【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

臣桜

文字の大きさ
上 下
285 / 1,559
第六部・社内旅行 編

早く結婚したい ☆

しおりを挟む
「あぁあっ! ……っ、ぁ、あぁあ……っ、――――は、はぁ、……ぁ、あ……」

 ハァハァと浅い呼吸を繰り返す香澄は、指を増やされ目を白黒させる。

「ま、待って! 達ったばっかり!」
「だからだよ」

 休ませてほしいと哀願するのに、無情な声がする。

 途端に佑の指が前後し、ジュプジュプと水音がたっった。
 行為そのもののように指がピストンしたかと思うと、指の腹で柔らかな粘膜をぐぅっと押され、お腹の奥がヒクつく。

「香澄。いま指、何本入ってると思う?」
「ぁ……、ア、……にっ、二本……っ?」

 恥ずかしくてカァッと顔に熱が集まり、涙がこみ上げる。
 逃げ出したくなるほど恥ずかしいけれど、佑だから我慢できるし許せる。
 ちゅくちゅくと愛蜜を掻き出す音がし、頭の奥がジンと痺れて思考が止まってくる。

 たっぷりと蜜をまぶした指で、剥き出しになった肉真珠が撫でられる。
 香澄は本能的にぴくんっと腰を跳ね上げた。

「当たり。ご褒美に何がほしい?」

 美しい人が艶然と微笑み、尋ねてくる。

 何が欲しいかと問われ、もちろん答えは決まっている。
 それでも僅かに残った理性が、「はしたな事をねだっちゃいけない」とストップをかけ、本心ではない言葉を口にさせる。

「……ぁ……あ、き、キス、して……っ」
「……ふぅん? キスでいいんだ?」

 己の唇をチロリと舐めてから、佑が顔を傾けてくる。

「ぁ……」

 頭の中をミルク色の霧に支配された香澄は、陶然として舌を出し彼のキスを受け入れた。

 ――もう、気持ち良くて何がなんだか分からない。

 滑らかな舌先が触れ合ったかと思うと、ヌルヌルと探り合って深い場所まで絡み合う。
 与えられた唾液を嚥下し、突き出された佑の舌を香澄が吸った。

 ――おいし……。佑さんのキス美味しい。

 蜜でたっぷりと濡れた香澄の膣内を、佑の指が暴く。
 擦って、押して、狭い蜜道をぐるりと掻き回し刺激する。

「ん、ン、んふぅ、ン、ん――――」

 佑と深いキスをして、彼の舌をきつく吸ったまま、香澄はまた絶頂した。
 ギュウッと指を締め付けたのを知ってか、佑の指はヌチャヌチャと音をたてて陰核を虐める。

「ンンんんぅぅうう――――っ」

 とどめを刺され、香澄は両腕で佑にしがみついたまま腰をくねらせた。
 本能的に逃れようとしても、上に佑がのしかかっていて叶わない。
 逃げたいのに唇も下の唇も、佑に吸い付いて離れない。

「……ぁ、……はぁ。……は、……はぁ」

 ようやっと解放された頃には、香澄は呆けた顔で口端から涎を垂らしていた。

 脱力している間に佑はズボンを脱ぎ、下着も放る。
 少し迷ってから、濡れそぼった香澄の花びらにそのままの雄芯を擦りつけた。

「香澄……。本当に生でしていいのか?」
「ん……、うん……。して……」

 まだ意識がフワフワしているが、香澄は返事をして佑の髪を撫でる。

「医療や科学を信頼していても、こういう時は少し怖いものだな」

 呟かれた言葉を聞き、香澄は微笑んで尋ねた。

「万が一、できたら怖い?」
「いや? 以前にホテルでした時に言ったけど、香澄との子供ならいつでも大歓迎だ。ただ、君の仕事やタイミングとかを考えると、慎重になるべきだと思っている」

 返ってきたのは、揺るぎない答えだ。
 一年前以上から、佑の気持ちは変わっていない。

 それを聞けただけで十分な気がする。

「私……ね。もう二十七歳だし、周りを見ると第一子、そろそろ……じゃないかな? って思うの。だから……、結婚したら考えよう?」

 結婚したらと言っても、怪我が治ったら式に向けて予定を進めていくつもりなのですぐだ。
 香澄の言葉を聞いて佑は幸せそうに微笑み、心を込めてキスをした。

「ん……」

「香澄、早く結婚したい。結婚式を挙げたいし、子作りしたい。俺と香澄の子供の顔が見たい。でもそれまでの二人の時間も凄く大切にしたい。全部楽しみだ」

 心の底からの笑みを浮かべ、佑は少年のように目を輝かせて言う。
 逆にその純粋な喜びに、香澄の方が照れてしまった。

「わ……分かった。……から」

 本当に嬉しいのに、喜びを素直に表す事に慣れていない香澄は、両手で顔を覆って横を向く。
しおりを挟む
感想 560

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

忘れたとは言わせない。〜エリートドクターと再会したら、溺愛が始まりました〜

青花美来
恋愛
「……三年前、一緒に寝た間柄だろ?」 三年前のあの一夜のことは、もう過去のことのはずなのに。 一夜の過ちとして、もう忘れたはずなのに。 「忘れたとは言わせねぇぞ?」 偶然再会したら、心も身体も翻弄されてしまって。 「……今度こそ、逃がすつもりも離すつもりもねぇから」 その溺愛からは、もう逃れられない。 *第16回恋愛小説大賞奨励賞受賞しました*

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。

青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。 その肩書きに恐れをなして逃げた朝。 もう関わらない。そう決めたのに。 それから一ヶ月後。 「鮎原さん、ですよね?」 「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」 「僕と、結婚してくれませんか」 あの一夜から、溺愛が始まりました。

お見合いから始まる冷徹社長からの甘い執愛 〜政略結婚なのに毎日熱烈に追いかけられてます〜

Adria
恋愛
仕事ばかりをしている娘の将来を案じた両親に泣かれて、うっかり頷いてしまった瑞希はお見合いに行かなければならなくなった。 渋々お見合いの席に行くと、そこにいたのは瑞希の勤め先の社長だった!? 合理的で無駄が嫌いという噂がある冷徹社長を前にして、瑞希は「冗談じゃない!」と、その場から逃亡―― だが、ひょんなことから彼に瑞希が自社の社員であることがバレてしまうと、彼は結婚前提の同棲を迫ってくる。 「君の未来をくれないか?」と求愛してくる彼の強引さに翻弄されながらも、瑞希は次第に溺れていき…… 《エブリスタ、ムーン、ベリカフェにも投稿しています》

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...