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第六部・社内旅行 編
どうするの? ☆
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親指で亀頭や鈴口を撫でると、佑の屹立は気持ち良さそうにビクビクと跳ねた。
佑の反応に気を良くした香澄だが、お尻を撫でていた彼の手が思わぬ場所に這い、背筋を反らす。
「ん!?」
佑が指先で触れているのは、後孔だ。
抵抗のある場所を弄られ、香澄は腰を揺らす。
「た、たすくさ……っ、ん、んふ……っ」
文句を言おうとしても彼は指を止めず、深いキスを続ける。
さらに窄まりの小さな皺を確認するかのように、執拗に指を這わせてくるのでゾクゾクして堪らない。
彼のもう片方の手は前から花弁を撫で、ぬるついた蜜孔に指を差し込んできた。
ジェットバスがボコボコと気泡を上げる音がする中、水面下では二人が手で刺激し合う。
息を乱して舌を絡ませ、ときおり息継ぎをし、欲を宿した目が見つめ合う。
「はぁ……、は……」
赤面した香澄は顔を話、舌先から銀糸を引く。
長く続いていたキスを彼女から終わらせたので、どことなく負けの気がしていた。
けれどあまりに高まってしまい、キスどころでなくなったのも事実だ。
「んっ、んンっ! ぁ、あぁ……っ、ゆび、……っゆび、や……っ」
佑の腰を跨いで脚を広げていたのが仇となり、香澄の蜜口には彼の指が二本侵入していた。
さらに親指で陰核までも刺激され、敏感になりすぎた彼女は思わず佑を攻める手を止めてしまっていた。
「ね、ねぇ、佑さん。ちょっと……待って。そこは……そこは……っ、ぁ、あぁっ」
「力抜いて」
つぬ……と佑の指が後孔に侵入してきた。
「!!」
信じられない、という表情で佑を見ても、彼は満足げな顔で微笑んでいるだけだ。
「んあぁ……、バカぁ……」
体を洗った上でのお風呂の中とはいえ、綺麗な場所ではない。
力ない声で佑を罵っても、前後の指がぬちぬちと動いて香澄を攻めてくるだけだ。
「んぅう……っ、ふ、……あぁあっ」
とうとう香澄は佑の首にしがみつき、ヒクヒクと下肢を震わせ始めた。
いつもなら愛液で粘ついた音が聞こえるのに、いまはジェットバスの気泡がボコボコと立つ音のみ。
「愛してるよ」
耳元で囁かれ、どこを弄られるよりも深い悦楽を得た。
「……私、も……」
――お返しをしたい。
佑が気持ちよくしてくれるだけ、自分もすべてでもって彼に快楽を得てほしい。
そう思った香澄は、たどたどしく舌を使い、佑の首筋や耳を舐め、しゃぶった。
佑の耳元で何度も「好き」と囁き、ちゅ、ちゅ、とわざとリップ音をさせて耳朶にキスをする。
無言になった佑の喉元から唾液を嚥下する音が聞こえ、呼吸を整える音もする。
嬉しくなった香澄はもっと佑を感じさせたいと思い、再度彼の屹立に手を伸ばしたが、すぐ自分が降参する事になってしまう。
「んっ、んぅっ、ぁ、あ、達く、達く、――ぁ、あ……い…………く、……の」
前後の孔を執拗に攻められた結果、香澄は佑の指を思いきり締め付けて達していた。
「あぁ……っ、ぁ、……ん、……ん、……あ、……あぁ…………」
脱力しながらも、香澄は最後の抵抗と言わんばかりに、わざと佑の耳元で喘いでみせた。
二人の腹部の間でそびえている屹立は、その声を聞き、いよいよ硬く張り詰めてピクピクと震えている。
彼に身を預けつつ、上を向いて唇を開きキスをねだると、蜜孔と後孔から指を抜いた彼が応えてくれた。
「ん……、ん、ちゅ、……ん、むぅ」
ちゅ、ちゅ、とリップ音をさせて何度か唇を重ねたあと、自然と二人の舌が絡まってゆく。
しばらく甘いキスを交わしたあと、同じタイミングで二人が顔を離し目を合わせる。
「……どう、するの?」
先ほどま社員旅行の話をしていたのに、随分盛り上がってしまった。
佑は一瞬目を逸らし、どうすべきなのか考えているようだ。
当初は〝そういう事〟をするつもりで風呂に入った訳ではない。
「……佑さん、口でしてあげようか?」
彼の心中を察し、香澄は提案してみる。
――なのだが、佑はパッと表情を明るくして別の事を考えたようだった。
「……あ。イイコト思いついた。ちょっとそこで待ってて」
佑はバスタブを出てバスルームからも出ると、洗面所で何やらゴソゴソしてすぐに戻って来た。
佑の反応に気を良くした香澄だが、お尻を撫でていた彼の手が思わぬ場所に這い、背筋を反らす。
「ん!?」
佑が指先で触れているのは、後孔だ。
抵抗のある場所を弄られ、香澄は腰を揺らす。
「た、たすくさ……っ、ん、んふ……っ」
文句を言おうとしても彼は指を止めず、深いキスを続ける。
さらに窄まりの小さな皺を確認するかのように、執拗に指を這わせてくるのでゾクゾクして堪らない。
彼のもう片方の手は前から花弁を撫で、ぬるついた蜜孔に指を差し込んできた。
ジェットバスがボコボコと気泡を上げる音がする中、水面下では二人が手で刺激し合う。
息を乱して舌を絡ませ、ときおり息継ぎをし、欲を宿した目が見つめ合う。
「はぁ……、は……」
赤面した香澄は顔を話、舌先から銀糸を引く。
長く続いていたキスを彼女から終わらせたので、どことなく負けの気がしていた。
けれどあまりに高まってしまい、キスどころでなくなったのも事実だ。
「んっ、んンっ! ぁ、あぁ……っ、ゆび、……っゆび、や……っ」
佑の腰を跨いで脚を広げていたのが仇となり、香澄の蜜口には彼の指が二本侵入していた。
さらに親指で陰核までも刺激され、敏感になりすぎた彼女は思わず佑を攻める手を止めてしまっていた。
「ね、ねぇ、佑さん。ちょっと……待って。そこは……そこは……っ、ぁ、あぁっ」
「力抜いて」
つぬ……と佑の指が後孔に侵入してきた。
「!!」
信じられない、という表情で佑を見ても、彼は満足げな顔で微笑んでいるだけだ。
「んあぁ……、バカぁ……」
体を洗った上でのお風呂の中とはいえ、綺麗な場所ではない。
力ない声で佑を罵っても、前後の指がぬちぬちと動いて香澄を攻めてくるだけだ。
「んぅう……っ、ふ、……あぁあっ」
とうとう香澄は佑の首にしがみつき、ヒクヒクと下肢を震わせ始めた。
いつもなら愛液で粘ついた音が聞こえるのに、いまはジェットバスの気泡がボコボコと立つ音のみ。
「愛してるよ」
耳元で囁かれ、どこを弄られるよりも深い悦楽を得た。
「……私、も……」
――お返しをしたい。
佑が気持ちよくしてくれるだけ、自分もすべてでもって彼に快楽を得てほしい。
そう思った香澄は、たどたどしく舌を使い、佑の首筋や耳を舐め、しゃぶった。
佑の耳元で何度も「好き」と囁き、ちゅ、ちゅ、とわざとリップ音をさせて耳朶にキスをする。
無言になった佑の喉元から唾液を嚥下する音が聞こえ、呼吸を整える音もする。
嬉しくなった香澄はもっと佑を感じさせたいと思い、再度彼の屹立に手を伸ばしたが、すぐ自分が降参する事になってしまう。
「んっ、んぅっ、ぁ、あ、達く、達く、――ぁ、あ……い…………く、……の」
前後の孔を執拗に攻められた結果、香澄は佑の指を思いきり締め付けて達していた。
「あぁ……っ、ぁ、……ん、……ん、……あ、……あぁ…………」
脱力しながらも、香澄は最後の抵抗と言わんばかりに、わざと佑の耳元で喘いでみせた。
二人の腹部の間でそびえている屹立は、その声を聞き、いよいよ硬く張り詰めてピクピクと震えている。
彼に身を預けつつ、上を向いて唇を開きキスをねだると、蜜孔と後孔から指を抜いた彼が応えてくれた。
「ん……、ん、ちゅ、……ん、むぅ」
ちゅ、ちゅ、とリップ音をさせて何度か唇を重ねたあと、自然と二人の舌が絡まってゆく。
しばらく甘いキスを交わしたあと、同じタイミングで二人が顔を離し目を合わせる。
「……どう、するの?」
先ほどま社員旅行の話をしていたのに、随分盛り上がってしまった。
佑は一瞬目を逸らし、どうすべきなのか考えているようだ。
当初は〝そういう事〟をするつもりで風呂に入った訳ではない。
「……佑さん、口でしてあげようか?」
彼の心中を察し、香澄は提案してみる。
――なのだが、佑はパッと表情を明るくして別の事を考えたようだった。
「……あ。イイコト思いついた。ちょっとそこで待ってて」
佑はバスタブを出てバスルームからも出ると、洗面所で何やらゴソゴソしてすぐに戻って来た。
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