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第十一部・スペイン 編
69 ☆
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(やっぱりそうだよね……)
思いながら、香澄は「うんしょ」と起き上がって正座をした。
「……あのね、久しぶりだから、凄く感じちゃうの。絶対大きい声が出ちゃうから、恥ずかしい。ね? お願い」
長いフライトの間、じっくり愛し合えると期待していた佑の目が、輝きを失いどんどん死んでゆく。
(あ……、やばい)
彼をガッカリさせるのは忍びなく、代わりに、と提案した。
「佑さんの……、口でさせて?」
そう言ったあと四つ這いになると、香澄は彼の熱に触れる。
ルームウェアの布地を押し上げていたそれは、香澄に触れられただけでヒクンと震えた。
これで終わりでないと理解した佑は、一旦それで妥協してくれた。
「……じゃあ、シックスナインをしよう」
「ん」
耳が熱を持つほど赤面したが、小さな声で返事をした。
「香澄が上になって。自分で制御しやすい方がいいだろ」
「ん……。ありがと」
佑は足首までズボンと下着をおろし、仰向けになる。
結局全裸になってしまった香澄は、恥じらいながら彼の顔を跨いだ。
せめてもの救いは、機内が暗い事だ。
佑の屹立を優しく握ると、そこはもう硬くなって勃ち上がっていた。
(大きい……)
改めてそう感じてしまう。
(これが昨晩入ってた……)
激しい交わりを思いだし、香澄の全身が火照ってくる。
以前は毎日のように愛し合っていて、当然この立派なモノを体に収めていた。
なのに少し時間をおいただけで、「無理!」という気持ちになる。
(佑さんの……)
改めて彼のサイズを確認し、はしたなくも秘部が濡れてしまう。
香澄が愛しげに佑の屹立をさすっている間、佑もまた香澄のお尻を撫で回している。
(声……出したら駄目だ)
自分に言い聞かせたあと、香澄は佑の亀頭をはぷ、と口に入れた。
舌の平らな部分でレロレロと先端を舐めると、先走りのしょっぱい味が口内に広がる。
「ん……」
口に迎えた硬いモノの感触も、先走りの味も久しぶりで、香澄はヒクッと蜜壷を震わせて新たな蜜を垂らした。
(やだ……。私、やらしい。佑さんの舐めただけで感じてる)
「ん……、ん……」
くぷっくぷっと音を立てて顔を上下させ、香澄は唇で雁首を刺激する。
手は竿をしごき、もう片方の手は陰嚢をやんわりと揉む。
佑に奉仕できるのが嬉しくて、喉の奥からじゅわりと唾液が溢れてきた。
だが余裕をもって奉仕できていたのも、そこまでだった。
「んんっ」
佑の舌が秘唇に這い、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めてくる。
指や屹立とはまた違う優しい感覚に、香澄は腰を揺らしてなんとか逃れようとした。
だが力強い両手で腰を掴まれ、彼の顔の上に座ってしまう体勢になる。
(恥ずかしい……っ)
腰を震わせた香澄は、懸命に佑の亀頭を吸う。
舌を動かして淫らに先端を舐め、自分もいやらしい音をたてて佑に対抗しようとした。
「ん……っ、ン、――ちゅ」
じゅうっと口に含んだ部分を吸い上げると、佑が仕返しをするように蜜壷に指を入れてきた。
「んぅうっ!」
思わず香澄は、佑の攻めから逃れようと腰を上げる。
しかしその体勢は逆に指淫をしやすくしただけで、すぐにチュクッチュクッと佑の指がリズミカルに動き始めた。
「んーっ!」
(佑さんの……っ、指……っ)
上の口から、下の口から、タラタラと涎が出て佑を濡らす。
(駄目……っ、駄目! 感じ過ぎちゃう、怖い……っ)
口内に溜まった唾液と先走りを、ごくん……と飲み干して香澄はおののく。
だが香澄がいつもより感じているのを知ってか知らずか、佑は〝いつも通り〟攻める手を止めない。
香澄の内部を擦り立ててほぐすと、指をもう一本増やしてさらに暴いてこようとする。
思いながら、香澄は「うんしょ」と起き上がって正座をした。
「……あのね、久しぶりだから、凄く感じちゃうの。絶対大きい声が出ちゃうから、恥ずかしい。ね? お願い」
長いフライトの間、じっくり愛し合えると期待していた佑の目が、輝きを失いどんどん死んでゆく。
(あ……、やばい)
彼をガッカリさせるのは忍びなく、代わりに、と提案した。
「佑さんの……、口でさせて?」
そう言ったあと四つ這いになると、香澄は彼の熱に触れる。
ルームウェアの布地を押し上げていたそれは、香澄に触れられただけでヒクンと震えた。
これで終わりでないと理解した佑は、一旦それで妥協してくれた。
「……じゃあ、シックスナインをしよう」
「ん」
耳が熱を持つほど赤面したが、小さな声で返事をした。
「香澄が上になって。自分で制御しやすい方がいいだろ」
「ん……。ありがと」
佑は足首までズボンと下着をおろし、仰向けになる。
結局全裸になってしまった香澄は、恥じらいながら彼の顔を跨いだ。
せめてもの救いは、機内が暗い事だ。
佑の屹立を優しく握ると、そこはもう硬くなって勃ち上がっていた。
(大きい……)
改めてそう感じてしまう。
(これが昨晩入ってた……)
激しい交わりを思いだし、香澄の全身が火照ってくる。
以前は毎日のように愛し合っていて、当然この立派なモノを体に収めていた。
なのに少し時間をおいただけで、「無理!」という気持ちになる。
(佑さんの……)
改めて彼のサイズを確認し、はしたなくも秘部が濡れてしまう。
香澄が愛しげに佑の屹立をさすっている間、佑もまた香澄のお尻を撫で回している。
(声……出したら駄目だ)
自分に言い聞かせたあと、香澄は佑の亀頭をはぷ、と口に入れた。
舌の平らな部分でレロレロと先端を舐めると、先走りのしょっぱい味が口内に広がる。
「ん……」
口に迎えた硬いモノの感触も、先走りの味も久しぶりで、香澄はヒクッと蜜壷を震わせて新たな蜜を垂らした。
(やだ……。私、やらしい。佑さんの舐めただけで感じてる)
「ん……、ん……」
くぷっくぷっと音を立てて顔を上下させ、香澄は唇で雁首を刺激する。
手は竿をしごき、もう片方の手は陰嚢をやんわりと揉む。
佑に奉仕できるのが嬉しくて、喉の奥からじゅわりと唾液が溢れてきた。
だが余裕をもって奉仕できていたのも、そこまでだった。
「んんっ」
佑の舌が秘唇に這い、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めてくる。
指や屹立とはまた違う優しい感覚に、香澄は腰を揺らしてなんとか逃れようとした。
だが力強い両手で腰を掴まれ、彼の顔の上に座ってしまう体勢になる。
(恥ずかしい……っ)
腰を震わせた香澄は、懸命に佑の亀頭を吸う。
舌を動かして淫らに先端を舐め、自分もいやらしい音をたてて佑に対抗しようとした。
「ん……っ、ン、――ちゅ」
じゅうっと口に含んだ部分を吸い上げると、佑が仕返しをするように蜜壷に指を入れてきた。
「んぅうっ!」
思わず香澄は、佑の攻めから逃れようと腰を上げる。
しかしその体勢は逆に指淫をしやすくしただけで、すぐにチュクッチュクッと佑の指がリズミカルに動き始めた。
「んーっ!」
(佑さんの……っ、指……っ)
上の口から、下の口から、タラタラと涎が出て佑を濡らす。
(駄目……っ、駄目! 感じ過ぎちゃう、怖い……っ)
口内に溜まった唾液と先走りを、ごくん……と飲み干して香澄はおののく。
だが香澄がいつもより感じているのを知ってか知らずか、佑は〝いつも通り〟攻める手を止めない。
香澄の内部を擦り立ててほぐすと、指をもう一本増やしてさらに暴いてこようとする。
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