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第六部・社内旅行 編

言葉責め ☆

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「ひ……ぅ」

 思わず目を閉じ歯を食いしばる香澄の顔を見つつ、佑は長い指をヌプリと埋めてくる。

「あ……、ぁ、あ……」

 長い指が体内に入ってくる。
 粘膜に覆われた媚壁を指先で確認するその触り方は、香澄の内側をなぞっているようだ。

「んンぅっ……、ん、ぁあ……」

 ゾクンゾクンと震えが止まらず、思わず腰が浮き上がってしまった。

「香澄、腰突き上げてやらしいな。滑らかなお腹から、恥骨のこの少し張り出したラインが堪らない」

 片手で香澄の蜜壷を探りつつ、佑は残った手で今言った部分を撫で回す。

「んぁんっ、ぁやぁ、や、変態っ」

 男の人にお腹なんて一番触られたくないのに、佑は体の一番可愛い部分とでも言いたげな手つきで、何度も掌を往復させる。

「胸もフルフル震えて……、可愛い……」

 涙目になった視界で、佑がペロリと舌なめずりするのが見えた。
 捕食者のようだと思った途端、胸の先端がぱくりと咥えられる。

「ん……ん、ぁ……や。吸っちゃやぁ……ん、舐めてもやなのっ」

 ちゅうっと吸引されたあと、彼の口内で舌がひらめきレロレロと香澄の乳首をいじめだす。
 刺激を受けて尖りだした乳首を、佑は唇でしごきだした。

「ぁ……はぁっ、ん、ぁ、やぁ……っ、そんな……っ、引っ張ったらだめぇっ」

 舌技で悶えたところ、蜜壷に入り込んだ指がつぅっと一番弱い部分をなぞりあげ、「っひぃんっ」と悲鳴が漏れた。

「っ――そ、こ……、……だ、めぇっ感じるからっ、かん、……ん、んンんんぅっ」

 グリグリと後頭部をシーツに押しつけ、香澄が悶え抜く。

「香澄。いやらしい汁がたっぷり出てるよ? 俺の指どころか掌まで伝って、指の隙間から滴り落ちようとしてる」
「っやぁあぁんっ、やだぁ、やだっ、そんな意地悪言わないで……っ」

 両手でグイグイと佑の肩を押せば、この上なく美しい人が妖艶に笑っている。

「さっきまでここに俺のをずっぷり咥え込んでいたもんな? 指じゃ満足できないか? でも指三本までなら、香澄は咥えられるよな?」
「やだ、やだ、ホントに意地悪言わないで……っ」

 いまだ、こういう風に言葉で責められるのは慣れていない。
 恥ずかしくて顔が真っ赤になり、気がおかしくなりそうだ。

 目すらも合わせられないぐらい恥ずかしいのに、こういう時の佑はどんどん恥ずかしいことを強要してくる。

 しかもそれが、相手が佑なら本当は嫌ではないというのが、困った所なのだ。

「はい、二本目」

 くちゃ……と濡れた音がし、香澄の蜜口が拡げられる。揃えられた二本の指がチャプチャプと前後し、入り口近くの感じる場所を擦り立てた。

「ぁやぁっ、や、やぁああっ、そこぉ……っ、や……っ、感じる……っのぉっ」
「香澄が感じるのはここだけじゃないよな?」

 佑の片手は乳首をコリコリと転がし、先端の平らになった部分を執拗に撫で回していた。

 なのでてっきりそちらの事かと思えば――。

「っあやぁああぁっ!」

 濡れた親指がいきなり膨らんだ肉真珠に触れ、ヌルヌルと愛でてくる。
 閉じられなくなった口端から涎を垂らした香澄は、両手で佑の腕を掴んだまま達した。

「んんぅぅうぅんっ、んンーっ、ん、あぁあ、ん、あぁああぁ……っ」

 獣のようにうなり、香澄は髪を振り乱してのたうつ。

「三本目、いくぞ」
「やだぁああぁっ」

 蕩けきった声が拒絶するが、佑はお構いなしだ。
 薬指が香澄の中に入り込み、先に入っていた指と揃ってプチュプチュとペニスのように出入りする。
 時に奥深い場所でピアノでも奏でるように媚壁をバラバラに打ち、弱い場所を三点同時に攻められた香澄はまた意識を飛ばしかけた。

「っっ――――っぁ、…………っ」

 喉を晒しビクビクと震える肢体は、すでに汗でしっとりと濡れていた。

 自分の手で愛する女が感じていると、佑は満足して何度も己の唇を舐める。
 その下肢で張り詰めたモノは、避妊具の中で既に先走りをタラタラと零していた。

「香澄、俺の指が凄い締め付けられてる。千切れそうだ」
「や……、ゃぁ……あ……」

 ごくん、と口内に溜まった唾を嚥下し、香澄は懸命に早鐘を打つ心臓を宥める。
 体の興奮を収めようと呼吸を整えても、頭の中で心臓がドッドッと鳴っている気がした。

 やがてグチュリと三本の指が引き抜かれ、佑が大事そうに指や手についた愛液を舐めとる。

 ぼんやりとしているうちに太腿が抱えられ、ピトリと佑の切っ先が香澄の花弁にくっついた。
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