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第八部・イギリス捜索 編

いやらしいおねだり ☆

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「ちゃんと入るだろう? 優秀だ」

 あらかた入ったところで佑の指が香澄の肉真珠を撫で、鏡に映る光景に全神経がいっていた香澄は、「ひぁっ」と悲鳴を上げて彼を締め付けた。

「ぁ……っ、あぁ、こんなの……っ、こんなのぉ……っ」

 背後で佑が緩やかに腰を揺らし、鏡の中では彼の肉棒が香澄の蜜口から出ては入ってを繰り返している。

 気がつけば香澄の口腔は興奮のあまり唾で一杯になっていた。
 呼吸が荒くなり、お腹の中を前後する灼熱と目に入る淫らなショーに夢中になっていたところ、不意打ちのように胸を揉まれる。

「ン……っ、んん、ぁ……っ、胸もダ……、ぁ、か、感じる……っ」
「そう。自分の感覚に素直になるんだ」

 優しい手が香澄の乳房をやわやわと揉み、重量を確かめるように下から掬い上げてはポヨポヨと手の中で弾ませる。
 自分の胸がいやらしく弄ばれていると感じ始めた途端、尖った乳首の先端を指の腹でゆっくりと撫でられ、じんわりとした快楽が脳天を支配してゆく。

「それ……。ちく、び……、そうされるの好き……っ」

 今の自分は、頭のてっぺんまで赤くなっていると思う。
 佑に体をもてあそばれたまま、香澄はただただ鏡の中の光景に見入っていた。

「香澄の好きな事をもっと教えて。全部叶えてあげよう」

 甘くいやらしい声音に脳内が満たされ、香澄は陶酔して自らの唇を舐める。
 そして普段なら言わない、いやらしいおねだりを口にした。

「私の……っ、感じる場所、佑さんのでもっと擦って……」
「よく言えたな」

 ちゅ、と頭にキスをされ、そのあと佑の腰が本格的に動いて香澄の脳天に火花が散る。

「んんっ! あ、ぁ、あ、あ、ぁ、や、動いて……っる、うご、うごぃ……てる、のっ、やっ、つよ、……ぃっ」

 自分の蜜口の中に佑の肉棒が出入りし、内側の感じる部分を亀頭で擦られながらも、彼の竿がねっとりと白い蜜で汚される様にひどく感じた。
 少し鏡の角度を変えると、佑が動くたびに彼の陰嚢が跳ねている。

「あぁーっ、ぁ、あぁあ……っ、た……すく、さん、のっ、うご、ぃ、てるっ」
「いやらしいだろ?」
「んーっ、あ、あぁ、やら……しっ、何も、かもっ、ぜんぶっ、やらしぃっ」

 熱に浮かされたような声をあげ、香澄は蜜壷いっぱいに彼を頬張りつつ、佑の動きに合わせて中を締めた。

 ――もっと、感じて。
 ――私で、私だけで、もっと。

「いやらしい事は好きか?」
「んぅっ、ンっ、んぁあっ、す、好きっ、やらし……ぃっ、のっ、すきっ」

 支えになっている右脚が、もうすでに快楽のあまりガクガクと揺れていた。

「香澄の孔もとってもいやらしいな? 俺のをこんなにずっぷり咥え込んで、きゅうきゅう締め付けて離さない」

 いやらしい言葉も、目に入る光景も、何もかも香澄を興奮させる起爆剤にしかならない。
 佑が与えてくれるものなら、香澄はなんだって感じる事ができる。

「た……っ、すく、さんっの、ぉっ、ことっ、好きっ、――だ、からっ」
「うん、俺も香澄が大好きだ。愛してる。だからもっと感じてほしい。さあ、次は何がほしい?」

 キュウッと乳首を絶妙な力加減でつねられ、それだけで香澄は大きな波に攫われた。

「んンっ、――――ぁ、あっ! ――――あぁあっぁっ…………、ぁっ、あっ」

 自分の膣がギューッと佑を呑み込み、強い力で彼の射精を促している。
 香澄の体はもう限界だというのに、彼はさらなる深い淫獄に香澄をいざなおうとしていた。

「ほら、香澄。言ってごらん? 何が欲しい?」
「んぉっ、……くっ、――おくっ、ずんずんっ、してっ」

 もはや鏡を持つ手も震えていた。落とさないでいるのが奇跡に等しい。

「分かったよ。香澄は奥で感じるのが大好きだもんな?」

 ちゅ、と頬にキスをしたあと、佑は自然に閉じかけていた香澄の左脚をグッと広げた。
 身長差を利用し、香澄の一番奥深くまでずんずんと突き上げる。

「んぁああっ、ああぁっ、き……っ、もち、ぃっ、のっ、これ……っ、好きっ」

 口端からトロッと涎が垂れ、乳房に垂れた。
 もしかしたら佑の手も汚してしまったかもしれないが、今は気を遣っていられない。

「ずんずん好きか?」
「ぅっ、うんっ、ずんずんっ、――す、きっ」

 理性はとうに溶けてなくなっていた。

 肉色の槍が自身のピンクの裂け目に入り込み、ズボズボと出入りする様を恍惚と眺め、香澄はうっすらと笑みをはく。
 可憐な花びらが目一杯拡がり、佑が動くたびに形を変える。

 ――私、佑さんを食べてる。
 ――彼をちゃんと愛せてる。
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