楽を貪る。
「うぅーっ、あ、あぁあっ、た……すく、さんっ、き……もちぃ……っ、すき……っ、好き……っ」
あまりに気持ち良くて、香澄は両手で口元を覆いボロボロと涙を零していた。
「ぁ…………、は……っ」
唇が離れたあと、佑は激しい熱の籠もった目で見つめてくる。
その上、深い場所まで亀頭をグリグリと押し込んでくるので、香澄はとろけた顔でビクビクッと体を跳ねさせた。
「いい……顔」
再びちゅ、とキスをされ、香澄はあと僅かな刺激で達してしまいそうだ。
佑は香澄を見つめたまま、ずん、ずん、とゆっくり突き上げてきた。
「ぁあ……、あ……っ、ン、あぁ……っ」
すっかり感じて下りてきた子宮口を、硬い切っ先で何度も押し上げられる。
佑の分身を蜜壷が含むたびに、泡立つような卑猥な音が何度も聞こえた。
「可愛い……」
熱くかすれた声で佑が呟き、両手で香澄の乳房を包みむにゅむにゅと揉みまわす。
真っ白でもっちりとした肌を堪能し、掌ですべすべと撫でると、先端がぷつんと勃ち上がった。
「ん……、佑……さん……っ、ン……」
両手の親指で勃起した乳首をピンと弾かれ、香澄は悩ましく眉を寄せる。
そこを弾かれただけで、刺激が体を伝い子宮まで届く。
まるで香澄という楽器を、佑という奏者がかき鳴らしているように思えた。
自分の胸を愛撫する佑の手がいやらしく、香澄は彼の手に手を重ねてやんわりと制する。
しかし彼の手の動きを自分の手で知る事になり、赤面する結果となった。
「どうしてほしい?」
佑は雁首が見えるまでゆっくりと腰を引くと、またヌルル……と香澄の中へ押し込んでいく。
亀頭で柔らかい壁を擦り、そこから蜜を最奥まで押し込む。
それからまた雁首で蜜を掻き出しつつ、竿を引く。
「んぅ……っ、ン……、じ……らさ、な……っぃ、で」
香澄の腰はガクガク震え、柔らかな内腿がその振動で震えている。
「『焦らさないで』だけじゃ分からないな?」
分かっているくせに、佑は困ったように笑って香澄の言葉を望む。
その意地悪に、香澄は「うーっ」と小さく唸って首を振りたくる。
艶やかな黒髪がパサパサとシーツを打ち、唇を濡らした涎を赤い舌が舐めとった。
「うーっ、……ン、ん……、もっと……、お、奥、まで……っ、たくさん、つい、て」
涙を纏った目で懇願したその姿が、佑の嗜虐心を刺激しているなど香澄は知らない。
ただ達けそうで達けない苦痛から、早く解放してほしかった。
腰ははしたなく震え、無意識に佑の腰に擦りつけて自ら快楽を拾おうとしている。
浅ましい姿を晒してなお、香澄は淫悦の終焉を望んでいた。
「そんなに可愛くおねだりされたら、仕方がないな」
佑はこの上なく嬉しそうに微笑み、ちゅ、と香澄にキスをしてから彼女の腰を抱えた。
悠然とした支配者の目に見下ろされ、香澄は自分がこれからあられもなく悶え抜く予感を覚える。
彼はジッと香澄の体を見つめ、膨らんだまるい乳房からキュッとくびれたウエスト――腹部を見る。
そして掌をお腹に押し当て、円を描くように優しく撫でてきた。
「ここに精液を注いでいいのは、一生俺だけだからな?」
「ん……? うん……」
佑が抱えているトラウマを知らず、香澄は微かに頷く。
「香澄を初めて妊娠させる相手も絶対に俺。いいな?」
「うん……」
妊娠と言われても、まだピンとこない。
それでも佑から子供の話をされると、いつ妊娠してもいいと言われている気がして、とても嬉しかった。
「いい子だ」
お腹を撫でていた手が香澄の頭を撫で、そして頬を包む。
まるで飼い主に撫でられている気分になり、香澄はその手に頬ずりしていた。
彼女を愛しみながら、佑はゆっくりと腰を動かし始める。
最初は香澄の蜜洞の柔らかさを確認するように遠慮した動きだったが、次第に最奥をずんずんと押し上げるようになってくる。
「んンーっ! ん、あぁ、ア、あぁんっ、んぁぁあ、あ、あぁーっ」
子宮口を力強く突き上げられるたび、凄まじい喜悦が駆け抜けて涙が止まらない。
腰はガクガク震え、嗚咽交じりになっているため呼吸まで乱れていた。
何より自分の体の一番奥まで佑が届いていると思い知らされ、彼に支配されているのが嬉しくてならない。
香澄は懸命に佑を締め付け、彼の動きに合わせて腰を揺らし、貪欲に快楽を貪る。
「うぅーっ、あ、あぁあっ、た……すく、さんっ、き……もちぃ……っ、すき……っ、好き……っ」
あまりに気持ち良くて、香澄は両手で口元を覆いボロボロと涙を零していた。
24
お気に入りに追加
2,546
あなたにおすすめの小説
『逃れられない淫らな三角関係』番外編 ヘルプラインを活用せよ!
臣桜
恋愛
『逃れられない淫らな三角関係』の番外編です。
やりとりのある特定の読者さまに向けた番外編(小冊子)です。
他にも色々あるのですが、差し障りのなさそうなものなので公開します。
(他の番外編は、リアルブランド名とかを出してしまっている配慮していないものなので、ここに載せるかは検討中)
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる