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第六部・社内旅行 編

私にも舐めさせて ☆

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「んぅーっ、ぁ、達ったばっかりだから駄目ぇ……っ、そこ、……っそこ感じるから……っ、ね、聞いてる? お願い……っ、休ませて……っ」

 腰を揺すりたて駄々っ子のように懇願しても、佑は攻める手をやめてくれない。
 くぷっくぷっとたっぷりと蜜で濡れた場所を掘り、香澄が感じる場所を指の腹で擦り続ける。

「んあぁああぁっ! やだぁっ、や、……また達くのやなのっ、おねが……っ、ん、ぁ、気持ちいいの休ませてぇっ」

 涙交じりに訴えても、佑は何も言ってくれない。
 それだけが役目であるかのように、ただピチャピチャと香澄の陰核を舐め、吸って刺激を与え続ける。

 やがて香澄の柔らかな内腿に力が入り、プルプルと震える。
 そして彼女は右足だけでブリッジをするように腰を浮かせ、激しくいきんだ。

「っ駄目、達く、い……っ、――――く、……っ、…………っぁっ」

 柔らかい肉襞がうねり、佑の指を奥へ呑み込もうとする。
 彼女の絶頂を知っても佑が攻め続けていると、指をきつく吸い上げた蜜口からピュクッと愛液がしぶきを上げた。

 三度達かせてようやっと佑は香澄の秘部から顔を離し、弛緩した彼女を見下ろしながら指を舐め始める。

「……それ……やめて……。指……」

 掠れた声で弱々しく願っても、佑は香澄の恥ずかしい蜜を舐め続ける。
 佑の美しい指を自分の蜜が汚しているだけでも恥ずかしいのに、彼はわざと音をたててしゃぶる。

 いきんだただけでなく、羞恥でも香澄の頬が染まる。
 小さくかぶりを振って「いや……」と呟くと、佑は妖艶に笑った。

「美味しいよ。香澄の味がする」
「……っ、もぉぉ……」

 困り果てた顔で、香澄は息をつくしかできない。

 その顔が、キッと挑む表情に変わった。

「私にも佑さんの舐めさせて」

 こうなったら自分も舐めてやると思い、香澄は起き上がる。
 左足は伸ばしておきたいので横座りになると、佑の下着に手を掛けた。

「……脱がしていいですか?」

 ボクサーブリーフのウエストゴムをぱちんと引っ張ると、佑が笑いながら下着を脱ぐ。

「香澄を攻め手にはさせたくないから、ゴムしちゃおうかな」
「えっ? や、……ずるいっ」

 用意してあった避妊具に手を伸ばした佑に、香澄はしがみつく。

「わ、私ばっかり攻められて、なんか……、ふ、不公平っ」
「……じゃあ、少しだけ。出すまで舐めなくていいから」

 佑はそう言って引いてくれるが、逆に香澄は自分が強引に「舐めたい」と言ったように思えて、また赤面していた。

(佑さんに舐めるの大好きって思われなきゃいいんだけど……。いや、佑さんのならどれだけ舐めてもいいんだけど)

 ベッドであまり積極的になると、痴女のように思われないか心配になってしまう。

(それでも、好きだからお返しをしたいんだもん)

 そう思いつつ、香澄はベッドのヘッドボードにもたれかかった佑の前で四つ這いになった。
 香澄を三度達かせて佑も大分興奮したらしく、そこは天を衝かんばかりに猛っていた。

(相変わらず……大きい)

 あーんと口を開き、香澄は舌の平たい部分を亀頭に押しつけた。

「ん……ぷ」

 頭上から佑が息をついたのが聞こえる。
 彼が感じてくれているのだと分かると、一気に嬉しくなった。

「あ……、あー……」

 舌を平たくしたまま、香澄は吐息まじりに亀頭を優しく舐める。
 自分の唾液が屹立を伝っていっても、そのまま舐め続けた。

 佑の手が香澄の頭を撫でる。
 それを合図に香澄は屹立を唇で包み、ゆっくり口内に含んでいった。

「ん……ぅ、ふ……」

 以前に教わった通り、香澄は先端を舐め回してから雁首をチロチロと攻めだす。
 佑が深く呼吸すると、視界の中で綺麗に割れた腹筋が動くのが眼福だ。

 自分がいま佑を支配しているのだと思うと嬉しく、香澄はもっと意地悪をしたいと思ってしまった。
 片手をやんわりと陰嚢に添え、ツゥ……と輪郭をなぞるように触れてゆく。

「あ……。香澄……。いいよ……」
「……ひもひいい?」

「気持ちいいよ。もっと深くまで咥えられる?」
「ん……」

 ぐぷ……と喉の奥を開いて大きい一物を咥えてゆくと、佑が深い息をついた。
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