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第五部・ブルーメンブラットヴィル 編
欲しくないの? ☆
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「やだ……っ、や。意地悪しないで……っ」
「ん? ナマなのに入れてほしいのか?」
「そ……っ、じゃなくて……っ」
「じゃあ何だ? やめてほしい?」
肉芽は的確な力加減で蹂躙され、中の肉粒がぷっくりと膨れつつあった。
潤んだ花弁は肉竿によって擦られ、やがてクチャクチャと卑猥な音がする。
「その……っ」
抵抗するでも受け入れるでもなく、片方の乳房に這わされた手に己が手を重ねた。
チラッと下腹部を見ると、自分の股間から佑の亀頭が見え隠れしている。
なんとも淫猥で奇妙で、見ているだけでじんわり顔が熱くなった。
佑がピッタリと体を密着させ、背後から耳元で囁く。
「俺の欲しくないの?」
「――――っ」
彼の低音がいやらしい言葉を発するだけで、ゾクゾクッと背筋に歓喜が走り抜けた。
「……あ、いま感じたな?」
嬉しそうに笑い、佑がねっとりと耳に舌を這わせてくる。
まるい輪郭を辿ってから耳たぶを口に含んでしゃぶった。
「ん……、香澄の耳可愛い……。ピアス、空けないのか?」
耳元でチュバチュバとリップ音がし、佑の低い声が直接響く。
香澄は思わず腰をくねらせ、切ない吐息を漏らす。
「あ……っ、ぁ……、い、痛そう……だからっ」
二十七歳になる今でも、香澄はピアスの穴を空けていない。
高校を卒業した時、友人が目の前で「卒業祝い!」と言ってバチンッと自分で穴を開けた音がトラウマになったのだ。
目の前で出血した友人の耳たぶを、半泣きになってティッシュで押さえた記憶が苦い。
「ふぅん……。まぁ、今は穴が空いてなくても耳元のお洒落はできるしな。イヤーカフスとか可愛いと思うし、イヤリングだって今も主流だし。何より香澄の体に棒を突っ込めるのは、俺だけでいい」
「ちょ……っ、も、もぉっ」
いやらしい言い方に香澄は赤面し、太腿の間に挟まっている屹立を嫌というほど意識する。
「あぁ……、ヤバイ。入れたい」
「え、えぇっ?」
佑の両手が胸に戻り、ボディソープのぬめりを利用してタプタプと揉みしだく。
その間も腰は妖艶に動き、香澄の花弁を熱い屹立で擦っていた。
「ん、んン……っ、あ……つい……っ」
香澄の腰も自然にくねり、佑の動きに合わせゆるゆると前後する。
いやらしいダンスを踊りながら、香澄は自然と後ろを振り向きキスを求めていた。
「佑……さ……」
「ん、分かってる」
香澄の花びらをクチャクチャと擦りながら、佑は香澄の顎を捉え、斜め上を向かせる。
「んぅ……ふ……、ん、ぁ……、あ」
唇を吸い合い、舌を絡ませ始めると後はもう夢中になる。
佑の片手がまた香澄の体を滑り降り、肉芽のさやからはみ出た肉真珠をコリコリ弄り出した。
「あ……っ、ふぁ……っぁ……んはぁっ、ぁやっ」
快楽から逃れようと腰をくねらせれば、自ら佑の屹立に秘部を擦りつける。
「ん……っ、ぁ、あ……っ、や、だめ……っ、達っちゃうから、ダメ……っ」
「達っていいよ」
ちゅ、と唇に軽いキスをしたあと、佑は弱いと分かっていて香澄の耳孔に舌をねじこんだ。
「っんあああぁあぁんっ、んぁ、やぁあぁっ、それだめぇっ、だめぇっ」
耳元で佑の荒い息が繰り返され、グチュグチュと頭蓋に水音が響く。
蜜口からはとめどなく愛液が垂れ、佑の欲棒をぬめらせていた。
指の腹でピタピタと肉真珠が叩かれ、そのたびに香澄の脳天まで悦楽が駆け上がってゆく。
「んンっ、んンっふ……ぁっ、あっ、あぁあぁっ、んっ――――く、ぅ……っ」
肉真珠を弄っている佑の腕を両手で握り締め、香澄は達った。
「……っあ、……は、はぁっ、……ん、はぁっ」
上体を倒しバスタブに身をもたれさせた香澄の尻を、佑は欲に満ちた目で見つめる。
赤い舌がペロリと唇を舐め、獣欲にかられた吐息が漏れた。
両手をバスタブの縁にかけ、香澄の背中に覆い被さる。
そして婚約者の耳元に悪魔の甘言を囁き込んだ。
「……先っぽだけ入れさせて」
「……っ、それ、駄目な男が言う台詞じゃない」
快楽に負けた艶冶な表情をしつつ、香澄はクフッと笑いを漏らす。
佑が分かっていてこういう事を言うから、香澄もつい色っぽい雰囲気なのに笑ってしまうのだ。
「ん? ナマなのに入れてほしいのか?」
「そ……っ、じゃなくて……っ」
「じゃあ何だ? やめてほしい?」
肉芽は的確な力加減で蹂躙され、中の肉粒がぷっくりと膨れつつあった。
潤んだ花弁は肉竿によって擦られ、やがてクチャクチャと卑猥な音がする。
「その……っ」
抵抗するでも受け入れるでもなく、片方の乳房に這わされた手に己が手を重ねた。
チラッと下腹部を見ると、自分の股間から佑の亀頭が見え隠れしている。
なんとも淫猥で奇妙で、見ているだけでじんわり顔が熱くなった。
佑がピッタリと体を密着させ、背後から耳元で囁く。
「俺の欲しくないの?」
「――――っ」
彼の低音がいやらしい言葉を発するだけで、ゾクゾクッと背筋に歓喜が走り抜けた。
「……あ、いま感じたな?」
嬉しそうに笑い、佑がねっとりと耳に舌を這わせてくる。
まるい輪郭を辿ってから耳たぶを口に含んでしゃぶった。
「ん……、香澄の耳可愛い……。ピアス、空けないのか?」
耳元でチュバチュバとリップ音がし、佑の低い声が直接響く。
香澄は思わず腰をくねらせ、切ない吐息を漏らす。
「あ……っ、ぁ……、い、痛そう……だからっ」
二十七歳になる今でも、香澄はピアスの穴を空けていない。
高校を卒業した時、友人が目の前で「卒業祝い!」と言ってバチンッと自分で穴を開けた音がトラウマになったのだ。
目の前で出血した友人の耳たぶを、半泣きになってティッシュで押さえた記憶が苦い。
「ふぅん……。まぁ、今は穴が空いてなくても耳元のお洒落はできるしな。イヤーカフスとか可愛いと思うし、イヤリングだって今も主流だし。何より香澄の体に棒を突っ込めるのは、俺だけでいい」
「ちょ……っ、も、もぉっ」
いやらしい言い方に香澄は赤面し、太腿の間に挟まっている屹立を嫌というほど意識する。
「あぁ……、ヤバイ。入れたい」
「え、えぇっ?」
佑の両手が胸に戻り、ボディソープのぬめりを利用してタプタプと揉みしだく。
その間も腰は妖艶に動き、香澄の花弁を熱い屹立で擦っていた。
「ん、んン……っ、あ……つい……っ」
香澄の腰も自然にくねり、佑の動きに合わせゆるゆると前後する。
いやらしいダンスを踊りながら、香澄は自然と後ろを振り向きキスを求めていた。
「佑……さ……」
「ん、分かってる」
香澄の花びらをクチャクチャと擦りながら、佑は香澄の顎を捉え、斜め上を向かせる。
「んぅ……ふ……、ん、ぁ……、あ」
唇を吸い合い、舌を絡ませ始めると後はもう夢中になる。
佑の片手がまた香澄の体を滑り降り、肉芽のさやからはみ出た肉真珠をコリコリ弄り出した。
「あ……っ、ふぁ……っぁ……んはぁっ、ぁやっ」
快楽から逃れようと腰をくねらせれば、自ら佑の屹立に秘部を擦りつける。
「ん……っ、ぁ、あ……っ、や、だめ……っ、達っちゃうから、ダメ……っ」
「達っていいよ」
ちゅ、と唇に軽いキスをしたあと、佑は弱いと分かっていて香澄の耳孔に舌をねじこんだ。
「っんあああぁあぁんっ、んぁ、やぁあぁっ、それだめぇっ、だめぇっ」
耳元で佑の荒い息が繰り返され、グチュグチュと頭蓋に水音が響く。
蜜口からはとめどなく愛液が垂れ、佑の欲棒をぬめらせていた。
指の腹でピタピタと肉真珠が叩かれ、そのたびに香澄の脳天まで悦楽が駆け上がってゆく。
「んンっ、んンっふ……ぁっ、あっ、あぁあぁっ、んっ――――く、ぅ……っ」
肉真珠を弄っている佑の腕を両手で握り締め、香澄は達った。
「……っあ、……は、はぁっ、……ん、はぁっ」
上体を倒しバスタブに身をもたれさせた香澄の尻を、佑は欲に満ちた目で見つめる。
赤い舌がペロリと唇を舐め、獣欲にかられた吐息が漏れた。
両手をバスタブの縁にかけ、香澄の背中に覆い被さる。
そして婚約者の耳元に悪魔の甘言を囁き込んだ。
「……先っぽだけ入れさせて」
「……っ、それ、駄目な男が言う台詞じゃない」
快楽に負けた艶冶な表情をしつつ、香澄はクフッと笑いを漏らす。
佑が分かっていてこういう事を言うから、香澄もつい色っぽい雰囲気なのに笑ってしまうのだ。
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