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第七部・双子襲来 編

お仕置きの終焉 ☆

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 全身をくねらせてのたうち回り、足と腰とで体をずり上げると、すぐに力強い腕によって引き下ろされた。

「まだ抵抗する気?」
「んんんぅぅぅっ!!」

 ブンブンと首を左右に振り、香澄は自分の手に涎を滲ませる。

「絶対に声を出したら駄目だよ」

 低く呟いたあと、佑の指が肉芽に伸びた。
 ピンと勃起した小さな尖りを弾いたあと、親指の腹が何度も細かに上下して剥き出しの珊瑚をいじめぬく。

「――――っ!! …………っぁ、あぁあああぁっ……!!」

 両手をギューッと口に押さえ付けた奥で、香澄が絶叫した。

 頭の中が真っ白になり、ビュッと潮を飛ばし佑の服を汚してしまったのも分からない。
 佑が腰を叩きつけるあいだ、絶頂しっぱなしの香澄は何度も潮を飛ばした。

 自身の両手が涎でヌルヌルになっているのも自覚せず、香澄は意識を失うまで自分の口に両手を押しつけ続けていた。





「……ぁ、――ぐっ」

 全身に酷く汗を掻き、佑は低く呻くと遠慮無く香澄の子宮に吐精した。
 屹立が愛する女の中でビクビクと跳ね、三泊四日分の精液をぶちまける。

 香澄の白くて平らなお腹に掌を押し当て、彼女の中に入っている一物を確認するかのように、ぐっと圧迫した。

 その時にはもう香澄は気絶していて、ぐったりとした彼女の顔は涙と涎でグシャグシャになっていた。

 ふ……、ふ……、と呼吸を整え、最後の一滴まで香澄の中で出し切ったあと、ようやく肉棒を引き抜いた。
 怒りを射精と共に鎮めると、大分気持ちが収まった気がする。

 愛液でびしょ濡れになり、精液までもはみ出させた香澄の花弁は、赤く腫れ上がっていた。

 まだ色欲の籠もった目でそれを見つめた佑は、彼女のパンティを手に取ると穿かせる。
 ピンクの総レースの下着は、すぐにじんわりとクロッチの色を濃くしてゆく。

「香澄」

 彼女の耳元で名前を呼ぶと、睫毛が震え微かに目が開いた。

「服は乱してないから、起きられるようになったらそのまま下においで。いいね?」

 まだ返事ができる状況ではないのか、言葉は発しなかったが、香澄は確かに小さく頷く。

 そのあと佑は寝室から自室に向かうと、Tシャツにジーパンという姿になり溜め息をついた。

「……さて」

 鏡の中にいる自分を見つめ、佑はさらに気持ちを落ち着かせた。

 確認のため三階に向かうと、思った通り普段使っていない部屋を、双子が客間として使っていたようだ。

 この上ない真顔になったあと、彼はリビングに足を向ける。



**



 リビングに向かうとソファに座った双子が、何か言いたそうな目で佑を見てくる。
 というか、直接声を掛けてきた。

「普通、従兄に挨拶するより前に、女とヤる?」

 若干引いているアロイスを無視し、佑はクラウスの前に立つ。

 アロイスと似た表情でこちらを見上げている従兄の頬を、佑は平手で強めに叩いた。

 バシッと乾いた音がし、クラウスの目がまん丸に見開かれる。

「半分は香澄に請け負ってもらった。だから殴るまではしない。それでも、何もせずにいられない。二度と、俺がいない時に勝手に上がり込むな。昔は良かったとしても、今は俺の家に香澄が住んでいる。人の女が無防備に暮らしている生活圏に、土足で上がり込むような真似をするな」

 思わず叩かれた頬に手を当てたクラウスは、ポカンとしている。

「父さんにも打たれた事がないのにな?」

 アロイスが弟の肩を組み、ニヤニヤとその顔を覗き込む。

「だから俺が打つんだろ。あとアロイス。お前も同罪だからな。朝早くから人の家に上がり込むのは、非常識だと覚えておけ。次からお前たちが来たとしても、警備に十時になるまで絶対に通さないよう言っておく。警察呼ばれたくなかったら、言う通りにしろ」

 冷え冷えとした目で見下ろされ、双子は溜め息をつく。

「……悪かったよ」

「クラウス。香澄に触れられた感触も、全部忘れろ。それでないと記憶を失うまで殴る事になる」

「ハイハイ! 分かったよ」

 ぶー、とむくれたクラウスが返事をし、そこでようやっと佑も息をついた。
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